赤岳（↑真教寺尾根↓県界尾根）鎖場天国

2020年10月03日(土) [日帰り]

• GPS: 10:49
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,309m
• 下り: 1,294m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:21
• 休憩: 1:29
• 合計: 10:50

距離 12.1km 登り 1,309m 下り 1,309m

5:58 赤岳県界尾根ルート登山口
6:18 6:21 真教寺尾根方面分岐
6:47 6:53 大門沢方面分岐
8:10 8:24 牛首山
8:39 8:43 扇山
11:18 11:21 真教寺尾根分岐
11:25 竜頭峰
11:31 竜頭峰分岐
11:36 12:23 赤岳
12:25 12:37 赤岳頂上山荘
14:07 大天狗
15:14 「東方薬師如来」石碑
15:18 小天狗
16:25 真教寺尾根方面分岐
16:48 赤岳県界尾根ルート登山口
16:48 ゴール地点

上の地図で「牛首山」と表記されているのは間違いで正しくは「扇山」、
2280Pとなっているのが「牛首山」です

天候

晴れ＞曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県道11号のサンメドウズ清里スキー場の先の、ロータリーになっている道路末端にバイクを駐輪

コース状況／危険箇所等

・どちらの尾根の鎖場も地面がザレ気味なので、鎖が不要と思ってもしっかり掴んで昇降する方がいいです。
・鎖場の地面はザレているので落石注意。県界尾根は誰とも会わなかったので不明ですが、真教寺尾根でのヘルメット率は半分位でした。
・踏み跡明瞭、迷う場所無し。
・夏に県界尾根の子天狗辺りの道が笹で覆われ不明瞭というレコを見たので心配でしたが、そのような場所はありませんでした。

写真

10/3 5:57

K11のサンメドウズ清里スキー場入口を過ぎて「この先道が悪い」立て看板をさらに進み、終点のここに駐輪してスタート。
看板には「八ヶ岳登山道」と書いてある。
涼しいのでヘルメットは最初から装着。

