法行沢〜富士見峠南尾根

2020年09月13日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.0km
• 登り: 626m
• 下り: 621m

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

浅瀬

コース状況／危険箇所等

■世附川大又沢水系　法行沢
　　法行沢林道は昨年の林道補修工事できれいになっています。
　　大又沢林道から法行沢林道を使い中法行沢橋から入渓。
　　浅瀬の渓流釣り事務所を見ると法行沢にはテンカラ2名が入っていたようで
　　ちょっと心配しながら遡行しましたが、どうやら橋よりも下流部だったようで
　　不安は払拭されました。
　　中流部の3m滝や釜が深い2m＋2条5×10m滝は右岸に巻き道もあります。
　　他は小滝とナメ床が続いており遡行グレードは1級。癒し系の渓です。
　　ただ下山は同沢を下降するか、富士見林道をひたすら下り地蔵平経由で
　　大又沢林道を下るか（時間が3時間以上かかります）、地図読みを確実に
　　しながら椿丸経由で浅瀬橋に下りるか、同じく読図必須の法行沢・長尾沢の
　　中間尾根（富士見峠南尾根）を下るかになります。一般登山道は林道経由以外
　　ありません。

　　拙著『丹沢の谷200ルート』に法行沢左俣は掲載しています。
　　※今回遡行した右俣は掲載していません。

■法行沢・長尾沢中間尾根（富士見峠南尾根）
　　富士見林道からの下降点は「林班界標128　127」から南に下りる尾根ですが
　　地図読みがきちっとできればこういう情報に頼らずに乗れるでしょう。
　　P798は尾根がはっきりと二分され南東方向の尾根にまず下降し、30〜40m
　　ほどで右手の南に下りる尾根に乗ります。
　　その後に現れる小さなコルと小ピーク（標高差は2m程度の登り返し）から
　　進行方向左手（東向き）に派生する小尾根を下って、尾根末端が急傾斜に
　　なるのが見えてきたら左手斜面をジグザグに下りれば法行沢林道へ下りられ
　　ますが踏み跡はほぼありません。最後は土ザレの斜面です。

■マウントファーム登山学校（JMIA認定）
　　沢登り、読図、クライミング等主体性、リスク管理を主眼とした講習実施。
　　http://mt-farm.info/

写真

9/13 8:40

浅瀬は釣り師などで多少混んでいました

9/13 8:48

浅瀬橋

9/13 9:27

法行沢橋

9/13 9:33

その奥を少し進むと法行沢林道の分岐

9/13 9:52

法行沢林道

9/13 10:00

長尾沢出合は以前かなり崩壊していましたが復旧していました

9/13 10:05

下山にこの尾根を使う可能性があるので、様子をチェックします

9/13 10:15

中法行沢橋

9/13 10:16

記名してある

9/13 10:20

昨年復旧工事したようですね

9/13 10:29

中法行沢橋からザレを下りて入渓

9/13 10:31

9/13 10:31

最初から癒し系

9/13 10:33

9/13 10:33

9/13 10:35

倒木架かった2m滝
右の段差を登ります

9/13 10:36

9/13 10:37

トロもいい感じです

9/13 10:41

9/13 10:43

9/13 10:46

9/13 10:46

9/13 10:47

685m二俣にある3m滝
左から巻くことも可能ですが、今日は流芯左壁を登りました。
落ち口がややハイステップです。

9/13 10:48

685m二俣右岸にある湧き水帯

9/13 10:53

3m滝落ち口から

9/13 10:53

その後も癒し系

9/13 10:54

9/13 10:55

倒木架かった2m滝
ここは釜が深いので少し戻って右岸の巻き道へ

9/13 11:02

巻き中

9/13 11:03

その上の2条5×10m滝も一緒に巻きます

9/13 11:04

落ち口

9/13 11:05

9/13 11:06

9/13 11:06

晴れて陽が射しこめばもっと美しく輝くのにな

9/13 11:08

9/13 11:09

9/13 11:11

堰堤越えれば平凡な渓相になります

9/13 11:13

9/13 11:16

720m二俣の左俣

9/13 11:17

720m二俣の右俣
今日はこちらへ

9/13 11:38

すぐに4段6m滝

9/13 11:40

案外容易に登れます

9/13 11:40

9/13 11:42

次の堰堤は左巻き

9/13 11:42

9/13 11:45

やはり倒木多くなってきた

9/13 11:48

小振りなナメ

9/13 11:49

9/13 11:50

9/13 11:51

9/13 11:51

この堰堤はどっちから巻くか？
山を観る眼を養ってもらうため口出しは致しません。

9/13 11:55

左が一見して巻けそうに見えたらしいのですが残念ながら足元ズルズルで何よりホールドにしたい木や根がありませんね。

9/13 11:55

正解は右巻きです

9/13 11:56

仕切り直して右巻いてきます

9/13 12:05

9/13 12:18

上流部にまたナメ帯が現れました

9/13 12:19

9/13 12:23

9/13 12:24

すぐにゴルジュになってくる

9/13 12:24

9/13 12:25

9/13 12:29

最後まで行けば行き詰る恐れもあり得ますので、そろそろ弱点を探ります

9/13 12:32

9/13 12:35

右手にちょっと魅力的な急なナメ床が出てきましたが、詰まる恐れもあるから冒険はしないように。

9/13 12:35

さて最後まで行けるかな

9/13 12:42

稜線直下で左の尾根に上がります

9/13 12:51

富士見林道に出ました

9/13 12:54

乗りたい尾根の方向を確認しながら南下

9/13 12:57

白いベールを纏って美しい

9/13 13:04

9/13 13:04

ここですね。
尾根の両側の沢の流れ落ちる方向も沢線を引いた地形図通りです。

9/13 13:05

林道も南東から初めて北東に向きを変えています。
現在位置を確認する証拠がたくさん揃いました。

9/13 13:17

さて尾根下降

9/13 13:31

9/13 13:33

ここが798ピーク

9/13 13:53

尾根の傾斜の変化も意識します

9/13 13:55

650ピークから東尾根に乗ります

9/13 14:00

最後は尾根が急峻（切通し）になるので左の斜面を下ります

9/13 14:04

最後が土ザレで崩れやすい

9/13 14:04

法行沢林道に予定通り下りました

9/13 14:05

9/13 15:23

浅瀬に戻りました

撮影機器：

FinePix XP140 富士フイルム

感想

kamog

土曜の予報では結構な降水量が見込まれていたため小川谷は中止し、本日日曜場所を西丹沢の法行沢へ変えてみました。
予報とは裏腹に土曜の降水は大したことなくほぼ平水状態。
ま、仕方ないですねー。
法行沢は癒し系。今回は720m二俣で右俣へ歩を進め、富士見峠から法行沢と長尾沢の中間尾根（富士見峠南尾根）を下降。
天気は終日曇天ながら沢と尾根の読図を学習していただきました。
ガスっていたから今日は森のクマさんに再び会えるかと期待していたのですが、遠くで微かに臭うくらいで姿を見せてはくれませんでした。
法行沢林道は昨年林道工事でかなりきれいに整備されています。