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Yamareco

記録ID: 264236
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雪山ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山

目の覚める高見山の樹氷

2013年01月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:45
距離
8.1km
登り
822m
下り
809m

コースタイム

たかすみ温泉7:31 - 8:33高見杉 - 10:15高見山山頂11:17 - 12:08高見杉 - 12:40たかすみ温泉
天候 曇り時々晴れ
風はありましたが強くはなく、耳をカバーしていれば平気でした。
気温はスタート時−5度、山頂で−10度(ミニ温度計)
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
たかすみ温泉の駐車場に停めてスタート。
コース状況/
危険箇所等
平野の登山口周辺には登山ポストは見つかりませんでした。
積雪の状態から高見杉でアイゼンをつける人が多いようでしたが、結局山頂までツボ足で歩けました。
道はところどころ凍結していて数箇所でキックステップが必要でしたが、ツボ足で特に危険を感じるところはありませんでした。
ただ下りでは最初からアイゼンを付けて歩きました。

駐車させてもらっていたたかすみ温泉に、お礼のつもりで入って帰りました。
入浴料500円/人

たかすみ温泉駐車場

ここに停められるのはありがたいことです。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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たかすみ温泉駐車場

ここに停められるのはありがたいことです。
平野川沿いを歩いて
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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平野川沿いを歩いて
奥の橋を渡って登山口へ。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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奥の橋を渡って登山口へ。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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寒椿
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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寒椿
大峠、小峠間が通行止めで、周回ルートが組めません。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大峠、小峠間が通行止めで、周回ルートが組めません。
ここ数日の寒波や大雪は、ここでは無関係だったのか?
樹氷は期待薄だと思いましたが、他にいいものはどれだけ見つかるか♪
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ここ数日の寒波や大雪は、ここでは無関係だったのか?
樹氷は期待薄だと思いましたが、他にいいものはどれだけ見つかるか♪
今日は歩きながらなぜか杉の木の根元が気になっています。

2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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今日は歩きながらなぜか杉の木の根元が気になっています。

見ていると厚い毛皮をまとった獣のように見えてきますよ。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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見ていると厚い毛皮をまとった獣のように見えてきますよ。
こんなシマシマ模様はなぜ付くのか・・・?
いくら考えてもわかりません・・・

2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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こんなシマシマ模様はなぜ付くのか・・・?
いくら考えてもわかりません・・・

