金峰山
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
天候 | 晴れ!山頂付近は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大日小屋付近から登山道の凍結が目立つ。大日岩からはアイゼン無いと危ない! |
写真
感想
夏に大弛峠から登った金峰山。
その時山頂から大日岩方面に続く稜線を見て、歩いてみたいなぁと思っていました。
今回は友人と瑞牆山荘から大日岩を経て金峰山を目指しました。
8時に瑞牆山荘駐車場に到着。休日なので、すでに7割くらい停まっていました。
もう雪が積もっているとのことで、前日の激しい雨で山頂のコンディションが気がかりでしたが、危ない目に遭いませんよーにと念じて出発〜
・駐車場〜富士見平小屋
登山道入り口は広くわかりやすいです。
落ち葉が積もっていますが、道は明瞭でテープも多いです。
そこそこの傾斜で歩き始めの体はすぐに息が上がります。
少し登ると車道と交差し、その先の瑞牆山が見えるベンチを経て40分ほどで富士見平小屋に到着。瑞牆方面、金峰方面の起点になるので賑わっていました。
小休憩の後、大日小屋方面に出発!
・富士見平小屋〜大日小屋
ここから先は傾斜も緩やかで、降り積もった落ち葉でフカフカの歩きやすい道です。
コケむした岩や倒木が多く、雰囲気も良い針葉樹林帯でした。
標高2000m付近から徐々に凍った水たまりや、つららが見られるようになります。
鷹見岩との分岐を経て富士見平小屋から1時間ほどで大日小屋に到着!
大日小屋は閉鎖されているようですが、トイレは使えます。
友人がトイレの間に小屋の裏手で本日初の積雪を確認。岩を流れた水も凍りついています。
割れた窓から暗い小屋の中を撮影したら妙な写真になってた事に後で気がつきました、、、ひー
小屋の前は開けたテント場。見上げると次の目的地の大日岩が良く見えます!
・大日小屋〜大日岩
小屋を出た直後から登山道の凍結がグッと増えます。岩に付いた氷が多く、歩くのに神経を使います。
ロープのある大岩は大部分が凍結。ロープまで凍っていてすべるすべる。
大日岩のちょっと前で大きなつららを発見!1.5m以上はあったと思います。
こんなでっかいつららは初めて見ました!
小屋から30分ほどで大日岩に到着!ウワサ通りの大きさで見ごたえがあります!
ベンチで小休止。行く道を見ると全面的に凍結しているのでチェーンスパイクを装着。
・大日岩〜砂払ノ頭
雪より氷といった感じで、カチカチに凍りついた登山道がシャクナゲ林の中へと続きます。
今回の行程でここの傾斜が一番きつく、見晴らしも悪いので黙々と登りました。
一時間ほどで砂払ノ頭に到着!結構疲れました、、、
・砂払ノ頭〜五丈岩
砂払ノ頭で森林限界を迎え、一気に視界が開けます!!
富士山、瑞牆山、八ヶ岳、ふもとの紅葉する山々、五丈岩と金峰山。
こりゃー気持ち良い!!
想像通りの良い場所です!!
ハイマツの間を縫って歩き、もうすぐそこに見える五丈岩を目指します。
足元の氷は雪に変わりますが、道は明瞭で踏み跡をたどれば積雪も気になりません。
稜線は風が強く、空を仰ぐと雲がすごい速さで流れていきます。
岩に付いた大きな霜が夜間の寒さを想像させます。
雪と氷に埋もれながらも耐えている植物たちもたくさん見かけました。
ほんと、良い所だなぁ。
砂払の頭から50分ほどで五丈岩に到着。稜線歩きはあっという間に感じました。
五丈岩はやっぱり大きく、存在感たっぷりですが、初めて見たときのような感動はやっぱ無いなぁ。。。
五丈岩の南側で風を避けてランチタイム。
メニューはインスタントピラフと談合坂で買ったパン、ジャスミンティー。
山で食べれば何でも美味しい!
富士山を見ながら食べていると、背後では陽光に暖められた五丈岩からバラバラと氷のかけらが降っていました。危ねぇ。
・五丈岩〜大日岩
せっかくなので金峰山山頂に立ち寄る。金峰山の標識は氷に埋もれ読めません。
写真を撮ったらさっさと出発!標識裏の斜面から金峰山小屋へ下ります。
この道は他の場所よりもやや積雪がありましたが、歩きやすく楽しい道でした!
あっという間に小屋に到着!看板は「金峯山小屋」なのね。
小屋の扉を開けると黒ラブ犬がお出迎え。人懐っこくてカワイイ。
トイレを借りて山バッチ&金峰山ロゴ入り袋を購入。山用食器入れに使おうっと。
この時点で14時。思いのほか時間がかかっていたのでお急ぎモードで歩きました。
15時、大日岩まで戻る。そろそろ良いかとチェーンスパイクを外しました。
・大日岩〜瑞牆山荘駐車場
休憩をしていたら上からものすごい勢いで降りてくるお兄さんが。
話を聞くと、朝10時に登山口に着き、瑞牆山、金峰山を一日で回り、15:30の最終バスに乗るため急いでいるとのこと。
登るの速っ!!!!!ってかバスあと30分じゃん!!
僕らはマイカーなので近場の駅まで送ることにして一緒に下山することになりました。
タラタラ降りたら悪いかなーと思い、なんとなくハイペースで黙々と下る。普段の自分ならありえないペースで結局、大日岩から1時間10分で下山。疲れた、、、
ふと見るとバスが!どうやら臨時便出てたみたいで結局お兄さんとはここで別れました。
駐車場で身支度をして帰路に着きました。
心配してた雪もたいしたことなく、モンベルのチェーンスパイクで全く問題ありませんでした。歯は短いですが、しっかりホールドされるので、この程度の雪と氷なら4本爪などの軽アイゼンより歩きやすいかもしれません。
稜線の景色は本当に素晴らしく、行ってよかったなぁと心の底から思いました。
初心者が気軽に行けるギリギリの季節だと思うので、金峰山気になる方にはぜひおすすめのルートです。
帰り道、中央道の渋滞はすさまじく、東京都のはずれの自宅に着いたのは夜10時、、、これがなければ素晴らしい山行だったのになぁ。。。
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