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Yamareco

記録ID: 252730
全員に公開
雪山ハイキング
札幌近郊

八剣山 1-5ピッチ

2012年12月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
08:09
距離
2.6km
登り
240m
下り
240m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

これは僕個人の通過時間で、パーティーのとなるとまた複雑です。
7:15駐車場所-8:30「1ピッチ目」11:20-12:20「2-3ピッチ目」13:10-14:30「4-5ピッチ目」14:50-15:30駐車場所
天候 高曇り
余市や無意根まで見渡せており視界は良好。
風もなく、穏やかな一日だった。
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
石山通を南下して八剣山の西口登山口のあたりへ。
コース状況/
危険箇所等
取り付くまでは夏道上はトレースもあり、ワカンで充分に行けた。
雪の量は、前日までも雪が降り続いていたこともあり、全体的についている雪の量は多め。ただ、時期的に次第に吹き溜まって来るような場所(雪庇となってくるような尾根上等)は少ない。といった感じ。

1ピッチ目が、最も怖く、岩登り。
2ピッチ目は、細い尾根上を上がっていき、平らになるところまで降りる感じでそこまで怖くはない。下りはちょっと後ろも向いた。
3ピッチ目は、2個ほどポコみたいのを登り降り。
3-4の間のコルはゆっくり休める場所。国道側の木に捨て縄あり。
4-5ピッチは続けて。岩塔を登っていくのが4ピッチで、降りるのが5ピッチ。5ピッチ降りるところがホールドスタンスあまりないが、まぁ大丈夫。
5-6の間のコルもゆっくりたまれる場所で、今回はそこから夏道側に尻滑りで降りて下山。
6ピッチ目以降は夏道側に全般にわたってカンバも生えており、細さ、高度感、難しさ共に今までに準ずるような感じに見えた。
聳え立つ1-2ピッチの岩塔。
2012年12月15日 07:17撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 7:17
聳え立つ1-2ピッチの岩塔。
1ピッチ目。岩登り。
2012年12月16日 11:52撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/16 11:52
1ピッチ目。岩登り。
2ピッチ目。この岩塔を登って降りて。拡大すると確保しているtentyoの姿が見えるはず。
2012年12月15日 12:21撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 12:21
2ピッチ目。この岩塔を登って降りて。拡大すると確保しているtentyoの姿が見えるはず。
2ピッチ目最後の降り手前から見た3-4ピッチ。
2012年12月16日 11:52撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/16 11:52
2ピッチ目最後の降り手前から見た3-4ピッチ。
3-4コルにあった捨て縄。
2012年12月15日 13:07撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 13:07
3-4コルにあった捨て縄。
4ピッチをリードするtentyo
2012年12月15日 13:32撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 13:32
4ピッチをリードするtentyo
4-5の岩塔上から見た6ピッチ目以降。この先は尾根近くにbushバシバシで怖くなさそう。
2012年12月15日 14:35撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/15 14:35
4-5の岩塔上から見た6ピッチ目以降。この先は尾根近くにbushバシバシで怖くなさそう。
後ろを振り返る。2ピッチ終わりで溜まっているsamoa、bakiyama
2012年12月16日 11:52撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/16 11:52
後ろを振り返る。2ピッチ終わりで溜まっているsamoa、bakiyama
5-6のコルで今日は終了。
2012年12月15日 14:53撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/15 14:53
5-6のコルで今日は終了。
尻滑りで下る。
2012年12月15日 15:08撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 15:08
尻滑りで下る。
雪を崩しながら
2012年12月15日 15:08撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 15:08
雪を崩しながら
ものすごいスピードで
2012年12月15日 15:08撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 15:08
ものすごいスピードで
いわゆる滑落。レベルの尻滑り。
2012年12月15日 15:08撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 15:08
いわゆる滑落。レベルの尻滑り。
大体今回のルートの概念図。国道側から見た感じ。この右側に6の3みたいなところが続いた後、7-8の岩頭があって、Pに向けて9が登って終了。みたいな感じ。
大体今回のルートの概念図。国道側から見た感じ。この右側に6の3みたいなところが続いた後、7-8の岩頭があって、Pに向けて9が登って終了。みたいな感じ。
朝焼けの八剣山
2012年12月15日 07:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 7:11
朝焼けの八剣山
登山道の看板
2012年12月15日 07:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 7:22
登山道の看板
あの岩塔の下を目指します
2012年12月15日 07:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 7:22
あの岩塔の下を目指します
1ピッチ目 これが怖い
2012年12月15日 08:33撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 8:33
1ピッチ目 これが怖い
2ピッチ目
2012年12月15日 13:31撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 13:31
2ピッチ目
2ピッチ目から4ピッチ目 登る八十さんが見える
2012年12月15日 14:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 14:24
2ピッチ目から4ピッチ目 登る八十さんが見える
4ピッチ目拡大
2012年12月15日 14:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 14:24
4ピッチ目拡大
2ピッチ目を終えた片山
2012年12月15日 14:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 14:24
2ピッチ目を終えた片山
街を見下ろす
2012年12月15日 14:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 14:26
街を見下ろす
3ピッチ目と4ピッチ目
2012年12月15日 14:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 14:29
3ピッチ目と4ピッチ目
確保する片山
2012年12月15日 14:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 14:29
確保する片山