しっかりと作られた階段で、土砂の流出も防いでいるのだとわかります。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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しっかりと作られた階段で、土砂の流出も防いでいるのだとわかります。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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高見杉と避難小屋
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高見杉と避難小屋
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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幾星霜在りて床しき高見杉
夢千年の昔を語る
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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幾星霜在りて床しき高見杉
夢千年の昔を語る
−6度くらいです。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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−6度くらいです。
雪を踏む感触になってきましたが、注意して歩けばアイゼンは不要です。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雪を踏む感触になってきましたが、注意して歩けばアイゼンは不要です。
見上げると木々が少し白っぽいのですが・・・
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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見上げると木々が少し白っぽいのですが・・・
時おり雲と木の隙間から朝日が差し込みます。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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時おり雲と木の隙間から朝日が差し込みます。
小ピークに名前がありました。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小ピークに名前がありました。
ブナが目立ち始めます。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ブナが目立ち始めます。
青空も覗くようになって来ました。
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青空も覗くようになって来ました。
緑の葉っぱにも霧氷が。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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緑の葉っぱにも霧氷が。
葉っぱたちは凍えて縮まっていますが、生きています。
がんばれ!
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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葉っぱたちは凍えて縮まっていますが、生きています。
がんばれ!
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いよいよ白くなってきました。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いよいよ白くなってきました。
岩に書いた絵のようです。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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岩に書いた絵のようです。
こんな名前のついた岩が次々に現れます。
2013年01月27日 18:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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こんな名前のついた岩が次々に現れます。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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首元と耳をカバー。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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首元と耳をカバー。
期待が高まってきます・・・
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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期待が高まってきます・・・
雲は低いのですが、遠方の山も見えています。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雲は低いのですが、遠方の山も見えています。
斜面が樹氷で埋まっています。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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斜面が樹氷で埋まっています。
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幹にも陰影が付いて違う物質のような・・・
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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幹にも陰影が付いて違う物質のような・・・
遠景と樹氷のコントラストに目を奪われます。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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遠景と樹氷のコントラストに目を奪われます。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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僅かに残る木の線が迷路みたいです。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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僅かに残る木の線が迷路みたいです。
キョロキョロしながら尾根を歩きます。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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キョロキョロしながら尾根を歩きます。
足跡がないのが神々しい・・・
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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足跡がないのが神々しい・・・
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白地に白っていいですね。
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白地に白っていいですね。
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眼下の山が白くなるとまた違う世界なんだろうな。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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眼下の山が白くなるとまた違う世界なんだろうな。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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もうきりがない!
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もうきりがない!
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この木の幹の質感は、見ていると現実感が薄れていくのを感じます。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この木の幹の質感は、見ていると現実感が薄れていくのを感じます。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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フィギュアを並べているようです。
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フィギュアを並べているようです。
えびの尻尾はこれからまだまだ成長していくのでしょう。
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えびの尻尾はこれからまだまだ成長していくのでしょう。
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山頂の避難小屋
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂の避難小屋
屋上は展望台になっています。
望遠鏡は霜で見えません。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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屋上は展望台になっています。
望遠鏡は霜で見えません。
ご親切に助かります!
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ご親切に助かります!
兜岳と鎧岳
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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兜岳と鎧岳
左の尖ったのが倶留尊山、右の平たいのが大洞山。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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左の尖ったのが倶留尊山、右の平たいのが大洞山。
三峰山(みうねやま)
高見山と並んで樹氷の名所です。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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三峰山(みうねやま)
高見山と並んで樹氷の名所です。
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山頂の高角神社の祠
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山頂の高角神社の祠
まだ混み出さないうちに・・・
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まだ混み出さないうちに・・・
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雲の切れ間から光が差します。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雲の切れ間から光が差します。
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小屋に入りきれない人たちがあふれています。
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小屋に入りきれない人たちがあふれています。
下山は最初から要アイゼンですね。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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下山は最初から要アイゼンですね。
下山途中では数十人の団体が次々にすれ違っていきました。
一日に何人の登山者がいるんだろう?
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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下山途中では数十人の団体が次々にすれ違っていきました。
一日に何人の登山者がいるんだろう?
駐車場を借りていたたかすみ温泉。
規模は小さいのですが、脱衣場のロッカーの数しか一度には入れないのでゆっくり入れます。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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駐車場を借りていたたかすみ温泉。
規模は小さいのですが、脱衣場のロッカーの数しか一度には入れないのでゆっくり入れます。
ずらりと並ぶのはハイカーの車。
帰りに一風呂寄りたくなるのは自然の摂理。
商売上手ですね。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ずらりと並ぶのはハイカーの車。
帰りに一風呂寄りたくなるのは自然の摂理。
商売上手ですね。
麓から見えていた山頂部。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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麓から見えていた山頂部。
帰り道、凍結した峠道でスリップした乗用車に正面から当てられてしまいました。

笑えないおまけが付いた一日でした。
2013年01月27日 18:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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帰り道、凍結した峠道でスリップした乗用車に正面から当てられてしまいました。

笑えないおまけが付いた一日でした。

感想

日本海側に大雪をもたらした今回の大寒波ですが、この冷え込んだ週末にどこの山を歩こうかといつものように楽しく悩んでいました。

この気候の中で雪を求めて北に向かうのは、台風が近づく海に行くサーファーのようなもので自殺行為です。

で、南の山に樹氷を見に行くことにしました。
少し前のレコでは霧氷がほとんど付いていなかったようですが、この寒波ではさすがに何か見えるでしょう。

早朝の峠越えでチェーンの出番もあったりしながら7時に現地に到着。
たかすみ温泉の広い駐車場に車を停めます。
隣に車を停めた大阪からのご夫婦と会話を交わしながらスタート準備を進めます。

気温は−5度あたりですが、前回の八ヶ岳で汗をかいた教訓からウェアを控えめにしました。
あとはペースの維持に気をつけること。

この高見山と近隣の三峰山は樹氷の名所で、今の時期には臨時バスが出たり団体の貸し切りバスの運行など大混雑するらしいです。
その中でもまれながら歩く事態は避けたいと時間を考えてのスタートですが、それが功を奏して静かなハイキングです。
時々立ち止まっては風の音に耳を済ませたりできるのがいい気分です。

麓からしばらくは積雪がなく、上部を見上げるポイントもないので樹氷の期待はできないような気がしていました。
気温はそこそこ低いのですが、どうも白い世界のイメージが湧きません。

ただ、今自分の足で山道を登っている感覚だけでテンションは上がっているので、歩きながら見回すといくらでもいいものが見つかります。
この日の一番手は杉の木の根元です。
あたりは植林帯で杉の木が作るストライプ模様の中を歩いていますが、その杉の幹を覆う木の皮に注目していました。
根元までしっかり覆われて暖かそうな木の幹を何本も見ながら歩いています。
何か獣の背中を見ているような気になりますが、それだけのことで気分が高まっているのは安上がりでいいですよ!