10/3 6:17

20分で真教寺尾根への連絡路？の入口に到着。
暖まってきたのでストームクルーザーを脱いで収納。
帰りはこの写真の奥の県界尾根から帰ってくる予定。

10/3 6:47

熊笹、一番深い場所で自分の胸位まで茂ってました。

10/3 6:47

美し森からのコースに合流。

10/3 6:48

左側の賽の河原を見る

10/3 6:48

熊笹の朝露でビショビショになるというレコを見たので、ワークマンの防水オーバーパンツを履いてきました。

10/3 6:48

こんだけ濡れました。
この先の笹は深くないので、脱いで収納。

10/3 6:53

では、真教寺尾根を進み、まずは牛首山を目指します。

10/3 7:08

朝日

10/3 7:37

8時方向に振り返ると

10/3 7:37

富士山

10/3 8:09

牛首山に到着。
ここまで6人に抜かれた。
ベンチで休憩して、後から来た同世代の男性と会話。

10/3 8:22

向かいに見えるギザギザは

10/3 8:22

2年前に登った権現岳かな？

10/3 8:39

扇山を通過。
ここからは未踏です

10/3 8:40

樹間から、頂上山荘と山頂をズーム。遠いな

10/3 8:41

この後、この写真の真ん中辺りを登ることになった

10/3 8:43

本当に登れるのかね…

10/3 9:35

三ツ頭〜権現岳の稜線

10/3 9:38

扇山から1h、岩場が出てきた

10/3 9:40

ここで、この先ストックが邪魔になると判断し収納。

10/3 9:47

振り返ると、扇山と牛首山

10/3 9:50

右側が崩落していてちょっと怖かったが、崩落先は谷底ではない。
この少し先、体を岩場の上にリフトアップする場所あり。

10/3 9:56

しばらくは岩場とこんな樹林帯を交互に繰り返します

10/3 10:13

この辺ですれ違った親子に、この先から鎖場が始まると聞く

10/3 10:19

紅葉少し

10/3 10:23

始まったか

10/3 10:26

2つ目

10/3 10:30

左側にキレット

10/3 10:31

3つ目

10/3 10:32

わかりにくいけど4つ目。
この鎖は細いのでアシスト的な感じ

10/3 10:35

5つ目。ここだったかはっきり覚えていないが、右側に鎖がないが斜度が緩そうな岩場があったので、そちらで進もうとしたら、掴んだ岩がボロリと外れ、これは無理と判断し鎖場に戻った。
確かこの岩場が一番斜度がキツく、鎖を両手でつかみ股間に通し、ガニ股で踏ん張りながら登った。

