鋸岳 〜長い林道、河原の迷路、急な岩場、最後に絶景展望〜
- GPS
- 14:24
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 2,196m
- 下り
- 2,195m
コースタイム
天候 | 1日目 曇り、2日目 晴のち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道が4ヶ所ほど崩れているため、河原に下りて通過する。 ・ログハウスから看板「富士川の水源」過ぎまでは、 登山道が崩壊していて道が分からない河原歩き。 ・三角点ピークから第一高点まで西側が切れ落ちており、 浮き石が満載、慎重な登り降りが必要。 |
その他周辺情報 | みなさんは、金沢温泉金鶏の湯(茅野市金沢)へ行かれましたが、 私は、山梨方面へ向かうので塩沢温泉フォッサマグナの湯(山梨県北杜市白州町)へ 入浴料830円 |
写真
感想
南アルプス最難関の山と呼ばれる日本二百名山の鋸岳。
27年前、南アルプス林道からこの山を初めて見た時、すごくギザギザしてその異様さに圧倒され、その山に登る日が来るとは思わなかった。
久しぶりに登山ツアーに申し込み、ガイドさん2名と登山者8名 計10名での登山となる。
このツアーに参加した人と話をすると、
私と同じく三百名山を目指している人もおられる人(すでに230〜280座の方3名)、
日本百高山をめざされている人(すでに90座以上の方)、
山梨百名山をめざされている人(すでに90座以上の方)などがおられ、
どの完登にも、鋸岳は難関の一つとなっていることがよくわかる。
さて、1日目は、11時40分に各地から茅野駅に集合し、ガイドさんの車2台と個人の車二台で釜無川の林道ゲートに向かいました。
(当初は戸台川から入る予定であったが、駐車場付近の崩壊がひどく、前日急遽 釜無川からのルートに変更された。)
まず、10劼領啼司發である。この林道は大昭和製紙の木材運搬に使われていたようであるが、今は使っていないため大雨が降るとドンドン崩壊している。
改修工事もあまりされていないので数年後にはこの林道から鋸山に登れなくなる可能性もある。
林道を約10劼4回河原歩きをした後、元大昭和製紙の飯場跡のログハウスに着き、ここでテント泊をしました。
水は、近くの川から「南アルプスの天然水」を取り、ログハウスのテラス下で快適なテント泊となりました。
2日目、午前3時起床、朝食を済ませ、身軽な荷物で4時スタートしました。
しかし、暗闇の中、河原や川岸の崩壊した登山道を探しながら進むのに苦労しました。(たぶん昼でもコースが分かりづらいと思うほど)
1時間40分ほどで横岳峠に到着。その後の登山道は迷うことのない明確なものでした。
三角点ピークに近づくと樹林帯を抜け、まわりの景色が見えてきます。
早朝は、三角点ピークから恵那山や中央アルプス、御嶽山がよく見えました。
三角点ピークから山頂(第一高点)までが本日の核心部です。
切れ落ちた崖淵を進んでいきます。
浮き石が多く、大きな石でも動きますし、木の根も取れたりするので、三点支持も持つところを慎重に選ばないと大変危険です。(特に下山時はストックもウエストポーチもリックにしまい、何かあったら崖と反対に身体を持って行くように指示されました)
無事全員登頂し、山頂でほっと一息、360゜の展望を楽しみました。
急な岩場、滑りやすい樹林帯の急坂、石のゴロゴロした河原を無事下山しても終わりではありません。
ログハウスでテントを撤収・休憩し、最後にこれでもかという長い林道歩きの末、やっと登山終了でした。
南アルプス最難関と言われる由縁がよくわかりました。
下山後、塩沢温泉フォッサマグナの湯で汗を流し、道の駅「南きよさと」で車中泊をし、翌日は御座山登山をします。
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