待望の裏那須(三倉山〜流石山〜三本槍岳)


- GPS
- 08:25
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,823m
- 下り
- 1,478m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 8:26
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・大峠林道は崩壊のため日暮滝より先は通行止め |
コース状況/ 危険箇所等 |
・唐沢山〜三倉山、鏡ヶ沼分岐(その手前も一部)〜鏡ヶ沼は 笹藪が胸ぐらいまである箇所もあります。 朝は雨具を付けないと相当濡れます。 ・三倉山〜流石山の笹藪はせいぜい膝下程度。 大峠〜三本槍岳はきれいに刈払いされてました。 ・鏡ヶ沼分岐〜鏡ヶ沼は足場の悪い急斜面。下りはスリップ要注意。 |
写真
感想
前回の佐武流山同様、今回も6,7年間から計画していたルートです。
裏那須の美しい時期である紅葉に合わせて計画していたのですが、
9月下旬から10月上旬の天気の巡りあわせもあって、ここまで延びてしまいました。
今週末も天気予報が悪い方へ修正されましたが、
雨が降るような予報ではなかったので決行します。
音金からの登山道は、地図によれば傾斜率35%と那須で最大の急登と書かれており、
どんな道なのか興味深かったです。
実際は木の根も少なく、一定の斜度が続きテンポよく登れます。
高度がグングン上がるので、登りやすい部類ではないでしょうか。
たどり着いた空沢山(唐沢山)からは収穫間近の麓の色づいた様子が見渡せます。
しかし試練はここからで、空沢山から先は笹が生い茂る稜線ルート。
例のごとくズボンはびしょ濡れですが、次第に上半身も濡れます。
さすがにまずいと思い、遅すぎですが雨具を上下付けます。
それでも目の前の立派な山容の三倉山や、最も目を引く旭岳の姿を見るに、
裏那須の稜線の素晴らしさを実感します。
三倉山は山容だけでなく、山頂からの展望も随一。
茶臼岳〜二岐山までの那須連山を一望できました。
ハイライトは大倉山〜流石山の稜線。
茶臼岳を目の前に、そして鋭鋒の旭岳を左に見ながらの稜線歩きは、
草紅葉や灌木の紅葉と相まって、裏那須の魅力がたっぷり。
東北らしい(福島と栃木の県境なので東北ですが)伸びやかな稜線に感動です。
大峠まで350m下って、三本槍岳に500m弱の登り返しが目の前に見え、
那須の山のスケールの大きさを感じましたが、
大峠から先は刈払いも完璧で、とても登りやすいルート。
天気は高曇りで青空はあまりありませんでしたが、
終始遠望は利いて、秋の縦走路を楽しめました。
念願の裏那須は噂通りの素晴らしい稜線でした。
そして今回改めて発見したのは、三本槍岳は那須の最高峰ながらすごく地味な山容。
一方、旭岳は盟主たる堂々たる姿で、また茶臼岳や朝日岳といった個性的な山が、
那須連山を構成しているのだなあと感じました。
火山の荒々しさと、裏那須のたおやかな稜線の対比も見事で、
那須の奥深さを実感できた山行となりました。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
裏那須でしたか!
さすが、裏那須。日光・尾瀬エリアより紅葉が多いです。
流石〜三倉の稜線、たおやかな感じも東北らしいし、
那須連山がずらりと見えるのもいいし、
また訪れたい山域です。
やはり、下から登って自転車で周回ですね。
今年は、山開きがなかったために、
唐沢から先は、笹を刈ってないのでしょうかね?
笹ヤブは苦手です。
satfourさん、こんばんは
ようやく行くことができました。
天気がパッとしませんでしたが、それでも楽しく歩けました。
南行きの場合、茶臼岳から二岐山までの峰々を見ながら歩けるのはいいですね。
個性的な山が多いだけに、わかりやすくていいです。
旭岳の見事さを再認識しました。
三本槍岳を除けばとても静かな山歩きでした。
混雑する紅葉の時期に貴重なエリアですね。
一方で、笹は思ったよりも背丈が高く、
久々に上下の雨具を着ての藪漕ぎになりました。
秋は朝露が付きまとうので、厄介ですね。
hirokさん、こんにちは。
驚きました、というのも土曜日は
裏那須へ行こうと考えていまして
自転車利用も計画していたのです。
(道の駅しもごうに車を置いて自転車で音金の登山口へいく計画)
しかし、次男に車をゆずることになり
近場のサイクリングに。。(Cycle-Ringにアップ。。)
おしかったなあ
hirokさんが行っちゃったので、来年以降に
しようかななんて
今年は紅葉が少し遅い感じでしょうか。
私の場合、上半身が濡れてもそのままかも。。(何度か経験あり)
youtaroさん、こんばんは
まさかの音金スタート想定でしたか。
音金から歩く人はあまり多くないので、惜しかったですね。
しかし、道の駅しもごうに車を停めるということは、
甲子峠まで行かれる予定だったのでしょうか
今年は1週間ぐらい紅葉は遅れているような気がします。
裏那須のピークももう少し先のようなので、チャンスがあればいかがでしょう。
私も滅多に雨具は付けないのですが、
あまりの濡れぶりに、このままではさすがにヤバいなあと思いました
晴れていればすぐ乾いて問題なのですが、この日は高曇りだったので。
特にズボンから靴下に浸み出すと、足がふやけて不快極まりないです。
hirokさん♪ こんばんわ。
那須岳(茶臼、朝日岳、三本槍岳)は登ったことがありますが、裏那須には、たおやかな稜線のステキな山があるんですね!
そちらの方は、さっぱりわからない山域です。写真を拝見して素敵なところだなあと行ってみたくなりましたが、ちょっと私には難しそうです。
以前に、笹藪を甘くみて辛い思いをしたことがあったので、なるべくカッパを着ようと思いますが、そのタイミングを逃さずに着ることが大事ですね!
秋晴れになることを祈って、
しばらくは、紅葉の秋の山を楽しめそうですね〜。
Mersiさん、こんばんは
茶臼、朝日、三本槍岳もそれぞれ特徴あって魅力ありますが、如何せん人が多すぎます。
それと比べると裏那須のたおやかな稜線は、あまり人が歩いてなく、のんびり歩けます。
今回の山以外にも旭岳、赤面山など、那須には魅力ある山がたくさんありますが、
シロヤシオ、ムラサキヤシオの季節は特に好きです。
笹藪は濡れるし、ダニがつくし、勘弁してほしいですよね。
しかも私は横着者なので、いつもびしょ濡れ。
さすがに今回はこのままでは川に落ちたほど濡れそうだったので、
今更とは思いながら、泣く泣く雨具を付けました。
Mersiさんは山病?というコメントがありましたが、
私も重度の山病のようです。
前泊して、ゆっくり温泉に入って美味しいもの食べて、という山行をすればいいのに、
睡眠時間を削って、日の出から日没まで目一杯山を楽しんでしまいます
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