小日橋〜苗場山〜赤倉山〜ナラズ山〜赤湯温泉

2020年08月24日(月) ~ 2020年08月26日(水)

• GPS: 20:03
• 距離: 34.1km
• 登り: 3,590m
• 下り: 3,430m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:07
• 休憩: 1:31
• 合計: 8:38

8:19 小日橋
8:37 8:37 赤湯林道ゲート
8:55 8:57 赤湯林道終点
9:04 9:13 棒沢橋
9:56 9:56 鷹ノ巣峠
10:23 10:25 見返りの松
10:48 10:57 赤湯一号橋
11:04 11:28 赤湯温泉山口館
11:50 11:52 赤倉山分岐
12:47 13:03 桂ノ沢六合目
14:00 14:00 フクベノ平
15:09 15:10 深穴岩
15:55 16:08 昌次新道下降点
16:31 16:31 苗場山自然体験交流センター
16:33 16:33 苗場山
16:37 16:48 苗場山自然体験交流センター
16:51 16:53 苗場山
16:57 苗場山自然体験交流センター

2日目

• 山行: 7:30
• 休憩: 0:33
• 合計: 8:03

6:32 苗場山自然体験交流センター
6:55 6:55 苗場神社
9:45 9:55 赤倉山
11:10 11:17 ナラズ山
12:20 12:27 赤倉山
14:09 14:18 赤倉山分岐
14:35 赤湯温泉山口館

3日目

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:13
• 合計: 2:13

8:11 赤湯温泉山口館
8:15 8:20 赤湯一号橋
8:48 8:49 見返りの松
9:05 9:12 鷹ノ巣峠
9:33 9:33 棒沢橋
10:24 小日橋

＊スマホの電池が切れ、ゴールが地図上では棒沢橋手前になっています。ご了承ください。

天候

一日目　晴れ後曇り
二日目　晴れ後曇り
三日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道353号線を経由して国道17号線に合流
信号「浅貝」で右折、林道を道なりに走り小日橋へ
小日橋袂に5台ほどの駐車スペースがあり
行き止まりにも三台程駐車可能です

コース状況／危険箇所等

・小日橋〜棒沢橋〜赤湯温泉
棒沢橋までは殆ど平坦な未舗装林道
林道終点すぐ先の棒沢橋を渡ると俄かに急坂の登山道
鷹ノ巣峠を越え、急坂を下降すると赤湯温泉
・赤湯温泉〜赤倉山分岐〜苗場山
赤湯温泉玄関前から川原に下り
大岩のゴロゴロしている川原を歩くと、鉄橋が見えて来ます
橋を渡ると俄かにブナ林の急坂、尾根に出ると赤倉山分岐
一旦下り、谷（サゴイ沢）で橋を渡ると再び急坂の登り
六合目の標識を過ぎると、水場があり
水の補給を忘れずに（苗場山荘は天水で、水は有料）
シラビソ廊下（シラビソの林立する尾根）は緩やか
頂上台地に向かう急坂の最後に鎖場があります
・苗場山〜赤倉山〜ナラズ山
苗場山から赤倉山山頂への登り返し迄緩々の下り
湿原を過ぎ、笹原に入ると両脇から笹が延び出し
葉の含んだ朝露で靴の中まで濡れました
朝方は、レインウェアを着用した方が良いと思います
赤倉山とナラズ山の間は笹を刈って頂き、道は明瞭
・赤倉山〜赤湯温泉
所々伸び出している笹を丁度刈って下さっていました
夜までかけ、赤倉山山頂まで刈って頂いたそうで
草刈りの方々はヘッデンで赤湯温泉に下山してきました
急坂の草刈り、本当にご苦労と思います
笹藪箇所がなくなり、東尾根が歩き易くなり、有難いです
尾根を急坂で巻く道は細く斜めでザレている箇所もあり
疲れてもいるので、滑落に注意しながら慎重に下りました

その他周辺情報

赤湯温泉
http://akayunaebasan.sakura.ne.jp/

写真

8/24 8:17

小日橋
二泊三日の縦走周回は赤湯温泉の入口からスタート♪

8/24 8:32

Y字型分岐
案内あり、右に行きます

8/24 8:46

落石ならぬ落木
下山時（二日後）には綺麗に片付けられていました。

8/24 9:02

棒沢橋
林道終点からすぐ

8/24 9:02

橋を渡ると俄かに急坂の登山道の始まり

8/24 9:32

コメツツジ？、ホツツジ？

8/24 9:33

雲はあるものの青空、そして蒸し暑く、汗だくだく！

8/24 9:33

赤湯温泉迄の手書きの時間表示

8/24 9:49

ピンク！
珍しいです！

8/24 10:24

見返りの松に到着
松はどこ？下山時に通るので、その時再確認することに(^^;

