弾丸ツアーの利尻山


- GPS
- 05:34
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,779m
- 下り
- 1,765m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:35
天候 | 晴れ 頂上付近はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
隣には1回?1000円の駐車場 6:45稚内港〜8:25鴛泊 14:36鴛泊〜16:15稚内 |
コース状況/ 危険箇所等 |
石がゴロゴロしており、滑りやすい。 天気が良いと日差しが強く熱かった 1Lの水では足りない |
その他周辺情報 | ●宿泊;前日、当日は稚内森林公園キャンプ場に泊 なんと無料 ●コンビニ;フェリー乗り場近くにセイコーマートがあるので、登山当日の食料はここで調達。 ●薪、雑貨、食料品は、ノシャップ側にあるホーマクニコット 稚内宝来店が便利 規模が小さいが100均も併設 ●最北の銭湯 みどり湯 (2020/5リニューアル)アメニティが豊富 ¥450 |
写真
調べるとエゾライチョウというのが昔は輸出するほどいたらしいのでそれかもしれない
http://www.town.rishiri.hokkaido.jp/rishiri/secure/1098/0702.pdf
装備
個人装備 |
GPS(ルート登録)
サングラス
サンバイザ
日焼け止め
計画書
着替え
グローブ
タオル
水(1L以上)
食料
防寒着
雨具(上下)
地図
携帯電話(電池予備)
ヘッドランプ
ファーストエイド
レスキューシート
|
---|---|
備考 | 水は1.5Lは欲しい。 |
感想
本当は、北海道でオリンピックマラソンを見るのと帰省をかねて今年1月に航空券を予約したのだけど、、
折角北海道に来たのだから一山は登りたい。
それも最も北の利尻富士。 気になるキャンプ⛺地もあるしね。
ただし天気がよろしくない。
週間天気と滞在期間を見ると8/3の1日限り。
8/2にキャンプ道具と登山道具の荷物を受け取り、いざ稚内に向けて出発。
景色の良いオロロンライン経由して海上に浮かぶ利尻富士が心躍らせる。
とは言えその日は稚内森林公園キャンプ場に宿泊すると余りにも心地が良い。
羽幌の「北のニシン屋さん」で甘エビとホッケを酒の肴にしてビールビールを飲んでると「ここでステイキャンプ🏕だけで終わって、周りをジョグするだけでもいいかも」と心の声
現に朝起きるまで利尻山を行くのほぼ諦め目覚ましさえセットせず。
だがしかし、朝5:30目覚めると青空いっぱいの快晴で文句ない天気「折角ここまで来て登らないのか?」ともう1人の自分
最終フェリーが鴛泊発16:40、折り返し時間を12:30。その時間があれば頂上決戦まで、約4:30だ。行かない手はない、行こう!
そうと決めたら、着替えと雨具をザックに詰め込みフェリーターミナルへ急いぎ、フェリーターミナル近くのセイコーマートに食料を買い込み6:45鴛泊行きのフェリーに乗り込んだ。
海は穏やかで全く揺れず。 だんだんと利尻富士が目の前にせまりテンションが上がってくる。 1:40の短い船旅だが、中で仮眠をとり万全の準備に備えた。
鴛泊に上陸して先ずは、利尻北麓公園を目指す。
北麓公園までは緩い登りが続くが太陽の☀日差しが容赦ない。 何も宿る物がなくアスファルトの上は暑い暑すぎる。 そこに旧道の登山道が林に囲まれているのが見えたので思案する間も無く林の中に吸い込まれた。
旧道は余り歩かれていないためブッシュが多い。 ただ距離も短いし、炎天下の中を走るよか大分まし。 既に汗だく💦でゼーハーで甘露水の分岐に着く。標高は300mほど
甘露水迄の距離が分からずスルーしてしまったが、ここで給水と水補給をすべきだった。
この先はメインルートで良く整備されているとはいえ、石ころも多く決して楽に時間短縮出来るコースではなかった。
