阿寒富士・雌阿寒岳トレッキング(オンネトーin/out)

2020年08月11日(火) [日帰り]

• GPS: 05:43
• 距離: 13.8km
• 登り: 1,140m
• 下り: 1,143m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:14
• 合計: 5:44

10:26 オンネトーコース登山口
10:41 10:41 オンネトーコース二合目
11:12 11:12 オンネトーコース五合目
11:37 11:37 オンネトーコース七合目分岐
11:47 11:47 阿寒富士分岐
12:13 12:32 阿寒富士
12:45 12:48 阿寒富士分岐
12:56 12:56 オンネトーコース八合目分岐
13:13 13:13 阿寒湖畔コース分岐
13:15 13:27 雌阿寒岳
13:29 13:29 阿寒湖畔コース分岐
13:41 13:41 オンネトーコース八合目分岐
13:48 13:48 オンネトーコース七合目分岐
14:06 14:06 オンネトーコース五合目
14:35 14:35 オンネトーコース二合目
14:49 15:10 オンネトー国設野営場
15:31 15:50 オンネトー湯の滝
16:10 オンネトーコース登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

当日の一座目、摩周岳(カムイヌプリ)から下山後、70kmドライブしてオンネトー野営場駐車場まで乗りつけ。

コース状況／危険箇所等

道迷いポイントはないが、阿寒富士は山頂直下より200m、本場富士山と似たザレた急登を登り/下りしなければならないため、転倒・滑落に注意。雌阿寒岳へ続く稜線は強風が吹いた時に風を避けることができず、左右のクレーターに滑落しないよう注意。

