北ア前衛・烏帽子尾根登山口から僧ヶ岳往復
- GPS
- 04:09
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 628m
- 下り
- 609m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:09
天候 | 晴れ後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
古くからの道はしっかりしてるけど、近年整備された部分に歩きづらい箇所あり。 |
その他周辺情報 | 入善町のバーデン明日で入浴。大人\550。 ランチは、モンベルビレッジ立山のハーベステラスでオムライスをいただきました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
弟子(妻)との月例ハイク、2020年10月度は、弟子からのリクエストで地元・富山の名山、僧ヶ岳を烏帽子尾根登山口から往復して来た。
富山高校山岳部O.B.の私にとって、僧ヶ岳は「禁制の山」だった。富山高校では登ってはいけない山とされていたのである。その理由は至って簡単で、先輩が遭難死したから…(汗…高校卒業後に入った信州大学松本ワンダーフォーゲル部も先輩が北燕岳で遭難死してた…)。遭難事故は1975年6月のことだそうだけど、若き日の刷り込みは重く、卒業しても私の足が僧ヶ岳に向かうことはなかった。齢50を超え、ようやく呪縛から逃れ、片貝山荘からの往復を企画してた時に、弟子からのリクエスト。下見を兼ねて僧ヶ岳に出掛けて来た。ちなみに、弟子からはあくまでも僧ヶ岳までのピストンで、駒ヶ岳には行かない…と念を押されてた(苦笑)。
僧ヶ岳が「禁制の山」なのは富高山岳部O.B.の私だけのようで、その他大勢にとっては気軽に登れる山であり、紅葉シーズンの今の時期は人気スポットなよう。烏帽子尾根登山口の駐車場が早く埋まることが予想されたため、現地6時着から逆算して午前4時に起床し、午前4時半『キャラメルハウス』(自宅)をクルマで出発。途中、私が防寒着を忘れたことに気づいたけど、取りに戻ることなくそのままクルマを転がす。黒部I.C.で北陸道を降りてから、道の駅「うなづき」に立ち寄りトイレ休憩。カーター記念黒部名水マラソンが無かった今年は秋になってようやくここを訪れることになった。宇奈月の温泉街から宇奈月尾根への入口は案内板が出てたので、迷うことなくスキー場の斜面を縫う道に入れた。しかし、この道、ガードレールはおろか、ガードワイヤもカーブミラーも無いので、対向車が来たら怖いよ!
予定どおり6時ジャストに烏帽子尾根登山口の駐車場に到着。先客は2台で、私たちは3台目だったけど、その後次々とクルマが到着し、あっという間に駐車場は埋まった。その後もクルマは続々と詰め掛け、それらはみんな路駐になった(ハズ)。もしも忘れ物の防寒着を取りに戻ってたら、私たちも路駐の仲間入りだった(苦笑)。クルマの中で弁当喰ってから、6:17より登山開始。いきなりロープ付きの急斜面が現れた時には先が思いやられたけど、その先は紅葉のなか、緩いアップダウンの連続。北面に当たるためか、ぬかるみが酷いところも多い。急坂を登り詰め、少し下ると宇奈月尾根コースと合流。ここからしばらくは古くから歩かれたコースのため、歩きやすい。前僧ヶ岳の上りの手前で旧道(鉱山道、通行止め)と別れるとまた道が悪くなる。前僧ヶ岳の北面と西面を廻り込んで行くけど、見えた景色が凄かった! 麓の黒部川の扇状地は勿論、富山湾を挟んだ向こうの能登半島までしっかり見えた。ここまで来ると登山道に霜や氷が現れた。滑らないように慎重に前へ進む。前僧ヶ岳の頂上に7:47に到着。ここで休憩。
前僧ヶ岳から仏ヶ平に下りて、最後の上りにかかる。大きな石の山名標がある僧ヶ岳の頂上に8:19に到着。今回の登山は、登山口の出発は2番手のだけど、多くの登山者に抜かされた。頂上にはそれらの人々が多く休憩してるものと思いんでたら、みんな駒ヶ岳に向かってしまって、ほとんど人が居ない(苦笑)。頂上からは、雪を頂いた鹿島槍や白馬連山、駒ヶ岳、毛勝山、大日連峰、黒部川の扇状地などよく見えた。頂上で『ホットヌードル』喰ってから、下山にかかる。まだまだ上りのひとが多く、すれ違う度に「早いですね!」と声をかけられ、その都度「駒ヶ岳行ってないで。僧ヶ岳までなので…」と言い訳する弟子(苦笑)。上りの時に登山道にみられた霜は溶け、その分道がドロドロに…(苦笑)。途中、どんどん雲が多くなって来たけど、特に問題無く10:26に烏帽子尾根登山口に戻って来た。
烏帽子尾根登山口からの帰りに、弟子が路駐のクルマの数をカウント。全部で57台あったそうです(苦笑)。最初からそのつもりだったのか、それとも烏帽子尾根登山口からの登山を諦めたのか、第三登山口の駐車場にも3台ほどクルマが駐まってた。
温泉は15年前の負釣山登山の際に立ち寄った『バーデン明日』を利用。昼ご飯は『モンベルビレッジ立山』の『ハーベステラス』でオムライス喰った。
高校生の時からの呪縛を完全に解き放ち(苦笑)、雄大な展望を欲しいままにした有意義な山歩き。今度は片貝山荘から挑戦かな?
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人