25,000/1の地形図と「山と高原地図」でこのルートは線がずれています。
谷筋と尾根を上がったり下がったりする地形図の道と、尾根道を辿る地図の道のどちらが正しいのかも確かめたかったところです。
実際歩いてみると地形図の線が正しくて、地図のルートでは高見杉と避難小屋の位置もずれていました。
このあたり、自分の感覚をもっと磨きたいところでもあります。

高見杉を過ぎて、尾根を登り出すと少しずつ積雪も目立ってきます。
散々踏まれて堅くしまっている雪もあれば、融けて凍ってを繰り返してツルツルの地面もあります。
アイゼンをつけている人も多いようですが、登りではアイゼンを付けませんでした。
ツボ足でも滑らない足の運びとキックステップを練習しながら登っていきます。

徐々に景色が白くなってきましたよ!
杉の植林帯からブナの林に変わってきて木の枝に霧氷が付きだしています。
空は曇っていますが雲は上空にとどまり、水平方向の視界も広がっています。
歩くほどに木の白さが際立ってきました。
見上げると雲の白を背景に、水平には遠景の山の緑を背景に、見下ろすと黒っぽい山肌を背景に、見る角度によってシチュエーションは変わりますが、樹氷の白はきちんと立体感を示しながら浮き上がって見えています。
山頂に至るまであとはこの木々の演技に浸りながら夢気分で歩くだけでした。
ほとんどの行程を一人で満喫できたのは贅沢なことでした。

山頂の避難小屋を覗いてみるとすでにかなりの人がいましたが、まだ余裕のあったスペースに座りました。
声をかけられてそちらを見ると、駐車場で話をしたご夫婦です。
混み合う小屋の中で食事がてら、しばらく話に花が咲きました。
比良に行かれた話もされて、わたしも偉そうに情報提供などしながらちゃっかりヤマレコの宣伝もしていました。
お二人はユーザーさんではありませんがよくレコの情報は見るとのことで、私のユーザー名をお伝えしてしまいました(汗)
これ読んでいらっしゃいますか?

山頂で遠方の山の同定をしてみたり、飽きずに樹氷の写真を撮ってみたりしているうちにゾクゾクと登ってこられる方が増えて、押し出されるように小屋を出ます。
10人〜20人くらいの団体が多く、山頂は人であふれるんじゃないかと思うほどです。

充分に堪能した私はその大勢とすれ違いながら下山を始めました。
下りは滑る危険を考えてアイゼンを付けて歩きます。
行程が短いので足に疲れが来ることはなく、すれ違いに多少時間を食ったくらいでどんどん下りていきました。
麓近くですれ違う人から樹氷の様子を尋ねられることが多かったのですが、山頂の樹氷が素晴らしいことを伝えるとみなさん喜んで登っていかれました。

下山しても特に疲れた感覚はなく、ボリュームはもう少し欲しかったところですが、現在通行止めの大峠、小峠間の道が通るとバリエーションも増えそうです。

積雪量がこれから増すと周りの山々も白くなって景色がまた一変するのでしょう。
ぜひ見てみたいものです!

たかすみ温泉で汗を流しての帰り道、まだ凍結していた例の峠道で正面から車を当てられてとんでもないおまけが付きましたが、樹氷があんなに美しいものだと初めて知ったことでした。

この冬の気温は乱高下してなかなか予想がつかないようです。
でもまだ何度かは美しい雪と樹氷のコラボを堪能したいところです。

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コメント

monsieurさん、こんにちは。
前日に登っておりまして、
めちゃくちゃ強風だったので
翌日日曜日は、霧氷が絶対きれいだろうなと
思っておりました。
いい日に登られましたね。

スリップ事故、大変でしたね。
滑り止め対策は、必ずしてほしい
ものです。
2013/1/29 9:12
komakiさん、ありがとうございます!
強風の翌日の霧氷はきれいなんですね
そんなことも知らないままに行き当たりばったりですが

なかなか行く日を選べない私にできることは、どんな日も楽しむことくらいでしょうか
樹氷を目当てに動いたことはなかったのですが、これだけのものを見せられると次はどこで・・・となりますね!

忘れちゃいけないのは目の前のものに心を寄せながら山を楽しむこと。
たまたまこの日は目の前に樹氷がありました。
2013/1/29 16:23
monsieurさん、こんばんは〜。
今日も読みどころ満載なレコですが・・・
特に気になったところといえば・・
やはり、「車は駐車場の当て逃げでなくてまだよかったですね?」
って事です。
それにしても愛車のワンコがしばらく入院になりそうでかわいそうです。
monsieurさんはお怪我はなかったですか?

