ぐんま県境稜線トレイル(三坂峠〜白砂山〜野反湖)
- GPS
- 09:39
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 2,177m
- 下り
- 1,552m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:39
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
野反湖からのバスはローズクイーンバス(10/20まで、以降は花敷温泉止まり) 野反湖15:11発、野反峠(富士見峠)15:23発 長野原草津口駅16:27着 これに乗らないと、長野原草津口駅まで20km以上歩くことになります。 (参考)南越後観光バス 越後湯沢〜三俣〜浅貝〜西武クリスタル |
コース状況/ 危険箇所等 |
三坂峠〜白砂山の全般:笹は刈払い済み 三国峠スキー場〜三坂峠:泥濘あり。徒渉は石伝いで問題なかった。 セバトノ頭〜水場分岐:泥濘特にひどい 水場:分岐から下る。この日は水が出ていた。 ムジナ平・避難小屋:きれい。 大黒ノ頭への登り:急登でいちばんキツかったかも 大黒ノ頭〜上ノ間:残雪で靴に浸水 笹も濡れておりズボンも濡れた ハンノキ沢(地蔵峠の下):徒渉 濡れないで渡るのは無理だった |
写真
感想
■3年越しの県境トレイル
三坂峠〜白砂山のぐんま県境トレイルが開通したとの情報がありました。計画のルートは、苗場スキー場付近の宿泊施設に前泊して、三坂峠から入り、白砂山を経て、野反湖に降りるというものです(三坂峠以東の区間は踏破済みのため)。この計画によると、前泊するということから、晴れる日曜日ということが必須の条件となります。
しかし、なかなかチャンスがめぐってきませんでした。そんななか、今年の6月にhirokさんが、アタック。すばらしい展望のルートのレコをみると、「行かねば」と決意を新たにしました。
■バスの時間がカギ
野反峠(富士見峠)15:23発のバス(10/20まで)に乗れないと、長野原草津口駅まで20km以上歩く(走る)ことになります。まあ、それでも良いのですが、それだと自宅に帰るのが22時過ぎとなる可能性があるので、できるだけ、バスに乗ることを前提に組み立てます。バスの出発時刻から逆算すると、白砂山は遅くとも12:30までに通過する必要がありそうです。三坂峠〜白砂山の所要は5h程度と見積もり、苗場(浅貝)の宿泊施設の出発を5:00にセットしました。
結局のところ、計画よりも早く白砂山に到着することができたため、八間山経由ではなく、地蔵峠〜湖畔〜富士見峠というルートに変更することとしました。
■体力的には?
アップダウンの標高差はそれほどではありませんが、登り返しの数が多く、疲れます。今回、いちばんきつかったのは、大黒の頭への登りでした。急登なうえに、直射日光が後ろから差し込み、きつかったです。
それと、猟師ノ沢ノ頭への登り返しはメンタル的にきつかったです。白砂山に到着した時点で、達成感がありすぎて、あとは下山だけと思ったらあの登り返し。以前に来ているのですが、すっかり忘れていました。
■前日のニュース「初冠雪」
前日のニュースで、妙高、焼山、志賀高原などが冠雪したとの情報がありました。標高的にいえば、白砂山や上ノ間山なども降雪の可能性があり、少々不安ななかでのスタートとなりました。
稜線に登ってみると、浅間山や苗場山、岩菅山など2000m級の山々が冠雪しているのがみられます。県境トレイルでも、忠治郎付近には雪が残っていました。しかし、この雪、水っぽくて、シューズのどんどん浸水してきて、足がつめたくたまらない状態となりました。笹も濡れており、ズボンや袖が濡れてしまいました。(シューズは泥濘通過でそもそも濡れていたけれど)
■県境トレイルの展望
稜線にあがると、笹原の道がメインとなり、とにかく展望が素晴らしいです。歩く方向が少しづつ変わりますので、見える山々も変わり山座同定が楽しめると思います。
ただ、山頂部分だけなぜか樹林帯(忠治郎など)だったりするのは不思議な植生でした。
■紅葉の状況は
茶葉、黄葉がメインですが、量が多く、トレイル沿いにありますので、歩いていて楽しくなるような道です。この時期は、紅葉、笹原、いずれも楽しめると思います。
野反湖のダケカンバの紅葉は終盤。先週がピークでしょうか。
■おわりに
