白馬岳と風吹岳周辺の池巡り
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 11:57
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,015m
- 下り
- 2,017m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:34
天候 | 一日目;曇りのち晴れ 二日目;曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全て良好に整備された一般登山道 |
その他周辺情報 | 蓮華温泉 |
写真
感想
先週は引き続き長男と共に山行にいく機会が得られる。前回は熊野で猛暑の中の登山に辟易したので、次回こそは涼しい山に行きたいと長男と共に願っていた。九日から十日にかけての天気予報は実に不安定で猫の目のようにめまぐるしく変化する。白山のあたりは晴天が期待できそうではあるが、混雑が気になるところだ。
北アルプスも北部の方が天気がマシなようなので、久しぶりに白馬岳に足を運ぶことにした。今年はテントも完全予約制だというので、まずは白馬大池のテントの予約を試みる。電話の向こうから帰ってきたのは意外な返答だった。「テント場には予約で埋まっていますが、小屋ならいくらか空きがあります」とのこと。
テント場の予約が取れない可能性は覚悟はしてはいたが、コロナ禍で小屋を敬遠する人が多いのだろう。可能であればテン泊山行が望ましかったが、そのような状況であれば致し方ない。久しぶりの山小屋泊を選ぶことになるが、ここは怪我の巧妙と考えよう。山小屋泊にすることで荷物の軽量化が計れることになったので、初日は思い切って風吹大池を経由して白馬大池に向かうロング・コースを選択することにする。
風吹大池は以前より気になっていたところだが、眺望を期待するところではないので、土砂降りにでもならない限り天気が優れないことは全く気にならない。北アルプスにしては訪れる人が少ない場所という点も魅力だ。しかし問題はコースタイムだ。白馬大池まではおよそ9時間半ほどのコースタイムとなる。バスが登山口に到着するのは11時40分過ぎなので、テン泊装備であれば夕方までに白馬大池にたどり着くことは到底、不可能であろう。しかし、山小屋泊の軽装備であれば時間を短縮し、夕方の5時半に到着するすることが可能だろうと皮算用をする。
【一日目】
サンダーバードが北に向かうにつれ、晴れ空が広がるようになる。しかしpm2.5のせいなのだろうか、近くの山でも輪郭が霞んでいる。金沢で北陸新幹線に乗り換えると富山平野から眺める山々には雲が厚くかかっている。山の上の方はやはり天気が悪そうだ。
糸魚川駅では出発時刻の直前になって蓮華温泉行きのバスが到着する。糸魚川の駅には登山客が数名おられたが、バスに乗り込んだのは我々のみであった。他の人達は雨飾山に向かうのか、あるいは大糸線に乗って栂池または白馬大雪渓に向かうのだろう。
バスには一番前に女性が一人おられた。乗客かと思いきや、添乗員であった。その方に運賃を支払うと山の日の記念とかで蓮華温泉の入浴券とドリンク引換券を一枚ずつ頂く。風吹大池登山口でバスを降りると、添乗員の方からは「今年は山に入る人が非常に少ないから静かな山が堪能できるかもしれません。是非、お楽しみを」との見送りの言葉を頂く。
登り始めは・・淡い赤褐色の樹皮の針葉樹の大樹が目立つ。葉の裏側の白い気孔がほとんど目立たないのでクロべのように思われる。やがて笹目尾根に乗ると、尾根には北側の?谷から涼しい風が吹くようになる。
樹林の中を緩やかにアップダウンを繰り返す。登山道はかなり泥濘が激しい。泥濘の周囲には大きく葉が成長した水芭蕉が多くみられる。随所に北側の展望が開ける。大所川の長れる広い谷の彼方には晴れていれば日本海を見晴らすことが出来るのだろう。右手にはこれから登る乗鞍岳が大きな山容を広げている。
尾根の中間部あたりまで来ると、突然、広い湿原に飛び出す。ところどころでワタスゲが風に揺れている。登山道の脇には青紫の実をつけたサンカヨウが目立つ。このあたりはサンカヨウの実を食べる鹿もあまりいないのだろう。
尾根には次々と小さな草原や湿原が現れる。好展望の湿原の奥で単独行の男性が休憩しておられた。「綺麗なところですね」とご挨拶すると「ここから先にもまだまだ綺麗なところが続きますよ」と返答される。