10/3 10:38

6番目。
ここは左側がガレ場の斜面なので、もし落ちたら重傷以上になりそう。

10/3 10:39

7番目。
以降の鎖も全部写真を撮りましたが延々と続くので、以下適当に省略します

10/3 10:48

13番目、写真で見ると凄い角度だが現地ではこれほどではない。

10/3 10:59

20番目の鎖の根元にウスユキソウ
（鎖を掴みながらなので緊張して撮ってます）

10/3 11:00

21番目、遥か上に道標が見える

10/3 11:03

22番目、先行する方

10/3 11:04

23番目、先行する方

10/3 11:08

鎖場終わり？

10/3 11:12

まだあった、25番目

10/3 11:13

稜線？に着いたー！

10/3 11:13

かなり下になった扇山など。右上に富士山

10/3 11:14

まだ岩場は続く模様

10/3 11:14

キレット、権現岳への分岐

10/3 11:16

梯子

10/3 11:16

の横、赤岳だから赤い

10/3 11:18

こんな岩場登ったっけ？

10/3 11:23

ウヒョー、こっち側から登頂するのか
今いる所が「竜頭の峰」？

10/3 11:23

人がたくさんいる辺り、険しそう

10/3 11:23

まずは山頂の鞍部へ進む

10/3 11:28

左側から回り込む感じだったかな

10/3 11:30

狭い鞍部。
数年前に文三郎尾根で下山したとき通ったか

10/3 11:32

岩場を登って

10/3 11:34

梯子を登って

10/3 11:38

登頂！
こちらはボロボロなので

10/3 11:40

皆さん、この梨百標柱で記念撮影していた

10/3 11:42

無事登頂できたことを感謝。
ドローンを飛ばしている人がいた

10/3 11:52

風が吹きつけない側で、福島県から500km掛けて来たご夫婦と談笑しながら食事。

10/3 12:06

遠くに金峰山

10/3 12:07

五丈岩

10/3 12:19

食事を終えて移動。
去年登った阿弥陀岳と中岳

10/3 12:19

遥か下に行者小屋。
テン場とトイレだけ営業

10/3 12:21

赤岳鉱泉、こちらは通常営業

10/3 12:21

大賑わいの山頂

10/3 12:21

手前右側に硫黄岳、その左側奥に東西天狗岳、その左側奥に蓼科山。

10/3 12:22

下山します。
鎖場の下りに自信が無いので、自分にとってはここからが今日の核心部です。

10/3 12:23

まずは営業していない頂上山荘に向かいます

10/3 12:25

天望荘への尾根、天望荘、地蔵の頭、横岳、硫黄岳へと続く稜線。
曇ってるけど、これが見れただけで満足

10/3 12:29

県界尾根入口。
見切れてますが頂上山荘の建物の左側から始まってました

10/3 12:30

単独行だけどヘルメット被ってるし、真教寺尾根を踏破できたし。
💀は不吉だからやめてくれぇ🥶

10/3 12:31

初っ端から鎖場のコンボですが、あら不思議、全然怖くない

10/3 12:33

真教寺尾根と同じくすべての鎖場を撮影したが、多いので適当に省略。

10/3 12:37

天望荘と意外と近い

10/3 12:39

斜度は緩いけど岩場も緩いので、鎖を掴んで下らざるを得ない。

10/3 12:44

それぞれの鎖が長い＝重い、たわみが少ない＝持ち上げる必要がある　ので腕力を使う。

10/3 12:49

鎖に頼ると足をあまり踏ん張らなくて済むというメリットあり。

10/3 12:51

鎖場のインターバル

10/3 12:54

天望荘と同程度の高さまで下って来た

10/3 12:55

8番目位

10/3 12:58

何だこりゃ？斜度の緩い梯子と鎖が並行している。
初めて見るぞこんなの。
梯子を使って降りた。

10/3 13:00

梯子の末端は固定されていないので、自分が下る振動でブランブラン。
固定されていない部分を下るときは体重で動かなかった。

10/3 13:05

県界尾根おそらく唯一の分岐。
左は天望荘へ行けそう

10/3 13:05

天望荘〜横岳方向

10/3 13:05

倒れていた道標。字は読めない

10/3 13:07

10番目位

10/3 13:10

前述したけど持ち上げると重いので、疲れる。

10/3 13:15

12番目位の長い鎖場を下ってから見上げて。

10/3 13:18

大岩の下に、ビバークできそうな穴。しませんけど。

10/3 13:21

おっと今度は、梯子＞間髪入れずに鎖＞鎖…のコンボ。
しかも見た感じ、今までよりザレていそう。

10/3 13:24

下り終わってから見上げて。
県界尾根の核心部だと思う

10/3 13:25

金属で補強された道、これは安心して歩ける

10/3 13:32

もう鎖場は無さそうなので気楽だ〜♪

10/3 13:42

見上げると紅葉

10/3 13:50

路面状態、斜度、植生など道の様相はコロコロ変わる。
一人に抜かされた。
県界尾根で会ったのは最初にすれ違った一人と、この一人だけだった。

10/3 13:59

開けた場所があったので5分小休止。
帰宅後確認した所「ヘリポート跡」ではないかと。
給水し岩場が終わったのでストックを出した。

10/3 14:08

大天狗を通過。
次の小天狗まで50分とあるが、八ヶ岳のCTはいつも自分にとって厳しめなので、守れそうにない。

10/3 14:13

