歩き足らないから歩くか!二俣尾〜日の出山〜金毘羅尾根
- GPS
- 07:52
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,087m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
8:16三室山-日の出山9:30(1:14)/[予定]9:52/[差]+0:22
9:50日の出山-麻生山10:43(0:53)/[予定]10:27/[差]-0:16
10:43麻生山-琴平神社13:17(2:34)/[予定]12:27/[差]-0:50
13:17琴平神社-武蔵五日市14:13(0:56)/[予定]13:12/[差]-1:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
【行き】 青梅線二俣尾駅6:18着 青梅駅で電車の乗り継ぎがあったが、乗り換え時間1分。 奥多摩行の電車はホームの奥多摩方面4両しかなく、電車の後ろのほうに乗っていたので走って乗った。 【帰り】 武蔵五日市駅15:39発拝島行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【二俣尾〜三室山】 暗くて気付かなかっただけかもしれないが、登山道の案内看板はないので、愛宕神社か吉川英治記念館への案内を参考に歩くとよい。 吉川英治記念館付近まで来るとセブンイレブンの前に愛宕神社の鳥居があるので、本殿を目指す。男坂は百段未満なのでガー登れる。 本殿の左脇に登山道を示す道標がある。ここから入山。 登山道に入ってすぐに左に即清寺方面の分岐があるが、右の道を行く。 しばらく登って行くと再び左に即清寺方面の分岐がある。ガン無視して右の日の出山方面へ進む。 すると“山内新四国八十八ヶ所霊場”の五十五番が登場する。 ここから愛宕尾根の上に出るまでの間、八十八番までの霊場がある。なんかもう途中で面倒になったのか、一箇所に十個くらい設置されてるのもあるけど……。 五十八番を過ぎたところで道が二手に分かれ、どちらを進んでも尾根に出られるが、霊場を巡るなら右に行く必要がある。右のルートに五十九〜七十一の霊場がある。 最後の八十八番を過ぎて少し登ると鉄塔がある。 鉄塔の先で伐採中の斜面に出て、斜面に沿って南方向へ続く道があるが、これは作業用の道なので間違わないように注意。正しくは斜面を真っ直ぐ登って行く道である。正しい道を進むとすぐに“アタゴ尾根コース11”の看板がある。 尾根沿いに緩やかに登って行くとやがて奥の院に着く。 奥の院の柵の中に、ちょっと面白そうな狛犬の姿が見える。“安政”の文字がある気がするので、もしかしたら江戸時代のものか。 さらに先に進むと、「←三室山(近道)5分」と書いた手書きの道標がある。三室山を巻くなら直進。今回は三室山へ向かった。 三室山からは日の出の町が見える。 【三室山〜日の出山】 三室山から下る道は、ちょっとだけ岩がゴツゴツしているので注意。危険というより面白い程度のゴツゴツ加減。 岩ゴロゴロ地帯を下ると休憩用ベンチがあり、そこで三室山を巻く道と合流する。 この先は道がよく整備されていて、とても歩きやすい道が続く。アップダウンもほぼ無い。 左手に林道が見えてきたら、やがて鉄塔のある場所に出る。その先が梅野木峠で、一旦舗装道に出る。直進した後に左手に入って再び登山道。 この辺りからしばらくはママチャリでも走れるんじゃねーかってくらい平坦な道。途中で二手に分かれたりもするがすぐ合流する。 日の出山の直下辺りになると少しずつ傾斜が出てきて、最後は木の階段の道をひたすら登って行く。 登る先に石垣がチラ見えしたらゴール間近。 日の出山の山頂は石垣で整備されていて、屋根着きのベンチもある。ほぼ360度の展望があり、大岳、御岳山、六ツ石等々が見える。 日当たりが良すぎて霜が溶けて土がドロドロになっているのがちょっと難。 【日の出山〜麻生山】 道は広く、危険はないのだが、いろんな道が交差していて進む方向に迷う場面があった。 山頂から南方向の階段を下って15分ほど行くと、五叉路になっている箇所がある。道標にちゃんと書いてあるので、勝手に判断せずによく道標を見れば大丈夫。 この先は金毘羅尾根を下っていくが、マウンテンバイクのダウンヒルが盛んなルートなので、後方から突如としてマウンテンバイクが迫ってきたりするので注意しておいたほうが良い。 麻生山までは歩きやすい道が続く。 金毘羅尾根にあるピークは、基本的に全て巻き道があって回避できる。というか巻き道がデフォルトで、ピークを通る道がオプションの扱いである。 麻生山にも巻道があり、麻生山は下る時の道が若干危険なので、必要がなければ巻いたほうが良い。 【麻生山〜琴平神社】 先にも書いたが麻生山からの下りは若干危険な道である(バリルート)。 まず落ち葉が深く堆積した急な斜面を下る。その先は岩石地帯になる。やや不明瞭な踏み跡の分岐(右と直進)に鉄塔整備用の道標がある。右に曲がると元の尾根道に戻れる。 直進する道は岩の向こう側に続いていたが、険しそうな道だった。間違って迷い込むと危険だと思われる。 金毘羅尾根との合流地点には倒木が置かれ、登り方向から来たハイカーが立ち入りにくいようになっていた。 冒険したいのであれば面白い道だが、安全に麻生山に登るのであれば、日の出山方面から登りそちらに引き返すというのが最善。 金毘羅尾根は度々細かいピークがあり、ピーク上を通るルートと太い巻き道とが分岐し、ピークの先でまた合流するという箇所がいくつもある。 正規ルートのほうがとても良く整備されており、少々面白みに欠ける(失礼)ことから、「ピークハントだ〜」とか言ってはしゃぎながら荒れた道のほうばかり選んで歩いていたら、途中で完全に別の道に入り込んでしまった。 GPSルートで確認すると、養沢のほうへ突き出した枝尾根に入り込んでしまったようだ。途中にハンターが居て、 「今猪を狩っている」 と言うから、 (こんな登山道で狩りをすることもあんだなぁ〜) と思っていたら、こっちのほうが狩場に侵入してたという大失態だった。 「わざわざ荒れた道のほうに来るなんて、わかってて来てるもんだと思ったよ。はっはっは」 とハンターに笑われてしまった。 以降、不明なピークは全て無視して確実な太い道を琴平神社まで辿った。 琴平神社の手前で林道の上を橋で渡る。 その先に琴平神社付近の大岩の裏手に登る道がある。岩場なので通行時は注意。 【琴平神社〜武蔵五日市】 この先は金毘羅公園となっており、舗装道を辿れば五日市の町に下る。 危険な箇所はなし。 |
写真
感想
笠山があっさりな感じだったので、ちょっと長めに歩きましょうと、奥多摩から五日市に抜ける日の出山〜金毘羅尾根コースを歩いてきた。
まず気がかりなのは、愛宕山に居た狛犬。
安政って書いてあるようにしか見えないけど、ほんとに江戸時代のヤツ?
