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記録ID: 2626988
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

鉢盛山(黒川林道崩落・尻平2号橋から)

2020年10月04日(日) [日帰り]
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GPS
09:17
距離
29.2km
登り
1,803m
下り
1,801m

コースタイム

05:44 尻平2号橋駐車スペース出発
06:25 黒川林道崩落箇所
06:41 差切
07:01 ハト峰登山口(六兵衛小屋跡) 07:05
07:12 黒川林道終点/あきんど平支線入口
08:34 鉢盛山登山道入口(作業道入口)
09:22 波田避難小屋
09:56 新登山口分岐(朝日村) 10:02
10:15 鉢盛山頂へ1.6km/60分ガンバッテ標識
10:26 鉢盛坂新道(1.3km/50分)標識
10:58 権現の庭
11:01 鉢盛山避難小屋
11:10 鉢盛山山頂 11:30
11:34 鉢盛山避難小屋
12:25 波田避難小屋
12:59 鉢盛山登山道入口
13:51 あきんど平支線入口ゲート
14:32 黒川林道崩落箇所
15:01 尻平2号橋駐車スペース帰着
天候 曇りときどき小雨、下山後青空、気温9〜10℃(黒川林道終点−鉢盛山山頂)
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:長野自動車道−松本IC−国道158号−セブンイレブン波田赤松店(405 684 488*44)−波田砕石工場入口(405 652 668*52)−黒川林道−尻平2号橋(405 528 197*85)駐車スペース

■復路:尻平2号橋駐車スペース−黒川林道−国道158号−松本IC−長野自動車道−<更埴JCT>−上信越自動車道−<藤岡JCT>−関越自動車道−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内

■駐車場:黒川林道の終点に六兵衛小屋跡など数ヶ所の駐車スペースがありますが、終点から2.5キロほど手前で黒川林道が崩落していて尻平2号橋の先で通行止めになっています。
尻平2号橋のすぐ先には回転広場と駐車スペースがあり5、6台の駐車が可能です。
マップコード:405 528 166*01
コース状況/
危険箇所等
■黒川林道
黒川林道の入口にはゲートがあり施錠されています。
野麦街道(R158)の新島々駅の手前にあるセブンイレブン波田赤松店でゲートのカギが借りられます。24時間、予約や事前連絡等は不要です。

黒川林道はR158の入口から黒川林道終点(あきんど平支線入口)まで約12キロあります。
ゲートを開けて林道を走って、尻平2号橋を渡った先に通行止めの柵がありました。そして林道崩落のため通行止めと書かれていました。
仕方がないので駐車スペースに車をおいて歩いて行くことにしました。

尻平2号橋から約2.7キロ、川底が剔られたのか林道が川側へ崩れ落ちていいました。山側には十分なスペースがあるので難なく通過できましたが、ここから林道終点まで約2.5キロ、往復10.5キロのアルバイトが追加となりました。
(詳細は感想にて)

■あんどん平支線
黒川林道終点(あきんど平支線入口)から先も林道は繋がっていますが、支線入口に鉄製のゲートがあります。車輌進入禁止の標識はありますが、カギは掛かっていません。
ゲートを越えて2〜3分、山側から土砂が押し出し林道を塞いでいます。注意して通行すれば問題ありません。
そのすぐ先に山側から沢が流れている場所で、水により林道が崩れ落ちています。山側を通行すればそれほど危険は無いと思います。
その先も土砂の押し出しが数ヶ所、路肩が崩れている箇所もあります。
押し出された土砂は取り除けばいいでしょうが、林道が崩れ落ちている箇所の修復は大変でしょう。

ゲートから約4.5キロ、鉢盛山への登山道とアキンド平への分岐があります。右手の林道(作業道)に入ります。林道は波田避難小屋まで繋がっていますが、草は伸び放題、輪立ちなどは水が流れて大きく掘られていて車が通れる状態ではありません。登山道としては薮を我慢すれば問題なく通れます。

