秋晴れの大朝日岳〜日暮沢から周回

2020年09月29日(火) ~ 2020年09月30日(水)

• GPS: 15:51
• 距離: 24.8km
• 登り: 2,143m
• 下り: 2,127m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:19
• 休憩: 0:59
• 合計: 8:18

距離 11.3km 登り 1,633m 下り 460m

7:21 スタート地点
8:21 8:22 竜門滝
10:02 10:03 ハナヌキ峰
10:12 10:18 ハナヌキ峰分岐
10:54 11:07 三沢清水
11:53 11:55 古寺山
12:37 12:40 小朝日岳
13:59 14:19 銀玉水
15:00 15:11 大朝日岳山頂避難小屋
15:24 15:26 大朝日岳
15:39 大朝日岳山頂避難小屋

2日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:29

距離 13.6km 登り 511m 下り 1,671m

7:43 大朝日岳山頂避難小屋
7:54 8:02 金玉水
8:28 中岳
9:47 10:03 西朝日岳
11:06 11:07 竜門山
12:13 12:17 ユーフン山
12:45 12:50 清太岩山
13:42 13:43 ゴロビツ沢源頭水場
15:01 15:10 日暮沢小屋
15:12 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　日暮沢への林道は途中から砂利道になります。ところどころ流水で掘れていますのでスピードを抑えて気をつけて走りましょう。日暮沢小屋の前に7〜8台程度駐められます。道路脇にも縦列駐車できます。
　登山届は日暮沢小屋の中にポストがあります。トイレは水洗です。
　日暮沢小屋にはもちろん泊まれますが、車中泊の方もいらっしゃるようです。
　日暮沢小屋前の水場は水量が少なめでした。去年はジャバジャバ出ていたように思うのですが。

コース状況／危険箇所等

・日暮沢小屋からハナヌキ峰の登り口までは、数カ所小さな徒渉箇所があります。
・ハナヌキ峰への登りはきつい急登が続きます。ここを降りてくるとしたら、我々にはちょっと怖いと思います。
・ハナヌキ峰分岐から大朝日までは整備された歩きやすい登山道です。
・大朝日から竜門山までの主稜線、さらに清太岩山までの道は快適でした。
・清太岩山から日暮沢までは野性味あふれた登山道なので気をつけて降りてきました。昨年よりも荒々しくなったような気がしました。
＊スマホのGPSが不正確で地図上を行ったり来たりしているところがかなりありますので、グラフの距離から1〜2割程度引いて見てください。

