毎年恒例キャンプ中の御嶽山 身の危険を感じた登山
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- GPS
- 12:00
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,709m
- 下り
- 1,697m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 11:51
天候 | 晴れのち雷雨&雹 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(キャンプ者が少なければ沢山停められる。管理人さんの指示を仰ぐ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特にありませんが、三の池乗越から賽の河原までの途中に崩落箇所あり。 (少し注意必要) |
その他周辺情報 | 町営濁河温泉(¥600割引券で¥500) 今年は土日の営業のみ |
写真
感想
今年も、キャンプ2日目(8/21-24)に恒例の御嶽山登山に出掛けました。
5 :40キャンプ場スタート 朝は快晴 胡桃島登山口から登山開始。
今年は水溜まりも少なく登り易いですが、今年もやや二日酔いぎみと、20日間山らしい山は登っていないので息が上がります。(情けない)
何とか3時間以内で飛騨山頂到着。いつもぐらいで一安心。今回は未だ登っていない継子岳に向かいます。
途中、終盤のコマクサや綿毛になったチングルマが出迎えてくれました。
継子岳山頂からは北アルプスや白山の絶景が広がります。
時間もまだ早いので三の池、四の池を巡り剣ヶ峰を目指します。(この判断が誤りでした。)
剣ヶ峰では何やらドローンで撮影中。聞いてみるとテレ朝のグッドモーニングで日本の火山特集の為撮影しているとのこと。残念ながら東海地方は放送されてません。
2度目の剣ヶ峰と天候も怪しくなり始めたので早々に下山を開始します。
二の池山荘の辺りからポツポツし始め、足早に山荘過ぎ100m程進むと本降りになると同時に物凄い雷鳴!目の前を稲妻と共に落雷があちこち。(ロープウェイも止まった)
身の危険を感じどしゃ降りの中雨具を着て二の池山荘まで走ります。途中からパチンコ玉大のヒョウも降り始めヘルメットにガンガン当たります。何とか二の池山荘に滑り込み助かりました。3000mの稜線の雷は身を隠す所が全く無く山荘が頼りです。(宿泊営業はしてません)
山荘内は避難の人が10数人になり、レベルが違いますが噴火の時もこんな感じだったのかな?
山荘の方(女性)は噴火に会い、死を覚悟して家族に電話したそうです。
1時間程待機し、雷鳴は聞こえますが天候も回復したので神奈川の女性3人と摩利支天乗越経由で五の池小屋を目指します。(彼女達は五の池泊)
途中、乗越頂上から下の四の池に虹が掛かっています。少しご褒美かな?
五の池小屋に到着し、晴れ間が広がっているのでもう大丈夫と思い雨具をたたみます。(これが甘かった。後に第2幕が待っていました。)
順調に高度を下げ、樹林帯に入った辺りからまた空が怪しくなり雷鳴が聞こえはじめました。
分岐から胡桃島方面に下ります(1時間強)。最初のうちは晴れ間も見えましたが、徐々に暗くなり雷鳴も大きくなりどしゃ降りに変わりました。
雨の中足早に下りますが残り1km弱ぐらいの所で目の前に落雷!ビビって先に進めません。
どしゃ降り雷鳴の中再度雨具を着て近くの倒木のそばに身を伏せてやり過ごします。(樹林帯なので稜線より少しは安心)1時間弱待機でやや雷も遠くなったのでダッシュで下山し、管理人さんにキャンプ場まで送ってもらいました。
今回は下山の解放感ではなく「ただ助かった〜」でした。震えで少しの間雨具が脱げませんでした。
こんな身の危険を感じた登山は初めてです。
天候が不安定な時は登らないか、昼には下山できるスケジュールを立て決して無理をしない。いい教訓になりました。大袈裟ですが「生きててよかった」 おわり
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