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記録ID: 2669128
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ハイキング
日光・那須・筑波

【高原作戦】高原山(鶏頂山〜釈迦ヶ岳〜中岳〜西平岳)【丙27.2】

2020年10月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
narodniki その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:59
距離
14.9km
登り
1,136m
下り
1,161m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:36
休憩
0:42
合計
6:18
距離 14.9km 登り 1,173m 下り 1,174m
10:21
12
大沼入口
10:33
10:34
3
10:37
17
10:54
10:55
10
11:05
11:23
13
11:36
15
11:51
28
12:19
12:26
24
12:50
12:51
23
13:14
13:18
22
13:40
25
14:05
14:14
29
14:43
21
15:04
15:05
47
15:52
鶏頂山西口登山口
天候 晴れ⇒曇り(一瞬雨パラパラ)
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鶏頂山西登山口
コース状況/
危険箇所等
山麓部、緩やかな登りで始まり歩きやすいが、沼沢を通過するため泥濘箇所あり。
ピーク部に急登。
釈迦ヶ岳〜西平岳間はマイナールート。道細く、やや険しめ。
釈迦ヶ岳からの下りは笹滑りの急坂。
その他周辺情報 鬼怒川公園岩風呂
紅葉の登山口
2020年10月24日 09:30撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 9:30
紅葉の登山口
旧式電子レンジ型の登山届ボックス
2020年10月24日 09:33撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 9:33
旧式電子レンジ型の登山届ボックス
紅葉の色づきを楽しみながらのゆるハイク
2020年10月24日 09:39撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 9:39
紅葉の色づきを楽しみながらのゆるハイク
時おり、空間の開けた所に出る。
2020年10月24日 09:55撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 9:55
時おり、空間の開けた所に出る。
上の方から流されてきたのだろうか。
2020年10月24日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 9:56
上の方から流されてきたのだろうか。
開けたところから西側、女峰山と思われる。
2020年10月24日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 9:56
開けたところから西側、女峰山と思われる。
こんなに開けているのはスキー場の一端だからだろう。
2020年10月24日 10:01撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:01
こんなに開けているのはスキー場の一端だからだろう。
落ち葉に隠れて、スリップしやすい箇所がある。
2020年10月24日 10:04撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:04
落ち葉に隠れて、スリップしやすい箇所がある。
大沼分岐
2020年10月24日 10:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:20
大沼分岐
大沼から水が流れてくる。
2020年10月24日 10:24撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:24
大沼から水が流れてくる。
弁天沼
2020年10月24日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:32
弁天沼
やはり紅葉は青空によく映える。
2020年10月24日 10:36撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:36
やはり紅葉は青空によく映える。
落ち葉と苔の組み合わせ
2020年10月24日 10:36撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:36
落ち葉と苔の組み合わせ
水場あり。
2020年10月24日 10:36撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:36
水場あり。
ピークに近づくと、岩が増え、傾斜も増してくる。
2020年10月24日 10:40撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:40
ピークに近づくと、岩が増え、傾斜も増してくる。
梯子は固定されていないので、利用に当たっては要注意。
2020年10月24日 10:44撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:44
梯子は固定されていないので、利用に当たっては要注意。
笹藪も濃くなってきた。
2020年10月24日 10:46撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:46
笹藪も濃くなってきた。
稜線に出て、高原山の峰々が視界に飛び込んでくる。まずは釈迦ヶ岳と中岳。
2020年10月24日 10:53撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:53
稜線に出て、高原山の峰々が視界に飛び込んでくる。まずは釈迦ヶ岳と中岳。
中岳と西平岳
2020年10月24日 10:53撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:53
中岳と西平岳
釈迦ヶ岳と紅葉。手前のピークは御岳山というらしい。
2020年10月24日 10:55撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 10:55
釈迦ヶ岳と紅葉。手前のピークは御岳山というらしい。
鶏頂山到着。10人程の人が休んでいた。
2020年10月24日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:05
鶏頂山到着。10人程の人が休んでいた。
北側は会津との境の山々。