風吹大池の周回路との分岐が近づくと再び大きな湿原が現れる。風吹天狗原と呼ばれるところのようだ。分岐の近くにリュックをデポして周回路に入ると、湿原の中には小さな池塘がいくつも現れる。池塘の周りが赤く見えるのは無数のモウセンゴケのせいだ。湿原から右手に伸びる道を辿ると眼下に風吹大池が見える。
天狗原の湿原が終わり再び樹林の細尾根に入ると左手には科鉢池が垣間見える。風吹大池の北東に来ると血ノ池と神の田圃への分岐がある。血ノ池とはおどろおどろしい名称だが、訪れない法はない。池に向かうと雨が降り始める。まもなく湿原の中に黒々とした水を湛える神秘的な池が現れる。木道の脇には菖蒲と思われる青紫の花が咲いている。
池を後にさらに道を先に進むとさらに大きな湿原に出る。。木道を辿って湿原の最奥部にまでたどり着くと、そこがなぜ神の田圃と呼ばれるのか理解できた。いくつもの小さな池塘が集簇して、棚田のようになっているのだ。
有難いことに雨はすぐに止んだが、雨に濡れた岩が滑りやすい。よろけたところで手を岩につくと、掌の皮膚をひどく擦り剥いて、出血することになった。
風吹小屋が近づくと先ほど尾根で出会った男性が下ってこられる。ご挨拶すると「今日はここに泊まりなのです」とのこと。時間は14時半、まだ白馬大池までのコースタイムは5時間だ。
再び分岐に戻り、風吹大池を周回すると池の東側に小敷池がある。登山道からは池の展望地に立ち寄ることができるだけだ。そのすぐ南には風吹岳への登山道があるが、残念ながらここは立ち寄る時間的な余裕はない。
千国揚尾根を辿り、乗鞍岳を目指す。こちらも笹目尾根と同様、樹林の中の緩やかなアップダウンが続く。ところどころで展望が開けるが、正面に見える乗鞍岳は見るたびに近づくというよりか山が大きく、そして高く感じられるようになる。
尾根の登りが緩やかになると忽然と広い湿原に飛び出す。天狗原である。ここは大きな池塘が多く、美しいところだ。時刻は16時、この調子で歩けば予定通り17時半には小屋にたどり着けそうだ。
乗鞍岳への登りの途中で森林限界を越えると、急に青空が広がり始める。眼下にはジオラマのような天狗原の湿原が陽光を受けて明るく輝いているのが見える。登るにつれて岩稜帯となり、正面には大きな雪田に近づいてゆく。雪田の風紋が自然のステップとなっており、難なく通過することが出来る。雪田を越えると途端に平坦な台地状の山頂部となり、ハイマツの中を進んでゆく。山頂に辿りつくとついに西側に大きな池が目に入る。陽はまだかなり高いところにある。
小屋には5時半には到着できるだろう。これで一安心だ。池の向こう側には明日辿る予定の小蓮華岳への波打つような稜線とその右手に優美な雪倉岳が見える。
小屋に到着するとテント場にはまだかなりの余裕があるように見えるが、密集を避けるために数を大幅に制限しているのだろう。受付をすませると早速、自炊室で夕食の支度をしながらビールを開ける。今回は軽量化のためにビールは持参していなかったので小屋で買ったのだが、500ml缶は\900であった。この日はソーセージを炒めるのとカレーという実に簡単なメニューだ。食事を終了し小屋の外に出ると丁度、西の空に陽が沈むところであった。
小屋の方に明日は白馬へのピストンを予定したいので果たして荷物を預かってもらえるだろうかとお願いすると、若い男性が4時過ぎから自炊室に隣接した炊事場には誰かがいますので、ネームタグを付けて預からせていただきますとにこやかに応答して下さる。
真夜中に突然、大声で話を始める人がいて、その声で目が醒めた。果たして実際に誰かと話をしていたのか、寝言なのか、あるいは認知症にも思われる。すかさず「静かにしろ」という怒号が飛ぶ。「うるせぇー」と一声、応答があった後は再び静寂が戻った。気がつくと煌々とした月明りが窓から差し込んでいた。翌朝の好展望を期待しながらいつしか再び眠りに落ちていった。
【二日目】
翌朝、4時過ぎに起床する。空は薄曇りであり、月は雲が覆い隠しているようだ。自炊室に向かうと昨夜の小屋の男性の言葉通り、4時過ぎから明かりがついている。ベーコンとチャーハンを炒めたものと、オニオンスープで簡単に朝食をとる。荷物を一つにまとめて、出発の準備を整える。