■波田避難小屋−山頂
身の丈ほどのササが生い茂っていますが、刈り払いされ林道よりも歩きやすいです。踏み跡明瞭で迷うような箇所はありません。
朝日村からの新道も刈り払いがされているようでした。旧道(岳沢)は入れそうな感じはしませんでした。
野麦街道(R158)沿いにある新島々駅手前のセブンイレブン、ここで黒川林道ゲートのカギを借りることができます。
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野麦街道(R158)沿いにある新島々駅手前のセブンイレブン、ここで黒川林道ゲートのカギを借りることができます。
野麦街道から黒川林道への入口が判りにくいですが、砕石工場入口の看板が目印です。
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野麦街道から黒川林道への入口が判りにくいですが、砕石工場入口の看板が目印です。
ほどなくゲートです。カギを開けて車を入れたらカギを閉め、右側からゲートの中に入れます。
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ほどなくゲートです。カギを開けて車を入れたらカギを閉め、右側からゲートの中に入れます。
林道を走って7キロほど、尻平2号橋を渡った先に車止めがありました。暗いですが林道崩落のため通行止めのようです。
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林道を走って7キロほど、尻平2号橋を渡った先に車止めがありました。暗いですが林道崩落のため通行止めのようです。
車止めの手前に回転広場と駐車スペースがあります。ここに車を置いて林道を約5.2キロ歩きます。往復で10キロ以上の林道歩きとなります。
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車止めの手前に回転広場と駐車スペースがあります。ここに車を置いて林道を約5.2キロ歩きます。往復で10キロ以上の林道歩きとなります。
林道は舗装されていて走りやすそうですが、ガードレールがありません。
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林道は舗装されていて走りやすそうですが、ガードレールがありません。
下には黒川が流れています。カーブがキツイので暗い時間帯は要注意です。
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下には黒川が流れています。カーブがキツイので暗い時間帯は要注意です。
途中に古そうな鳥居があり、奧に石塔なのか石仏なのか判りませんがありますので、とりあえず安全祈願をします。
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途中に古そうな鳥居があり、奧に石塔なのか石仏なのか判りませんがありますので、とりあえず安全祈願をします。
カーブの手前に再度車止めがありました。尻平2号橋から約2.7キロの地点です。ここまで車で入れますが駐車スペースや回転場所が狭いです。
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カーブの手前に再度車止めがありました。尻平2号橋から約2.7キロの地点です。ここまで車で入れますが駐車スペースや回転場所が狭いです。
カーブを曲がった所が崩落場所でした。山側に十分なスペースがありますので通行には支障はありません。
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カーブを曲がった所が崩落場所でした。山側に十分なスペースがありますので通行には支障はありません。
一ヶ月半程前の崩落のようです。計画通り6月なら林道終点まで行けたようです。
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一ヶ月半程前の崩落のようです。計画通り6月なら林道終点まで行けたようです。
旧六兵衛小屋跡の駐車スペースに張り紙がありました。書かれているのは林道崩落とは関係なく、この先一般車両通行禁止とクマ注意です。
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旧六兵衛小屋跡の駐車スペースに張り紙がありました。書かれているのは林道崩落とは関係なく、この先一般車両通行禁止とクマ注意です。
黒川林道の終点で、あきんど平支線の入口です。崩落場所から更に2.5キロ歩きました。車輌進入禁止ですが、カギは掛かっていません。
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黒川林道の終点で、あきんど平支線の入口です。崩落場所から更に2.5キロ歩きました。車輌進入禁止ですが、カギは掛かっていません。
六兵衛小屋跡ほど広くありませんが、林道終点にも駐車スペースがあります。
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六兵衛小屋跡ほど広くありませんが、林道終点にも駐車スペースがあります。
山側から土砂が押し出して林道を塞いでいます。注意して通行すれば問題ありません。
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山側から土砂が押し出して林道を塞いでいます。注意して通行すれば問題ありません。
沢の水が流れ落ちているところで林道が崩落しています。山側を歩けば通行できます。
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沢の水が流れ落ちているところで林道が崩落しています。山側を歩けば通行できます。
この先も法面はしっかりしていますが、草刈りはされていないようです。。
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この先も法面はしっかりしていますが、草刈りはされていないようです。。
雨水が流れたのでしょう。輪立ちが剔られています。
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雨水が流れたのでしょう。輪立ちが剔られています。
アキンド平と登山道の分岐です。登山道入口の標識は割れて地面に落ち、草に埋もれていたので引き出しました。
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アキンド平と登山道の分岐です。登山道入口の標識は割れて地面に落ち、草に埋もれていたので引き出しました。
鉢盛山登山道案内図がありました。林道終点からの登山道は通行止めのようです。いつ頃の案内図か判りませんが、朝日村からの新道は記載されていません。
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鉢盛山登山道案内図がありました。林道終点からの登山道は通行止めのようです。いつ頃の案内図か判りませんが、朝日村からの新道は記載されていません。
波田避難小屋へ行く途中の林道の様子です。林道は草が伸び放題で刈られていません。林道と登山道は管轄が違うのでしょうか。
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波田避難小屋へ行く途中の林道の様子です。林道は草が伸び放題で刈られていません。林道と登山道は管轄が違うのでしょうか。
林道脇には秋です。
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林道脇には秋です。
波田避難小屋です。ここまで林道は繋がっています。
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波田避難小屋です。ここまで林道は繋がっています。
中を覗くときれいですが、何もありません。
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中を覗くときれいですが、何もありません。
晴れていれば展望は良さそうですが、今日の天気では望むべくもありません。
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晴れていれば展望は良さそうですが、今日の天気では望むべくもありません。
ここからが登山道です。薮っぽいレコもありましたが、今回はそれほどひどくはありません。
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ここからが登山道です。薮っぽいレコもありましたが、今回はそれほどひどくはありません。
小屋から20分ほどで朝日村からの新道と合流します。この辺はきれいに刈り払われていて東の展望がよさそうです。
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小屋から20分ほどで朝日村からの新道と合流します。この辺はきれいに刈り払われていて東の展望がよさそうです。
古い標識のようですが、避難小屋からアキンド平への登山道は見つかりませんでした。
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古い標識のようですが、避難小屋からアキンド平への登山道は見つかりませんでした。
登山道整備の道具でしょうか。下のボックスには飲み水などが入っていました。開けたんかい...(笑)
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登山道整備の道具でしょうか。下のボックスには飲み水などが入っていました。開けたんかい...(笑)
日本三百名山鉢盛山2447登山マラソンは新型コロナの影響で中止されたようです。
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日本三百名山鉢盛山2447登山マラソンは新型コロナの影響で中止されたようです。
紅葉していますが温度差のせいか赤系が少なく茶系が多いです。
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紅葉していますが温度差のせいか赤系が少なく茶系が多いです。
権現の庭、木道がありました。湿原でしょうか。
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権現の庭、木道がありました。湿原でしょうか。
権現の庭のすぐ先に朝日村の避難小屋がありました。
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権現の庭のすぐ先に朝日村の避難小屋がありました。
こちらの避難小屋にはストーブやガスコンロなどが置かれていました。
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こちらの避難小屋にはストーブやガスコンロなどが置かれていました。
鉢盛山の山頂です。山頂方位盤がありますが、何も見えません。
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鉢盛山の山頂です。山頂方位盤がありますが、何も見えません。
信仰の山らしく、山頂には石祠がたくさんありました。
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信仰の山らしく、山頂には石祠がたくさんありました。
基準点:鉢盛山 等級:一等 標高:2446.59m
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基準点:鉢盛山 等級:一等 標高:2446.59m
反射板があるなら展望はいいと思い来てみましたがガスガスで何も見えません。晴れれば北アルプスなどがきれいでしょう。
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反射板があるなら展望はいいと思い来てみましたがガスガスで何も見えません。晴れれば北アルプスなどがきれいでしょう。
波田避難小屋まで下りてきました。多少ガスは薄くなったようです。
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波田避難小屋まで下りてきました。多少ガスは薄くなったようです。
帰りもこの林道に突っ込みます。
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帰りもこの林道に突っ込みます。
黒川林道の崩落場所まで戻って来ました。山側を注意して通過します。
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黒川林道の崩落場所まで戻って来ました。山側を注意して通過します。
尻平2号橋の駐車スペースに帰着です。林道歩きが長かった。お疲れ〜...
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尻平2号橋の駐車スペースに帰着です。林道歩きが長かった。お疲れ〜...