その他周辺情報

下山後は、雌阿寒温泉(野中温泉)へ。350円。真水が出ないため、頭や身体は硫黄水で洗うことになる。洗濯機・乾燥機を利用可能なため、たまった洗濯もできた！

写真

8/11 8:59

摩周岳から下山後、阿寒連山のダブルヘッダー登山のため、70km先のオンネトー(湖)を目指す！道中、北海道らしい光景が！

8/11 9:00

放牧牛ドーン！

8/11 9:59

オンネトーの展望スポットを通過！右の端正な形が未踏の阿寒富士、左は2年前に晴天時登頂した百名山・雌阿寒岳！

8/11 9:59

阿寒富士！本当に富士山みたいなフォルム！

8/11 9:59

雌阿寒岳！山頂直下より噴煙が吹き出してますねー！

8/11 10:26

さぁ、本日の2,3座目となる阿寒連山へ出発！

8/11 10:49

3合目手前、何の案内もない箇所で風穴を発見！覗き込んでみると・・・

8/11 10:50

おー、ヒカリゴケ！NHK"にっぽん百名山"で何度も見たことありますが、実物を見るのは初めて！

8/11 10:51

本当に光ってますね！光岳にあるとなおよいのに(笑)。

8/11 11:12

五合目を通過！雄阿寒岳と違って、この合目標識はかなり等間隔にあり信頼できる！

8/11 11:24

6合目手前で、ついに阿寒富士が姿を現す！

8/11 11:25

6合目は阿寒富士のビュースポットですねー。

8/11 11:37

7合目、阿寒富士と雌阿寒岳の分岐点。まずは未踏の阿寒富士へ！

8/11 11:37

振り返ると、オンネトー(湖)が見える！

8/11 11:38

阿寒富士の斜面、急だなー・・・。

8/11 11:38

斜面をズームすると、アリのような登山者が。とっても急ですねー。。。

8/11 11:41

イワブクロ！

8/11 11:43

コケモモの実！

8/11 11:47

阿寒富士の直下。ここから200mの標高差を一気に直登！

8/11 11:50

本場富士山に似た砂礫の急登。ゲイターをしているのに、容赦なく靴内に砂や小石が入り込んでくる(涙)。

8/11 11:55

振り返ると、雌阿寒岳が大分近くに！

8/11 11:57

こちらは雄阿寒岳！阿寒富士同様、端正な形だなー。そして右奥に目を凝らすと・・・

8/11 11:57

5,6時間前に登頂した摩周岳(カムイヌプリ)が♪。

8/11 12:06

足元は赤土・赤石が。まるで南アルプス(赤石山脈)の聖岳〜兎岳間のよう！

8/11 12:07

雄阿寒岳の左下に阿寒湖が見えた！

8/11 12:11

こんな過酷な環境でも凛と咲くツリガネニンジン！今朝、摩周岳でも群生してました！

8/11 12:17

入山から2時間弱で阿寒富士へ初登頂！

8/11 12:21

後方は百名山・雌阿寒岳！

8/11 12:23

雌阿寒岳が眼前にドーン！

8/11 12:23

雌阿寒岳の山頂火口！

8/11 12:23

こちらは雄阿寒岳！8/6に登頂したばかり！

8/11 12:25

阿寒富士山頂直下はガレガレの荒々しい急斜面。滑落したら助からないでしょう。

8/11 12:25

阿寒富士の斜面は、本当に荒々しい！

8/11 12:28

眼下には登山口のあるオンネトー！

8/11 12:28

オンネトーを望遠！

8/11 12:28

さらに望遠すると、2時間半前にこちらを望遠していた展望スポットがクッキリと♪

8/11 12:29

右に雄阿寒岳、左に雌阿寒岳、♂♀阿寒岳をセット撮影できるのは阿寒富士の特権♪。

8/11 12:29

雌阿寒岳の山頂部をズーム！相変わらず、荒々しいわー。

8/11 12:48

阿寒富士から200mの標高差を下った所で、靴の中に入り込んだ小石や砂を払い出す！

8/11 12:56

振り返ると、阿寒富士！形も砂礫の急登も本場富士そっくり♪

8/11 13:06

雌阿寒岳へ続く山頂火口部を取り囲む稜線歩き。

8/11 13:05

先月、秋田・玉川温泉園地で見た硫黄の吹き上がりと全く同じ音・においのする爆裂火口！

8/11 13:07

雄阿寒岳の麓に阿寒湖が見えてきた！

8/11 13:09

雄阿寒岳の手前には剣ヶ峰！いやー、荒々しい活火山の光景ですなー！！

8/11 13:13

爆裂火口越しに端正な阿寒富士を望む！

8/11 13:13

火口の底には怪しげに光る青沼が！十勝岳麓の青い池でみたのと親しいブルーだ！

8/11 13:13

見よ、この絶景を♪。大自然の神秘ですなー。

8/11 13:17

2年前に晴天時に登頂した雌阿寒岳へ2度目の登頂！2年前は阿寒湖が雲海の下で見えなかったので、山頂から阿寒湖を見たのはお初！

8/11 13:17

今回の北海道遠征において登頂予定のなかった雌阿寒岳。道東以外は荒天が多く、道東滞在が予定以上に長引いたことで実現した登頂です。

8/11 13:18

爆裂火口越しに阿寒湖＆雄阿寒岳♪

8/11 13:19

更に寄ってズーム！

8/11 13:25

阿寒湖畔をズームすると、8/6に雄阿寒岳登頂後に浸かった、地上9Fの阿寒湖温泉・ニュー阿寒ホテルが見える！

8/11 13:19

山頂を通り越し、2年前に登った雌阿寒温泉ルートのほうに少しだけ足を伸ばすと、山頂直下の爆裂火口から吹き上がる硫黄の噴煙が！

8/11 13:20

爆音を轟かせて吹き上がってます！もちろん、一帯硫黄臭がぷんぷん！

8/11 13:27

さぁ、山頂からオンネトーへ戻ります。この絶景も見納め！

8/11 13:28

この光景、阿蘇山や高千穂峰みたい！

8/11 13:31

怪しげな青沼の奥からはドクドク吹き上がる硫黄の噴煙！

8/11 13:32

噴気は2箇所から上がってますねー！

8/11 13:34

何度見ても本場富士にそっくりな阿寒富士とも、ぼちぼちお別れです。

8/11 14:28

3合目まで下りてきました。この先には・・・

8/11 14:29

往路で見たヒカリゴケが！何度でも撮影したくなる！

8/11 15:14

オンネトー登山口まで下山後、トレランシューズから沢靴に履き替え、オンネトー湯の滝へ向かう！

8/11 15:31

エゾトリカブトの群落が見えたら・・・

8/11 15:32

オンネトー湯の滝！知床・カムイワッカ湯の滝に続き、北海道2個目の湯滝！

8/11 15:33

湯の滝全貌！

8/11 15:37

カムイワッカ湯の滝と違って、誰もいない！独占利用！

8/11 15:39

沢靴なんでジャブジャブいきます！多分25℃位かな。

8/11 15:43

湯の滝の岩稜部にはエゾトリカブトが一杯！

8/11 15:45

青空に映える湯の滝！

8/11 15:50

十分に遊んだ！さらば、オンネトー湯の滝！

8/11 16:23

オンネトーに沿ってドライブしながら、展望スポットから再び阿寒富士＆雌阿寒岳を確認！

8/11 16:29

ほどなく雌阿寒温泉(野中温泉)へ到着。2年前の登山拠点。下山後の汗はここで流しました。

8/11 16:53

ガチな硫黄泉。雌阿寒岳の恵みですねー。

8/11 16:53

内湯も含めて、真水はない。よって、髪の毛も硫黄水で洗う羽目に。おかげさまで数日に渡り、髪の毛はゴワゴワ・・・。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT2 パナソニック

