記録ID: 2675440
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
鶏冠山→甲武信ヶ岳 鶏冠尾根→徳ちゃん新道
2020年10月25日(日) [日帰り]


- GPS
- 10:02
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,849m
- 下り
- 1,852m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 10:01
距離 15.8km
登り 1,849m
下り 1,852m
15:04
ゴール地点
天候 | 文句なしの一日中快晴。朝の気温、山頂気温ともに2度ぐらい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鶏冠尾根はバリエーションルートであり一般的な登山道ではありません。山と高原地図にもルートは載っていません。標準CTもありません。以下、気が付いた点を記載しますがあくまでも主観であり、また、所要時間ももちろん自分の場合であり、他の方の参考になるかどうかはわかりません。そもそも正規ルートはありませんが、一部、ピンクテープを外している個所もあり、ログは参考程度に確認ください。 なお、このルートは、ヤマレコおすすめルートに載っています。こちらも参考にしてください。詳細情報はPremium会員でないと見ることができません。 https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/guide_detail.php?route_id=763 〃楷谷出合いの渡渉点まで駐車場から1時間ほど歩きます。渡渉点には、川の向こう側に鶏冠谷出合という青い標識があります。このあたりが渡渉点です。今回は、膝上ぐらいの水嵩、水量はそこそこで一番水圧のかかる箇所では足が少しもっていかれそうになる程度です。ストックを使ったほうが安定するかもしれませんが、両手を空けて水面に出ている岩に手をついて安定を取ったほうがいいかもしれません。 渡渉後は、徳ちゃん新道のようなかなりの急登ですが、歩きやすい尾根を2時間ほどひたすら登っていきます。しかし、後半にさしかかり、通過がむつかしい、倒木や大きな根が行く手を遮る箇所も多数あり、通行に苦労します。 チンネのコルにはストックが刺さった目印があります。ここを過ぎると岩峰が次々と現れます。 ぜ命燭砲△襪茲Δ法第一岩峰、第二岩峰とも鎖があるので、鎖を使えば、安全に登れます。使わなくても手掛かりはたくさんあります。 ヂ荵梓篳が一番の難関です。いろんなレコに、簡単とかすんなり登れたとか書かれていますが、決して簡単ではありません。距離は短いものの、鎖などは一切なく、完全なフリークライミングであり、ワンミスで墜落します。また、上り初めの個所はすぐ脇が崖で最初にバランスを崩すだけでその崖に墜落します。 なお、中間地点まで登って、その先に、もう一回、難しい上りがありますが、ここで立ち往生しても下りることもできず、そこで進退窮まります。同行者が仮に、先に登れても、ロープなどがない限り、サポートすることもできません。第三岩峰には巻き道もあるので、最初の上りで無理そうだと思ったら絶対に無理をせず巻き道を選んでください。 Ψ楷Щ海2115mピークで、鶏冠山登頂に安心するとその先が大変です。その先、木賊山まで2時間の登りが待っています。ここは技術は要りませんが、しゃぐなげが生い茂る、きつくハードな登りです。また、ピンクテープは要所要所にありますが、それでも見失いやすく、後半は特に一帯がどこでも歩いて行けそうなエリアであり、今回は途中で誤ってしばらくトラバースをしてしまい、その後、修正して尾根を目指し、ドンピシャで木賊山ピークに出ました。 そのあとは、一般登山道です。 ※鶏冠山に登った後、そこからピストンで戻るレコがたくさんあります。問題の岩峰は巻き道があり、鎖もあるので、戻ることも可能ですが、出合いからチンネのコル間で往路に斜面にしがみつきながら登り上げるような個所が複数あり、下りでそこを逆に進むのは非常に難しいのではと感じました。木賊山まで頑張って登って、徳ちゃん新道で下山したほうが体力は要りますがより安全な感じがしました。 |
その他周辺情報 | 温泉混みあっていて入らず。 中央道大月から80km進むのに4時間30分の猛烈な渋滞。 |
写真
感想
2016年11月金峰山、瑞牆山。
2017年11月甲武信ヶ岳徳ちゃん新道ピストン。
2018年11月西沢渓谷周回プラス黒金山。
2019年11月甲武信ヶ岳戸渡尾根から雁坂峠。
と、秋の秩父登山がルーティンになってきた。しかも、地味と言われている甲武信ヶ岳に二回も登り、二度あることは三度あるということで、山梨百名山シリーズとして登りごたえがありそうな鶏冠山(今回のメインはこっち)とセットで今年も紅葉が始まった秩父へ車を走らせる。
写真にある通り、鶏冠山は岩峰の直登含めて無事、登頂できた。しかし、それよりも、個人的には木賊山への登りのほうがハードだった。徳ちゃん新道から登ってくる分には通過点程度にしか感じない山だが、鶏冠山から登ると、木賊山は甲武信ヶ岳よりもはるかに大きく立ちはだかっていて、今回のタイトルは甲武信ヶ岳ではなく、木賊山にしたいぐらいの存在感。
なお、甲武信ヶ岳はおそらく100人以上の登山者がいたが、鶏冠山は絶好の登山日和だったにもかかわらず、出会ったのはわずか2パーティ、4名のみで、ほぼほぼ独占状態。
秩父の山は秋しか来ないが、百名山に限定すれば、すでに登った77個のうち、甲武信ヶ岳3回は、谷川岳6回、赤岳6回に次いで多く登っている。まだまだ歩ける個所は無数に残っている。来年の秋も来るだろうか。1年後に考えよう。
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