感想

黒川林道経由の鉢盛山は、雪の時期の下見も兼ねて今年6月に計画をしていたが、新型コロナの影響で先延ばしになっていた。10月に入り東京も Go To トラベルキャンペーンが解禁されたので、6月に作っておいた計画書をプリントし、トラックデータをGPSに転送した。

ところが行って判ったことだが、黒川林道が今年7月5日〜16日の豪雨で崩落していた。行きは暗くてよく判らなかったが、帰りの尻平2号橋先の車止めと、林道出口のゲートには「鉢盛山への徒歩による通行もできませんので、ご了承下さい。」と書かれた紙がぶら下がっていた。

事情を全く知らず、旧波田町のセブンイレブンに着いたのは早朝の4時前だった。カウンターでキーを受け取り、先行者がいるか訪ねたところ、今日1番でNo.1のキーを渡してくれた。黒川林道崩壊の情報は全く伝えられなかった。

ゲートの場所は以前確認してあったので、難なく到着。車のライトしかない真っ暗の中で手探りでカギを開け4時過ぎ黒川林道に入った。
道は舗装があったりダートがあったりするが、それほど走りにくい訳ではない。ただ鋭角な落石が多いのでスピードは出せない。急カーブが多いので、暗い中ではライトの光がカーブに追い付いていかない。
ガードレールは少ないので、黒川に落ちないように細心の注意が必要だ。

林道を7キロほど走り尻平2号橋を渡った先に車止めがあり、林道崩落のため全面通行止めの案内があった。
GPSで確認すると、林道終点まで5キロ以上ある。
とりあえず林道終点まで歩いて見ることにした。駐車場所から2.7キロ、林道終点から2.5キロほど手前に大雨で川底が削られたのか林道が川側に崩れ落ちていた。
山側には十分なスペースがあるので、徒歩による通行には支障がないように思えた。

林道終点で鉢盛大滝経由の登山道を探したが確認できなかったため、あきんど平支線のゲートを越えて先に続く林道で行くことにした。
この林道にも山側から土砂が押し出していたり谷側に崩れ落ちている箇所があったが、注意して通行すればそれほど危険はないように思えた。
一般の登山道でもこの程度の箇所はたくさんあるが、林道という位置付けが「通行できません」としているのかも知れない。
こちらの林道は草が伸び放題。輪立ちの跡には水が流れ大きく剔られている。波田町避難小屋まで林道は続いているが、作業道としても使われている様子はない。法面はしっかりとしている感じだが、もう車は走れないかも知れない。もっとも一般車は入れないが...

林道や登山道では登山禁止や入山禁止と行った文字は見かけませんでしたが、黒川林道の車止めと入口ゲートには「通行できません」と書かれた紙が掛けられていたのを帰路確認しました。
個人的な感想としては通行できない箇所や危険な場所は無かったように思いますが、入山に関しては所轄にご確認下さい。

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