8/24 10:59

赤湯1号橋の上から

8/24 11:02

澄んだ水にうっとり

8/24 11:03

ずっと泊ってみたかった赤湯温泉に遂にやって来ました(^.^)今日は休憩だけで通過。明日、赤倉山、ナラズ山経由で宿泊予定！

8/24 11:04

シラヒゲソウ
庭先に咲いていました。なかなか見られない山野草に会えるなんて嬉しいです♪

8/24 11:24

赤湯温泉玄関前を通り過ぎ、大岩ゴロゴロの川原へ

8/24 11:31

あの橋を渡るのでしょうか？

8/24 11:33

橋の上から
歩いて来た川原を見渡すと、目を覆いたくなる崩落箇所が…

8/24 11:49

赤倉山分岐
明日、ここに下りて来ます。無事下れますように！

8/24 11:58

赤倉山分岐から一旦急坂を下り、川を橋で渡ります

8/24 11:59

又もや急坂を登ると川がすぐに目の下

8/24 13:05

カタツムリ
最近本当に目にしなくなりました

8/24 13:58

太いブナの幹に文字の読めない標識

8/24 13:59

フクベノ平付近は平坦なブナ林の散歩道。ほっと一息くつろげる美林の休憩場所(^^♪

8/24 14:00

七合目です
まだ七合目なの(/_;)出会った登山者は下ってきた単独男性一人だけでした。

8/24 14:12

左奥に見えている山は？

8/24 14:23

存在感のある山なのに、山名分らず残念(:_;)

8/24 14:24

微かに二基の送電鉄塔か、電波塔

8/24 14:24

一合目毎の標識が一般的ですが、半合目毎に標識があり、印象に残ります。それだけ昌次新道は長いコースと言えるかもしれません

8/24 14:27

シラビソの並木道

8/24 14:34

クロベ（ネズコ）
ここで出会えるとは(*_*)

8/24 14:45

八合目

8/24 14:53

谷川岳方面？

8/24 14:56

オヤマノリンドウ

8/24 15:02

深穴岩
あの先端に立つ人はいるのか？

8/24 15:03

ソバナ？
終わりかけ

8/24 15:03

深穴岩は八合半

8/24 15:04

深穴岩は全体が把握できない大きな岩。人間が蟻の如き存在に思えます。ドローンの旋回で岩の全貌を捉えられるかも…

8/24 15:05

トモエシオガマ

8/24 15:09

シラビソ廊下

8/24 15:11

のんびり歩ける平坦箇所もありました

8/24 15:18

カッサ湖
晴れていれば空を映し、空より碧く見える筈、残念(:_;)

8/24 15:19

神楽ヶ峰
目立つ尖峰ですね。祓川コースに合流後、この峰を越えた登り返しが、案外辛く感じました

8/24 15:24

まだちょっと目の高さより高い尾根は、多分明日歩く尾根でしょう。

8/24 15:32

神楽ヶ峰
左肩に霧の塔が見え、昨年、小松原湿原から苗場山に縦走し、楽しかった一日が懐かしく思い出されます

8/24 15:34

祓川から神楽ヶ峰を越える登山道をこうして深い谷向こうから眺められるなんて！やっぱり、未踏コース挑戦は止められません(^^ゞ

8/24 15:38

振り返ったシラビソ廊下は平坦気味で快適でした

8/24 15:41

テーブルマウンテンの頂が見えて来ました。しかし立ちはだかる絶壁に登山道はどう付けられているのか、疲れているにもかかわらず、興味津々(^^;

8/24 15:41

端正な形の神楽ヶ峰

8/24 15:41

秋の花のコラボが目を惹き、束の間のんびり

8/24 15:42

ミヤマコゴメグサ
本当に小さく、可愛らしい花

8/24 15:48

一瞬日に照らされたシラビソ廊下と過ぎて来た峰々

8/24 15:50

つい、あまりの可愛さに撮影

8/24 15:50

オニシオガマ
昨年、日蔭山と霧の塔の間の急斜面の岩場で見ました。こんな環境がお気に入りなのですね！

8/24 15:59

絶壁を避けて通過する急坂

8/24 16:06

鎖場(*_*)
やはり最後は絶壁の端の岩場登りでしたか

8/24 16:07

シラビソ廊下が足元
頂上台地まで後僅かでしょう。疲労と緊張が少し和らぎました。

8/24 16:09

キンコウカ

8/24 16:10

頂上台地に到達
ここからは、ほぼ平坦な木道！有難いです(^.^)

8/24 16:11

やれやれ、正面に苗場山荘の屋根が見えました

8/24 16:12

この広々とした湿原が好きです(^.^)

