南八甲田 横岳 不完全燃焼の山滑走 (・´з`・)ぷぅー
- GPS
- 05:44
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 726m
- 下り
- 714m
コースタイム
道路歩き
09:00 スノーシェルター付近より入山
09:08 標高800m
09:36 標高900m
10:08 標高1000m
10:33 標高1100m
10:54 標高1200m
11:23 標高1300m
11:47 横岳山頂
12:05 標高1300m
12:21 標高1240m付近にて昼食
13:28 滑走開始
13:39 標高990m付近にて行く手を小沢に阻まれ少し登り返し
13:48 目的ルートに復活
13:54 スノーシェルターに到着
道路歩き
14:10 城ヶ倉大橋 黒石側駐車場 到着
天候 | 曇り チラチラ雪 標高1200m近辺から上はガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ 八甲田周辺の道路は冬季規制中ですので気を付けてください。 詳細は下記のリンクを参照してください。 http://www.koutsu-aomori.com/Road/HakkodaMain.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストはありませんので、各自それなりの対処が必要です。 ※ トイレは城ヶ倉大橋青森側駐車場にあります。 黒石側駐車場にもありますが冬期閉鎖中となっています。 ※ 登山コースを示す表示板や赤テープ等は一切ありませんので、 地形図を必ず持参して、コンパスを合わせて行動することが絶対に必要です。 ※ 横岳への登山口らしきものは一切ありません。 今回はスノーシェルターの所から雪壁を少し崩して入山しました。 ※ 横岳山頂付近は、湿地帯になっているため目標物がほとんどありません。 吹雪くと何も見えなくなり方向を見失いますので、 通過の前にコンパスを合わせてから行動するか、フラッグを立てながら歩く事をお勧めします。 |
写真
感想
先週末は家の雪かき三昧(爆)
その後の平日は下界ではホトンド雪が積もらなかったし、ナカナカの好天に恵まれた一週間でした。
それが土曜日には崩れだし、日曜日にはソコソコ復活かと思っていましたが、
それはあくまでも下界での話で、山の上部では話は別でした(笑)
今回この山行を計画するにあたり、横岳までのルートは三種類ほど考えていました。
1.素直に横岳だけのピストンルート
2.最初に逆川岳に登り、そこから横岳に向かうルート
3.最初に逆川岳に登り、横沼方面に一旦下りて、横岳南斜面から横岳に登るルート
どのルートにするかは、当日の天気と参加者の意見を聞いてからと思っていましたが、
いずれにしろ横岳に登ってからは、スノーシェルター方面に滑り降りる計画でいました。
朝、私が集合場所の駐車場に到着した時点ではマズマズの天気。
さすがに駐車場より上の方は、雲の中で少々ガスっているようでしたがさほど問題はなさそうでした。
しかし、そんな天気は長くは続かず、Y君が到着するころには吹雪きだしてしまいました。
そこで根性なしの私は今日のルートを、横岳単独のピストンに決定!(笑)
準備完了後に二人そろってスキーを担ぎ、テクテクと道路を歩いて沖揚平のスノーシェルターを目指しました。
時間にすれば20分弱の道路歩きなんですが、シェルター到着時には既に準備運動完了と言わんばかりに体が温まっていました。
そこから雪壁を控えめに崩しながら這い登り、いよいよ横岳山頂を目指して入山でです。
最初はチョット小枝がうるさい樹林を登って行き、徐々にブナが太い樹林になっていきます。
そのころにはいくらか雪も治まってきて、酸ヶ湯の方は湯坂が見え、下界の方では青空も見えていました。
ラッセルも深かったのは中盤まででしたが、それ以降は吹雪で大きな木の横にできたえぐれと雪壁に阻まれ、それを回避しながらの登りになりました。
ブナ林の中にトドマツが現れてきたころには徐々に視界も悪くなり、雪も風も増してきます。
気が付くと周りのトドマツは立派な樹氷になっていたころには、視界は10mそこそこ (~_~;)
地図を見てコンパスはあわせるものの、なんせ現在位置がココだという確証がありません(爆)
登りは高い方に行けば山頂には行けます。山頂に行けばココだという確証が持てるため、相変わらずの天候条件の中、Y君持参のフラッグを刺しながら山頂に行くことにしました。
フラッグの間隔は、目視できるかできないかのギリギリでY君が立てていってくれてます。
横岳の山頂付近は縦に長いので、そうしないとフラッグが足りなくなる可能性大!
何も言わなくてもY君がそのように立ててくれているので、私はとにかく前に進みます。
しかーし、ついにフラッグが無くなりました。次に立てるのは自分たちのストックです(笑)
それほど傾斜もきつくはないし、もう少しだろうと感じていたので最初は私のストックを一本ズボッ!
