晩秋の九州の山旅その2;憧れの法華院温泉に泊まる九重三俣山、大船山で樹氷観賞
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- GPS
- 11:36
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
8:50 湯布院温泉宿
↓ (所要時間 0:55 )
9:45 〜 10:03 長者原Pトイレ 休憩 0:18
↓ (所要時間 0:12 )
10:15 〜 10:30 大曲P 雨 休憩 0:15
↓ (所要時間 1:02 )
11:32 〜 11:45 すがもり越 霧・曇 休憩 0:13
↓ (所要時間 0:29 )
12:14 三俣山西峰 雨
↓ (所要時間 0:46 )
13:00 〜 13:05 三俣山 本峰 曇 休憩 0:05
↓ (所要時間 0:40 )
13:45 〜 14:07 すがもり越 曇 休憩 0:22
↓ (所要時間 0:03 )
14:10 北千里
↓ (所要時間 0:40 )
14:50 法華院温泉
行動合計 4:20 (歩行 3:40 休憩 0:40 )
2012/11/24(土)
8:07 法華院温泉 雨
↓ (所要時間 0:13 )
8:20 坊がつる(平治岳分岐) 雨
↓ (所要時間 0:58 )
9:18 〜 9:25 1600 雪 休憩 0:07
↓ (所要時間 0:26 )
9:51 噴火口 雪
↓ (所要時間 0:27 )
10:18 〜 10:30 大船山 雪 休憩 0:12
↓ (所要時間 0:22 )
10:52 噴火口 雪
↓ (所要時間 0:04 )
10:56 北大船山 霧
↓ (所要時間 0:44 )
11:40 大戸越 霧
↓ (所要時間 0:43 )
12:23 坊がつる(平治岳分岐) 雨
↓ (所要時間 0:22 )
12:45 〜 13:22 法華院温泉 霧 休憩 0:37
↓ (所要時間 0:47 )
14:09 〜 14:15 すがもり越 霰 休憩 0:06
↓ (所要時間 0:41 )
14:56 大曲p 小雨
行動合計 6:49 (歩行 5:47 休憩 1:02 )
天候 | 11/23 曇ときどき雨、夜は晴れ すがもり越、三俣山の温度計では気温2℃で寒い。 11/24 標高1400以下は雨、以上は雪か霰で、ときどき曇か霧。天気予報では9時から晴れでしたが、大外れでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
10/33入山時;0台 10/24下山時;ほぼ満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大曲〜すがもり越 硫黄採掘のための鉱山道路に出るまでは笹の中のえぐれたぬかるみの道です。横に新しい踏み跡もありますがこちらも黒土が雨でぬかるんで滑りやすく、似たようなものです。 鉱山道路は大部分が舗装されていて、快適に歩けます。すがもり越しへの登り口からは溶岩のごつごつ、ガラガラ転がった道ですがメインのトレースは歩きやすく、黄色ペンキがべたべたに付いていて、これに従って行けば迷いません。 すがもり越〜三俣山 山頂以外には道票はありません。山頂にも方向やルートを示す標識はありません。山頂付近は地形が複雑で、狭い範囲で迷路のように踏み跡が入り組んでいていますので、いったん自分のいる場所や方向を見失うと、どこにいるかわからなくなってしまう可能性があり、特に霧のときには要注意です。 すがもり越からは深くえぐれた道で、右側(東)に沢山の新しい踏み跡が笹の中にありますが、えぐれのすぐ横の踏み跡が一番歩きやすい。 西峰は巻き道もあります。本峰の手前に、「通行をご遠慮ください」という標識がありますが、これは下山道のことで、その案内がある場所から先のことではありません。誤解を招く標識だと思います。これを立てた人のセンスを疑います(表示内容、設置位置が不適切)。 すがもり越し〜法華院温泉 危険個所はありません。北千里からは疎林の中をしたに温泉の建物を見下ろしながら下りますが、意外に長く感じます。 法華院温泉〜大船山 坊がつるまでは車道です。その後平治岳分岐から先は最初は常緑樹のなかのえぐれた道、そのうちミヤマキリシマ党の灌木の中のジグザグ道になりますが歩きやすい。噴火口に着いてからは灌木の中の平坦なみちになりますが、最後は少し急な登りとなって大船山に到着します。 大船山〜大戸越〜坊がつる 平治岳への分岐から大戸越まではミヤマキリシマが密生したなかの枝がうるさい小道です。途中ガレ状の石がごろごろしたところをくだります。 大戸越からはえぐれた木の根のはびこる歩きにくい道が続きます。えぐれの横の新しいルートへ登ったり、えぐれの中に下りたりを繰り返します。 吉部への分岐を過ぎると部部的にはぬかるんでいますが平坦で歩きやすい道にかわります。 |
写真
感想
2012晩秋の九州山旅その2は、あこがれの法華院温泉に泊まって九重山の未踏峰三俣山&大船山の登頂です。ルートは法華院温泉への最短ルート、やまなみハイウェイの大曲からすがもり越を経由としました。
