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Yamareco

記録ID: 2607390
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸岳 〜長い林道、河原の迷路、急な岩場、最後に絶景展望〜

2020年09月26日(土) ~ 2020年09月27日(日)
 - 拍手
100yama その他9人
GPS
14:24
距離
28.6km
登り
2,196m
下り
2,195m

コースタイム

1日目
山行
3:13
休憩
0:05
合計
3:18
12:47
7
駐車地
12:54
12:59
186
2日目
山行
9:49
休憩
1:38
合計
11:27
5:36
5:45
100
7:25
7:35
33
8:08
8:08
22
8:30
8:55
52
9:47
9:57
73
11:10
11:19
28
11:47
11:47
28
12:15
12:50
145
15:15
15:15
7
15:22
駐車地
天候 1日目 曇り、2日目 晴のち小雨
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
釜無川の林道入口の駐車地から往復
コース状況/
危険箇所等
・林道が4ヶ所ほど崩れているため、河原に下りて通過する。
・ログハウスから看板「富士川の水源」過ぎまでは、
 登山道が崩壊していて道が分からない河原歩き。
・三角点ピークから第一高点まで西側が切れ落ちており、
 浮き石が満載、慎重な登り降りが必要。
その他周辺情報 みなさんは、金沢温泉金鶏の湯(茅野市金沢)へ行かれましたが、
私は、山梨方面へ向かうので塩沢温泉フォッサマグナの湯(山梨県北杜市白州町)へ
入浴料830円
釜無川林道ゲート
車はこれより前500mに置きました
1
釜無川林道ゲート
車はこれより前500mに置きました
いよいよ、10kmにおよぶ長い長い林道歩き開始です
いよいよ、10kmにおよぶ長い長い林道歩き開始です
橋の先は道とつがっていないため
右に迂回します
橋の先は道とつがっていないため
右に迂回します
やっと5卉賄青眠瓩任
やっと5卉賄青眠瓩任
林道の大半が崩れ落ち、
道幅50僂阿蕕い僚蠅發△蠅泙
ここがすべて崩れたら河原にも迂回できず
どうするのでしょう?
1
林道の大半が崩れ落ち、
道幅50僂阿蕕い僚蠅發△蠅泙
ここがすべて崩れたら河原にも迂回できず
どうするのでしょう?
道に大きな花のアザミがたくさん咲いていました
フジアザミかな?
道に大きな花のアザミがたくさん咲いていました
フジアザミかな?
谷の所で完全に道が流されています
谷の所で完全に道が流されています
河原に下りて、徒渉し
河原に下りて、徒渉し
林道へ登り返します
林道へ登り返します
ここは完全に橋がなくなっています
ここは完全に橋がなくなっています
下りられる所を探し
下りられる所を探し
河原へ下ります
先ほどの所を反対側から見ると
先ほどの所を反対側から見ると
3回目の河原への下降
3回目の河原への下降
ここは林道幅0僂里箸海
壁に手をかけ、わずかに残っている土の上に
乗って通過します
ここは林道幅0僂里箸海
壁に手をかけ、わずかに残っている土の上に
乗って通過します
9卉賄世泙任ました
まもなくログハウスと思ったが
9卉賄世泙任ました
まもなくログハウスと思ったが
また、河原へ(4回目)
また、河原へ(4回目)
霧の中にログハウスが見えてきました
霧の中にログハウスが見えてきました
2人ずつテント泊
ログハウスのウッドデッキは
平らで雨もしのげ快適でした
4
2人ずつテント泊
ログハウスのウッドデッキは
平らで雨もしのげ快適でした
夕飯は、ガイドさんがお湯を沸かせてくれ、
思い思いのレトルトご飯やカップ麺でお腹を満たしました
ちなみに私は、ガーリックリゾッタと生野菜、みそ汁でした。
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夕飯は、ガイドさんがお湯を沸かせてくれ、
思い思いのレトルトご飯やカップ麺でお腹を満たしました
ちなみに私は、ガーリックリゾッタと生野菜、みそ汁でした。
河原から明日登る尾根が見えていました。
河原から明日登る尾根が見えていました。
3時起床、4時出発
ヘッデンつけて進みますが、道がわかりません。
悪戦苦闘、約1時間経って、「富士川の水源」標識に到着。
その後は少しいくと林の中の登山道となり、その後は順調に
進めました。
3時起床、4時出発
ヘッデンつけて進みますが、道がわかりません。
悪戦苦闘、約1時間経って、「富士川の水源」標識に到着。
その後は少しいくと林の中の登山道となり、その後は順調に
進めました。
ログハウスから1時間40分で横岳峠到着
空が明るくなり、ヘッデン撤収
ログハウスから1時間40分で横岳峠到着
空が明るくなり、ヘッデン撤収
三角点ピークまで標高差600m
急登の連続
1
三角点ピークまで標高差600m
急登の連続
鋸岳が初めて見える
1
鋸岳が初めて見える
北岳と仙丈ヶ岳も顔を見せてくれました
6