いざ、もう一つのリュックのデポを小屋の方に依頼しようとすると「荷物は預かれません、外に置いて下さい」とけんもほろろの対応だ。ここで私が「昨晩は預かって下さると聞いたのですが」と発言したのは火に油をそそぐ余計な一言だったかもしれない。男性はブチ切れたように「こっちだってお客さんが次々と入ってくるんだから」と剣呑に言い放つ。どうやらこの小屋は人によって大きく対応が異なるらしい。
確かに雨が降る気配はないし、盗られるようなものがあるわけでもないので小屋の外にリュックを立てかけていざ出発である。時刻は5時前。もうすぐ日の出の時刻だ。外は十分に明るく、ライトは全く不要だ。雲のせいでご来光も期待できそうもない。登るにつれて眼下に広がる雲海が目に入る。
東の空の一端が紅く染まっているが、やがてその朝焼けも雲の中に滲むように消えていった。
船越の頭に到達するとこれから辿る小蓮華岳への稜線が目に入る。稜線上には先行する数多くの登山者が登っている。
まもなく先行する方々に追いつく。我々同様、荷物が軽量の人が多いが、小屋の外にリュックをデポしている人は他には見当たらなかったので、おそらくはテントに荷物を置いたまま登っている人もいるのだろう。
左手の嶮岨な杓子尾根の上は厚く雲がかかっている。右手には雲の下から朝日岳、雪倉岳のたおやかな稜線が姿を見せている。北アルプスの北部は白馬から南は峻険な山々が連なるが、白馬から北の朝日岳、雪倉岳は対照的に優美な山容がなんとも魅力的だ。残念ながら今季は朝日岳の朝日小屋が営業をしておらす、テントも張ることが出来ないらしいのでこれらの山々への縦走が容易ではないのが残念だ。
小蓮華岳の山頂が近づくと稜線は瞬く間に雲に飲み込まれてゆく。霧の稜線の中からは次々と白馬岳の山頂から降ってくる人々が現れる。早朝に山頂の小屋を出発した方達だろう。
霧の中には幻影のように我々を見つめる雷鳥のシルエットが浮かび上がる。黙々と展望のないガスの中を登るうちに大勢の人で賑わう白馬の山頂に到着する。文字の読めない山名標を写真に収めると早々に山頂を辞して下山の途につく。
登山道の近くで見かけた雷鳥の写真を撮っていると後ろからきた人が「丸々と太っているわね〜」との声。いや、そうではないだろう。羽の下に数匹の雛がいるのだろう。雛の姿は見えないがしきりとぴいぴいという声が聞こえてくる。親鳥の下から次々と数匹の雛が飛び出した。途端に周囲からは「可愛い〜」と歓声が上がる。親鳥の羽根の下にはなんと6匹もの雛を擁えていたのだった。
その後も登山道のすぐ脇に雷鳥の親子連れが現れる。「あんまり逃げないわね〜」と別の登山者の方の声が聞こえる。猿は雷鳥の天敵の筈であるが、人間に対しては警戒心を見せないのは意外だ。
三国境を過ぎると雲が上がり小蓮華岳への稜線が姿を現す。お花畑が散りばめられた優美な吊尾根はその稜線を見ているだけで楽しくなるところだ。振り返ると白馬岳への稜線も右側だけ雲が取れている。山頂も雲の中から姿を現しそうな勢いではあるが、なかなか姿を見せない。
小蓮華岳のピークを過ぎると白馬岳とお訣れである。しかし、前方には彼方に白馬大池が姿を現す。その彼方には妙高から火打、雨飾山、台形状の高妻山の右手には鋸歯状の戸隠山とパノラマが広がる。遥か彼方に見えるシルエットは浅間山と四阿山だろう。
左手に見える雪倉山から朝日岳へと続いてゆく稜線からはすっかり雲が取れて、背後には蒼空が広がり始める。これから白馬岳の山頂に向かう人は恵まれている。おそらくもう少しすると白馬岳の山頂もすっかり雲が取れて好展望が広がることだろう。
展望や雷鳥に見惚れていたせいか、登りよりも時間を費やして白馬大池に帰り着く。下りが苦手なのかピストン往復すると登りよりも下りの方が時間を要することが少なくない。白馬大池はやはり多くの人で賑わっている。たまたまテーブルが空いたので、茹で卵とパイナップルで休憩をとる。あとは蓮華温泉を目指して下るばかりだ。
白馬大池から下り始めると、大池のあたりが丁度森林限界だったようで、すぐに樹林帯に入るので雰囲気が一転する。空はすっかり青空が広がり、樹林が陽射しを遮ってくれるので有難い。
白馬山頂から大池に降った人達のほとんどは栂池方面に降りていくようだ。蓮華温泉方面に降りていかれる人はほとんど見かけない。しかし、下からは続々と人が登ってこられる。
天狗の庭と呼ばれる好展望の斜面に差し掛かる。大きな捕虫網を持った青年が登ってくる。私が蝶の写真を撮っていると、どうやらその蝶は目当ての蝶の一つだったらしく、カメラをしまうと蝶は捕虫網で捕らえる。青年によるとベニヒカゲと呼ばれる天然記念物の蝶らしく、他では捕獲禁止らしいがここは捕獲が許されるとのこと。青年の雰囲気は趣味というよりも研究のためのようにも思われた。
