金峰山(表参道)
- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 957m
- 下り
- 523m
コースタイム
天候 | 曇のち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
荒川渡渉点の水量は膝下程度 御室小屋跡上部の鎖場は雨が降ると非常に滑りやすい(感想欄参照) |
写真
装備
個人装備 |
120cmスリング
環付カラビナ
|
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共同装備 |
8mm x 20m補助ロープ
|
感想
4連休だがいまいちの天気。せめて雨が降らない予報の午前中だけでもと、短い時間で楽しめる金峰山のバリエーションルートを目指す。
いつものアコウ平から出発して森林鉄道跡を抜け、荒川の渡渉点へ。先日の鶏冠山と同様に長雨による増水を懸念していたが、昨年来たときと同じ程度の水量で一安心。一応ロープや確保用のギアを人数分持ってきていたので、両岸に張られた固定ロープは使わずに渡渉での確保を練習した。itogが先頭で渡って対岸に支点を作ってくれた。他のメンバーは120cmスリングで簡易チェストハーネスを作り、カラビナともう1本のスリングでロープに連結して確保してから渡渉する。yanzmは鶏冠山でヤバい渡渉を経験していたし、BEKO112は沢登りの常連なので不安はない。恐らく初渡渉だろうmuo_jpも余裕で渡渉。靴を履き替えていると予想に反し早くも雨が降ってきた。渡渉点から御室小屋跡まではピンクテープを頼りに進めば問題ない。
次の難関は御室小屋跡上部にある鎖場だった。雨が降ってきてしまったのでびっしりと苔の付いた一枚岩が濡れてしまい、ツルツルになってしまっていた。鎖を掴んでも足がスリップしてしまい安定しない。しかもこのスリッピー鎖場の真ん中に人間の頭くらいある大きな落石が鎮座していて浮石になっていた。これは危険すぎる。まず私が先頭で滑りそうになりながら浮石をそっと迂回して鎖を登りきる。足元が苔で滑るのでマジで緊張する。次に下にいる他の4人が安全な場所に退避する。そして私が上部から鎖を振って浮石に何回か当てると、浮石はゴロゴロと巨大な音を立てながら谷底へと消えていった。邪魔物が消えてから皆が鎖を登ってきたが、濡れた苔には苦戦したようだった。鎖場に慣れていない人はロープを出さないと浮石のように谷底へ消えてしまいそうだ。
岩場はこの先も続くが先ほどのようなレベルのヤバい所はなかった。ルートファインディングさえ間違えなければ順調に登れる。森林限界まで来たが山頂はガスの中だ。振り返ると雲海の中からいくつかの稜線が生えていた。ただしmuo_jpは前半飛ばし過ぎて疲労が出ていたようだ。
ガスの中の五丈石が見えるくらいまで近づくともう山頂はすぐそこだ。しかし人の話声が聞こえてこない。天候がいまいちだからだろう。最後の最後でルートミスした。左手の踏跡を進んでしまうと行きづまる。右手の木にピンクテープがこれでもかというくらい巻いてあった。そういえば過去2回、ここでルートミスしたことを思い出した。二度あることは三度ある。
山頂に上がると一般ルートで登ってきた登山者は数人しかいないようだ。
山頂は雨が降っている上に強いという程ではないが冷たい風も吹いてきていた。itogが五丈石に登ってみようとしたが、岩が濡れていて滑りやすいと言って途中で断念していた。写真を撮ったら下山開始。いつもの稜線を歩いて大弛峠へ下山。眺望がなければ退屈する下山ルートだが今日は人数が多い。馬鹿話をしながら歩いていたら、いつの間にか大弛峠へ着いてしまった。雨はやんでいた。色々とイベントはあったが楽しめた一日だった。
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