北岳と仙丈ヶ岳も顔を見せてくれました
振り返ると恵那山や中央アルプスと
6
振り返ると恵那山や中央アルプスと
御嶽山も雲海の上に
2
御嶽山も雲海の上に
三角点ピーク(2607.1m)到着
三角点ピーク(2607.1m)到着
〔三角点ピークからの展望〕
鋸岳第一高点と北岳
5
〔三角点ピークからの展望〕
鋸岳第一高点と北岳
〔三角点ピークからの展望〕
北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳
1
〔三角点ピークからの展望〕
北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳
〔三角点ピークからの展望〕
恵那山
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〔三角点ピークからの展望〕
恵那山
〔三角点ピークからの展望〕
中央アルプス、御嶽山
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〔三角点ピークからの展望〕
中央アルプス、御嶽山
〔三角点ピークからの展望〕
奥秩父の山々(瑞牆山、金峰山など)
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〔三角点ピークからの展望〕
奥秩父の山々(瑞牆山、金峰山など)
第一高点めざし、岩稜を進む
第一高点めざし、岩稜を進む
右側は切れ落ちています
右側は切れ落ちています
沢ノ頭に下ったり
沢ノ頭に下ったり
岩によじ登ったり
岩によじ登ったり
山頂へ近づきます
山頂へ近づきます
角兵衛沢ノ頭を通過し、いよいよ山頂に続く急な岩場に取りつく
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角兵衛沢ノ頭を通過し、いよいよ山頂に続く急な岩場に取りつく
空に向かって登っているような急登
空に向かって登っているような急登
鋸岳(2685m)第一高点山頂
360゜の展望
10
鋸岳(2685m)第一高点山頂
360゜の展望
山頂に無事到着し、景色を楽しむ
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山頂に無事到着し、景色を楽しむ
〔山頂からの展望〕
甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰、北岳、間ノ岳
手前に鋸岳第二高点
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〔山頂からの展望〕
甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰、北岳、間ノ岳
手前に鋸岳第二高点
〔山頂からの展望〕
北岳、間ノ岳、塩見岳、仙丈ヶ岳
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〔山頂からの展望〕
北岳、間ノ岳、塩見岳、仙丈ヶ岳
〔山頂からの展望〕
中央アルプスと御嶽山は雲の中に
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〔山頂からの展望〕
中央アルプスと御嶽山は雲の中に
〔山頂からの展望〕
三角点ピーク
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〔山頂からの展望〕
三角点ピーク
〔山頂からの展望〕
八ヶ岳
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〔山頂からの展望〕
八ヶ岳
〔山頂からの展望〕
奥秩父の山々も雲の中
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〔山頂からの展望〕
奥秩父の山々も雲の中
下山は特に慎重に
三角点ピークまで帰ってくると鋸岳に雲がかかってくる
下山は特に慎重に
三角点ピークまで帰ってくると鋸岳に雲がかかってくる
下山途中、戸台川と南アルプス林道が見えた
下山途中、戸台川と南アルプス林道が見えた
横岳峠まできて休憩
横岳峠まできて休憩
林の中を下り
「この先 富士川の水源」
この後が、朝も迷った河原
「この先 富士川の水源」
この後が、朝も迷った河原
このような所
石が「ゴロゴロ」、音を立てます
石が「ゴロゴロ」、音を立てます
ログハウス到着
みんなに笑顔が戻ります
ログハウス到着
みんなに笑顔が戻ります
紅葉が始まりかけのログハウス付近
紅葉が始まりかけのログハウス付近
また、10劼領啼察4回の河原歩きが待っています。
また、10劼領啼察4回の河原歩きが待っています。
みなさん黙々と歩くこと2時間25分。
林道ゲート到着です。
みなさん、お疲れ様でした!!
ガイドさん、ありがとうございました!
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みなさん黙々と歩くこと2時間25分。
林道ゲート到着です。
みなさん、お疲れ様でした!!
ガイドさん、ありがとうございました!