造形自体は確かに現代のものじゃないし、典型的な江戸狛犬って感じではあるんだけど……。
近くでよく見れなかったのが悔やまれる。
それから山内新四国八十八ヶ所霊場!
なんなんだと思ってちょっと調べてみたら、意外、江戸時代に設置されたものだった。
いわゆる四国の例のアレのパクリというか、デフォルメしたツアーなわけだが、スタート地点は即清寺のようだ。
しかし、途中でまとめて10個くらい配置してあるとか、
「もう面倒くせえからこのへんにいっぱい置いちゃおうぜ」的な、なんか適当なところが嫌いじゃない。
日の出山は展望が素晴らしい。
名前が示す通り、特に東の方角はスッキリ開けていて全て見渡せる。
ガスっていたので遠くまでは見えなかったが、澄んでいればご来光が綺麗に見えることだろう。
個人的には大岳がバッチリ見えただけで大満足。
っていうか、今回のルートは元々、
「金毘羅尾根から大岳山の展望が良い」
と昭文社の山と高原地図に書かれていたから計画したのである。
それがどっこい、蓋を開けてみたら金毘羅尾根からはそれほど大岳は見えない。
いや、見えるには見えるが、木々越しなので“展望が良い”と言い切れない。
そう愚痴をこぼすと、
「見えてるじゃん。ちゃんと見えてるじゃん」
とMococoに叱られた。
いや、見えてるけど……。そりゃ見えてるけどさぁ……。
ともあれ、日の出山からバッチリ大岳が見えたので、不幸中の幸い、山行の目的は達せられた。
大岳はよく見えないが、金毘羅尾根には思わぬ冒険ルートが潜んでいる。
もともと鉄塔整備用の道が細かく入り組んでいる地域ということもあり、ピークに向かう道なのやら、はたまた別の枝尾根へ入り込む道なのやら、よく注意しないと判断がつきにくい。
基本的には太い尾根道を辿れば安全である。何しろマウンテンバイクがガンガン下っていく。急斜面や岩場などは皆無だ。
帰ってきてから知ったことだが……金毘羅山ってルート上に無いのかな?!
なんかちょっと脇に踏み入った先の地味なピークが金毘羅山らしいんだけども……。
陽の光でオレンジに染まっていく木や葉、道が綺麗でした。
そして、暑い…。
マウンテンバイクが突然後ろから来るのはびびる…。
マウンテンバイクは道なき道を走るのかと思ったけれど、人と同じ道を走るのね。
道をあけたら
「すみません」
「ありがとうございます」
って挨拶してくれるけれどQueenのBicycleRaceでも流しながら走ってきてくれたらすぐ気づくのになぁん。
たまにぼーっとしゃうんで気づくの遅くて申し訳ないです。
外国の方の
「アリガトゴザイマース」
はちっと可愛い。
金毘羅尾根はトレランしたら気持ちがいいんだろうなぁ。
走るの苦手だから走りたいなぁといつも思うだけ・・・。
のほほん歩いて出合った猪撃つ人達とか猟犬の鳴き声には緊張した。
旦那が熊だと間違われなくてよかったよぉ。
んで、予定していたコースと違う所歩いてたし…。
また合流すると思ってたんだけど、ぜんぜん違う所行っちゃうのね。
のんびりな道のりのはずだったけれど…いろんな意味でスリルがあった山行になりました。
途中の「つるつる温泉」と「瀬音の湯」への道標がなんとも魅惑的。
ゴールをそっち方面にしてまたのんびり歩きに行こう。
写真29の狛犬、安政七年申年と読めますね〜
本当に当時のだったら、桜田門外の変の年ですよ〜
すごいですね〜
連チャン、お疲れ様でした〜
セクシーショット消えちゃって誠に残念です〜
あ、mizcreidさんのショットは要らんよ!!
念のため
安政にしてはデザインがやや洗練されてるのと、キレイ過ぎる気もしつつ……。
でも何気に壊れて補修された形跡があるから結構古くて、屋根付きの場所なので保存状態が良いのかも?
ともかく近くで見たかったぁ~。
>あ、mizcreidさんのショットは要らんよ!!
がび~~ん!!
まさか、まさかの二連登ですね
若いって素晴らしい
私もFRESCHEZZAさんに同じく…
mizcreidさんのポーズショットはご辞退願いたいです!!
念のため
若い?
若いって何だ?!
精神年齢のこ〜と〜か〜?!♪
うぅ、あっしの写真はそんなに不評ですかぃ……
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