西穂高岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 914m
- 下り
- 912m
コースタイム
13:28ロープウェイ西穂口〜14:21西穂山荘(幕営)
●1/13(日)
07:05西穂山荘〜07:57西穂高岳独標08:00〜08:25ピラミッドピーク08:27〜09:04西穂高岳09:14〜09:44ピラミッドピーク09:46〜10:01西穂高岳独標10:01〜10:21西穂丸山10:21〜10:30西穂山荘(休憩・撤収)12:01〜12:45ロープウェイ西穂口
天候 | 1月12日(土):晴れ→雪 1月13日(日):文句のない快晴、稜線は強風(10〜15m程度) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高バスターミナル駐車場(深山荘の無料駐車場の先にある夏はロープが張ってあり使用していない駐車場が使用できるようになっている/無料/50〜60台程度/12:15頃到着時空きスペースは最後の1台) ※この日は新穂高温泉までノーマルタイヤでもギリギリ問題無さそうだったけど、スタッドレス必須で。 ●新穂高ロープウェイ ウィンターシーズン(12/1〜3/31)は新穂高始発9:00、西穂高口最終16:15。 往復2,800円(手荷物8kg以上でプラス往復600円) ●笹子トンネルについて 往復ともに大月〜勝沼間は甲州街道を利用。往復ともに時間は30分程度。 おそらく5km以上渋滞している場合は下道を利用した方が早い気がします。 (どんどん進むので個人的には精神衛生的もこちらの方が良い) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 アイゼン・ピッケルは西穂山荘〜西穂高岳間で使用 ●西穂口〜西穂山荘 雪の回廊を過ぎてしばらくは平坦な道を進み、いったん下った後登りとなる。 方向を変え斜面をトラバース気味に進んで行くと西穂山荘に到着。 トレースはしっかり付いているが、踏まれ過ぎていてかえって滑りやすくなっているので 特に急斜面の下りはアイゼンを付けた方がラク。自分はアイゼンなしで少し難儀しました。 ●西穂山荘〜独標 西穂山荘からすぐの急斜面を登り、高台に出た後は緩斜面を進む。丸山を過ぎしらばくすると 再び急斜面にかかる。ここを登りきると岩と雪のミックスした岩稜帯となり、 最後に岩場を登ると独標到着。 この日は西穂山荘からすぐの急斜面を登り始めた瞬間、強風が吹き付ける感じだった。 またこの日は岩陵帯付近から独標までは渋滞気味。 ●独標〜ピラミッドピーク 独標からいったん下り細い鞍部を通過後、2つピークを越すとピラミッドピークに到着。 前日の降雪と強風でトレースはうっすら残っている程度。 ピラミッドピークの1つ手前のピークから下る箇所に新雪が吹き溜まっていて、 滑り落ちると信州側に真っ逆さまで足場をつくりながら降りるのが緊張した。 ●ピラミッドピーク〜西穂高岳 ピラミッドピークを過ぎ1つ目のピークにはクサリがあり。使用しなくても問題なく通過できる。 その次の西穂高山頂1つ手前のピークで巻くべきところを直登し行き詰まってしまい、 下って巻き道に復帰することもあった。 また、この区間は戻る際にクライムダウンが必要な箇所があり、ここが一番緊張した。 西穂高岳の山頂直下はのっぺりした急斜面となっていてダガーポジションで登りきると西穂高岳到着。 【温泉】 平湯の森(500円) 露天風呂がたくさん。温度もぬるめからあつめまであり。 |
写真
感想
せっかくの三連休。どこかの雪山でテン泊したいけど週前半はまったくのノープラン。
天気がイマイチだったのが主な原因。しかし直前で初日と中日は期待できそうな感じに。
行き先は去年のクリスマスの三連休に候補に挙っていた西穂。急遽だったので今回は単独で。
雪の西穂はおよそ2年ぶり。その時は独標までだったので今回は西穂高岳までめざすことに。
●1月12日(土)
初日は西穂山荘までなので、いつもと違いかなりゆっくり。
8時前に自宅を出発して途中ゴハンを食べたりして12時頃に新穂高バスターミナルに到着。
