巻機山〜たおやかな稜線歩きとぬかるみ地獄
- GPS
- 08:33
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,385m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 8:18
天候 | 晴れ 【気温】登山口:18℃ 巻機山:22℃ 登山口:28℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
民宿雲天 http://unten-fan.com/ 1泊2食8500円。 桜坂に大駐車場(米子沢を挟んでNo,1〜4まで)。 料金:500円は後払い方式。 No,1駐車場近くの水道で靴が洗えます。 我々は、登山口に近いNo,4駐車場に止める事が出来ました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口のすぐ上でヌクビ沢コースを見送り、簡易舗装の道を 僅かに進むと井戸尾根入口となり、展望の無い山腹に入ります。 原生林の中、ジグザグ登りの急登でブナ林に出ると五合目となり 尾根に乗ります。 相変わらず展望の無い岩ゴロの急登が続き六合目で初めて天狗岩と 割引岳に突き上げるヌクビ沢が一望できます。 灌木の登りを抜けると初めて展望が開ける物見平と呼ばれる ザレ場(七合目)に出て、階段が現れる八合目辺りから開放的な 斜面をニセ巻機山へ向けて登りますが、巻機山はまだ見えません。 九合目となるニセ巻機山からは雰囲気が一変し、鞍部に広がる高層湿原を 抜けると山頂(御機屋:おはたや)に到着します。 水場:避難小屋からお花畑の中を5分ほど谷側へ下ります。 長雨のせいか、尾根入口から七合目辺りまで続く酷い泥濘の道には 閉口しました。 |
写真
感想
巻機山。素敵な名前に惹かれて予てから登りたかった山だ。
梅雨が明けず気を揉みながら迎えた越後、会津の名山4座を巡る山旅。
山頂に広がる高層湿原。幾重にも重なる山並み。
期待に胸を今年の夏山へ出発だ。
駐車地はベストポジション、天候も晴れ。気を良くして井戸尾根に
踏み込むが、登山道はひどい状態だった。
長雨に緩んだと言うより、泥濘の道だった。展望の無い原生林の中を
急登し、美しいブナ林に変わると山腹から尾根に乗った。五合目だ。
背後に上越のマッターホルンと言われる大源太山が姿を現すと
さらに足元は岩ゴロの登りとなる。樹林に囲まれた展望の無い
尾根道を喘ぎながら高度を稼ぐと、やっと左手が開けた六合目で
朝陽を受けた天狗岩とダイナミックなヌクビ沢や割引岳の景色が
目に飛び込んでくる。
休憩できる平坦地の無いまま、灌木をくぐると突然視界の開けた
ザレ場に出る。物見平と呼ばれる休憩適地で初めて腰を下ろす。
行動食で一息入れた後、再び山腹に絡むようにジグザグ行くと
開放的な景色に一変し、ニセ巻機山のピークが捉えられる。
重くなった足に現れた階段は一際疲れるが、もう一頑張りでピークだ。
コースが北西に変わると待ちかねた巻機山も姿を現した。
緑の大きな斜面に米子沢源流部が山襞を作り、いよいよハイライトの
始まりを実感しながら、ニセ巻機山のピークから高層湿原の広がる
最低鞍部に下ると、一喘ぎで巻機山の山頂標識が立つ御機屋に
到着だが、人の少ない最高点でゆっくり休憩しよう。
池塘とお花畑が創り出す高層湿原、眼下に見下ろす利根川のダム。
谷川岳方面の遠望は望めないが、巻機山の魅力を充分味わって
来た道を引き返す。
【 次なる目的地への移動時間の関係で、割引岳も、牛ヶ岳も
眺めるだけに終わったが、泥濘の登山道を除けば晴天にも恵まれて、
想像していた通りの素敵な一座目だった。 】
onetotaniさんとの
夏の遠征登山。
今回のターゲットは、越後と会津のお山です。
1座目のお山は、越後の名峰
名前が素敵な「巻機山」です。
今回登ってみて、このお山の
独特な山頂部の雰囲気は
一発で気に入りました。
一面に広がる、緑のじゅうたん、
割引岳、牛ヶ岳に連なる
たおやかな稜線は、歩いていて
心和む時間でした。
偶然、ハクサンコザクラを
発見できたのも、嬉しく思いました。
しかし、泥ぬかはすごかった。
今回は、この後、銀山平のお宿に
17時までに到着しなくては
いけないという、時間の制約上、
14時までに下山しなくてはならず
牛ケ岳方面には、行けなかったことが
とても心残り。
次回、機会があれば、ぜひ延伸したく
思いました。
(当レコのコメント欄は、
閉じさせていただいております。)
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