感想

 ツクチェ遠征隊のプレとして八剣山へ。前日までバイトで釧路方面に行っており、帰宅したのは23時。それからさらっとミーティングして、準備などをして寝たのは2時。そして5時に起きて出発という、強行プラン。雪道を安全に運転して八剣山の西口登山口へ。駐車スペースがよく分からなかったので、そこの道を上がって八剣山キャンプ場だかなんだか書いてある建物のそばに車を停めて、準備して出発。

 登山口からはうっすらトレースも残っており、スノーシューやらワカンやらで行き、途中からトレースを外れて1ピッチ目を目指して登っていく。途中から結構急になり、岩岩してくるのでアイゼンに履き替えて1ピッチ目の下まで。
 まずは僕がリードで店長さん確保。ファーストランナー的なものくらいはチョロカンバで形式的に取って見ることができるくらいで、それ以降は中間支点とるときはハーケンを打ち込む以外方法はない。中間支点はたしか4つくらい打った。岩についている雪を払い落としながら、バイル等を駆使して頑張って登っていく。結構怖い。冬の岩は、手は手袋のせいで当てに出来ないし、足もアイゼンを履いているためちょっとした引っ掛かりでも載せることはできるが、安定して足に負担をかけずに休むためには意外としっかりしたスペースが必要。ピッケルバイルは岩に引っ掛けることが出来れば非常に安心して使えるが、岩に引っかかっているかどうかがどうにもこうにも信用することが難しく、しっかり安心できるまで色々やっているとそれだけで消耗していく。細い場所ならバイルを反対側に引っ掛けて結構カシカシ登って行くことができていいのだが、意外と側面もそんなにはっきりしているわけではないと、また苦労。
 とりあえず、大変な岩場を越えて、登り切ったところが1ピッチ目の終了点。木が沢山生えていて、休めるので行けば分かる。というかここで休まずに行ける人はすごい。