感想

南アルプス最難関の山と呼ばれる日本二百名山の鋸岳。
27年前、南アルプス林道からこの山を初めて見た時、すごくギザギザしてその異様さに圧倒され、その山に登る日が来るとは思わなかった。

久しぶりに登山ツアーに申し込み、ガイドさん2名と登山者8名 計10名での登山となる。
このツアーに参加した人と話をすると、
私と同じく三百名山を目指している人もおられる人(すでに230〜280座の方3名)、
日本百高山をめざされている人(すでに90座以上の方)、
山梨百名山をめざされている人(すでに90座以上の方)などがおられ、
どの完登にも、鋸岳は難関の一つとなっていることがよくわかる。

さて、1日目は、11時40分に各地から茅野駅に集合し、ガイドさんの車2台と個人の車二台で釜無川の林道ゲートに向かいました。
(当初は戸台川から入る予定であったが、駐車場付近の崩壊がひどく、前日急遽 釜無川からのルートに変更された。)
まず、10劼領啼司發である。この林道は大昭和製紙の木材運搬に使われていたようであるが、今は使っていないため大雨が降るとドンドン崩壊している。
改修工事もあまりされていないので数年後にはこの林道から鋸山に登れなくなる可能性もある。
林道を約10劼4回河原歩きをした後、元大昭和製紙の飯場跡のログハウスに着き、ここでテント泊をしました。
水は、近くの川から「南アルプスの天然水」を取り、ログハウスのテラス下で快適なテント泊となりました。

2日目、午前3時起床、朝食を済ませ、身軽な荷物で4時スタートしました。
しかし、暗闇の中、河原や川岸の崩壊した登山道を探しながら進むのに苦労しました。(たぶん昼でもコースが分かりづらいと思うほど)
1時間40分ほどで横岳峠に到着。その後の登山道は迷うことのない明確なものでした。
三角点ピークに近づくと樹林帯を抜け、まわりの景色が見えてきます。
早朝は、三角点ピークから恵那山や中央アルプス、御嶽山がよく見えました。




三角点ピークから山頂(第一高点)までが本日の核心部です。
切れ落ちた崖淵を進んでいきます。
浮き石が多く、大きな石でも動きますし、木の根も取れたりするので、三点支持も持つところを慎重に選ばないと大変危険です。(特に下山時はストックもウエストポーチもリックにしまい、何かあったら崖と反対に身体を持って行くように指示されました)
無事全員登頂し、山頂でほっと一息、360゜の展望を楽しみました。




急な岩場、滑りやすい樹林帯の急坂、石のゴロゴロした河原を無事下山しても終わりではありません。
ログハウスでテントを撤収・休憩し、最後にこれでもかという長い林道歩きの末、やっと登山終了でした。
南アルプス最難関と言われる由縁がよくわかりました。

下山後、塩沢温泉フォッサマグナの湯で汗を流し、道の駅「南きよさと」で車中泊をし、翌日は御座山登山をします。

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