笹山→広河内岳 奈良田から周回で無雪期最後の百高山
- GPS
- 15:05
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 3,653m
- 下り
- 3,652m
コースタイム
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 15:03
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 ●奈良田→笹山南峰山頂:崩落などの危険箇所は特に無し。全体を通じて急登の連続が続きます。広い尾根になったり細尾根になったりしますが、基本的に尾根通しで登山道は続いていますので獣道などに入り込まないように。今の時期は大量の落ち葉で踏み跡が分かりにくい部分もありますが、ピンクテープが豊富なのでテープでルートを確認すれば問題ありません。 ●笹山北峰→白河内岳:少し樹林帯を進むと笹山北峰で、こちらは南峰と違って大絶景です。また北峰からは岩岩した登山道を進み、少し登り上げると広い白河内岳の山頂となります。白河内岳山頂は広いので、ガスの日などは方向を見失わないように進みたい場所です。 ●白河内岳山頂→大籠岳山頂:晴れていると360°大絶景を満喫しながら進める素晴らしい稜線です。ハイマツ帯のアルプスらしい稜線を進みますが、踏み跡が薄いのとクリーム色のペンキマークが薄く岩の模様と同化しているため分かりにくく、登山道を見失いやすい場所でした。ガスの日はルートロストに要注意です。標高の上げ下げは少なく歩きやすいです。 ●大籠岳山頂→広河内岳山頂:大籠岳からは少し標高を下げた後に、広河内岳までしっかりと登り返します。踏み跡は比較的明瞭です。 ●広河内岳山頂→大門沢下降点分岐→大門沢小屋:広河内岳からは標高を下げながら下降点まで進みますが、大門沢下降点周辺の積雪量が最も多く、最後のプチピークからの下り部分ではすでに正規のルートが冬装備無しでは降りられない状況だったために、1本隣りの雪のない斜面を降りました。平らな部分で積雪箇所を越えて登山道に合流しました。 大門沢までは急斜面ですが今のところは特に問題無し。 ●大門沢小屋→奈良田湖:渡渉が何箇所かありますが、2,3箇所を除いては全て橋がかかっていました。1つ目の渡渉は、岩がすでに氷に覆われていてスリップ必至の状況でした。最後の渡渉は幅の広い流れの多い場所になるので、渡れそうな場所を選ぶ必要があります。 また、大門沢が左に見えるようになるガレ場はちょっとすると地面ごと崩落するのではないかと感じられるほど、危なげなザレ場です。滑落やスリップに要注意。 【積雪情報】 ☆雪の状況は天候によって日々変化しますので、検討される場合はこちらの情報を参考値程度に、現地での安全な判断をお願いいたします。 ●11月1日現在の積雪部分:笹山南峰山頂直下から出現。ただし登山道にはほとんど無し。 笹山→大籠岳→広河内岳登り口 までは稜線上に積雪なし。 広河内岳山頂直下付近に多くの積雪あり。今のところはツボ足で登れましたが、降雪から時間が経っており踏み跡が氷化しています。特に大門沢下降点までの最後の下りでは正規の登山道を降りられずに、迂回して平な積雪箇所まで出てから合流しました。 また大門沢下降点から標高2600m付近までは所々登山道に積雪があります。氷化も進んでいるので念のためチェーンスパイクを着用しました。ツボ足でも慎重に進めば問題ないレベルです。 |
その他周辺情報 | 【下山後温泉】 ●ヘルシー美里 廃校になった地元の元中学校を利用した民宿兼温泉施設です。学校の雰囲気をそのまま残していて、内部を未確認ですが教室がそのまま宿泊部屋になっている模様です。 お風呂は外湯はなく、小さめの内風呂だけですが、奈良田周辺の温泉成分をそのままに、とても気持ちの良い泉質で楽しめました。 大人550円 http://www.hayakawa-eco.com/misato/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
チェーンスパイク
山専ボトル
|
---|
感想
先週木曜日の出張の帰り、飛行機の中から雪化粧の落ちてしまった富士山がバッチリ見えました。
先週、日没まで雲一つ無かった日に黙々と樹林帯を藪漕ぎしつつ『南アルプスの百高山なら行けたかもなぁ〜(・・;)』と若干の後悔をしていたので、無雪期にラストチャンスになるかも知れない今週の晴れ間はやはり南アルプスへ気持ちが向いていました。
そんな時に、昨年百名山を完登した会社の若いイケメン男子から久々にTELがきて『haruboさん、笹山って行ったことありますか〜? 今度百高山やろうと思っててこの連休(彼は4連休)で考えてるんですよ〜』なんていうタイムリーな話題が出ました。彼は大門沢に泊まって笹山に降りるという計画。私は行くなら逆回りだから、それなら稜線で会おう!と約束して、ほぼこれで日曜日に笹山に行くことが確定となりました(^^)
笹山は泊まりで行ければ素晴らしい山になること間違い無し!ただし上にテント場が無いし大門沢小屋は中途半端。稜線にテントを貼ってしまう事も考えられるけど、でもちょこっと無理をすると日帰りも出来なくは無さそう。。。
うーむ、、と悩みましたが、テント泊装備となると極端に馬力と速度が低下する私は、ちょっとキツくても軽い荷物で周れる日帰りの方が良いだろうと自分の速度を逆算して真夜中出発となったのでした。
この稜線はなかなか痺れる急登と下山路です。けれどもその辛さと引き換えに稜線で拝める景色は相当なものでした!晴れた空に大感謝の1日です(≧∀≦)
そうそう、会社の速水もこみち似のイケメン男子とはなぜか遭遇せず、若干の心残りのまま帰宅しました。まさか変な事故とか無いよねぇ、、、と心配になって今日ショートメールを入れてみたら『反時計回りでちゃんと大門沢小屋泊まって朝8時半には下山しましたよ。』とのこと。ますますハテナマークが頭に並びます。あんなに人のいない稜線で見逃すはずがないのに。。。『こっちは夜中に出てるから絶対にすれ違わないとおかしいよ〜』と話していたら、結局彼は時計回りと反時計回りを間違えていただけというオチでした(^^;)
我が社のイケメンホープ、別名ファンタジスタくんのこれからの百高山も陰ながら応援したいと思います!
