92.常念岳「男はひとり道をゆく」一ノ沢往復小屋泊
- GPS
- 12:20
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,698m
- 下り
- 1,503m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:06
天候 | 一日目:晴れのち雨 二日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここだけでも10〜15台停められます。平日なので問題なく停められました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に胸突八丁は木の階段と桟道あり。片側が切れ落ちて落ちたら無事では済まない場所も通るので、一番気を使いました。 最後の水場付近は落石注意の看板がありました。 ※地図の軌跡で山ノ神手前で(G)になっていますが、実際のゴールは登山者用駐車場です。修正しようと思ったのですが、余計におかしくなるのでそのままにしました。スマホのGPSの精度が落ちているのを感じました。 |
その他周辺情報 | ほりでーゆ四季の湯 常念小屋で割引券を頂いて450円となりました。 |
写真
装備
MYアイテム |
akira1969
重量:-kg
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感想
第92座 「男はひとり道をゆく」
7月の武尊山登山から間もなくして梅雨が明け今年も暑い夏がやって来た。
自信がなくなって、8月下旬に予定していた常念岳登山は延期にしてしまった。しかし諦めきれずに既に登頂済の百名山である伊吹山に登ることに。22日はハイドレーションの水漏れのため一合目手前で撤退。新しいハイドレーションを購入して翌29日に再挑戦。登頂を果たして常念岳登山の決意を固めた。
北アルプスエリアの百名山で、この山だけが残っていた。当初は燕山荘宿泊と燕岳とセットで登ることも考えたのだが、体力が落ちていることとコロナ禍のため、一ノ沢ピストンで登ることに。常念小屋が制約付きとは言え営業しているということで小屋泊と体力が落ちた現状でも登頂が成功するようには考えたつもりだ。
9月3日、仕事が終わった後に一旦帰宅。風呂夕食の後の20時頃にクルマで出発。中央道の岐阜県に入ったところで激しい雨に打たれながらも、何とか一ノ沢の駐車場に着いたのは4日の1時頃であった。既に停まっていたのは5〜6台で問題なかった。
5時5分頃に一ノ沢駐車場を出発。約1キロの車道を歩いている途中で空を見たら、見事な虹がかかっていた。僕はそれを見て「幸先良し!」と感じた。一ノ沢登山指導所には誰もいなかった。ここから登山道が始まった。
間もなくして、「山ノ神」という祠があったので、疫病退散を祈念して、いい感じで王滝ベンチに着いた。特に問題なく難所である胸突八丁に備えて1988メートル地点で一本立てた。
胸突八丁は木の階段や桟道、片側が切れ落ちて落ちたら無事では済まないような狭い道を通過するので、気を使いながら慎重に登った。最後の水場を過ぎても「落石注意」の看板があったり、急峻であることには変わりがなかった。第二ベンチで一本立てていた10時半頃、雨が降って来た。その上、雷の音が不気味にゴロゴロとなっていた。僕はここで雨具を着た。
11時15分頃、常念乗越に到着。雨が激しい上に雷が落ちる可能性があるため、この日の山頂アタックは断念。早いながらも常念小屋にチェックインした。常念小屋はコロナ禍のため、定員を減らした上で完全予約制として、随所に消毒液が設置され、滞在中はマスク装着と制約が多かったが、相次いで今期の山小屋が休業されている中、営業されているだけでも本当にありがたかった。この日は宿泊客が10人程度で、一室4人部屋にひとり使うことが出来て、快適に過ごすことが出来た。
3時に起床。5時に朝食を済ませた後に、ザックをデポして空荷に近い状態で山頂アタックに出た。空は快晴で登っている途中でご来光を見た。約80分かけて山頂に到着。これで百名山92座目、北アルプスの百名山コンプリートとなった。槍穂高だけでなく、乗鞍岳や木曽御岳、燕岳の向こうに鹿島槍や五竜、南に目を向ければ富士山も観ることが出来た。今日登れて本当に良かった・・・・。
常念小屋に戻ってザックを回収して8時に下山を開始。間もなくして登って来る登山者とすれ違った。登るのが早いなと思った。最後の水場でポールを収納して腕を自由にして胸突八丁を通過。考えていた以上にすんなりと通過出来た。この頃になると暑くなって道中辛かった。王滝ベンチを過ぎてからは今までの疲れがドッと出て、登山口が遠く感じた。12時に駐車場に到着。コースタイムは標準よりも落ちているが、体力が落ちている現状から考えると良かったと思う。
これで今年の百名山登山はこれでおしまいとなるが、コロナ禍の中でゼロになるかも知れない中で、体力が落ちながらも武尊山と常念岳に登れただけでも良かったと思う。来年の夏山シーズンの頃、コロナ禍がどうなっているのかが想像出来ないけど、冬の間でも低山に登って、落ちた体力を少しでも取り戻したいと思った。
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