視界ギリギリの所にもう一本、さらに進んでY君の一本、そしてもう一本、まだ山頂には付きませんでした。
かぁー、次はスキーかな〜・・・・・と思った時に目の前が下り斜面になり、なんとかギリギリで横岳山頂に到着です。
山頂に到着したとはいえ展望などあるはずもなく、写真を数枚撮り、現在位置を特定してからそそくさと下山開始。
帰りは風向きが逆になり、顔にビシバシ雪がぶつかってくるので、サングラスはあっという間に凍り付き、視界が更に悪化。。。。。
登りのトレースも残っているはずもなく、なかなか見えないストックやらフラッグを探しながらの下山になりました。
無事にストックとフラッグを全て回収し、いよいよ滑走となるんですが、こんな視界で快適に滑られるはずもなく、シールを付けたままでソロリソロリと下りて行き、少し降りて樹氷の影にツェルトを張って昼食にしました。
昼食中はツェルトの中でガスストーブを点けっぱなしにしていたんですが、撤収準備のために消した途端に冷える冷える(笑)
あっと言う間にウエアーやら何やらがパキパキと凍り付いていきました。
いよいよシールを外して滑走開始ですが、相変わらずの視界の悪さで今一つスピードを出せません。
樹氷の影のえぐれた穴もハッキリ見えなくて、どのくらいの深さがあるのか落ちてみないとわからない状況でした。
よって滑りもイマイチ。。。。。
そんな感じでユルユルと滑っていき、そろそろブナの樹林に入って視界がよくなったと思ったその時!目の前に行く手を阻む小沢が出現。。。。。
滑りながら右側に逸れているのは感じていたので、徐々に左に戻っている時でしたが、少し遅かったようです(^^ゞ
右側に斜面が下りているので、どうしても引っ張られ気味になっちゃうんですよね。
なんと今回で三回目の失敗ですが、これでも徐々に被害が少なくなってるようです (^^ゞ
小沢は結構な深さで傾斜もきついため、しかたなく登り返す事にしました。
約10分の登り返しでしたが、パタパタと横になっての深雪はしんどかったです(~_~;)
シールって素晴らしい装備なんですね、今回深く実感できました(笑)
無事に登り返し、本来の尾根に乗ってからは順調に滑っては行った物の、既においしい斜面は終わっていて、ドンドン斜面は緩くなり、木々は細くなって滑りには邪魔になるだけでした。
それこそあっと言う間にスノーシェルターが見えてきて、本日の滑走は不完全燃焼で終了〜。
まあ、こんな時もありますよね、そのうち気持ちの良い一本を期待しましょう。
とにかく無事に下山できてよかったよかったと言いながら、長い道路歩きで最後を締めました(笑)
あれやこれやと楽しい山行を今回もありがとうございました。
yakaci撮影隊によるshin-sさん撮り(無許可っす!!)
僕の今日のメイン仕事はこれでしたw
コンデジで撮影の上に画像軽くするために更に画質落ちてます。
小さい画面でご覧ください(画質悪いの誤魔化すためw)。
コメント
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さすが立派な吹雪でしたね
この日は北海道で猛吹雪だったんでどうなったやらと思っていましたが、、
やっぱり山頂は吹雪でしたか
素晴らしいラッセルでしたね
気持ちよさそう
これでも立派な吹雪ってほどではないんですよ(笑)
雪そのものはそんなに激しく降ってなかったし
風も10m/sちょいくらいかな
問題はガスかなー
山頂での写真のウエアーを見れば
それほどバキバキじゃないでしょ
ラッセルも中盤までだったんですよ
でも膝まではいかなかったしね
相変わらず出だしの1時間はヘロヘロだったけどね
気持ち良いっていうか
休みっぱなしの比較的手抜き山行でした
shunさん、お疲れ様
動画も見ましたよ。なるほどなるほど、こうやって冬の八甲田歩くんですね。スキーラッセル、やってみたいです。スノーシューは先端部が深雪だと刺さってしまいますが、スキーは構造的に浮力あるんでしょうね。
いいね
そのうち、青空の八甲田の樹氷を見せてください。気長に待っていますよ
雪はこんなもんでしょ、まだ一月ですし
山スキーはですね、ヒールをフリーにした状態で普通に足を上げると、
あ〜ら不思議、自然にトップが上に上がっちゃうんです
さすがに膝上のラッセルになると上がってきにくくなりますけどね
やっぱりシューよりは断然楽チンですよ〜
転びまくっても下りは早いし
青空の八甲田の樹氷ですか〜・・・・・
とりあえずしばらくの間はコチラを御覧下さい↓
http://www.tagajo.org/gallery/
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