【荒船山・立岩】晩秋の西上州、荒船山と立岩
- GPS
- 05:41
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,279m
- 下り
- 1,289m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:34
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ちょっとだけ旬が過ぎた西上州、立岩と荒船山を登ってきました。最初は立岩の方で、道中イヌムギ不動にてお参りし、稜線通しの立岩〜荒船山登山でした。下山しきって登るルートも考えてましたが、結局イヌムギ不動からそのまま稜線に取付いてしまった感じです。
スタートは荒船不動下駐車場からで、6時時点では当方一人のみで快適にスタート開始です。出だしからなかなかの斜度で、エンジンかかる前なので、結構きつく...。とは言えエンジンさえかかってしまえば、星尾峠までは快適に歩いていけました。
星尾峠からイヌムギ不動方面に向かうには一度下る必要があります。ここからが西上州的な感じで、まず西上州のあまり人に歩かれてない道は道に迷うことから始まります。(冗談でもなんでもなく)
大真面目な話、沢筋の道は踏み跡薄く、また崩落や落ち葉でトレースが隠されるため、自分なりに道っぽいところを探しながらすすまないといけません。よって、予め地図を見て、今自分が「登りセクション」なのか「下りセクション」なのかを頭にインプットしないと激しく道を外すことがあったりします。このあたりは本当に西上州の楽しさって感じですね。地図読み、地形読み、道読み能力がいかんなく試される感じです。
イヌムギ不動に至る途中、カモシカ君が登山道傍にいて、最初熊かと思って心臓が止まるかと思いました。良く良く見ればカモシカで、まだ幼い感じでしたね。ただ気になったのが寝てるのか全くこちらに気が付いてない様子で、ほとんど動かない状態でした...もしかすると怪我とか体調不良とかで動けなくなっていたのかもしれません。とはいえ手を出すわけにもいかないので、少し登山道を外れて、パスした感じです。無事であればよいのですが...。
イヌムギ不動は行くだけの価値が十分にあるほど、素晴らしい場所でした。筆舌に尽くしがたい場所です。紅葉時はぜひとも自分の目で、足で行ってみてほしい場所ですね。特にオーバーハングした崖から降り注ぐ滝は、スケールこそ小さいにせよ、神秘性、荘厳さといったものは中々です。
稜線に出てからは強い風が吹いており、いよいよもって冬なんだなということを良く体感できました。手袋が無いと大変な時期になってしまった感じです。そんな稜線から立岩まではアスレチックな鎖場の通過や、カリッカリの痩せ尾根歩きなど、これまた西上州らしい道歩きができます。立岩山頂についてはあまり展望の効く山ではないですが、少し外れれば、中々の展望の場所があり、またそこにはベンチもあったかなと記憶しています。(行塚方面に行く途中)
風が強く、結構寒かったので休憩もそこそこに最終目的地の荒船山方面へ移動開始しました。すこーし足元が滑り易かったですが、そもそも今履いている靴のソールが限界近いので、そのせいもあったかもです。修理だしたいのですが...東京行かないといけないので...。
行塚山までは何度か上り下りを繰り返しますが、上り返しが結構えげつない急登になってる場所もあり、良い感じに脚にきました。手が使えない系の急登なので、地味ーに脚がきつくなる奴です。そんな行塚山まで行くとちらほらと人に逢う機会増え始め、艫岩に着くころには数PT躱した感じですかね。皆さん、最後の紅葉を求めてって感じで、筆者と同じ目標だったのかと思います。
艫岩については皆さん同じように書かれていると思いますので特筆することはありません。景色は良く、晴れていて空気が澄んでいれば、北アルプスまではっきりと見えます。ただし、足元にはくれぐれも注意が必要な場所です。写真撮影に夢中になっていると...。
もうさすがに関東圏でも山は紅葉が終わりを迎え始めている感じでした。後1週間もすれば、山の植物はお休みの時期になり、来年の春にまた、色とりどりの草花で我々を楽しませてくれる、そんな時期が来る感じでしょうか。
少しさびしくなる、そんなおセンチな山行が楽しめるのも、この時期、西上州の楽しみなのかなー、と思います。
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