この時間だと上りのロープウェイはガラガラ。
天気がよく槍やジャンダルム、西穂、笠、焼岳、乗鞍がバッチリ。
ロープウェイの西穂口からおよそ1時間で西穂山荘へ。やはり三連休のため人が多い。
受付を済ませてテントを設営。
風がけっこうあるので一生懸命スノーブロックをつくっていると、そのうち吹雪いてきた。
何とか設営を済ませると、やることがなくなりちょうどお腹も減ってきたので早速食事の準備に。
水づくりから始めると良い時間となる。今夜は寄せ鍋。
味の素の鍋キューブシリーズは軽くてとても便利。ここのところずっとお世話になっている。
締めに雑炊と最後に日本酒を熱燗にして暖まり就寝。
テントは時おりバタバタするもそんなに気にならず眠ることができた。
●1月13日(日)
5時起床。外を覗くと昨晩の降雪で10〜20cm程雪が積もっていたが、天気は良さそう。
朝ゴハンだ出発の準備だとウダウダしていると出発が7時過ぎに。
しかし、ちょうど日の出の時間を迎えることができ、
世界がオレンジに染まる瞬間に立ち会うことができた。
この日は風が強く、テン場からすぐの急登で目出し帽を装着する必要があった。
この分だと独標から先は難しいかなぁ、とちょっと心配しながら登る。
独標までは好天の三連休だけに人が多い。独標直下の岩稜帯では少し渋滞気味に。
独標から先に進む人は極端に減り、前に歩いているパーティは2〜3組ほど。
このパーティもピラミッドピーク手前までに追い抜いてしまい先頭に。
トレースはらしきものがうっすらあるものの前日の降雪と強風で消えているところも多く、
少しルーファイに苦労するところも。
また緊張感を強いられる箇所も多数あり、登り甲斐がある。
ピラミッドピークの次のピークで本来巻くべきところを直登してしまい戻っている間に、
健脚な方が先に進み2番手で西穂高山頂に到着。
この日は風は強かったけどホントに絶好のコンディションで、
360度の大絶景が待っていてくれてました。
目の前の北側には奥穂とその先に北穂、吊り尾根を挟んで前穂。北穂の先には槍。
槍の先に視線を移すと黒部五郎、鷲羽、水晶など真っ白な裏銀座の名峰たち。
東側には八ツと南ア、富士山。
西側はずっと見守ってくれていた笠、南側もずっと焼岳と乗鞍が。
狭い山頂にぞくぞくと登頂者が現れるので、10分程度で写真を撮りまくって下山開始。
下山もまったく気が抜けず慎重に歩を進め、
独標を過ぎてようやく一息。あとは気楽に下るだけ。
このルートは登攀的要素が強いので、精神的な疲労に比べて歩いている距離は短く、
あっという間に西穂山荘のテン場まで到着です。
前回は年を跨いでいたので、正確には今回が2013年初始動。
充実した山行でスタートすることができた。
ちょうどこの日、komemameは単独で丹沢に登っているとのこと。
同じ日に別々の山にいるのは初めてで何だか変な感じですが、
今年も楽しく、安全に、そしてチャレンジできる山登りができればと思ってます。
danyamaさん、こんにちは。
連休は北アでしたか
年末年始の仙丈と合わせて拝見しましたが、充実感
タップリの山行を重ねていらっしゃいますね。
今回も、泊まりならではのオレンジ色!
目を見張ります。
西穂はまだ登ったことがないので、いつか(近い内に)
行きたいと思っています。
味の素の鍋キューブ、知りませんでした。
次回テント泊するときには真似させていただきます
「楽しく、安全に、そしてチャレンジできる山登り」
私も心がけたいです。
youtaroさん
こんばんは。
記録見ていただいてありがとうございます。
今回の西穂、前回の仙丈ともにあまり良くない天気予報だったのですが、
直前で良い方に転び、慌ててパッキングして飛び出した感じでした。
でもおかげで素晴らしい景色を堪能することができました。
youtaroさんのようやく?の雪山始動うれしいです。
西穂の記録も楽しみにしています!
※鍋キューブはキムチ味が個人的にはお薦めです。
雪山でも汗が出るほど暖まりました。
テントがキムチ臭くなるのが玉に瑕ですが…。
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