石ゴロゴロで通りにくい場所もある

10/3 14:37

白樺の気持ちいい道

10/3 14:39

杉の…何だろう

10/3 15:05

開けた場所に出たので、また小休止。
暑くなったのでストームクルーザーを脱いで収納、腰が痛くなってきたのでロキソニン服用。

10/3 15:15

小天狗を通過。
大天狗から1h7m。CTを17分オーバー。
うん、こんなもんだ。

10/3 15:16

少し下ったところに分岐。清里方面へ

10/3 15:46

右側に、午前中通った牛首山（左）と扇山（右）

10/3 15:48

キレット〜赤岳

10/3 15:49

頂上山荘と山頂。
この時間(16時前)に山頂にいるのは、どういう人たちなんだろう。
頂上山荘は営業していないから、天望荘泊まりだろうか

10/3 15:50

牛首山〜赤岳山頂まで、午前中登った稜線全て

10/3 15:50

右側の線が鎖場地帯だろうか

10/3 15:51

真教寺尾根と県界尾根の間の谷間

10/3 15:51

最大ズーム。歩けるかと思ったけど、岩と流木で荒れ放題の模様。

10/3 16:05

現地表記「登山口」に到着。長かった〜。
ここからはほぼ平坦なので、スマホでトランプの病状とか帰路の渋滞情報とか調べながら進む。

10/3 16:25

朝通った真教寺尾根への分岐を通過。あと少しだ。

10/3 16:48

駐輪場所に帰着。無事完了〜。
残っていたのは自分のバイクだけでした。

撮影機器：

DMC-TZ60 Panasonic

装備

個人装備

■登山道具：ヘルメット ザック(モンベルIRON25) トレッキングシューズ(モンベル　マリポサトレール) コンパス ストック 簡易マーカーセット ■衣類：ストームクルーザー（モンベル） 頭巾 長袖シャツ 半袖シャツ アームカバー グローブ 防水オーバーパンツ（以上ワークマン） 登山用ズボン(Columbia) 靴下（モンベル） 防寒テムレス ■食料： カップ麺 アミノバイタル 噛むブレスケア ニンニクチューブ お菓子 ■飲料系：水300ml＠ペットボトル お湯800ml＠サーモス ポーションコーヒー 粉末緑茶 クリープ小分け ■衛生関係：ロキソニン ビオフェルミン止瀉薬 ポケットティッシュ 滅菌ガーゼ ■その他： スマートフォン モバイルバッテリー サングラス サングラスのポーチ デジタルカメラ デジカメの予備バッテリー デジカメのポーチ 財布 老眼鏡 ミニカッター 爪切り 鍵 プラスプーン プラフォーク マグカップ 自撮り棒

感想

ドンソク

6月に撤退したコースに再挑戦しました。
【美し森から赤岳狙うも扇山で撤退】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2426041.html

撤退した理由は
・暑い
・時間不足（スタート8時、扇山で11時）
・モチベ不足（鎖場怖い）
でしたが

・涼しくなった
・3時に自宅を出発、6時山行開始を目指す
・スタート場所を美し森(1460m)より上の林道入口(1670m)にすれば楽になる
・鶏冠山を登り度胸が付いたかも?
上記を考えたら行けそうな気がしてきたので、行くことにしました。

とはいえ危険なコースなので、YAMAPの一日保険に入りました。
救助が向かうのが翌日になるので二日入ることを勧められたので二日分加入。
￥330.

前夜21:30就寝、翌2:15起床。
よく眠れず、ずっとウトウト状態でしたが体調悪くなさそうなので行くことにします。
前回の蝶ヶ岳行きは軽装でバイク運転時寒かったですが、今回は上下とも冬仕様の服で寒さ対策万全で3:15出発。
途中初狩PAでトイレ休憩、双葉SAでお茶休憩、長坂ICで中央道を降り、15km走って前回下見した林道入り口に到着。
既に4,5台縦列駐車。

準備して、目標の6時に山行開始。

〜〜以降は写真のキャプションをご覧ください〜〜

17時前に無事下山完了。
腰と脚に加えて、今回は鎖場で腕をよく使ったので腕も痛い。
信号でのストップ＆ゴーを少なくしたかったので、帰りも高速で。
中央道に入ると、入る前に7-11でコーヒーを飲んだにもかかわらず今度は眠くなってきたので、堪らず双葉SAでテーブルに突っ伏して10分休憩。
更に綿入りのオーバーパンツを脱ぎ、眠くならないようわざと寒くして再出発。
幸いその間に小仏トンネルの渋滞が解消されていたので、行きつけの整骨院に直行し、揉んでもらってヒィヒィ言わされました。

■最後に
真教寺尾根＆県界尾根、どちらを登りどちらを下りにするか複数のレコやYoutube動画を見て検討を重ねた結果、前者を登り、後者を下りにしたが、実際歩いてみて、それが正解と感じました。

真教寺尾根はうまく言えないですがオープンな感じの斜面で、ここは下りで使いたくないと思う鎖場がいくつかありました。
それに比べ県界尾根は、クローズドな感じの尾根で、怖いと感じる鎖場は最後位でした。

元々この山行は鶏冠山の予行練習でしたが、順番が逆になりました。
両方を歩いてみて、鎖場の数では圧倒的に
真教寺＆県界尾根＞鶏冠山　でしたが、
斜度は　鶏冠山＞真教寺＆県界尾根　で、落ちたらやばそうなのも同様でした。

今回の山行で掴んだ、鎖場での自分なりのコツ
・下は見ない
・落ちないようにする。落ちたらどうしようとは考えない。
・登りで鎖を使う場合、鎖が途中の岩などに引っかかっていないか確認する。引っかかっている場合はたわませて引っ掛かりをなくしてから使う。

下りでの鎖場恐怖症は、これで克服できたかな？
真教寺尾根＆県界尾根での赤岳登頂、無事終わりよかった！