ただ、一週間前の週間天気予報のときからずっとこの日は曇・雨の予報で、最近は外れることが多いのにこのときはに肉にも当日になっても予報が変わらず、天気が良ければ法華院温泉到着後すぐに大船山登頂をと計画していましたが、それは登山開始時点で諦め、好天の予報になっている翌日に登頂することにしました。
大曲を出発するときは予報が当たってあいにくの雨、車の中で雨具を着こんでテンションが上がらない中傘をさして出発しました。しかし、すがもり越へ登る途中で霧が晴れてきて周りが少しずつ見え始め、天気回復の兆し、そのまま法華院温泉へ入るだけではもったいないので急遽すがもり越しから三俣山へピストンすることにしました。
三俣山へ登るにつれて、展望が開け、上空はどんよりしたままでしたが周囲の山にかかっていた雲も取れて、すっかり冬枯れの久住山や大船山等、久住の連山が見えるようになりました。
しかし三俣山西峰は風が強く、気温2℃で非常に冷たい雨も降ってきました。ちらっと登頂を諦めて戻ることも頭に浮かびましたが、ここまでくれば、本峰はすぐそこなので、山頂を目指しました。
本峰のすぐ手前の東峰分岐で、本峰側に「通行をご遠慮ください」の標識があり、そっちは長者原への下山ルートと勘違い、東峰への道を進んでしまいました。いったん下って東峰へ登り返している途中で、GPSで明らかに方向が違っていることに気が付き、振り返るとより高い峰がり、そちらが本峰であることを確認、引き返して登り返し、ようやく本峰に到着しました。山頂一帯は本峰の山頂標識以外には標識はなく、踏み跡がたくさん交錯していて、地形も複雑なので迷いやすく特に霧のときには危険です。事実、すがもり越で会ったご夫婦は三俣山山頂で霧で何も見えなくて、位置が分からず迷って、遭難寸前だったと言いていました。
山頂では雨は止みましたが寒く、写真を撮って早々に退散、左へ直角に曲がって踏み跡を下っていく(山頂にも方向を示す標識は一切無し!)と、すぐに道迷いの元凶となった「ご遠慮ください」の標識の前に出ました。登ってきた道へ合流、この標識のおかげで、約30分の山頂周回を堪能させてもらいうことになったのでした。ここからは西峰を巻いてまっすぐにすがもり越へ下りました。
すがもり越からはわずかな下りで広々とした北千里に到着、少し久住山側へ歩いて、火口のようになっているところで写真を撮って法華院へ向かいました。
歩きやすい砂の河原のようなところを進むと坊がつるが見えてきて、ここから思ったよりも沢山下って、あこがれの法華院温泉へ到着しました。ここはかれこれ30年近く前、最初に九州の山へ行ったときから坊がつるとともに行きたいと思っていた場所です。温泉は少し白濁の硫化水素臭のあるもので、温泉らしくて大変温まるものでした。ぜひまた訪れたい所です。
2日目(11/24)
夜、温泉のテラスから眺めた時、山々はシルエットになって晴れ渡り、月、星が出ていて明日の好天を約束してるかのようだったのですが、翌朝起きるとまさかの雨。天気予報も麓の九重町の予報が9時jから晴れだったので、かなりのショック、そのうち晴れるだろうとの期待もむなしく、温泉に入って朝食を食べている間もやむ気配なく、8時過ぎ、雨具を着こんで出発しました。
冬枯れの坊がつるを通り過ぎて、大船山ののぼりにかかるころに一度雨は止みましたが、その後、登っているうちにぱらぱらと雪が降ってきました。私にとって今年の初雪です。だんだんに積り始め、大船の肩に登りついた時にはうっすらと積っていました。そして噴火口の淵の道は霧氷に覆われた道となり、山頂に近付くにつれて霧氷は立派になり、写真をたくさんとりながら登頂しました。展望なく青空ではないのがあいにくでしたが、霧氷が予想外のプレゼントとなりました。
天気は回復に向かっているものと信じて疑わなかったので、なるべく山頂付近に長くいて、展望が得られるようになるのを待ちたかったので、すぐには坊がつるへ下山せず、平治山へ向かうことにしました。
北大船山付近で少し霧が晴れてきて期待されたのですが、その後再び霧に包まれ、平治岳との鞍部の大戸越でもすぐには回復しそうになく、平治岳ピストンは中止し巻き道で坊がつるへ戻りました。
天気は回復するどころか逆に坊がつるへ戻ったときには再び雨が降ってきました。
この雨は坊がつるにトイレに寄っているうちに止みましたが、その後もついに晴れることはありませんでした。
緩やかな車道を歩いて法華院温泉へもどり、乾燥室兼自炊部屋で昼食休憩後、大曲へ向かって出発、すがもり越への登りの途中でまた雪が降り始め、それが音を立てるようになったと思ったら、めったにお目にかかれない霰でした。北千里の砂地では向かい風が強く、霰が顔に当たって痛く、下を向いて歩きました。すがもり越は地形的に風の通り道になっているためか、立派な石造りの休憩所があり、その中でちょっと休憩し、逆風・霰の中に意を決して飛び込み、大曲へと下山しました。大曲の手前でも霰が一層強くなり、道路に積っていないかと心配でしたが、駐車場に着いた時には止んでいて安心しました。
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