雪と紅葉と--晩秋の霊峰「白山」
- GPS
- 07:15
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,501m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:05
天候 | 快晴 しかも微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高1,700ⅿからは雪が現れます。 この時期1週間違うと、積雪情報は変わってしまいますので、必ず軽アイゼンは必要と思われます。御前峰から翠ヶ池方向へは夏道かどうか不明なトレースを下っていきました。逆回りのコースをとると御前峰への上りは雪が深くなりむしろ大変かもしれません。 |
写真
感想
今回は荒島岳への再挑戦で福井を訪問。前日荒島岳を制覇して、いよいよこの日は白山へ。
白山は6年前に登りましたが、その時の天候は雨こそありませんでしたがガスガスで、展望に恵まれなかったので再挑戦。白山は実は意外と福井からも近く、この日は絶好の天気に恵まれて、リベンジできました。
(前回の記録は
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-503637.html)
荒島岳から見た白山にはすでに雪が積もり、山頂でお会いしたご夫婦からアイゼンが必要との情報。前日荒島岳下山後、福井市内の好日山荘で6本爪の軽アイゼンを購入。チェーンスパイクはいくつか持っているので、6本爪を選択。以前のアイゼンと違って、スノーボードのバックルみたいにカチカチと締めることができ、着脱も簡単です。道具の進化には目を見張りますね。
登山道は紅葉真っ盛りの登山口から、甚之助避難小屋から先では積雪と凍結。避難小屋ではすでに森林限界となっていて、冬の厳しさがうかがえる白山でした。黒ボコ岩の前はやはり休んでいる人が多く、密を避けて素通り。するとすぐに弥陀ヶ原に到着し、山頂が望める平らな場所に出ました。ここは本当に素敵な場所。手前の急登をこなして楽になったというも理由の一つかもしれませんが、遠くまでうっすら積もった雪原には癒されます。木道上にはほとんど雪がなく歩きやすいしね。実はここに出たときには登り切ったところが室堂で、さらにそこまで行って初めて山頂を拝めるものと思ってシャッターを切っていました。室堂には白山神社他、いくつもの宿泊施設があるのですが、手前の傾斜に隠されて全く見えませんでした。
室堂に到着すると、すでに神社や宿泊施設、ビジターセンターは閉まっていました。もう少し登る前に情報を得ておかないと、遭難するかもしれませんね。どおうせ、室堂には自動販売機があるしとか、実際考えていたしね。
室堂で一休みして、いよいよ御前峰へ。確か山頂まで20分くらいだった気がするのですが、今日は脚が重い。昨日の荒島岳のせいか?それとも、空気が薄いのか?それでも、眼前に広がる青空と、振り返ればはっきり見える室堂と別山。これが加賀の名峰「白山」からの眺めか?
山頂はすでに20人以上の方が憩われていました。ここまで4時間30分ちょっと。とても下るにはもったいない絶景。360°雲のない眺望。日本海から立山連峰、その右側には槍・穂高。南西側には御嶽山。6年前には全く展望が利かなくて、見えなかったのはこの眺望か。まさに、一生一度あるかないかの好天でした。
前回と同じく、お池めぐりへ。ただし、御前峰からの下りは雪の深いところもあり、凍っていないために深く踏み抜いたりと、ちょっと難渋。特に登り返しの吹き溜まりでは、ひざくらいまで雪がありました。また、平らなとことではトレースが複数あり、たどっていくとハイマツ林へと入り込んでしまったり....。翠が池を眺め、短絡コースで室堂へもどりました。この時期にしては日差しも強く、風もほとんどなし。登りはほとんど半そでで済みましたし、くだりも途中からまた半そでに。
黒ボコ岩から観光新道を下ることも考えましたが、同じコースを下った方が積雪・凍結状態もわかっているので、行きのコース砂防新道を下ることにしました。積雪がなくなると、紅葉に包まれます。往路はまだ日光がさしていなかったのですが、昼過ぎには眩しい陽光が差し込み、さらに輝きを倍増させます。さすがに疲労から足がもつれ始めたので、少し慎重に。予定よりやや早めの14:00には別当出会いに到着。レンタカー返却にも余裕が生まれる時間の下山でした。
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