素晴らしい展望のルート。紅葉もあいまって、とても素晴らしい山あるきができました。久しぶりのロングで、登り返しも多数あるルートで私自身も鍛えられたと思います。県境トレイルを企画していただいた群馬県庁様に感謝です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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接続したうえで
さらに中央分水嶺コースに接続を狙ってでしょうか
凄いな〜、ヒトの赤線ながら美しいですね〜
スキーの赤線とも交錯して、凄いことになってますね
cyberdocさん、こんばんは。
赤線マップというゲーム。
どこの山に行くというより、どう繋ぐか考えるのが楽しいです。
群馬県境トレイル、展望の良いルートです。
お勧めですよ。
「志賀高原〜野反湖」行きたいです。
しかし、このぶんだと、今年はむりそうです。
satfourさん、こんばんは
余裕でバスに間に合いましたね。
完璧なタイムスケジュール、さすがです。
笹の状態を見ると私が行った時からさらにもう一度刈っていますね。
水場へは藪状態でしたし。
笹原は刈っていただけると、こんなに気持ちよい所はありませんね。
私も大黒の頭と猟師の沢の頭がきつかったです。
同じように白砂山へは行ったことがあったのですが、
猟師の沢の頭への登り返しがこんなにあったかなあと思ったものです。
白砂山に到着した時点でほぼゴールした気分になってしまいますね。
2000mクラスは雪が降ったのですね。
トレランシューズはこういった時に困りますね。
冷たいシューズで長い間歩き続けたのは大変だったのでは。
hirokさん、こんばんは。
褒めて頂きありがとうごいざいます。
hirokさん、mnakanoさん、お二人のレコを参考にできたので
そのおかげです。
白砂山に到着して、達成感ありありで、終わった気分。
猟師ノ沢ノ頭への登り返しはノーマークでした。
雪と泥濘で始終シューズは水浸し。冷えました。
替えのソックス持っていきましたが途中で替えるタイミングなく、
富士見峠に着いてから替えました。
それでも、展望も良くて、すばらしいルートでした。
satfourさん、こんばんは。
2年前のニアミスを思い出しました。まだ藪化しておらず健在なのですね。エスケープルートがないのが怖いですが野反湖からのバスがあってうらやましい限り。
雪化粧の中、お疲れさまでした。
mnakanoさん、こんばんは。
2年前は、さんざん迷ったあげく、
苗場山経由で森宮野原にいってしまいました。
こんかい、ようやく、県境トレイルに行けました。
刈られた笹の跡もだいぶ踏まれて
安定してきたのではないでしょうか。
バスも最終週末。なんとか間に合った感じです。
遅コメにて失礼します。
最初に地図を見た時は何が何やらよく分からず、親近感?が湧かなかったのですが、読み進めると、「お〜、あそことあそこか!!!」と。
県境トレイルを群馬県が整備しているのはよく知っており、どこかで4部からなる立派なパンフレット(登山マップ)を貰ってきたのですが…そのまま。
拙者は稲包山と白砂山を虫食いのように登っていますが、その両者を稜線歩きでつなぐんだ…と思ったら、急に親近感が出てきました。
白砂山に関しては、1号隊員から「あんなにアップダウンがきつい山道に連れて行くのは止めて下さい」と後で言われたので、我々もきっと猟師ノ沢ノ頭でアゴを出していたのだと思います。
季節バスの運行期間…毎年始まるのが楽しみで、終わりそうになると寂しさを感じます。
隊長
yamabeeryuさん、こんばんは。
今回の三坂峠〜白砂山ですが、
笹原の展望の区間と樹林帯が交互にあらわれる感じです。
樹林帯は色づいていたし、遠望もきいて名峰も望めて、
すばらしいルートでした。
これで、アクセスが良かったら大人気なんでしょうが、
いかんせん、公共交通機関でも不便なところが多く
車でも回収が困難なところもあって、
そういう意味では、非常に手強いです。
野反湖のバスは「また来年」となってしまいましたが、
野反のキャンプ場は宿泊できたと思いますし、
苗場の旅館・民宿は価格がリーズナブルですので、
機会がありましたら、ぜひ、赤線つなぎに、
訪れてみてください。
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