さて、私の百高山は残り片手で数えられるようになってきました。完登はおそらく来年以降に持ち越しですが、いつどんなルートで登ろうかと今からワクワクが止まりません(≧∀≦) ステキな縦走を絡めて残りの4座を満喫したいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
IQが高い人は鏡に映る自分の右左に疑問をもつようですよ。
時計も裏から観たらとか ブラジルから長野を見るとか 難しい問題です🎵
essanさんこんばんは!
なるほど、ファンタジスタとはまさにそう言うイメージですよね(^^) たしかにIQは高そうと感じるので、今回の話はブラジルから見てたって事で納得です 笑
百高山お疲れ様でした😄
ヤマレコで爆笑することは少ないのですが、時計回り、反時計回りのくだりは爆笑してしまいました…笑😅
謎が解けなかったら、山の怖い話になってましたね笑👻
お二人とも天候に恵まれて百高ハントが出来て良かったですね!
harubo33さんの百高残り4座楽しみにしてます⛰
kuloloくんおはよう〜(^^)
最後までハラハラさせてくれるところがファンタジスタくんらしいでしょう?笑
無事に帰還されたようで良かったです!
そろそろ冬支度だね〜。去年getしたアイゼンandピッケルを磨いて八ヶ岳辺りを満喫すると楽しいよー(^^) またタイミング合ったらどこか一緒に行きましょう♪
haruboさん
こんばんは^ ^
着々と百高山制覇に向けて突き進んでますね!
凄いです!
一回での登山の距離が過ごして!
また夜中からスタート
尊敬します^ ^
後4座楽しんで制覇してくださいo(^-^)o
sakaさんこんにちは😃
夜中スタートは日中眠くなりますね〜🥱 熊もオバケも怖いし 笑 なるべくやりたくは無いですよね😓
sakaさんは美味しそうな八ヶ岳のステーキでしたね〜!羨ましい✨sakaさんのようなゆったりテント泊も百高山終わったら楽しみたいです!
お疲れ様。。
暗いうちから長く歩いたね〜〜
今年はボッカでロングしてないので乳酸分解力落ちまくり
疲れがたまる一方で前回は参りました。。。
この稜線、笹山から南は数年前に一人で刈りこみましたが
それでもハイマツ、シャクナゲはしんどいです。
笹山の少し下とかイイビバークポイントあるんですよ、、
水場は命がけなので伝付きまで行かないと、だから残雪期なら水持たなくていいですが踏み抜き地獄、何時の時期も地獄かなココ(;一_一)
SkiBさん、コメントありがとうございます😊
暗いうちからじゃないと、辿り着けない計算だったんですよ〜😅 もっと足があればこんな事しなくても良いんですけどね。。。
南アルプスは水の確保が難しいですね〜💧ラッセルもキツいし、お水を担ぐのもキツい!山小屋のありがたさをホントに痛感します。
長くてキツいけど、私にはやっぱり日帰りロングの方が重いの担ぐよりもまだマシに歩けるので、どーしてもこう言うスタイルになっちゃいます😅
先日、私もほぼ同じコースを逆の反時計回りで(笑)歩いてきました〜
私が歩いた時は雲が多かったんですけど 、蝙蝠岳と塩見岳が一番良く見えてました!→最近haruboさん登られてましたね〜
そういえば広河内岳や笹山もharuboさんすでに登っているはず!と思いレコを探して、こちらのレコを再読したんですけど、日帰りで歩かれてたのにビックリ
やっぱり、さすがharuboさん!と思いましたよ〜
そして快晴で大絶景だった稜線歩き、羨ましかったです
日帰りは、荷物が軽くて済むので、実はそこまでキツくないと思ってます。テント担ぎの方がよっぽどスゴイですよー!
最近テント担いでないから、今度テントの時に登れるかな、、、と不安です😅
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する