カクレグラから感動のイブネ・クラシ(磁石片手に点々コースを)
- GPS
- 09:02
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,589m
- 下り
- 1,589m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鳴野橋(ここで行止まり)手前にもスペースはあるし、道路幅がそこそこ広いので、路駐でも大丈夫かと |
コース状況/ 危険箇所等 |
踏み跡はほとんどありませんが、テープ等の目印は程々にある(3分歩けば1つは)ので、タイジョウ直下の岩壁を除き尾根筋を忠実にたどれば問題ありません。ただし、ピークからは似たような尾根筋があるので、進む前に必ず方向を確かめましょう。 カクレグラまでが結構急坂なので、下りより登りに使った方がいいかと思います。 |
その他周辺情報 | 永源寺温泉は少し値が張るので、竜王の蒲生野の湯(\750)に入って帰りました |
写真
感想
鈴鹿山系もいいとよく聞くものの、大阪から行くにはちょっと中途半端に遠いかなというのと、点々コースが多いので縦走がしにくいと思っていたが、色々コースを考えているうちに、「イブネ」とか「クラシ」とか変わった名前が気になり、皆さんのレコを見ていると、「鈴鹿の秘境」とか書いてあり、とってもいい感じ。
コンパスの使い方も再勉強したし、磁石片手にバリエーションルートに挑戦もいいかと思い、丁度仕事が休みの日で天気予報がいいのもあって急遽でかける事にしました。
ところで、山に入ってしまったらそうでもないが、よく登り口を見過ごしてしまう私、今回カクレグラに登るのにヤマプラでコースを計画したが、ルートでは永源寺グリーンランド付近から登るようになっているが、みんなの足跡を見ると東側からの方が多い。悩んだ結果、まず西側から登ろうとしたが、グリーンランドの敷地には関係者以外通行禁止と書いてあったので、少し上の堰堤上部から川へ降りて対岸へ渡ろうとするが、ここの石よく滑る。結局もういいやという事で足首まで浸かって渡渉するが、どこを見ても取りつきが見当たらず(堰堤の下からとも思いつつ、時間が勿体ないので)、諦めて東側の梯子から登る事に。
道は踏み跡があるか無いか程度ですが、適度にテープもあり、(タイジョウ手前の岩壁を除き)尾根筋をきっちりキープしていれば問題ありません。しかし超急坂。ヒル(秋なので今回は全くお目にかかりませんでした)と草で足を切らないようにと珍しく長ズボンを履いたので足元が暑く、また一番乗りという事でクモの巣がまとわりつき、そこそこ大変でした。
しかし、こちら側の道の方が楽なのか、予想の半分以下でカクレグラに到着
カクレグラからタイジョウへは、アップダウンもそれ程なく、目印(境界の杭もあり)も増えるので、特に苦労はしませんでした。(今回、GPSに頼るもんかと思って歩きましたが、カクレグラ山頂はルートからほんの少しだけ永源寺湖側にあるので、文明の力に方向間違いを指摘されてしまいました)
佐目峠からイブネに向かう道も「点々」ですが、道ははっきりしています。(人が多く入ってしまうと素晴らしい植生が荒らされてしまうので、点々のままにしておいて欲しいです。もし、人が多く入ってしまうなら逆に木道を整備した方がいいかも)
そしてイブネに近づくにつれよりいい雰囲気になり、丘のような尾根を登りきると「おお〜感激〜〜」
北アルプス雲ノ平に比べるとスケールは小さいものの、苔だけでなく所々に生えてる木や石等が相まって、素晴らしい光景が広がります。
よくレコで、「ふかふかな上でテント張ったらめっちゃ気持ちいい」とありますが、本当にそう感じます。けど、フカフカな上では(土が少し緑色になっている所も)絶対テントを張らない、立ち入らないようにしましょう。
そしてもう片方の「クラシ」へ進みますが、名前が可愛くどんなとこなんだろうとすごく期待してたんですが、こちらは少し拍子抜け。台地の端っこにある小さな森で、「がけ(くら)の手前」という事ででこんな名前がついたのかなという感じで、特に何っていう場所ではありません。(そこに着くまでがとてもいい)
イブネに戻りお昼ご飯を食べ、ゆっくり景色を味わった後、雨乞岳をピストンし、千草街道を下りましたが、天気も良くいい1日を過ごしました。
※ ところで、苔って普通は多湿の場所に生えるのに、こんな高原に広がっているのって珍しいなと思ってたところ、このレコを書いた後に知ったのですが、このイブネ・クラシって、十数年前までは雨乞と同じく笹に覆われていた山だったのが、突然原因不明で笹が枯れだして今のようになったそうですね。という事は、地図で道が点々なのもうなずけるし、今の姿が数年後には変わってるかもって事ですね。
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