少し下ると大きなアサギマダラが悠々と私の周りを舞う。アサギマダラはその美しい翅を羽ばたく様も極めて優美ではあるが、毒蝶であるために外敵を警戒する必要がないためとも言われる。南西諸島や台湾や香港まで3千kmほどを旅する驚異的な生命力を有する個体はその寿命を自然のままに全うして欲しいと思うものだ。
天狗の庭を過ぎると下るにつれて風もなく、急に暑さが感じられるようになる。今回の山行ではほとんど暑さを感じることなく歩くことが出来たが、蓮華温泉までの最後の1時間は流石に暑さが厳しく思われた。蓮華温泉の瀟洒な黒い建物が目に入った時はなんとも嬉しく感じられる。
最後は蓮華温泉
食事は提供しておらず、おでんを提供できるのみとのことであった。冷えたスイカもあり、行きのバスでもらったドリンク引換券はスイカにも使えるということだったので、躊躇なくスイカを選択する。地元産というスイカはかなりジューシーで美味であった。
蓮華温泉を後にバス停に向かうと、昨日の女性の添乗員がにこやかに笑顔で「お帰りなさい」と出迎えてくれる。温泉の駐車場は完全に満車状態で周辺の道路にも多数の車が路駐されている状態だ。
この日は日本海側は快晴ではあったが、よくよく考えると日本海側を通過する台風5号に向かって流れ込む風がフェーン現象を引き起こしているのだろう。糸魚川の駅でバスを降りると異様な暑さであった。
yamanekoさん、ご長男さんとの山行が羨ましい。厳冬期の赤兎山〜経ヶ岳の壮絶な縦走レコを思い出しましたよ
白馬岳は私も昨年の同時期に友人と歩きました。栂池からスタートして天狗原に乗り、岩山の乗鞍岳を越えると忽然と現れる湖のような白馬大池。稜線歩きも小蓮華岳辺りでスタミナが切れましたが、チシマギキョウやコマクサ等が咲き乱れて癒され白馬岳に登頂したのは17時半でした。
その後の白馬山荘は超過密で辟易しましたが、酒場風の山頂レストランで生ビールが旨かったのでまあよしです。
私も風吹大池が気になっていて興味深くレコを見させてもらいました。白馬大池山荘は大池が目の前で景色もよく、水もジャブジャブだし最高のロケーションですね。我々が通った時にはテン場のトイレに長蛇の列ができていましたが大丈夫でしたか?
蓮華温泉から白馬大池も歩いてみたいな。三国境からは雪倉岳や朝日岳は百花繚乱のルートらしくいいなーと思ったりしていました(自分には無理でしょうが
雷鳥に逢えて凄いです。しかも親子連れとは。自分たちが歩いた時は山頂の南側で一瞬でした。天気が良すぎると出てこないのかな?山頂の写真がないのはガスの中だったからでしょうか?
ちょっと感動を思い出したものでコメントをば失礼しました。
naojiroさん コメント有難うございます。
昨日まで仙丈ヶ岳に出かけており、レス返が遅くなり失礼しました。
白馬大池から白馬まではそれなりに多くの人とすれ違いましたが、naojiroさんが訪れられた昨年に比べるとそれでも人の数はかなり少ないのでしょうね。
naojiroさんが大池を通過された時間を考えると、その時間にあるテントはテントを残したまま白馬をピストンする人達のものなのでしょうが、それでもかなりのテントが残っていますね。今年はテントは予約制で、かなり数が制限されていたようなので、テント場は広々としていました。トイレに行列など信じられない状況です。
>雷鳥・・・天気が良すぎると出てこないのかな?
雷鳥に多く出遇えたのは人が少ないからかもしれません。
>山頂の写真がないのはガスの中だったからでしょうか?
山名標は露に濡れて全く判読不能だったのですが、naojiroさんのレコで白馬岳と読めました。
naojiroさんが訪れられた時には終始、天候に恵まれて絶景を楽しまれたようですね。私は白馬岳の山頂で好天に恵まれたことがなく、眺望をみたことがないのです。雪倉岳〜朝日岳も歩きたいところですので、私も再訪したいところです。
蓮華温泉〜白馬大池は展望が広がる天狗の庭以外は魅力が少ないように思いますが、蓮華温泉〜風吹大池の笹目尾根は次々と草原や湿原が広がるので、ここはガスでも楽しめるのではないでしょうか。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する