【高原作戦】高原山(鶏頂山〜釈迦ヶ岳〜中岳〜西平岳)【丙27.2】
- GPS
- 05:59
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,136m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:18
天候 | 晴れ⇒曇り(一瞬雨パラパラ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山麓部、緩やかな登りで始まり歩きやすいが、沼沢を通過するため泥濘箇所あり。 ピーク部に急登。 釈迦ヶ岳〜西平岳間はマイナールート。道細く、やや険しめ。 釈迦ヶ岳からの下りは笹滑りの急坂。 |
その他周辺情報 | 鬼怒川公園岩風呂 |
写真
感想
この週末はどこも晴れそう。どこに行くか優先順位をつけないと迷ってしまう。
今年も残り2か月ちょっと。私の優先山域はまず2500m峰、次いで東北山行。
しかし、気象状況をよくよく見極めた結果、2500m峰は断念。
経緯はこちら。
https://www.yamareco.com/modules/diary/7449-detail-222381
また、週末に他の予定も入れたことで、関東域内での山行が最有力となる。
となると、未踏の山で、前々から行こう行こうと思いながらも行けておらず、ちょうど紅葉も楽しめるであろう高原山が一番良い。
後は、東側から登るか西側から登るかという問題があったが、紅葉も楽しむという趣旨で、日塩もみじラインを通る西側からの山行とした。
【山行概要】
(西口〜鶏頂山)
やはり、当日朝に東京を出る山行は遅めとならざるを得ず、西口登山口駐車場の8割くらいは埋まっている。
さぞかし賑やかな道中だろうと思いきや、何とも静かなものだ。先行者とうまい具合に時間差が生じていたのだろう。そして、緩やかで広々とした道。山行初心者でも気軽に歩けそうなコースに息を乱すこともなく、赤や黄色の紅葉を楽しみながらそぞろ歩く。
弁天沼、大沼分岐といった足場の悪い沼沢地を抜けると、いよいよ本格的な登りとなる。それまでのゆるゆるハイクからは一段二段ほどレベルアップ。岩や笹薮も増える。それを乗り越えると、高原山の主峰群が視界に飛び込んでくる。
鶏頂山からは主に東側の展望を得られるが、北側の那須岳、西側の日光連山も見えるのはポイントが高い。栃木県の名だたる名峰を一望できるということだ。
(鶏頂山〜釈迦ヶ岳)
鶏頂山と釈迦ヶ岳の間はそれなりのアップダウンがあるが、精神的に苦にならないのは、事前に計画をしっかり立てて全体像が見えているからだろう。崩壊地でのスリルと、またしても山頂直下の急登を味わって釈迦ヶ岳へ。
高原山最高峰の釈迦ヶ岳は東側から登る人と西側から登る人の交わる地点。20名ほどは来ていただろうか。結構賑やかである。それもそのはず、10m前後見込んでいた風が、ほとんどない。そして日が射して温かい。この後雲がかかることとなるが、こんな穏やかな日に山に登らない手はないだろう。
(釈迦ヶ岳〜西平岳)
高原山という山はなく、釈迦ヶ岳、鶏頂山等の峰々の総称であることから、この2峰以外のピークもしっかり歩かれていると思いきや、釈迦ヶ岳から南に延びる稜線は笹こそ刈られているものの、道は細く、明らかに歩く人が少ない。それは山頂標識らしきものが無いことからも明らかだが、やはり山頂からの展望が無いとこうなるのだろうか。しかし、最終到達点である西平岳手前の地点からは改めて高原山の峰々を見渡すことができるので、足を伸ばす価値は十分ある。
(帰路)
釈迦ヶ岳に登頂した際に雲が増えてきたなとは思ったものの、この雲たちは過ぎ去って、また青空が戻るものだと思っていた。しかし、雲はどんどんと押し寄せ、釈迦ヶ岳に再度戻った頃には辺りは完全に真っ白。帰りは晴天時とは打って変わって寂寥感溢れる道のりとなる。他に歩く人もいなくなって動物たちが蠢きだしたのを感じながら歩く。我々の足音しか聞こえない、非常に静かな山行。一時ぱらついた雨もすぐに収まり、大事なく山行を完了した。
【総括】
今回、意外と風が無かったため、南アに行っても良かったのではないかと一瞬思うこともあったが、上空2500〜3000mの所ではまた違った風が吹いていたのだろう。
何より、高原山の一つ一つの峰に趣があり、道の状況も変化に富んで大変楽しかった。高原山は私を十分に満足させた。今度は東側から剣ヶ峰なども含めて歩いてみたいものである。
【今期の今後】
自分の心の中では「標高2500m峰」の優先順位はだんだんと落ちてきている。その一方で、今年はまだ東北山行ができていない。次の晴れ間に東北に行くかどうか、行けるかどうか。ここ最近山行続きで、天候よりも懐具合と相談しないといけなそうだが、好機は逃さず、行ける時にはしっかりと行っておきたい。
〜おしまい〜
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