PowerShot SX730 HS CANON

装備

MYアイテム

happygo

重量：-kg

感想

happygo

(夏の北海道Day11：8/11｜7,8座目)
朝イチで摩周岳(カムイヌプリ)に登った後、オンネトー(湖)まで70km運転して、ダブルヘッダーとなる阿寒富士＆雌阿寒岳へアタック。阿寒富士はお初、雌阿寒岳は2年前に続いて2度目。

【参考】2年前の雌阿寒岳は↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1556616.html


しばらくは退屈な樹林帯歩きとなるが、3合目の手前に何の案内もないけど、偶然風穴を発見し、覗き込むとヒカリゴケが光ってました！ヒカリゴケとは初対面で、とっても嬉しい！

5合目を越えて6合目に近づくと、ついに阿寒富士がドーンと眼前に迫ってきます。見える斜面が急なこと急なこと。実際に山頂直下に取りつくと、標高差200mの砂礫の急登を登る羽目に。登山道もフォルムも、本場富士そっくりな山容ですねー。

入山から2時間半弱で阿寒富士へ登頂。眼前には雌阿寒岳、そしてその右奥には8/6に登頂したばかりの雄阿寒岳。♂♀阿寒岳をセットで見れるのは阿寒富士の特権ですねー。眼下には登山口でもあるオンネトーもはっきり見えました。また、オンネトーの反対側の斜面は、見るも恐ろしい荒々しさでした。

阿寒富士から一旦200mほど下り、今度は雌阿寒岳へ登り返しです。雌阿寒岳の爆裂火口を取り囲む稜線へ到達すると、左手側には円形の爆裂火口、そして底部には怪しげに輝く青沼が！そしてその付近からは轟音＆硫黄臭と共に、硫黄が吹き上がってます！火星かどっかに来たような、とても日本ぽくない光景が続きます。

右手に別の爆裂火口を見渡せる辺りまで来ると程なく雌阿寒岳の山頂に到着します。2年前は反対側の雌阿寒温泉側から登ったので、今回のルートは初めてで、山頂以外で見える光景はすべて初めてで新鮮でしたねー。特に青沼越しの阿寒富士は前回見てないので、何度見ても感動しちゃいましたー。

ダブルヘッダー登山で疲れていたので走ってはいませんが、下山はあっという間。雌阿寒岳から1時間20分でオンネトー登山口まで下山完了。が、今日はこれで終わりではありません。実は、事前に計画してたのはここまでですが、現地に来たら「オンネトー湯の滝」なるものがあるとわかり、8/7にカムイワッカ湯の滝へ行ったばかりの身として、もちろん外せません。

そこで、オンネトー野営場でトイレを済ませ、ザックを車中へ放り込み、沢靴に履き替え、水だけ持って軽身で湯の滝へ向かいます！緩斜面の砂利道なので、走ろうかと思ったのですが、疲れていて、あまり速くは走れませんでしたねー。

およそ20分で湯の滝へ到着！道中、6,7名とすれ違いましたが、私が到着した時は誰もおらず、湯の滝貸切！カムイワッカ湯の滝(28℃)よりは水温低いですね。推定25℃位かと。あと、カムイワッカと違って、結構ドロドロしていて、サクサクとは登れません。湯滝内の岩稜帯にエゾトリカブトが多数群生してたのが印象的でした。

およそ20分、再び童心に返って湯滝で遊び、最後は沢靴の泥を湯滝でキレイに洗浄します。結局オンネトー野営場の駐車場から20分かけて歩き、20分遊び、また20分かけて戻る、といった感じです。カムイワッカ湯の滝のほうが規模が大きく、はるかに"滝感"が強いですが、ここオンネトー湯の滝も気軽に行けて、立派な観光地だと思いました。こうして、本来なら山の日だった8/11に、摩周岳、阿寒富士＆雌阿寒岳の計3座に登頂し、十分に山を楽しみ尽くしました！

下山後は、2年前は立ち寄らなかった雌阿寒温泉(野中温泉)へ。真水がなく、髪の毛を硫黄水で洗うのは想定外でしたが、たったの350円で、本物の硫黄泉を堪能できました。洗濯機＆乾燥機も使えて、たまった洗濯物もこなせて、大満足の1日となりました。

さぁ、北海道へ来て何度目だろう、この後は再び超ロングドライブが待ってます。というのも、眺望リベンジ対象のラスト1座・羊蹄山が8/13晴れ予報となり、いよいよ道東を離れ、羊蹄山方面へ向かうからです。ま、思えば、2年前は早朝に雌阿寒岳へ登り、8時過ぎには下山し、その足で羊蹄山(京極登山口)まで370km運転したんですわ。今回は、苫小牧港経由で樽前山まで315kmの工程。樽前山は七合目ヒュッテから、ゆるゆる登山のため、明日朝はゆっくり。「走れるところまで走って眠くなったら寝よう」と決意して運転開始し、結局は上士幌の道の駅で車中泊となりましたー。


（樽前山へ続く！）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2508778.html