矢倉岳
- GPS
- 05:38
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 968m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小田原 8:00発の大雄山線で8:21 大雄山着。 隣接する関本BS 8:30発の箱根登山バスで8:47 地蔵堂(終点)着。(460円、SUICA/PASMO使用可能) ◆復路 JR御殿場線山北 14:45発の上りに乗車。改札で行先までの切符を購入。主要駅しか無いので後は要精算。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 南足柄市内のハイキングコースでは昨年の台風19号等の災禍により通行禁止となっている場所がある。 http://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kankou/hiking/p05656.html ◆登山ポスト 地蔵堂近辺には見当たらなかった。 |
写真
感想
江ノ島から富士山を望むとその前衛峰のようにも堂々と見えるのが矢倉岳。本当はいつものメンバーで両神山に行こうと言う話だったけれど計画してくれた13Kさんが体調不良なのでこれは先送りし、気になっていた矢倉岳に登ることにした。僕的には地蔵堂から山北駅まで歩くことで足跡が箱根から丹沢まで繋がるのを目論んでいたのでこれで一つ目標は達成できた。お椀を伏せたような釣鐘状の形が特徴的だが、その通り下部は急登で結構大変だった。頂上からは富士山が望める筈だったけれど晴天が来るのが遅くてちょっと残念。冬の晴天の日に登ると最高の富士山に出逢えそうだ。
世間は四連休であちらこちら結構な人出だったようだが、我々はちょっと準備不足で両神山日帰り山行を計画できた位。それも前日に変更することになってどこ行きますか?とボールを投げられたのででは近場で気になっていた矢倉岳を候補に挙げた。湘南に住んでいると西側を見ると足柄峠から金時山の稜線の手前に頭が飛び出して目立っている山だが、まあ表丹沢と違って人気の山では無いだろう。でも分県ガイドに掲載されている山ではあるし矢倉沢往還と言うのは古来からの径だし、歴史のある山だろう。個人的には地蔵堂から山北駅まで歩くと箱根と丹沢の足跡が繋がると言うのも目標の一つ。と言うことで小田原から大雄山線に乗って出かけた。
付き合わされたAki-CLさんには申し訳ないけれど関本からのバスは矢倉沢を越して終点の地蔵堂まで。地蔵堂から矢倉岳へのルートは南足柄市のホームページによると通行禁止とのこと。でもそこから県道を戻るのは能がないので足柄古道とやらに向かうことにする。古道と言うので箱根の湯坂道のような径を勝手に想像していたのだけれど数十年前まで実際に使われていた様子でありつまりそんないにしえの状態ではなく昭和の高度成長期の余韻を感じさせるものだった。それよりもバスに乗っていてかなりの距離を走ったとは思ったが地蔵堂から2つ手前のバス停である矢倉沢BSに戻るのに1時間掛かったのに驚かされた。矢倉沢BSからは辻毎に案内標識が出ていて迷うことは無い。白山比弯声劼魏瓩ると勾配は急になって行く。
もみじ山への径から分かれるとすぐにイノシシ避けのゲートがありそこから更に急登になる。でも舗装されており所謂登山口はもう少し上だった。登山口で径を分けてここからは本格的に登山道になり、急登が続く。登ると共に徐々に勾配は落ちて行くが1時間程登ると突然頂上に飛び出る。下から見て山頂は萱との感じだったが、本当に山頂だけがそんな感じだった。山頂からは富士山は雲から頭を少し出しているのが望めた。箱根方面の展望も良好だが今日は明神がたまに見える程度。ちょっと残念な限りだ。冬の晴天の時には絶景だろう。ここまで出会った登山者は10人足らずと静かな山でもある。
山頂で小休止して西側に向かって下って行く。10数分で山伏平の分岐に出合う。ここから先をどうしようかとAki-CLさんと相談。山北駅へのルートは2つあり、山と高原地図では21世紀の森を通る実線ルートと鳥手山を通る破線ルートだ。前者は概ね下りだが後者は幾つかのピークを越えて行く。加えて「鳥手山方面、難路注意」とトラロープが張ってある。まあ2人とも来たことが無い所なのでまずは実線ルートを歩いておきますかと言うことになった。21世紀の森までは結構緩やかな山稜が続き、途中に浜井場城址と言う歴史探訪ポイントもあった。そこから洒水の滝へは一気に下って行く。途中に老朽化して立入り禁止の観漠台もあったがついでに洒水の滝も見学していくことにした。久しぶりに訪れたけれど記憶以上に素晴らしい滝だった。
ヤマプラで計画は作っていたが洒水の滝からは県道よりも南側の橋で酒匂川を越えることになっていた。その通り進んでみると目の前に山並みが聳えている。100m程の高さではあるがこれを越えないと山北駅に出られない様子だ。橋からそれを見てちょっと待ってとスマホでGoogle Mapで検索するとさっき横断した県道をまっすぐ行くルートが出てきた。うーん、やっぱりそっちかな。三角形の2辺の和は1辺の長さよりも長い、とは言うものの垂直方向の出入りがあるとなぁ。と言うことで県道に戻ってちょっと遠回りかもしれないけれど平坦な道で山北駅に向かった。こんもりとした山は河村城址歴史公園とのことだ。
想像以上に距離は延びたし獲得標高も意外にも1000mを越えていた。里山周遊ルートではあるが結構運動にもなった。矢倉岳は実に里に根付いた山と言う雰囲気であり、展望の山でもある。富士の展望が良い時にまた登りたいものだ。
コメント
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こんにちわ。
新松田から地蔵堂行のバスに乗っていましたが、私の前の席に、お二人が関本から乗車なさいました。私達は矢倉沢で降りたのですが、そのまま乗っていらしたので、地蔵堂まで行くのだろうと思っていました。
セントラル広場あたりで、抜かされました。地蔵堂から矢倉沢まで来られたのですね。早いですね〜健脚!
3737さん。記録読んで同じバスと知りました。21世紀の森からの下りでお会いしました。3737さんも書かれているように低山と思いきや結構キツかったです。最後に城址公園を登って来られるとはすごい。我々にはそんな脚は残ってませんでした。(笑)
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