夜景、富士山、雪山散歩 〜みんなの塔ノ岳撮影山行
- GPS
- 25:25
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,468m
- 下り
- 1,183m
コースタイム
27日:塔ノ岳8:20 - 9:00木ノ又小屋 - 9:40新大日 - 10:05政次郎ノ頭 - 11:40戸沢
天候 | 26日:晴れ 時々 曇り 27日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:大倉ビジターセンター、二俣、戸沢にそれぞれ設置あり ■道の状況: (大倉〜二俣)未舗装の林道を緩やかに登る。長い。 (二俣〜鍋割山)本沢を渡ってから本格的な登り。後沢乗越を過ぎると急登になる。雪は1,100mくらいから出てくる。登りはアイゼンを使用せず。 (鍋割山〜塔ノ岳)小丸・大丸で少しの登りがあるほかはほぼ平坦。積雪は30cm以上あり、踏み跡が二三本に分岐している所もあるので注意。 (塔ノ岳〜政次郎ノ頭)鍋割山稜と同程度の積雪だが、踏み跡は明瞭で迷わない。 (政次郎尾根〜戸沢)登山口にかなり近い所まで雪が残っている。下りはアイゼンがあった方が安全。 ■入浴:渋沢駅近くの湯遊三昧「湯花楽」850円/大人 ひどく混んでいた。 |
写真
感想
【1日目】
昨年末から計画していた山岳写真ASAの仲間との塔ノ岳夜景撮影山行。
最終的に参加者が5名になり、4名は鍋割山経由、1名は戸沢まで車で入り天神尾根を登って塔ノ岳を目指すことになる。
初日の朝、4名は渋沢駅で待ち合わせ、バスで大倉へ。
このうち2名は丹沢が初めてとのことだったが、敢えてあまり説明しないで大倉を出発。
最初は西山林道を延々と歩き、1時間半かかって鍋割山の登り口へ。
実は標高差も300mほどあるので、これだけでも結構足にくる。
30分足らずで後沢乗越で尾根に乗り、ここから本格的な急登になる。
4人の構成が老若男女バラバラなので(自分が一番年長だが)どんなペースにすればよいか分からず、仕方なく自分で辛くない速度でリードする。
最低条件は日の陰らない4時までに塔ノ岳到着だが、ここまでで少し押し気味になっているので若干焦ってくる。
15分おきくらいに小休止を入れながら進む。
雪は標高1,100mくらいからかなり出てくるが、辛うじてアイゼンなしで登れる程度。
もう一つ気になっていることをすれ違う登山者に尋ねる。
「鍋焼きうどんはまだありましたか?」「まだありました。頑張ってください」
そうこうしながら鍋割山に到着。30センチくらいの積雪が残るが、週末なので人は多い。
さっそくわざわざ鍋割山経由にした理由である鍋焼きうどんを4つ注文。
思いのほか早く出来上がり、4人で外のベンチに座って頂く。
いつもと同じやや甘めの味付けで、この方が多分食べやすいのだろう。
第一の目標達成に満足して2時半に鍋割山を出発する。
鍋割山稜の尾根はまだかなりの量の雪が残っている。
踏み跡も雪融けの進むに従って変わるようで、二、三のルートが並行に付けられていたりして戸惑う。
それでも特に難儀するような場所はなくて、軽アイゼンがあれば問題なく通過できる。
小丸や大丸のアップダウンを堪えて4時より前に金冷しに着いたので一安心。
ここまで来れば多少時間がかかっても頂上には日暮れ前に確実に着ける。
金冷しからゆっくりと進み、4時を若干過ぎて塔ノ岳に辿り着く。
先に着いていたKさんが宿泊手続きをしてくれていたので、4人もそのまま小屋の部屋に入って荷物を解く。
すぐにカメラと三脚を持って夕方の撮影に出る。
天気はそこそこ良いのだが、肝心の富士山には雲がかかり今日は対象から外す。
今晩は満月なので一晩中明るくて星の撮影にも向かない。
そういう訳で、日没前後から夕食を挟んで主に東京・横浜の見事な夜景に全員集中して撮影する。
昨年末に泊まった時には望遠レンズを持って来ていなくて残念な思いをしたが、( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-252066.html )今回は手持ちで一番の長玉を持参。
それでも十分とは言えないが前回よりはクリアな画像を得ることができた。
7時過ぎに小屋に引き上げて、軽く宴会を、とみんなで飲み始めた途端に小屋から8時消灯なので終了準備をして欲しいとのアナウンス。
仕方なく飲めるだけ飲み、慌てて片付けて部屋に撤収。
土曜とあって結構沢山の宿泊客がいたが、布団にはまだ余裕があってゆっくり眠れた。
【2日目】
次の朝は5時半過ぎに起き出して撮影開始。
夜半に吹いていた強い風はどこかへ消え、これ以上ない快晴。
気温は-13℃でも穏やかで撮影日和?
曙の夜景から始まり、日の出、焼ける富士山、と7時過ぎまで撮り続ける。
早く早く、と小屋から追い立てられて8時過ぎに小屋を出、全員で記念撮影をしてから下山開始。
この日は表尾根をヤビツ方面に向かい、途中で政次郎尾根を戸沢へ下る予定。
表尾根は程よく雪が残り、しかも展望が良いので歩いていて非常に気持ちが良い。
全員雪山歩きを楽しみながら、あちこちで立ち止まって相模湾の輝きや富士山を撮影しつつ進む。
新大日への多少キツイ登りを過ぎれば後は下るだけ。
政次郎の頭で右へ折れ、政次郎尾根を下る。
尾根には意外なほど雪が残っていてかなり下の方までアイゼンを外せなかった。
3時間余りかけて無事に戸沢に到着。
止めてあったKさんの車に全員が乗って渋沢駅近くの入湯施設「湯花楽」へ。
汗を流した後、秦野市内の蕎麦屋で昼食を済ませ、渋沢駅で散会した。
昨夜の宴会時間が短くて十分懇親できなかったのが残念だったが、それを差し引いてもみんなと一緒の雪山歩きと撮影で大いに楽しめた良い山行だった。
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