紀ノ川水系 嵯峨谷川(孫右衛門の滝と清水の滝)
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- GPS
- 07:50
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,024m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
清水の滝の遊歩道は途中崩壊箇所あり。 |
写真
装備
個人装備 |
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
保険証
携帯
時計
ツェルト
ナイフ
カメラ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
渓流シューズ
フローティングロープ
|
---|
感想
日曜日は、前夜に飲み会があったが、早起きできて、アルコールも体に残っていなかったので、以前から気になっていた嵯峨谷川へ行ってみることにした。嵯峨谷川は大阪府と和歌山県の府県境にある南葛城山の南面に流れる紀ノ川水系の谷である。古い山と高原地図には、ワラジ・ザイル必要と記載されていて、遡行についての情報も少ないので気になっていた。調べてみると、名前がついている滝として清水の滝と孫右衛門の滝の2つがあるらしい。それらの滝と嵯峨谷に沢登り要素があるかを確認してみたいというのが動機だ。駐車スペースの問題もあったので、公共交通機関で行くことにした。
和歌山線の高野口駅で下車し、嵯峨谷川沿いの林道終点まで、所要2時間強で、距離6.7km、標高差450mのアプローチだった。入渓地点からすぐに、険悪そうなゴルジュの中に10m以上の連瀑が現れた。これが孫右衛門の滝だった。水量も多く、ソロということもあり、一見ひるんだが、ゴルジュストロングスタイルで突っ込んでみることにした。岩が脆く、体重をかけると簡単にボロっと剥がれるので、ホールドとスタンスを慎重に選ばないといけない。気温的にあまり濡れたくはなかったが、シャワーを浴びながら水流の中のホールドやスタンスを使わないと登れない。ゴルジュに中に入ったら最後、巻くこともできない。確保なしでスリル満点だったが、覚悟を決めてシャワーを浴びて、なんとか直登で突破できた。一段落すると次は倒木。それを越えると清水の滝15mが現れた。左岸から高巻いたら遊歩道に出た。ただし、途中崩壊箇所ありだった。沢に戻ると7m滝が現れる.左岸から高巻いたが、沢に戻るのにロープを使った懸垂下降を要した。上の滝とまとめて高巻けば、懸垂する必要はなかったかもしれないが、しっかり滝を確認したかったので下降した。その後も滝は続いたが、標高610mの2条3mの滝を最後に、平凡な沢歩きとなった。倒木が多くスピードは上がらない。途中、林道が谷を横切り、林道から登山道に逃げることはできたが、谷を詰める方が稜線へは速そうだったので、そのまま詰めることにした。最後は比較的楽な笹藪漕ぎで、最後の滝から1時間半ほどで一本杉(稜線)に出ることができた。下山はダイトレ経由で、紀見峠駅へ2時間と少しほどかかった。
嵯峨谷川は後半の平凡な沢歩きが我慢できれば、十分に面白く楽しめる谷であった。先日行ったコースケ滝谷もよかったが、こちらも悪くはなかった。初心者向きの沢が多い和泉の沢の中では、嵯峨谷川のグレードは少々高いと思われる。前半部は連瀑のため、登攀力が要求され、高度感もあるので、必要ならば躊躇なくロープは出すべきである。夏の暑いと時であれば、シャワーを浴びながら滝の登攀が楽しめるだろう。
記録はブログにもアップしています。
http://mamezou.cocolog-nifty.com/mamezoudiary/2020/10/post-7edefc.html
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