2020年10月24日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:06
北側は会津との境の山々。
東側は矢板辺りの平原。
2020年10月24日 11:07撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:07
東側は矢板辺りの平原。
遠目でもわかる那須岳・茶臼岳。
2020年10月24日 11:07撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 11:07
遠目でもわかる那須岳・茶臼岳。
この後歩く釈迦ヶ岳、中岳、西平岳の稜線。歩きやすいように見えるが…。
2020年10月24日 11:08撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:08
この後歩く釈迦ヶ岳、中岳、西平岳の稜線。歩きやすいように見えるが…。
南側は鹿沼、旧今市の辺りと思われる。
2020年10月24日 11:08撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:08
南側は鹿沼、旧今市の辺りと思われる。
日光の山々。手前に聳える鋭峰は女峰山だろう。
2020年10月24日 11:09撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:09
日光の山々。手前に聳える鋭峰は女峰山だろう。
鶏頂山から下る。
2020年10月24日 11:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:34
鶏頂山から下る。
下る時に見えた崩壊地から鶏頂山を見返す。
2020年10月24日 11:38撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:38
下る時に見えた崩壊地から鶏頂山を見返す。
崩壊地から西平岳
2020年10月24日 11:41撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:41
崩壊地から西平岳
崩壊地は展望が良い。まさに危険と裏腹。
2020年10月24日 11:41撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:41
崩壊地は展望が良い。まさに危険と裏腹。
上りの道のレベルが上がってきた。
2020年10月24日 11:45撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:45
上りの道のレベルが上がってきた。
祠のある所が御岳山のようだ。
2020年10月24日 11:51撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:51
祠のある所が御岳山のようだ。
御岳山の紅葉
2020年10月24日 11:51撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:51
御岳山の紅葉
塩原分岐
2020年10月24日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 11:52
塩原分岐
いよいよ登りが急になってきた。
2020年10月24日 12:14撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:14
いよいよ登りが急になってきた。
西側からは奥の方から、東側から登る人は右側から来る。
2020年10月24日 12:15撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:15
西側からは奥の方から、東側から登る人は右側から来る。
釈迦ヶ岳
2020年10月24日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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10/24 12:19
釈迦ヶ岳
山頂から平野部
2020年10月24日 12:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:20
山頂から平野部
鶏頂山
2020年10月24日 12:21撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 12:21
鶏頂山
那須岳
2020年10月24日 12:21撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:21
那須岳
女峰山
2020年10月24日 12:23撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:23
女峰山
中岳、西平岳へ向かう。
2020年10月24日 12:25撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:25
中岳、西平岳へ向かう。
急坂の上に刈られた笹の葉で非常に滑りやすくなっている。
2020年10月24日 12:32撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 12:32
急坂の上に刈られた笹の葉で非常に滑りやすくなっている。
釈迦ヶ岳までの道と明らかに違う。ゆるふわハイクモードから警戒モードに切り替え。
2020年10月24日 12:40撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:40
釈迦ヶ岳までの道と明らかに違う。ゆるふわハイクモードから警戒モードに切り替え。
ロープ付き岩場
2020年10月24日 12:43撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:43
ロープ付き岩場
岩場のトラバース
2020年10月24日 12:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 12:48
岩場のトラバース
中岳には小さな祠。道沿いにあり、落ち着いて休めるスペースは無し。
2020年10月24日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 12:50
中岳には小さな祠。道沿いにあり、落ち着いて休めるスペースは無し。
中岳からの展望
2020年10月24日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:50
中岳からの展望
中岳付近の紅葉
2020年10月24日 12:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 12:52
中岳付近の紅葉
鶏頂山から見た時には大して起伏が無さそうだったが、結構なアップダウンあり。