写真

9/29 7:26

日暮沢小屋。たくさんの車がありました。

9/29 7:33

しばらく林道を歩きます。初めてのコースです。

9/29 7:43

橋を渡って対岸へ。橋の手前に1，2台駐車できるスペースがあります。車はここまでです。

9/29 7:43

川の水はとても澄んでいます。ここを渡ると林道ではなく登山道です。

9/29 8:00

徒渉箇所

9/29 8:12

ここも渡ります。

9/29 8:24

龍門滝。

9/29 8:33

所々日の光が当たって、とてもきれいでした。

9/29 8:43

9/29 8:44

9/29 8:45

いよいよ急登です。標高差400m程度登りっぱなしです。涼しいはずなのに、真夏並みの汗でした。

9/29 9:16

特徴的なブナの木です。ここまで来るとちょっと一段落。

9/29 9:16

反対側から見ると裏側があんな風になっているとは絶対に気づかない。
頂上にはなかなか着かない。

9/29 9:47

さらに登ると、また面白い木が。

9/29 9:58

稜線まで登ってきました。

9/29 10:01

緑のグラデーション。

9/29 10:02

緑のトンネル。このあたりがハナヌキ峰のピークだったようです。

9/29 10:03

コケの森。

9/29 10:10

ハナヌキ峰分岐。こちら側から見るのは初めて。
ここまで長かったです。疲れました。

9/29 10:18

何度も歩いた道です。

9/29 10:30

オオカメノキ。まだ紅葉になっていないので目立ちます。

9/29 10:33

これも目印のブナの木です。

9/29 10:33

ちょっと紅葉。

9/29 10:40

ちょっと紅葉。

9/29 10:58

三沢(さんざわ)清水。今年は勢いよく出ています。

9/29 11:11

古寺山の稜線。あそこまでもう少し。

9/29 11:25

ミヤマアキノキリンソウ。

9/29 11:26

オヤマリンドウ。

9/29 11:32

古寺山到着。ここで昼食。

9/29 11:32

これから登る小朝日岳。かっこいい山ですね。

9/29 11:32

大朝日岳に雲が！

9/29 11:55

小朝日岳に向かって出発。大朝日の雲もなくなりました。

9/29 11:57

ふと見上げると。

9/29 11:58

オヤマリンドウ。開いています。珍しい。

9/29 12:19

月山が頂上だけ見えています。

9/29 12:27

シンボルのダケカンバ。

9/29 12:30

風雪に耐えて立っています。

9/29 12:37

小朝日到着。きつかったけど、気持ちがいい。

9/29 12:38

先に進みます。

9/29 12:44

頂上から少し進んだ展望台から。月山。

9/29 12:44

紅葉とダケカンバ。

9/29 12:45

雲の上に飯豊連峰。

9/29 12:45

磐梯山がうっすらと見えています。

9/29 12:47

紅葉はこんな具合です。

9/29 12:48

ここから下に降りていきます。

9/29 13:05

熊越の分岐。

9/29 13:12

ミヤマアキノキリンソウ。

9/29 13:13

下に降りたところから見える小朝日岳。迫力ある急峻な崖です。

9/29 13:26

しばらく歩いたところから見える小朝日岳。かっこいい山ですね。

9/29 13:28

大朝日岳。曇らないで待っててくれ。

9/29 13:28

大朝日小屋。まだまだ遠い。

9/29 13:29

紅葉と小朝日。

9/29 13:38

小朝日、大朝日間の稜線も気持ちがいい。

9/29 13:42

こっちにも風雪に耐えたダケカンバ。

9/29 13:43

尾根の連続が美しい。

9/29 13:45

色づいています。

9/29 13:47

ミネカエデ。

9/29 13:48

どんどん歩きます。

9/29 13:51

怖くて上がれない展望台。

9/29 13:53

反対側から見るとこんな具合。

9/29 13:53

振り返って、小朝日岳。

9/29 14:00

銀玉水に到着。

9/29 14:01

ここの水は冷たいだけではありません。おいしいのです。
小屋で使う水をくんで、重くなりました。

9/29 14:14

石畳の開始。

9/29 14:16

おんぶバッタ。

9/29 14:19

ヤマハハコ。このあたりから群生していました。花は最盛期を過ぎています。

9/29 14:39

雲が上がってきています。

9/29 14:41

小屋が見える稜線まで上がってきました。

9/29 14:42

ミヤマリンドウ。小さい可憐な花です。
このあと大朝日小屋に到着。写真撮るの忘れました。

9/29 15:08

荷物を置いたあと、山頂に向けて出発。

9/29 15:07

中岳方向。明日はこの稜線を歩きます。

9/29 15:10

大朝日小屋。

9/29 15:15

主稜線の東側から雲が押し寄せています。

9/29 15:22

頂上から飯豊連峰方向。

9/29 15:22

