那須/苦土川水系 大沢左俣
- GPS
- 11:30
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,303m
- 下り
- 1,285m
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■遡行グレード 2級上 短い沢だが連瀑でどんどん高度を上げている。 滝のグレードは掘蘇分的に元蘢度。 水涸してから稜線までが少し長い。 最後の詰めは背丈ほどの笹藪漕ぎを数十分。 最後の方でなるべく右寄りに藪漕ぎルートをとれば五葉ノ泉近くに出る。 |
ファイル |
非公開
2653.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
当初の予定は同じ那須の大蛇尾川左俣であったが
代替案の苦土川水系大沢へ変更。
入渓を大川の林道に入ってしまいリカバリーに少々時間ロス。
昨年の井戸沢も入る所を間違えたので
この山塊をちょっと安易に見ていると反省。
三斗小屋跡に向かう林道を、大川への林道分岐から約1.3kmで
正規の大沢右岸林道への分岐に入る。
橋を渡った所にトラロープのゲートがあり
車は詰めて4−5台といったところか。
林道途中2箇所の分岐はすべて左手山側を選ぶ。
約20分強で林道終点になり、更にその先に伸びる踏み跡を追えば
大沢下流部にかかる最後の堰堤下に出た。
右側を容易に越していよいよ入渓。
樹林帯のゴーロを遡れば、左側から顕著な西沢が合わさる。
そして少し行き沢が左に曲がると10m級の連瀑帯が
見事に青空の下から落ちている。
思っていたより明るいきれいな、しかも急峻な沢だ。
最初の10m滝は右の階段状から、5m滝を適当に登れば
15mほどの切り立った滝。
ルートを探り、左側ルンゼ状を登ってみる。
7mほど登ると右手岩壁に残置ハーケン、そこからやや右上する
フェースにハーケン2箇所あったので、これを使わせてもらい
元蕕らいのフェースを攀じった。
終了点は細めの灌木でとりセカンドを引き上げる。
更に5m程度の小滝が連続して続く。
そのうちひとつの5m滝は右から登り、落ち口に向かい
スタンスがスラブのトラバースがあったので
一つあった残置ハーケンにランニングをとりロープを出した。
続く10m滝も右からフリーで越す。
上部を眺めると正面はすでに水涸れっぽくなり
藪の中に沢は急に消えていくように見えた。
えっ?こんなにまだ標高低いのに水涸れ?と、近づいてみると
細くなった水流はついついクライミングしたくなるような右壁を
トイ状滝となって落ちていた。
2段滝になっているようで、下段落ち口下に古いスリングがぶらさがっている。
トイ状から入り右のカンテに移りながら登る。
カンテ右側から左側に移動するポイントがやや細かいが
快適な卦蘢度のクライミングだ。
40mロープが果たして上まで届くか不安だったが
残3mの所でスリングが掛けられそうな岩があったのでこれを使いビレイする。
この滝を終えて少しで次第にスズタケが覆い被さる窪となる。
しかし再度開けたり、10m程度の簡単な滝が出てきたりしながら
高度を上げていくと、頼りにしていた岩床状も笹藪に消え
1時間弱はずっと背丈以下の笹藪漕ぎ。
なるべく標高の低い右側にトラバースしながら五葉ノ泉上部5分の稜線に出た。
距離にしてはせいぜい3kmであろうが、井戸沢に比べると
ロープを出す滝が多く、駐車スペースから6時間も掛かってしまった。
これでは下山までに日没になってしまうであろうと
計画の右俣下降は諦め、安配な一般登山道である
三斗小屋温泉経由で下山する。
三斗小屋温泉から約30分でヘッドランプを出して歩くが
睨んだ通り歩きやすい登山道で安堵。
19:30駐車スペースに戻るが、さすがにそれ以降の時間に
開いている日帰り温泉場がなく、一晩は沢臭さを我慢せざるを得なかったのである。
下山で登りが多くキツかった。
ヘッデン下山で、行動時間長かったので、
20キロくらい歩いたかと思ったが、たいして歩いてなかった。
天気に恵まれてよかった。
下山後お風呂に入れないのは非常事態だった。
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