2020年10月24日 13:00撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:00
鶏頂山から見た時には大して起伏が無さそうだったが、結構なアップダウンあり。
西平岳手前は剥げている。
2020年10月24日 13:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:10
西平岳手前は剥げている。
西平岳で山頂の標になりそうなものはこれだけ。標識らしきものは無し。
2020年10月24日 13:16撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:16
西平岳で山頂の標になりそうなものはこれだけ。標識らしきものは無し。
鶏頂山の山裾の紅葉
2020年10月24日 13:18撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:18
鶏頂山の山裾の紅葉
山頂部は展望が無いので、山頂手前の剥げ地から周囲を眺める。
2020年10月24日 13:19撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:19
山頂部は展望が無いので、山頂手前の剥げ地から周囲を眺める。
鶏頂山山頂部。憩っている人が見える。
2020年10月24日 13:18撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:18
鶏頂山山頂部。憩っている人が見える。
まだ青空の残っている山域
2020年10月24日 13:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:20
まだ青空の残っている山域
雲が目の前にかかる。
2020年10月24日 13:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:20
雲が目の前にかかる。
釈迦ヶ岳に戻る。
2020年10月24日 13:30撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:30
釈迦ヶ岳に戻る。
戻るのも一苦労だ。
2020年10月24日 13:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:34
戻るのも一苦労だ。
釈迦ヶ岳南面は遠目で見れば、奇麗で整っており非常にそそる。
2020年10月24日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
10/24 13:43
釈迦ヶ岳南面は遠目で見れば、奇麗で整っており非常にそそる。
岩場のトラロープの寿命はもう長くない。
2020年10月24日 13:47撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
10/24 13:47
岩場のトラロープの寿命はもう長くない。
紺碧の空の最後の輝き
2020年10月24日 13:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 13:48
紺碧の空の最後の輝き
実際に上ってみると画像の通りの超急登。
2020年10月24日 13:58撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
10/24 13:58
実際に上ってみると画像の通りの超急登。
雲の増えた釈迦ヶ岳。午後2時にして誰もいなくなっていた。
2020年10月24日 14:06撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 14:06
雲の増えた釈迦ヶ岳。午後2時にして誰もいなくなっていた。
下山開始。
2020年10月24日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 14:18
下山開始。
予想外に雲が増えた。
2020年10月24日 14:42撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 14:42
予想外に雲が増えた。
紅葉落葉の絨毯。一時、雨粒がパラパラと降ってくる。雨が降るとは思っていなかった。
2020年10月24日 14:53撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 14:53
紅葉落葉の絨毯。一時、雨粒がパラパラと降ってくる。雨が降るとは思っていなかった。
光があれば奇麗な苔も楽しめる。
2020年10月24日 15:03撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 15:03
光があれば奇麗な苔も楽しめる。
弁天沼の祠
2020年10月24日 15:04撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 15:04
弁天沼の祠
午後3時を過ぎて森の中はいよいよ薄暗い。
2020年10月24日 15:07撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 15:07
午後3時を過ぎて森の中はいよいよ薄暗い。
スキー場上の小さな小屋
2020年10月24日 15:18撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 15:18
スキー場上の小さな小屋
枯木沼方向はロープが張ってあった。
2020年10月24日 15:27撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 15:27
枯木沼方向はロープが張ってあった。
鹿の他、聞いたことの無い、野犬か何かの鳴き声が遠くで聞こえる。
2020年10月24日 15:28撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 15:28
鹿の他、聞いたことの無い、野犬か何かの鳴き声が遠くで聞こえる。
車の走行音が聞こえるようになってきたら下山も近い。
2020年10月24日 15:46撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 15:46
車の走行音が聞こえるようになってきたら下山も近い。
無事山行完了。充実した高原山歩きだった。
2020年10月24日 15:51撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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10/24 15:51
無事山行完了。充実した高原山歩きだった。
帰りに鬼怒川公園岩風呂で汗を流していく。
2020年10月24日 16:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/24 16:31
帰りに鬼怒川公園岩風呂で汗を流していく。