それと〜なんとなく浅野忠信似ですね???
2013/1/29 21:37
こつこつ、毎週
こんばんは
毎週、足を運べばこそ ですよね。

同日、イハイガもよかったですよ。
晴れ間は少なくて、ガスってましたが、満足しました。
いつか、高見山も歩いて見たくなりました。
2013/1/29 21:39
おまけ…
こっちより南やのに-10℃ですか!
海からの風とか地理的なものもあるのかな?
それにしても山がよかっただけに「おまけ」は残念 :cry
お怪我はなかったのかな?
2013/1/30 13:48
miyaさん、お待ちしてました!
ちょっと気になったところは・・・わんこですか

わんこは昨日里親にもらわれていきました・・・
修理やさんですが

診断の結果、入院期間は3週間ほどになりそうだと言われました。
峠道での正面衝突とはいえ、こちらは登り坂でかなり手前で止まれたのですが、相手は凍った路面の下りでまったく止まれずになすすべなく・・・

0対100で費用の心配はないのが幸いですが、修理費が45万ほどかかるようです
10歳を過ぎたわんこにはまだ働いてもらいたいので元気に帰ってくるように祈ります

あ、ちなみに私は膝をぶつけたくらいで翌日には元気でした
ご心配ありがとうございます
2013/1/30 20:05
churaさん、こんばんは!
イハイガって、まだ歩いたことないです。

鈴鹿はピークを拾うような歩き方しかできていなくて、周回したり縦走したりの楽しみはまだまだこれからです

ツェルトでも持って1〜2泊してみたいです
2013/1/30 20:10
senrakuyaさん、こんばんは!
もと奈良の住人としては、県の南半分は完全に山国ですから寒いイメージの方が強いですね
「南」だからとの先入観はまったくないです

高見山はこの時期の樹氷が名物で、週末にはバスが何台も連なって団体さんを運んできます。
歩行距離も短いので午後になっても登る人が行列を作っていました

・・・でも、あの白の風景を見てしまうと何度でも行きたくなりますよ

あ、senrakuyaさんもご心配いただいてありがとうございます!
身体はどうもないので、来月の伊吹にはさっそうとレンタカーで参上しますね
2013/1/30 20:18
monsieurさん、こんばんは!
高見山の白の樹氷は、本当に綺麗ですね!!
この人気のお山を、ほとんどの行程を一人で
満喫されたなんて、かなりタイミング良く
登り下りされましたね。

帰りの車のおまけの件、ツイてませんでしたね。
実は去年、我が家のメンバーも、高見山登山の日に、
高速道路でフロントガラスに当て石されて大きなヒビが、、、。
数日後に修理交換手配してもらったのですが、
加害者不明のため、自分の保険を使って自己負担5万円の出費。
でも、我が家のメンバー、全くガックリしませんでした。
理由は、高見山の樹氷があまりにも綺麗で感動的だったから。
それくらい良い印象が強かったのでした
monsieurさんの車、無事になおると良いですね。
2013/1/30 23:58
自然との対話が楽しそう
早朝に旅立つように新鮮で
白い世界の中に佇んで迷い込んでしまった感覚

目にする景色を分ちあっている気持ちにさせらて

monsieurさんの研ぎ澄まされた感性
いつにも増して豊かでいらっしゃいますね

お怪我が大したことがなくて良かったです
2013/1/31 19:43
slowlifeさん、こんばんは!
車のトラブルってあるものなんですね・・・
でも起こったことにへこむよりも、山からもらうプレゼントの方が大きいなんて素敵なことですよね

うまく人ごみに紛れずに歩けたことはラッキーでしたが、すれ違ったのは冗談じゃない人数でしたよ

でもここは何度でも訪れたい山ですね。
実際そうするでしょうけど・・・
2013/1/31 21:09
mermaidさんのリズムのコメント!
読んでいて快感です
ありがとうございます

感性がいつにも増して・・・かどうか、自分では疑問でもあります
嬉しかったり感心したりはずっと続いているのですが、文字にするのに七転八倒してしまいました

表現力はなかなか身に付いてくれません
2013/1/31 21:15
ありゃりゃ・・・
事故はホントに災難でした・・・
ご無事でなによりです・・・

高見山・・・
多分、伊吹より寒かったみたいですね・・・
霧氷の美しさでは関西一??
他の山が融けてても、高見山だけは霧氷が付いている・・・とか

でも京都からのアクセスが・・・
monsieurさん・・・やはりフットワークが軽いっす・・・
2013/2/1 0:40
大津からだと・・・
R307から上野を抜けて、針から南へ向かって・・・
高速を使わずに2時間半くらいです。

京都からだとどうなんだろ・・・
京奈和道からR24、西名阪から名阪国道で針だとスムーズに行けるのでは?
それでも4時間くらいはかかるのかな・・・

高見山と並んで樹氷のメッカの三峰山、こちらも必ず歩いてみます
2013/2/1 20:31
ルートありがとうございます。
>上野を抜けて、針から南へ向かって・・・
おおよそがわかりました。
湖南アルプスあたりまでしか、南下していない(笑)ので、参考になりました。
ときどき、世界を広げるためにも、遠征は大切ですよね。
2013/2/1 20:56
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