迫りくる恐怖の足音(熊)なんとか尾瀬へ!至仏山
- GPS
- 12:43
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 1,351m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 10:23
天候 | くもりが多い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースというよりも今年の尾瀬は熊の目撃情報が多く、そちらが危険ですね。 あと凍りついた木道で滑り、怪我をされたとレスキューが入っていました。 みなさんお気をつけて。。 |
写真
感想
感想には山のこと書いていませんので。。
ワタクシ過去クマは4回見ています。その内2回は近接ランデブーでしたが、危険を感じる事はなかった。今回は姿が見えてないだけに、より恐怖を覚えた体験です。
見晴キャンプ場はシーズン終盤の日曜日とあって、テントは10張りに満たない寂しい限り。みなさんテン場の中央に集中して張られていました。私は少し離れた、紅葉が綺麗な木の下に張る事にしましたが、正直テントを張った後、裏に広がるササ藪が少し気持ち悪いな、と思ったことは事実です。
食事もすませ、19時半を過ぎたころでしょうか、ほろ酔い気分の中、テント内で熱燗タイムしておりました。
するとガサゴソ!ガサガサ!っと明らかに大型動物が動く音が聞こえてきたのです。
遠くではキーン!キーン!と鹿が鳴いておりましたから、最初は鹿さん登場したかな?なんて考えていました。ですがガサゴソ物音はゆっくりとした動き、少し動いては止まる。暫く物音は聞こえない状態が続いたかと思うと、また動き出すのを繰り返す状態でした。
飲みながら耳を澄ませ、よ〜く考えました、鹿ならもう少し動くスピードが速いのではないか?それにスマートな鹿がササを掻き分ける音としては激しく聞こえると思いました。
段々酔いもさめ、頭の中をよぎるのはクマの姿しか想像できない!しかもその物音は、明らかにテントに近づいてくるがわかる!今年上高地でテントの中で襲われ食料を奪われた事件を思い出しましたね。そして物音は推測10m以内に接近したと直感的に分かりヤバイ!と思いました。
このままテントにいていいのか?引き裂かれた時の対応どないしよう?なんて、あれこれ考え、物凄い恐怖も感じました。
その時!怖いけど自分の中では「このままテントにいるより、今行くしかない」との思いからライト、ナイフ(超小さな)を持ち、テントから思い切って出て見る事にしました。
茂みにライトをあて、手を叩いてみるが何も反応なし。ですが明らかに奴は直ぐそばにいる!思い切ってテント固定用の石を投げてみました。そしたら奴はいるんですよ!間違いなくデカい動物がガサガサ移動して止まった。もう一撃投げてみましたが、またガサガサ移動して止まる!そして獣の息遣いまで聞こえる。見えない動物が目の前にいる恐怖!ササが揺れ移動はするが逃げていかない!ヤバイと思いました、これ以上投げて飛び出してくるのも困る、走って小屋に避難、相談することにしました。
小屋の主人に何かいた事を告げる。主人は動きが遅いなら熊ですね、尾瀬には沢山クマがいて、ササ藪の中に落ちたドングリを探しながら移動していると教えてくれました。ガビ〜ン!間違いなく聞いたままの動きやんか!クマやったわ!そういえば私のテント周りにもデッカイドングリ落ちていたこと思い出した。
更に小屋の主人は言いました。今まで尾瀬ではテントを襲って食事を奪うようなクマ被害は一度もおきていないから多分?大丈夫でしょ!と簡単に話してくれました(笑)
金払って小屋に泊まる事も考えましたが、主人の言う事を信じテントに戻りました。
もう一度ライトでササ藪を確認したが何もみえません、ですが奴はそこにいる。はず?
テント内に入り作戦会議しました。結果は音が聞こえなければ怖くないやんか!!
と言う事がわかり、耳栓して寝る事にしました(笑)酒もかなり入っていることから、ビビッていた割には、直ぐに寝てしまいました。夜中、何度も目が覚めましたが、疲れていたこともあり直ぐに寝ていました(笑)
結局無事朝を迎える事ができ、何もなかったという結末ですが、間違いなく奴はそこにいたと確信しています。。今年はクマ事件が多いから、よけいにビビリました。
恐怖体験はしましたが、百名山は登れたし、憧れの尾瀬ヶ原を歩く事ができ満足しています。季節を変え、また尾瀬に入りたいと思いました。
以上報告です。(誰に?)
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