丹波天平(道迷い)
- GPS
- 09:21
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
また、この区間の一部はGPS不具合で正しく表示されていません。
【コースタイム】
06:50 鴨沢西BS
07:15 親川
09:43 丹波天平(1342.9m)
10:20 昼食-12:00
12:15 道迷い-14:20
15:00 丹波
15:10 のめこい湯
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車 06:00 奥多摩駅 バス 06:05 奥多摩駅発 06:50 鴨沢西BS 【復路】 バス 16:32 丹波山温泉発 17:24 奥多摩駅着 電車 17:40 奥多摩駅発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【積雪】 丹波天平周辺で約15cm程度で、凍結はしていません。 足を踏み込むとくるぶしから足首あたりまで埋まります。 【廃屋跡】 廃屋跡は、山と高原地図によると誤まり易い箇所とされています。 私は廃屋を左手にして直進してしまい杉の植林帯に入ってしまい引き返してきました。 一面の雪でルートがわかりにくくなっていますが、直角に左折するのが正規のルートのようでした。 【丹波天平】 この日は踏み跡が全くありませんでした。 私が道草をして縦横に踏み跡を残してしまったので、混乱を招くかもしれません。 ただ、赤テープが木に結わえてあるのでこれにだいぶ助けられました。 【こよみ】 東京(東京都) 2013年2月9日(土) 日の出 6:34 日南中時 11:55 日の入り 17:17 月の出 5:20 月南中時 10:44 月の入り 16:14 |
写真
感想
【計画】
たくさん歩く山行が続いていて、たまにはあまり歩かずに、のんびりと山の中で静かに過ごせる所と思い、奥多摩の奥、丹波天平に行くことにしました。
帰りに立寄り湯にも寄るため、親川から登り丹波山ののめこい湯に向かうルートにしました。
先週、都心では雪予報が空振りに終わりましたが、山には少し降ったでしょうから雪道を歩くことも期待していました。
【鴨沢西BS→登山口】
大好きな雲取山は鴨沢BSで下車しますが、今回は通過します。
奥多摩駅から乗車した5人は全員鴨沢で下車したので、雲取山を目指したんでしょう。
いいお天気なのでブナ坂から気持ちいい尾根歩きが楽しめるのになとちょっと後悔です。
そんなことを考えながら左手の丹波川の水音をBGMに舗装路を登って登山口を目指しました。
【雪山ハイク】
予想どおり、廃屋跡からトレースのない雪道になりました。
表面が薄く凍っていて歩くたびに、「サクサクッ」と音がします。
カチカチに凍結しているわけではないし、傾斜が緩いのでアイゼン無しでも滑らず軽快に登っていけます。
そして、いよいよ平らな天平に。
一面の雪、しかも踏み跡がありません。
空も青く広がり、背中から朝日が差し込み、実に気持ちがいいのです。
奥多摩でこんな素晴らしい雪原を歩けるなんて予想外でした。
右手には七ツ石山から石尾根に続き雲取山まで見渡せますし、左手には富士山も顔をのぞかせます。
このころになると、さっきまで雲取山にしておけばよかったかなという後悔の念はなく、丹波天平に来てよかったと気が変わっています。
現金なものです。
雪原なので右へ左へ縦横に歩けるので道草を食いながら下校する子供のような心境になります。
そんな童心になったところで、周りに人がいないことをいいことに、動物の足跡を辿ったり、雪だるまを作って写真に収めたり、白樺の木を見上げて風で揺れるてきしむ音を聞いたり・・・いつになく歩かずに遊びます。
【道迷い】
気持ちのいい雪原歩きもそろそろ終わり近づき、サヲウラ峠を丹波に向かう予定でした。
天平をジグザグに歩いていたのでそろそろサヲウラ峠のはず、ひょっとして見落としたのかもと、地図などで確認しないまま、薄くルートのように見えるところを南方向に下降してしまいました。
ほどなく、路面が枯れ葉と砂れきで滑りやすくなりました。
あたりを見渡して赤テープを探しましたが、見つかるはずもなく、引き返そうと見上げれば、尾根は急斜面の遥か上部に。
諦めて地図やGPSで確認するとサヲウラ峠のだいぶ手前で下降を開始したことに気付きました。
戻るのは相当困難だったので、斜面を西方向に進みましたが、足を取られて4メートルほど滑り落ちることもしばしばありました。
そんなこともあり、カーボンのポールの上に尻もちをついた際、折れてしまい、折れ口の先端は鋭く尖った状態でした。
持ち帰ろうと思いましたが、また倒れた時に切り口で負傷する危険があったので、悪いこととは思いましたが、その場に置いてきてしまいました。
まさか自分が道迷いをするとは思っていませんでしたが、思い込みや過信があったのかもしれません。
これを教訓に確認と慎重な判断、早期に引き返す勇気・決断を心がけようと思います。
【山めし】
今回の山めしはカレーです。
といってもレトルトカレーを使った手抜きです。
まず、厚めに切ったブロックベーコンを軽く炒めます。
その間に沸かしたお湯にレトルトの野菜カレーを温めておきます。
炒めたベーコンにカレーを投入して煮込みます。
家から持参したご飯を入れて、入れ忘れたコショウ、タイム、グローブなどのスパイスも入れてかき混ぜながらさらに煮込んだら出来上がりです。
熱々だったので気温2℃の雪原で食べるとお腹の中から温まりました。
すっかり山めし作りにハマってしまいました。
山歩き同様、次はどうしようかな・・・と考えるのも楽しいものです。
スーパーへ行っても自分にできそうなメニューはないかなと、これまでとは違った見方をするようになりました。
さて、今度は何を作って食べようかな。
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
少ししょっぱい思い出もありましたが・・・
コメント
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こんにちは。
渋い山域を歩きましたね。
トレースの無い雪山はホント楽しいですね。
私も大好きですが、油断するとひどい目に遭いますよね。
今回は怪我も無く何よりです。
私も知っているルートだから楽勝と思いきや
しっかり道を失って、踏み抜き、ヤブ漕ぎで
悲惨な思いをしたことがあります。
やっぱりGPSは、今や必需品なんですかね。
それと、時間、有り過ぎるぐらいの時間的余裕
雪山ハイキングでも重要ですよね。
いつもコメントありがとうございます。
軽率な行動とお笑いのことと思います。
この日は、大げさかもしれませんが、天国と地獄を見ました。
状況が暗転するとはこのことで、さっきまでの夢見心地がウソのように、不安と心細さ、滑落や遭難の恐怖を感じました。
今回はケガや事故に至らずにポール1本の損害ですんだのは幸いでした。
yamaheroさんがおっしゃるとおり雪山ハイクは侮れませんね。
いい勉強になりました。
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