それでも4合目くらいまでは、出来るだけジョグで時間を稼いだ。 富士山の様に1合毎に標識が有るのは、目標があって頑張れる。
6合目の第一見晴らし台で一息着く。 おにぎりを?茲張り下界に目をやると、島の形がくっきりと見え、なんだか随分と登って来たなーと錯覚に陥るがここで標高は700m。 頂上まではまだ1000mあるのだ。
0mから登る山は、中々無いので標高1700mの山と思うと大した事がないと思う処もこれまた錯覚してしまう。
それに頂上には、どっぷりと雲がかかりテンションは駄々下がる。
そしてここから長官山迄が一番辛かったかも知れない。
ただペースは徐々に標準コースタイムからの短縮率が小さくなっていて動きは調子が良い
長官山から一度傾斜が緩くなりガスも切れて避難小屋が稜線上にあるのが良く見える。
そして日差しも刺しガスの合間に見える景色は何とも心地いい! 何より晴れて来るとパワーも出て来て更にペースが上がって来る。 避難小屋迄の稜線は草が多く足元も見え難い。平坦部分や下り坂も有り注意しながら先を急ぐ。
避難小屋では、若い方が登山整備用の馬鹿でかい蛇腹チューブを背負い子に装着していて何度も何度も往復している様だ。 とても真似できない本当に頭が下がる。
この先から、足元は赤い火山礫に変わって来る。
ザクザクと脆いので簡単に道が掘れてしまう。崩落も凄い。 豪雨などで登山道がなくなっちゃうんじゃないの?って思う程。沓形分岐を過ぎると更に深く掘れていてこの前後を整備していた。
そしてここからまたガスで先程迄の太陽が嘘の様だ。 フェリーの時間を気にしてあがってきたが想定以上に早く着きそうだ。 そのお陰で全身汗でずぶ濡れだ。 風も強くなってきたが気温は高めで心地良いくらいだ。
残念ながら頂上での展望は無理か? でもここまでガスの隙間から見えた眺望は、格別だ 次回の口実にもなるし再訪したい山には間違いない。
気がつくと高山植物が一面広がっているし。晴れていたらさぞかし綺麗だろうな〜
そんな事を考えていたらさくっと頂上に到着した。
んー 何にも見えない! 風もビュービュー 流石に寒く雨具を着て待つことに
想定以上に早いので12:00をリミットに天候待ちとしよう。 ガスで風が強い中、互いに写真を撮ってもらったり、北峰への道を確認したりガスの晴れ流のを待った。
20分ほど待っただろうか? 辺りが明るくなりすーっとガスが切れ ロウソク岩が顔を出し、眼下の海が見えた❗ 本の数秒だっただろうか?
残念ながら写真ではその感動が伝わらないのは残念だが。 わずかな時間だけど待った甲斐があった。周りの人と感動を共にできた。
さて帰るか。 水も250CC程しかなく滑り易い路面なので、慎重にそして確実に。 怪我だけ絶対にしない様にと言い聞かせながら、足早に下る。標高差があるものの1:40で甘露水まで下り冷たい美味しい水をたっぷりいただく。 水切れになった身体に沁み渡った。看板には「これより上には給水がなく、2L以上を持ちなさい」と書いてあった。(^◇^;)
更に北麓公園の管理棟には自販機があり最高に美味いコーラだ
ふと時計を見ると時刻は、2時前。 16:40のフェリーでその前にに温泉に入る予定だったが、走れば14:35のフェリーに乗れそうだ❗
稚内の最北の銭湯にも入れるし、天気も下り坂で雨が降る前にテント場に戻りたいし、何より早くビール飲みたいし❗
そうと決めたらダッシュ! 30分弱でフェリーターミナルに到着し近くのお店でノンアルコールビールとアイスにつまみを購入
フェリーターミナルのトイレで着替えだけ済ませて最後の客人として乗り込んだ。
フェリー最後部のデッキに陣取り、ガスのかかる利尻富士を眺めながら乾杯❗
ノンアルだけど最高に美味い。
今日も怪我なく登らせてくれてありがとう。
感謝と畏怖の念を思い利尻山を後にした
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