感想

この週末はどこも晴れそう。どこに行くか優先順位をつけないと迷ってしまう。
今年も残り2か月ちょっと。私の優先山域はまず2500m峰、次いで東北山行。

しかし、気象状況をよくよく見極めた結果、2500m峰は断念。
経緯はこちら。
https://www.yamareco.com/modules/diary/7449-detail-222381

また、週末に他の予定も入れたことで、関東域内での山行が最有力となる。
となると、未踏の山で、前々から行こう行こうと思いながらも行けておらず、ちょうど紅葉も楽しめるであろう高原山が一番良い。
後は、東側から登るか西側から登るかという問題があったが、紅葉も楽しむという趣旨で、日塩もみじラインを通る西側からの山行とした。

【山行概要】
(西口〜鶏頂山)
やはり、当日朝に東京を出る山行は遅めとならざるを得ず、西口登山口駐車場の8割くらいは埋まっている。
さぞかし賑やかな道中だろうと思いきや、何とも静かなものだ。先行者とうまい具合に時間差が生じていたのだろう。そして、緩やかで広々とした道。山行初心者でも気軽に歩けそうなコースに息を乱すこともなく、赤や黄色の紅葉を楽しみながらそぞろ歩く。
弁天沼、大沼分岐といった足場の悪い沼沢地を抜けると、いよいよ本格的な登りとなる。それまでのゆるゆるハイクからは一段二段ほどレベルアップ。岩や笹薮も増える。それを乗り越えると、高原山の主峰群が視界に飛び込んでくる。
鶏頂山からは主に東側の展望を得られるが、北側の那須岳、西側の日光連山も見えるのはポイントが高い。栃木県の名だたる名峰を一望できるということだ。
(鶏頂山〜釈迦ヶ岳)
鶏頂山と釈迦ヶ岳の間はそれなりのアップダウンがあるが、精神的に苦にならないのは、事前に計画をしっかり立てて全体像が見えているからだろう。崩壊地でのスリルと、またしても山頂直下の急登を味わって釈迦ヶ岳へ。
高原山最高峰の釈迦ヶ岳は東側から登る人と西側から登る人の交わる地点。20名ほどは来ていただろうか。結構賑やかである。それもそのはず、10m前後見込んでいた風が、ほとんどない。そして日が射して温かい。この後雲がかかることとなるが、こんな穏やかな日に山に登らない手はないだろう。
(釈迦ヶ岳〜西平岳)
高原山という山はなく、釈迦ヶ岳、鶏頂山等の峰々の総称であることから、この2峰以外のピークもしっかり歩かれていると思いきや、釈迦ヶ岳から南に延びる稜線は笹こそ刈られているものの、道は細く、明らかに歩く人が少ない。それは山頂標識らしきものが無いことからも明らかだが、やはり山頂からの展望が無いとこうなるのだろうか。しかし、最終到達点である西平岳手前の地点からは改めて高原山の峰々を見渡すことができるので、足を伸ばす価値は十分ある。
(帰路)
釈迦ヶ岳に登頂した際に雲が増えてきたなとは思ったものの、この雲たちは過ぎ去って、また青空が戻るものだと思っていた。しかし、雲はどんどんと押し寄せ、釈迦ヶ岳に再度戻った頃には辺りは完全に真っ白。帰りは晴天時とは打って変わって寂寥感溢れる道のりとなる。他に歩く人もいなくなって動物たちが蠢きだしたのを感じながら歩く。我々の足音しか聞こえない、非常に静かな山行。一時ぱらついた雨もすぐに収まり、大事なく山行を完了した。

【総括】
今回、意外と風が無かったため、南アに行っても良かったのではないかと一瞬思うこともあったが、上空2500〜3000mの所ではまた違った風が吹いていたのだろう。
何より、高原山の一つ一つの峰に趣があり、道の状況も変化に富んで大変楽しかった。高原山は私を十分に満足させた。今度は東側から剣ヶ峰なども含めて歩いてみたいものである。

【今期の今後】
自分の心の中では「標高2500m峰」の優先順位はだんだんと落ちてきている。その一方で、今年はまだ東北山行ができていない。次の晴れ間に東北に行くかどうか、行けるかどうか。ここ最近山行続きで、天候よりも懐具合と相談しないといけなそうだが、好機は逃さず、行ける時にはしっかりと行っておきたい。

〜おしまい〜

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