月山が雲海の上に頭だけ出しています。その左に鳥海山が見えます。こんな光景は初めて。

9/29 15:38

小屋に向かって下山します。

9/29 15:38

中岳、西朝日岳方向。

9/29 15:39

小屋にも雲がかかっています。隠れないでほしい。

9/29 15:41

小屋の裏に登山道の分岐があります。知らない人には分かりづらい。

9/29 17:03

夕食後、夕日を見にもう一度山頂に。

9/29 17:06

夕焼けが始まりました。海が輝いているように見えます。

9/29 17:07

月山と鳥海山がはっきり見えるようになりました。雲の上に幻想的ですね。

9/29 17:14

飯豊連峰方向。山の連なりが美しい。

9/29 17:17

ますます輝いてきました。

9/29 17:18

中ツル尾根。

9/29 17:21

シルエット。

9/29 17:21

もう一度、鳥海山と月山。

9/29 17:23

ふと見ると、影大朝日。写真でもうっすらと見えますね。

9/29 17:23

絵になります。

9/29 17:25

もう一度、影大朝日。

9/29 17:25

夕日が当たって。

9/29 17:26

きれいです。

9/29 17:28

そろそろ日が沈む。

9/29 17:29

9/29 17:31

9/29 17:31

9/29 17:31

日が沈む。

9/29 17:34

9/29 17:35

9/29 17:36

鳥海山と月山。

9/29 17:36

9/29 17:37

沈んだあとも、雲が輝く。今日の写真はこれでおしまい。

9/30 5:25

2日目。日の出を見に山頂へ。
飯豊連峰方向。祝瓶山もかっこいいですね。

9/30 5:26

蔵王連峰方向。東側は少し雲が厚い。

9/30 5:28

吾妻連峰と磐梯山。

9/30 5:28

磐梯山のシルエットがはっきり見えます。

9/30 5:33

雲が厚くて見えません。すでに日は昇っているはず。

9/30 5:34

山のレイヤーが美しい。残念ながら朝日は見えません。

9/30 5:45

9/30 5:47

鳥海山と月山。大井沢地区は熊の皮のような雲海に覆われています。

9/30 5:52

飯豊連峰と吾妻連峰の間に、かなり遠くの山が見えます。カシミールで見てみると、もしかしてこれは、日光の山では？

9/30 6:03

小屋に帰ります。

9/30 6:09

小屋の玄関前から、蔵王連峰方向。

9/30 7:42

2日目の山行開始。玄関前から月山と鳥海山。

9/30 7:43

お世話になりました。平日なのに20名以上の方が宿泊されたと思います。

9/30 7:44

中岳と西朝日岳。今日は竜門山を経て日暮沢に帰ります。

9/30 7:44

西朝日岳から袖朝日岳につながる稜線。

9/30 7:52

金玉水への道標。水くみに右側に下ります。

9/30 8:02

ここの水も無色透明なやわらかい味でとてもおいしい。

9/30 8:02

金玉水から葉山。

9/30 8:10

日の光も強くなり、草紅葉がきれいです。

9/30 8:11

振り返って大朝日。楽しませてもらいました。

9/30 8:23

小朝日岳。こちらから見ると大分形が違います。

9/30 8:23

大朝日岳。何度も撮ってしまいます。

9/30 8:23

蔵王連峰方向。

9/30 8:30

中岳の斜面から西朝日岳と以東岳方向。

9/30 8:34

以東岳までは遠いですね。いつかはあっちまで行ってみたい。

9/30 8:37

竜門小屋に宿泊された方とすれ違いました。

9/30 8:42

ハクサンイチゲ。今の時期にも咲くんですね。数は少ないですが、稜線上所々に咲いていました。

9/30 8:45

迫力ある祝瓶山。

9/30 8:46

西朝日岳まではかなりあります。鞍部までかなり下らなければならないようです。

9/30 8:46

再び月山と鳥海山。向こう側からもこちらがよく見えるでしょう。

9/30 8:48

ニリンソウのようなハクサンイチゲ。

9/30 8:50

ミヤマアキノキリンソウ。

9/30 8:53

ミヤマコウゾリナ。

9/30 8:59

マイヅルソウの実。甘い味がすると教えていただき、試してみると淡く甘い味がしましたよ。

9/30 9:03

こちらはゴゼンタチバナの実。これも甘みがあるそうです。

9/30 9:08

ヤマハハコ。稜線上、群生しているところが数カ所。中心がまだ黄色いのが残っていました。かわいい花ですね。

9/30 9:09

オヤマリンドウもたくさん見つけました。

9/30 9:12

西朝日岳まではかなりの登りです。

9/30 9:12

竜門山、以東岳方向。

9/30 9:12

絶景の連続です。

9/30 9:13

ミヤマコウゾリナ。

9/30 9:15

ナナカマド。実は赤くなっていますが、葉っぱがみすぼらしく枯れてしまっています。今年は真っ赤な紅葉にならないみたい。

9/30 9:16

9/30 9:17

ハクサンイチゲ。

9/30 9:20