8/24 16:18

賑やかにイワショウブ

8/24 16:19

言葉は要りません

8/24 16:26

北東に青空が見えていました

8/24 16:29

今夜お世話になる山荘は後少し

8/24 16:29

いつもなら、宿泊の方々がのんびり夕景を眺めに来て居る和やかな場所なのに、ひっそり

8/24 16:31

苗場山荘
玄関前に到着。先に山頂にご挨拶

8/24 16:32

苗場山山頂
初めて登った時には、一等三角点のある山頂らしくなく、平原のようと思いましたが、今ではこの平坦な穏やかな山頂に癒されます

8/24 16:33

ここにも咲き残りのキスゲが

8/25 4:57

夕暮れが迫り、宿に向かいます。明日の行程も長くなりそうなのでゆっくり休まないと(^^;

8/25 5:07

二日目
夜明け

8/25 5:13

ご来光
大勢の人で賑わう展望場所も自分たちの外に昨夜同宿した単独の方が一人だけ

8/25 5:13

まだ静かに眠っている湿原

8/25 6:33

快晴の出発(^.^)
正面に連なるのは群馬県境稜線トレイルなのかもしれません。今日は佐武流山の途中のナラズ山まで行きます♪

8/25 6:34

やや右寄りに際立つ岩菅山

8/25 6:35

赤倉山も足元近くに見えているのでしょうか？

8/25 6:36

撮らずにおれません

8/25 6:40

ヘリがひっきりなしに上がってきて廃材を釣り上げ、運び去ります。昨夜はこの工事関係の方々と同宿、朝五時から仕事の準備を始めておられました。ご苦労様です。

8/25 6:40

昨年木道が新しく付け替えられ、本当に気持ちよく歩けます。でも、そうして下さる方々の御苦労があってこそと、この光景を見て実感します。有難うございます。

8/25 6:51

鳥甲山
湿原とは対照的な荒々しさに、いつ来ても立ち尽くし、心打たれる場所！

8/25 6:52

先日牛歩で歩いた火打方面
懐かし過ぎ！

8/25 6:53

分岐
ここから再び未踏コース(^^♪

8/25 6:56

苗場神社
初めてお参りさせて頂きました。今までの失礼をお許しください。

8/25 6:57

高層雲は秋の雲

8/25 6:58

笹原に入ると葉先の朝露で濡れ、やがて登山靴の中もぐちゃぐちゃ(T_T)

8/25 7:08

言葉は要りません

8/25 7:18

龍ノ峰
木道脇右のほぼ平坦な笹原の中に三角点発見

8/25 7:23

広大なシラビソ樹林帯の中を緩やかに下るようです

8/25 7:43

おっと左側はテーブルの縁！笹薮に覆われていますが、左足元滑落注意！

8/25 7:43

こんな急さ麺の始まる危うい場所にも可愛い池塘が

8/25 7:44

池塘の向かいは、赤倉山を経て下る東尾根でしょうか？

8/25 7:53

振り返った苗場山方面

8/25 7:54

昨日登った昌次新道

8/25 8:06

ゴゼンタチバナも実りの秋

8/25 8:40

後でわかったのですが、ナラズ山への尾根が見えていたのでした(*_*)

8/25 8:54

ツバメオモトも実りの秋。何故か動くアートを連想

8/25 9:35

赤倉山に到着
分岐からほんの僅か、ナラズ山寄りです。三角点の周りが笹が刈られた平坦地で、シラビソ樹林帯の中。全く展望なし。

8/25 9:54

多分、来る人はいないだろうとシュラフ、マット等不要な物を三角点脇にデポし、ナラズ山往復に出発。笹が刈ってあり、コースタイムの半分で歩けました。歩く人がどれだけいるのだろうか？と思う登山道に対しての登山道整備、本当に有難く、感謝の言葉が見つかりません。

8/25 10:04

上ノ倉山、忠次郎山など群馬県境稜線トレイルが見えていると思うのですが、山座同定できません(/_;)

8/25 10:10

展望尾根(^^♪
来て良かった(^.^)でも左足元注意

8/25 10:14

下って登り返す道筋くっきり。尾根の左下は雪の滑り落ちる度に崩壊して行くと思われる急斜面

8/25 10:19

絶景の尾根歩きだと思います

8/25 10:25

谷川岳方面

8/25 10:30

急斜面
動物も歩けないのでは？

8/25 10:46

尾根上に凛と立つシラビソ並木

8/25 10:48

右上の樹林帯の中に三角点があるのではないかと思います

8/25 10:52

振り返った苗場山（左）と赤倉山（右）

8/25 10:57

短いですが急斜面通過あり

8/25 10:58

さあ、もう一息
ほぼ平坦

8/25 11:04

山頂標識発見(^.^)

