黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳 百名山三座へ


- GPS
- 80:00
- 距離
- 54.6km
- 登り
- 4,345m
- 下り
- 4,305m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:40
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:10
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:15
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:10
6:30 安曇野穂高発
8:40 新穂高着
<復路>
記録無し
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 新穂高温泉 |
写真
感想
2004年(平成16年)9月23日(木)〜26日(日)
黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳へ 新穂高より
百名山三山登頂!
のべ30時間に近い歩行時間を4日間に積み重ねる。
出発前は体力面の準備も整わず、その上奥深い山域のイメージから
募るのは不安と焦りばかりだった。
ところが唯一の登頂目標だった黒部五郎岳ばかりでなく
鷲羽岳そして考えてもいなかった水晶岳の登頂と嬉しい誤算で
百名山三座を今回の山行で達成することができた。
天候はさほど良くなかったが、歩いているときには雨に降られることもなく、幸運な4日間でもあった。
初日は双六小屋までの登り、かなりの歩行時間だが早立ちをすれば
三俣小屋まで行けるだろうとの自分なりの感覚が持てた。
翌日三俣蓮華岳へ登頂。
雲が多少かかるものの360度の絶景を楽しむことができた。
薬師岳、鷲羽岳そして水晶岳、後立山の山並み。
今日登る予定の黒部五郎岳も姿を見せてくれた。
三俣蓮華岳を下り、黒部五郎小屋からカールコースへと進んだ。
白い大きな石がゴロゴロとみられる絶景の登山道だ。
緩やかな道を進み最後は急登を登り上げると山頂へと着いた。
真っ白な世界。山頂名盤だけが山頂であることを知らしめているだけ。
また来よう決め尾根道を下山へと決めて黒部五郎岳を後にした。
尾根道は思っていた以上に険しく慎重さが必要で緊張しての下山となった。
その中すでに白い羽に変わりつつある雷鳥に出会うことができた。
登りと下りほぼ同時間だが無事黒部五郎小屋へと着くことができた。
その夜小屋は凄まじ雷、そしてたたきつけるような雨で揺れた。
テント客もほとんどの人が小屋に逃げ込んだようだ。
次の朝、日が差し気持ちよい中三俣蓮華方面へと笠ヶ岳を見ながら登り返した。
途中の分岐から雪渓を通り三俣小屋へと向かった。
小屋には9時前に着いてしまい、時間に余裕ができたのだ。
そこで水晶岳まで行けそうな感覚が持てた。
小屋の方に水晶岳へ登り、小屋まで戻って来られそうか訪ねると
「戻ってこられるかどうかは応えられません。自分で判断してください。」というような返答だった。
聞く方が馬鹿だったと、今振り返っても山をよく知らない自分がそこにいた。
地図の歩行時間を見ればギリギリの所もあるが、
鷲羽岳に登り、水晶岳へと行き帰ってくるのは可能そうで出発した。
山頂への登りからは三俣蓮華岳と三俣小屋が見られる。
山頂は長野県側からの雲が湧き出て展望は効かなかった。
ワリモ岳を過ぎ、水晶小屋へ。
小屋の番人の方に聞くに、30名ほど泊まれるが食事の準備中は全員が外に出て待つとのこと。
小屋の先の稜線を進み水晶岳へ。
野口五郎岳、鷲羽岳、それに薬師岳その手前に雲ノ平が雲の中から望めた。
その後、水晶小屋に戻り岩苔乗越へ。
ここから黒部川源流へと下った。
黒部川水源地標が立てられ、雲ノ平を時計回りに薬師岳の東側を黒部ダムへ、黒部峡谷をなし富山湾へと流れ込んでいるのだ。
その源流沿いは青空が覗き始め紅葉が真っ盛りだった。
この日は予定していなかった鷲羽岳、水晶岳そして黒部川の源流探索まででき満足しながら三俣山荘での泊まりだった。
少人数で山の話に盛り上がる一夜となった。
最終日、再び三俣蓮華岳へ登り今回登った三座を振り返った。
ただし雲のかかった三俣蓮華岳からの展望はなかった。
当初計画した黒部五郎岳のみならず鷲羽岳・水晶岳を登れたことの満足感が大きかった。
ふるちゃん
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