 で、その木を使ってセルフビレイを取り、折り返しも取って店長さんを確保。セカンド以降は結構スムーズに登ってきて、3時間もかかって登った僕がバカみたい。そのまま合流して、そのままの流れで2ピッチ目は店長さんリード。岩塔を登って、降りて、確保地点から見える辺りまで降りたところで修了。ちょっとしたカンバで支点をとっていた。
 登っていいよとの合図があったので、僕もそれに続く。結構緩そうだなと思っていた登りも登ってみると意外と急で、足場も岩が当たるし結構怖い、がそれほどでもない。中間支点はたまにチョロっと生えているカンバのちっこいのでとっていたのでそれを回収しつつ進む。最後の下りが意外と急で、ちょっと後ろ向きして合流。そのまま僕が3ピッチ目リードで行こうとするのだが、結構細く、尾根上で入れ替わって先に進むのはなかなかシビア。なんか漫画とかドラマみたいに、1人が1人を抱えてフワッ、クルッ、ポン、みたいな感じで回ることができたらカッコイイんだろうが、僕にそんな力もないし無理。なんとか押しつ押されつ入れ替わって3ピッチ目スタート。
 2ピッチ目の時からあったのだが、うっすらとトレースが付いており、吹き溜まりもそんなに無いので尾根上の範囲が大体わかってやりやすい。しっかりピッケルで足元突いて、足を置く場所を一歩一歩確認しながら進んでいく。確認してみてその尾根上の幅が肩幅くらいも無く、靴を並べて置けないくらいの幅だったりすると結構怖い。が、八剣山は全般的にこの前のOP尾根と比べると、尾根も太いし、高度感もないし、全然楽。岩が当たるのが怖いが、でもそれほどでもない。まぁそんなことを考えながら、写真とかも撮りつつ登り降りして4-5ピッチ岩塔前のコルで3ピッチ目終了。ここはしっかりとした木が生えておりしっかりと確保点を作ることが出来る。

 3ピッチ目を店長さんが進んできて、コルで休憩。レーションを食べて飲物飲んでさぁ4-5ピッチ。岩塔の上で場所の入れ替わりなんてしたくもないし、上にはピンもなんにもないという話を記録からも知っていたので、とりあえず何かしら確保点が取れない限りは4-5ピッチ続けて店長さんがリードしていくってことを確認して登り始める。案の定確保点は取ることができず、5ピッチ終わりまで店長さんリード。50mのザイルいっぱいに張って、終了。終了点は姿も見えないし声も聞こえづらく面倒臭いがなんとかやり取りして、僕が登り出す。
 ここもそこそこ細いし高度感もあって2ピッチ目の登っておりてをもうちょっと大きくした感じなのだが、まぁ特に問題はなく進んでいく。5ピッチ目の最後降りるところがホールドスタンスがとりあえず上から来ると見えず、実際あまり引っかからないこともあってなかなか面倒くさいが、5-6のコルは広いし木もバシバシ生えてるのでずり落ちても安全。ずり落ちてんだか下ってんだかよくわからない感じで何となく降りて終了。

 時間も時間なので、ここからエスケープすることにする。この先の6ピッチ目以降は夏道側にbushもバシバシ生えていて、触れながら行く事もできそうだし、これまでとおんなじ感じか、それより楽な感じで行けそう。今度またピークまで来るぞ!と心に誓い、5−6コルを後にする。
 5-6コルからは絶賛尻滑り大会。これって滑落じゃねーの?ていうか自分でスピード制御できないし、これはやばい、位な感覚に陥ったりしつつ、周りの雪も巻き込んで流れるように下へと降っていく。超楽しい。そのあとは、トレースたどってとぼとぼ歩いて車まで。車の駐車は登山口入口辺りにスペースあるからそこに停めておきな、と言われたり何だりしつつ後から降りてきたサモアさんと片山君回収して渋滞の中札幌まで。

 そのあとは「つる」でワンゲルOB会の忘年会に参加して、24時くらいまで飲んだ末にまたたび帰ったら56代メッチェン2人揃ってたりカブさんも居たり、車ぶっ壊して昇進のオクレさんも居たりなんだりで、飲み会の真っ最中。そのまま久しぶりにたらふくお酒を飲んで、そのままこたつで就寝。
 飲み会で言われた言葉として印象に残っていることは、柴さんに、20を過ぎたら大人の文章をしっかりと書きなさい。ガキじゃねーんだから。と言われたことかな。道標とかそういう記録とかに関して。まぁ今回もこういうような記録じゃなくて、もっと分かりやすいしっかりした文章で書けばよかったのかもしれないけれども、なんか改まった文体って書いているうちに小奇麗な文章になっちゃってすきじゃないんだよね。頭の中に思いついた限りダラーって書く方が僕は好きだし、そういう文章読むほうがその人の本音的なこと分かって好き。まぁ、何処に何を書くのか、どういう目的なのか、っていうところで変えていくべきというそういうことは分かっているのですけれど。

お疲れ様でした。あとは斜里と赤岩か?

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