8/25 11:04

東は展望が開け、雲がなければ谷川岳方面が見渡せそう

8/25 11:16

さようなら
三角点を探したのですが見つからず、諦めて赤倉山に戻ります

8/25 11:20

雲行きが怪しくなってきました。雨雲ではないと思うのですが…

8/25 11:21

赤倉山
手前の尾根に日が差しました

8/25 11:29

笹が刈られて歩き易いです。もし藪だったら諦めて戻ったでしょう。

8/25 11:49

戻る道くっきり

8/25 12:11

シラビソ樹林帯

8/25 12:20

赤倉山に帰還

8/25 12:26

さようなら
デポした荷物を背負い、赤湯温泉に向けて下山開始

8/25 12:51

展望の良い岩場に手書きの標識がありました。赤湯温泉迄1時間50分とあります。

8/25 12:51

谷川岳方面が見えていると思います

8/25 14:15

赤倉山分岐
やれやれ、急斜面に付けられた細く斜めの巻道に神経を使いましたが、無事帰還。途中、草を刈って頂いている方二人に行き会った他は、人には出会わずじまいでした。

8/25 14:25

橋を渡り、川原へ下ります。来た道を戻るのは周りの様子に見覚えあり、安心

8/25 14:26

後で宿の御主人に伺いましたが、川原を掘れば温泉だそう(*_*)

8/25 14:27

青ペンキマークに沿って、大岩の間を抜けたり、跨いだり

8/25 14:32

赤湯温泉山口館
今夜お世話になるのを、一年程前から楽しみにしていました(^^♪

8/26 6:24

三日目
朝食前の散歩のついでに、誰もいないのを幸い、撮影しちゃいました。すみません(^^;

8/26 6:25

露天風呂から赤湯1号橋

8/26 6:25

透き通った水の流れを見ながら入る露天風呂は格別！いやもうこんな秘湯に入る機会はないかもしれません(:_;)

8/26 6:28

茶色は鉄分でしょう

8/26 6:30

赤湯1号橋は、険しい谷間に掛かっています。尾根の巻道を辿らなければならない理由が分かりました。

8/26 8:13

この下流、狭まる谷間は歩くには大変すぎます

8/26 8:48

見返りの松に到着

8/26 8:48

見返りの松は登山道のちょっと下にありました

8/26 9:08

鷹ノ巣峠

8/26 9:38

棒沢橋迄帰還

8/26 9:38

鉄橋を渡るとゴールまでほぼ平坦な林道歩き(^.^)釣り人発見！イワナが釣れるそう！

8/26 9:40

ここが釜段ノ滝上部でしょう

8/26 10:02

急斜面を覗き込むと激しい流れが見え、落ちたら川に真っ逆さま(*_*)

8/26 10:17

川原が広がり、流れも緩やかになりました。ゴール間近♪

8/26 10:23

小日橋
登りも下りもロングコースでした。赤湯温泉を楽しみに、それを承知で同行してくれた山友には感謝です。温泉とビールを楽しみに頑張れました。めでたし、めでたし(^^;

感想

kyom4

赤湯温泉に一度は泊まりたいという願いが年々強くなり、
秘湯大好きな山友のリクエストもあって昨年計画しました。
幾ら歩くしかないと言え、温泉だけではもったいないと思い
苗場山の未踏のコースにも挑戦！と四苦八苦した結果、
登りも下りも予想外のロングコースになり
計画した自分を炎天下の急坂で呪う羽目に(^^;

予報は的中し、日差しが強く、蒸し暑く
午後曇ってきたおかげで何とか歩き通せた気がします。
未踏のまま残ってしまった祓川コースは分かりませんが、
苗場山頂上台地に至る登山道はどこかしらで急坂に遭遇。
しかし、赤倉山から赤湯温泉に下る東尾根の後半の
尾根の巻道で長い急坂で細くザレた箇所は、
疲労も来ており、滑落の危険を考え、慎重に下りました。

今回泊った宿泊施設は二箇所とも宿泊客が殆どなく
コロナ感染の影響をまじまじと見たように思います。
シュラフ持参と苗場山荘HPにあったので
赤湯温泉でも宿の寝具は一切わず、持参した物で畳上で就寝。

小屋泊まりなら減らせる荷物が重く肩にのしかかり
部屋に入っても、布団のない床上で、緊張と共に過ごし
ため息の出るような、ちょっぴり悲しい山行でしたから
こんな時はテント泊が悠々自適、最高ではないかと思います。
さりとて、今の自分にテントまで背負えるか？
全く想像もつきませんけれど…