【200名山・過去レコ】盆休みの父子北ア・燕岳山行(中房温泉より周回コース)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:35
天候 | (初日)晴れのちガス、時々小雨(二日目)晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2002年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東沢乗越から西大洞沢出合経て中房温泉までの沢沿いルート、荒れており通行注意(要所にマーキングあり) |
その他周辺情報 | 中房温泉にて日帰り入浴可 |
写真
感想
この年のお盆休み山行は、小3の長男連れ、お初の北アルプスチャレンジ。だいぶ体力も付いてきたので、当初は燕から餓鬼岳往復の2泊3日の計画にて、3日分(+α)の食料・自炊装備持参し出発。さすが夏期休暇期間だけあり、中房温泉の登山口で前泊するも、夜中過ぎで既に駐車場はほぼ満車状態。翌朝、この日は燕山荘までの余裕ある行程のため、熟睡中のムスコを揺り起こし、車中で軽く朝食を済ませた後、登山届を提出して少し遅めの朝9時前出発です。第1〜3ベンチを快調に通過、富士見ベンチでフルーツ缶を開けてリフレッシュした辺りまでは順調ながら、合戦小屋でうどん昼食を取った頃からは高山病の前触れか、ムスコ君のペースが次第に落ち、稜線が近づいた辺りで休憩しても回復がままならない状態に。通りがかりのオバサンパーティが見かねて持参の酸素ボンベをムスコに吸わせてくれ、これで何とか元気回復したようで、午後4時20分過ぎにようやく初日のお宿、燕山荘到着。別館に入り、天気雨で濡れた衣類を乾燥室に干して表に出ると、ガスが上がり珍しいブロッケン現象も見えます。自炊室でレトルト夕食を済ませ、自宅に電話を入れた後、当山荘の名物、赤沼オーナーのホルン演奏と講話を聞き、安曇野のステキな夜景を眺めて、充実の初日は終了。
翌朝は素晴らしい晴天、山荘前でご来光を仰ぎつつラーメン朝食を済ませ、6時過ぎには山荘を出発。燕岳山頂から迫力満点の槍穂の山並みをはじめ、遮るもののない360度の展望を堪能、記念写真を撮って北燕方面へと歩を進めます。こちらは合戦尾根とは対照的なマイナールート、行き交う登山者の数もグッと少なくなりますが、次第にガスで展望も閉ざされ、東沢乗越に着く頃にはムスコ君の気力も尽きてきたようです。200名山の難峰・餓鬼岳を目前に、どうしても尾根道を先へ進みたい小生の思惑とは裏腹に、ムスコは「もう帰りたい…」の一点張り。明日にかけての予報もややパッとしないこともあり、押し問答の末、結局1日早く下山を決意します。ところが、西大洞沢出合までは順調に下ったものの、そこからの沢沿いのルートは荒れたヤブ混じりの難路が続きます…。マーキングを必死で追いかけ、数少ない休憩ポイントでカロリーを補給しながら、何とか沢沿いのか細い路を進み、午後2時過ぎ、どうにか出発点の中房温泉へ帰り着きます。
雰囲気のある温泉で山の汗を流し、余ったラーメンやソバなどの食料を平らげ、午後4時前には中房温泉の駐車場を出発。さすがにお盆休みの帰省明けの渋滞は凄まじく、諏訪湖の先から笹子・小仏の両トンネルをはじめ、計50km余りの大渋滞に突っ込みます。夕食休憩を挟み、結局豊科ICから5時間半を要してようやく都内へ帰り着き、短いながら充実した父子のお盆山行を無事終えたのでありました。翌日にはムスコ君もすっかり元気回復、家内の実家へとこの夏2回目の帰省に向かい、送り出した小生は筋肉痛と長距離運転の疲労でグッタリ…。まだまだ修業が足りないようで…。
【2020年8月再録】
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