念願の赤岳→横岳→硫黄岳縦走 天気はいいけど強風!
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,672m
コースタイム
○24日 8:20赤岳鉱泉→10:00美濃戸口
天候 | 23日→晴れ強風、夜は強風と雪 24日→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
写真
感想
○22日
クリスマスルンゼでアイスクライミングをした後(詳細はhttp://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-254629.html)
Sさんの車で美濃戸口まで送ってもらい、仮眠室に宿泊。夜遅くなって一人来たが、それまでは広い部屋を独占し、塗れた装備を十分に乾かせた。
○23日 6:20美濃戸口→8:35 赤岳鉱泉 9:30→11:30赤岳山頂→12:00展望荘 12:25→13:27横岳山頂→14:25硫黄岳山頂→15:10赤岳鉱泉
翌日、赤岳鉱泉にテントを設営し、まずは文三郎尾根から赤岳を目指す。天気はいいが風が強い。
途中、主稜取り付き点付近では小さい氷塊が顔に当たって痛い。それにしてもガイド登山が多い。
冬山もメディアへの露出が増えて、登山者が増えているのだろうか。
中岳分岐を過ぎて岩場が出てくる。今年の1月上旬に来たときよりは雪が多いが、雪壁のようなものはぜんぜんできておらず、全く問題ない。
風はあるが見晴らしが良い山頂を通過して12時に展望荘前に到着。空腹だったので、誘惑に駆られてラーメンをいただく。
さて、この先はちょっと難易度が増す横岳への縦走だ。山岳会に入会する前からここを縦走するのが目標だった。
そこに一人で入っていく。気を引き締めて一歩一歩 歩く。
次第に風が強くなり、クラストした雪の小片が風に舞って飛んでいる。日ノ岳下の急なルンゼを登り切り、三叉峰手前のいやらしいトラバースも通過。
ゆっくり慎重に横岳山頂(奥ノ院)に到着。その先のカニの横ばいはまだまだ鎖が出ていて夏とそれ程変わらない状態だった。
全ての危険箇所を通過して、さあ後は硫黄岳に登り返すのみ。満足感がこみ上げて来たが、今日の核心はこの後にあった。
硫黄岳山荘に向けて、コルを下っていくに従い、どんどん風が強くなってくる。気圧の谷が近づく午後から強風になるとの予報通りだ。
やがて真っ直ぐ歩くのが難しくなってくる。この付近はだだっ広いので、転んでも危険はないため、一歩一歩フラフラしながら進む。
硫黄岳への登り返しの途中で風が最大になった。気温は−10度ほどだが着込んでいたので寒くはない。とは言ってもこれだけの風だと体力を削がれる。
なんとか山頂到着。一秒でも早くこの場を去りたい。逃げ込むように赤岩の頭に行き、樹林帯を目指した。
赤岳鉱泉のテントにたどり着くと、疲労感と目標を達成した充実感がこみ上げてきた。
○24日 8:20赤岳鉱泉→10:00美濃戸口
夜間、雪が降りしきり、上空では風が唸っている。
翌朝、テントを出ると20センチ以上は積もっている。計画ではここから北上して渋の湯まで行くつもりだが、早々に諦める。
上空は風が強そうだし、昨日硫黄は登っているので、今日はもう帰ろう。
そう思い、ゆっくり支度をして帰途に着いた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する