赤く色づいたミネカエデもあります。

9/30 9:21

振り返って大朝日。こんなにとがっているんですね。

9/30 9:22

9/30 9:23

今日は磐梯山もずっと見えています。向こうからもこっちが見えることでしょう。

9/30 9:28

青空に続く坂道。

9/30 9:59

竜門山からユーフン山に続く尾根。

9/30 9:59

鳥海山の手前にあるのは赤見堂岳か？

9/30 10:01

以東岳が大きく見えてきました。

9/30 10:05

西朝日岳到着。ここまで2時間20分かかりました。コースタイムは1時間30分なのに。

9/30 10:06

ミヤマクルマバナ。

9/30 10:10

斜面の色づきが華やかになってきました。

9/30 10:11

緑と赤のミックス具合が絶妙です。

9/30 10:12

この柱は実なんですかね？

9/30 10:13

爽やかな尾根道です。

9/30 10:17

9/30 10:18

写真を撮っているとなかなか奥さんに追いつけない。

9/30 10:21

9/30 10:23

昨年の「日本百名山」で出ていた紅葉の絶景箇所ですね。今年は色づきがいまいちです。

9/30 10:26

振り返って西朝日岳。

9/30 10:29

9/30 10:30

9/30 10:36

振り返って大朝日岳。

9/30 10:37

竜門山までは、ここから下って登ってです。

9/30 10:37

以東岳がだんだんと近づいてきました。

9/30 10:40

ハクサンイチゲ。

9/30 10:41

プロペラみたい。

9/30 10:42

9/30 10:44

9/30 10:46

ナナカマド。やはり葉っぱがもうダメです。

9/30 10:47

いよいよ竜門山への登り。

9/30 10:53

ミヤマキンバイ。これも遅咲きですね。

9/30 10:54

寒江山から大上戸山に続く尾根。

9/30 10:56

竜門山。

9/30 11:15

ようやく竜門山分岐まで来ました。竜門山の頂上には道標などはないのですね。西朝日岳から1時間10分。コースタイムは50分なのに。

9/30 11:15

ユーフン山に向かってさっさと降ります。

9/30 11:17

ユーフン山。

9/30 11:20

ミヤマダイモンジソウ。

9/30 11:23

竜門小屋。こちらも賑わったそうです。

9/30 11:26

ユーフン山。

9/30 11:30

寒江山方向。

9/30 11:34

ユーフン山の手前のピーク。人が立っていますね。あそこで昼食にします。

9/30 11:42

9/30 12:03

ここは絶景の地ですね。

9/30 12:08

オベリスク。

9/30 12:08

9/30 12:17

古寺山から小朝日への登り。

9/30 12:17

小朝日から大朝日へ。

9/30 12:17

大朝日小屋も見える。

9/30 12:18

9/30 12:26

清太岩山。あそこまで行くと、あとは下りのみ。

9/30 12:51

振り返って、ユーフン。

9/30 12:51

清太岩山到着。

9/30 13:42

下って、下ってゴロビツの水場。

9/30 13:54

展望台から月山。少し雲がかかり始めたようです。

9/30 14:13

いや〜、すごいブナですね。こういう木々のおかげで山形県の豊かな水が供給されているのです。

9/30 14:38

松峰。ここからさらにぐんぐん下って日暮沢小屋です。
ここから先、写真を撮るのを忘れました。降りるのに集中！
おかげで、無事下山できました。

撮影機器：

Canon EOS Kiss X70 Canon

感想

yukky3

　今回の登山は天気予報を見続けて、2日続きの晴天ということで決めました。
　1日目は日暮沢からハナヌキ峰経由で大朝日小屋に宿泊。2日目に竜門山経由で日暮沢に下山。逆回りの周回コースを取られる方の方がずっと多いようですが、我々にとっては正解だったと思います。
　それにしても、重い荷物を担いでハナヌキ峰の急坂を登るのは大変でした。ただ、登山道が荒れていないのが幸いでした。逆コースでここを疲れた足で下るのは恐ろしい気がします。
　清太岩山から日暮沢間の登山道は大雨の影響か洗掘が進んだのではないかという気がしますが、どうでしょうか？急坂の連続なので、こっちを登るのも本当に大変ですよね。
　紅葉の進み具合が楽しみでしたが、昨年（9/24)に比べると紅葉はこれからが本番のようです。ただ、葉っぱが色づくというよりは枯れて縮んでしまっているのが多く目に付き、きれいな紅葉になるのか心配です。
　今回の登山は天気に恵まれて本当にラッキーでした。2日目の日の出が拝めなかったのがちょっと残念な位で、あとは大満足です。
　大朝日の頂上から見た日本海に沈む夕日は美しく、忘れられない光景となりました。写真では表しきれません。2日目午前中の主稜線も爽快この上なく、何度も何度も立ち止まって写真を撮ったので、コースタイムで歩くのは無理でした。
　こういう経験をしてしまうと、やめられなくなってしまいますね。