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Yamareco

記録ID: 258028
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳日和(赤岳-阿弥陀岳単独日帰り)

2013年01月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:00
距離
17.6km
登り
1,704m
下り
1,710m

コースタイム

5:05美濃戸口-7:40-55行者小屋-9:25地蔵尾根分岐-10:15赤岳-12:40-50阿弥陀岳-14:10文三郎道分岐-14:50行者小屋-17:05美濃戸口(所要時間12:00)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
普通タイヤFF車で美濃戸口まで。駐車料金500円
コース状況/
危険箇所等
往復とも美濃戸口-行者小屋間はアイゼン無しでも歩行可。行者小屋より先は本格的雪山装備必須。
7:40行者小屋に到着
2013年01月05日 18:57撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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7:40行者小屋に到着
雪煙にのみ朝日が当たる
2013年01月05日 18:59撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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雪煙にのみ朝日が当たる
阿弥陀岳北峰(左)と北西峰(右)
2013年01月05日 19:01撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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阿弥陀岳北峰(左)と北西峰(右)
横岳
2013年01月05日 19:03撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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横岳
赤岳は風が強そう
2013年01月05日 19:03撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岳は風が強そう
地蔵尾根中腹より阿弥陀
2013年01月05日 19:04撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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地蔵尾根中腹より阿弥陀
2013年01月05日 19:05撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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諏訪湖が彼方に
2013年01月05日 19:05撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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諏訪湖が彼方に
2013年01月05日 19:06撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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阿弥陀と真昼の月
2013年01月05日 19:06撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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阿弥陀と真昼の月
斜度がきついところ
2013年01月05日 19:07撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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斜度がきついところ
梯子と手すりがあるので安全といえば安全
2013年01月05日 19:08撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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梯子と手すりがあるので安全といえば安全
2013年01月05日 19:09撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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9時を過ぎても行者小屋にはまだ陽が差さない
2013年01月05日 19:09撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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9時を過ぎても行者小屋にはまだ陽が差さない
中岳と阿弥陀岳
2013年01月05日 19:10撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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中岳と阿弥陀岳
登山者が多いので気持ち的には楽
2013年01月05日 19:14撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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登山者が多いので気持ち的には楽
稜線は吹いている模様
2013年01月05日 19:13撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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稜線は吹いている模様
尾根上に出た
2013年01月05日 19:26撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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尾根上に出た
名物赤岳天望荘のエビの尻尾
2013年01月05日 19:24撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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名物赤岳天望荘のエビの尻尾
西半分が雪で覆われた赤岳天望荘
2013年01月05日 19:23撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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西半分が雪で覆われた赤岳天望荘
もう一息で赤岳頂上
2013年01月05日 19:23撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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もう一息で赤岳頂上
10:15赤岳到着 美濃戸口から5時間10分だった
2013年01月05日 19:22撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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10:15赤岳到着 美濃戸口から5時間10分だった
赤岳からは阿弥陀岳も低く見える
2013年01月05日 19:16撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岳からは阿弥陀岳も低く見える
権現岳の向こうには南アルプス
2013年01月05日 21:33撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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権現岳の向こうには南アルプス
2013年01月05日 21:32撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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頂上の祠
2013年01月05日 21:31撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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頂上の祠
北八ツ方面
2013年01月05日 21:31撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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北八ツ方面
頂上小屋
2013年01月05日 21:30撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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頂上小屋
少々下ってから赤岳を振り返ると雪と岩のオブジェが
2013年01月05日 21:29撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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少々下ってから赤岳を振り返ると雪と岩のオブジェが
岩溝の間から下りてきた
2013年01月05日 21:28撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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岩溝の間から下りてきた
これから向かう阿弥陀岳
2013年01月05日 21:27撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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これから向かう阿弥陀岳
赤岳のオブジェ
2013年01月05日 21:26撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岳のオブジェ
文三郎道上は人の行き帰が多い
2013年01月05日 21:25撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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文三郎道上は人の行き帰が多い
2013年01月05日 21:25撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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2013年01月05日 21:46撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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分岐点付近より。ここから阿弥陀の縦走路。
2013年01月05日 21:46撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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分岐点付近より。ここから阿弥陀の縦走路。
中岳を越えて赤岳方面
2013年01月05日 21:44撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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中岳を越えて赤岳方面
富士山もよく見える
2013年01月05日 21:43撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士山もよく見える
冬の権現までの縦走路はきつそうだ
2013年01月05日 21:43撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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冬の権現までの縦走路はきつそうだ
風も収まって来た今日なら横岳縦走も十分できるだろう
2013年01月05日 21:42撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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風も収まって来た今日なら横岳縦走も十分できるだろう
阿弥陀岳頂上への最後の登り
2013年01月05日 21:42撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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阿弥陀岳頂上への最後の登り
そして念願の阿弥陀岳頂上へ
2013年01月05日 21:38撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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そして念願の阿弥陀岳頂上へ
北稜方面
2013年01月05日 21:38撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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北稜方面
横岳
2013年01月05日 21:37撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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横岳
赤岳
2013年01月05日 22:41撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岳
2013年01月05日 21:55撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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2013年01月05日 21:52撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士山
2013年01月05日 21:51撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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富士山
御嶽
2013年01月05日 22:06撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 22:06
御嶽
中央アルプス方面
2013年01月05日 22:26撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 22:26
中央アルプス方面
再び文三郎道分岐
2013年01月05日 22:23撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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再び文三郎道分岐
午後になってまた風が出てきた
2013年01月05日 22:20撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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午後になってまた風が出てきた
文三郎道は鎖やトレースがしっかりしているので安心して下りてこられる
2013年01月05日 22:12撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 22:12
文三郎道は鎖やトレースがしっかりしているので安心して下りてこられる
このコントラストが美しい
2013年01月04日 14:51撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 14:51
このコントラストが美しい
行者小屋で一息
2013年01月05日 22:10撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 22:10
行者小屋で一息
美濃戸からふり返ると阿弥陀岳はオレンジ色に輝いていた
2013年01月05日 22:09撮影 by  E-M5, OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 22:09
美濃戸からふり返ると阿弥陀岳はオレンジ色に輝いていた
撮影機器:

感想

昨シーズンの反省を踏まえてゴーグルやジャケットなど新たな装備を充実させ、自称Ver2.0となった今シーズンであるが、天気予報が芳しくなくまだ出番がない。いつの間にか適正体重を4キロも超過し、そろそろメタボ解消のためにガッツリと冬山に登りたくなってきた。4日の八ヶ岳方面はかなり確実に晴れそうだったので今年の登り初めは昨年無念の敗退を喫した阿弥陀岳に再挑戦することにした。次いでに赤岳にも登ってしまおう。
 昨年の反省から出発時間を早めた。早めに美濃戸口にやってきて4時半起床、5時に出発。月が明るいのでヘッドライトなしでも歩ける。北斗七星を眺めながら歩いていると大火球といえるほどの流れ星が出現して驚いた。行者小屋に着く少し前にやっと明るくなってきた。今日は体調も良く、ペースも速い。
 まずは地蔵尾根から赤岳に向かう。雪の量は昨年の二月よりはまだ少ない。階段や鎖もまだ完全に埋もれていないので、急斜面であっても主観ではあるがそれほど危険は感じない。稜線に出てから頂上までは、マイナス20度の強風がさすがにこたえたが、防寒対策は万全であったので、赤岳まではすんなり登ってこれた。動作保証温度が0度であるデジカメ(OM-D)がこの寒さの中動作するかが心配であったが、どうやら持ちこたえてくれた。
 赤岳頂上は人だかりができていた。頂上小屋の前でおにぎりを食べようとしたが、既にかちかちに凍っており、かろうじてテルモスのお茶に浸すことで食すことができた。そそくさと写真をとっていざ阿弥陀に向けまっすぐ下降しようとしたところ、誰かが後ろで叫んでいる。ふり返ってみると私が正規ルートを外れていることを注意してくれていたのだ。このまま進んでいたら南峰リッジのバリエーションコースにはまって往生していたかもしれない。その人は地図をよく見るようにと諭してくれたが、1/25000地形図上でも道は頂上からまっすぐに阿弥陀に向かっており、一旦南に向かって巻くということは現地に来てみないことにはわからない。礼をいって指示された方向に進んで行くと、今度は正面に権現が見えている。どうもおかしいを思って戻ってみると、阿弥陀方面(文三郎道)の分岐を見落していたことに気がつき、やっと正規ルートに戻れた。極寒の頂上という異世界の雰囲気が冷静な判断を鈍らせるようだ。こんな天気の良い日に道迷い遭難はしゃれにもならないと自分を戒めた。
 文三郎道分岐を過ぎ、中岳を越えて中岳のコルという鞍部に差し掛かると、それまであったトレースが忽然と無くなっていた。途中の稜線沿いでは3人組とすれ違っていたのが、彼らはここで引き返したということか。こうなったら独力でラッセルするしかない。しかし中岳のコルからの登り返しは阿弥陀岳の登りでも最も急斜面かつ風衡地的地形によりパウダースノーと化していて遅々として進まない。でもここで引き返したら、完敗を認めることになる。時間、天気、体力すべての条件がOKなのだからここはGoだ。ラッセルにはコツがあると聞いたことがあるが、吹きだまりではなく、少しでも岩が露出しているところを選んでルートを拓けば足場が築けやすいということを体得した。ラッセルで頂上までもう半分は来たかと思える辺りで上から人が現れほっとした。この2人連れは南稜コースを登って来たという。御小屋尾根はトレースがなく、こちらに下りることにしたらしい。これでお互いのトレースを利用できる。これぞまさしくWinWinの関係だ。その後は斜度も緩くなり、ほどなくして頂上に出た。赤岳より低い阿弥陀岳だが、登頂の喜びはこちらの方が断然上回っている。
 帰りはセオリー通り文三郎道を経由した。赤岳直下とも言えるくらい文三郎道の分岐は赤岳寄りで想像していたよりもはるかに高い地点にあり、中岳沢をまっすぐ降りていく誘惑に駆られたが、ここは安全を優先することにした。
 駐車場に戻ってきたのは17時過ぎでもう星がまたたき始めているころであった。
駐車場の管理人の話では、年末から昨日までずっと天気が悪かったとのこと。今回の天候のありがたさをかみしめた。

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