白ひげ危機一発(白鬚岳)
- GPS
- 06:28
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,652m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
天候 | 晴-曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急登箇所は多いが、危険箇所はない。ただし、白鬚岳よりも先の周回ルートはテープなども数少なく、GPSなどを参照して道迷いを防ぐ必要がある。基本的に尾根を歩いて行けば良い。 |
写真
感想
今回予習して知った内容。「黒ひげ危機一発」はタカラトミーが発売している玩具で、「危機一髪」ではなくて、「一発」が正しい表記。最初1975年にトミーから発売され、現在も販売され続けている。最初、黒ひげの人形を飛び出させたら負けというアイデアで開発が始められたが、発売時には飛び出させた人が勝ちというルールに変更された。その後、紆余曲折の結果、現在では飛び出させた人が負けというルールになっている。「ひげ」は漢字では髭、鬚、髯の3種類が存在し、それぞれ口ひげ、あごひげ、ほおひげに相当する。英語では、それぞれmustache、beard、sideburnとなる。なお、猫や鼠のひげはwhiskerという。
数年前から、白鬚岳に行きたいと思っていました。しかし、ちょっと厄介な山であるという認識があったため、なかなか行動には移せていませんでした。先日、のさんが白屋岳に行った時、「南の方によく似た名前の山があって」と書いておられたので、これはお誘いしなくてはなるまいと思い、声をかけました。快諾が得られたので、その他数名の方に声をかけ、最後にmt.kitaさんが参加して下さったので、計5名となりました。どうして私が二の足を踏んでいたかというと、道がわかりにくい・急登である・周回だとさらに難度が上がる、という噂からであり、それぞれソロでもしっかり歩いている人を集めれば、きっと安心して帰ってくることができるだろうという目論見でした。でもって、「旅する白鬚兄弟」とかいうレポタイを考えたのですが(よくわからない人は、Traveling Wilburysを検索して下さい)、どうもうまくいかないので、最終的にタイトルはこういうことになりました。
集合は川上村役場。皆さん少し早めに着いたので、ここでお手洗いを済ませて(行動中、どこにもお手洗いはありませんので、最後まで我慢するか、雉子を撃ちに行かなければなりません)、自動車1台で移動しました(ごっちゃんさん、有難うございました)。登山口までやってきたら、予想に反して既に2台の車が停まっていました。えー、白鬚岳、そんなに人気が高かったのか。準備を済ませてスタート。最初は未舗装林道で、沢を渡ってから山道に入ります。最初は沢筋で、ヤマビルも出るそうですが、この季節は大丈夫なんでしょうね。滝を見て、最後の水場を通過すると、斜面を斜行しながら急登を登っていきます。ただまあ、このくらいならありかなあと思いながら歩いていました。
途中、先行していた方(その後、ぺこぽんたさんであることが判明します)ともお会いし、この方は少し手前に駐車しておられたことがわかりました。登山口至近に停めておられたら、我々がスペース難民になっていたところでした。幸運。そして稜線に出て、ここからましになるかと思ったら、これまで以上の急登。なんとか小白鬚に到達してもやっぱり急登。しかし、山上ヶ岳や大普賢岳の稜線や、白鬚岳の勇姿も見えるようになり、テンションは上がってきます。
なんとかかんとか山頂に到着し、ぺこぽんたさんと再会し、情報交換しながら作戦会議。ここからピストンで戻るか、ショウジ山まで周回するか。周回するとさらにルートは不明瞭になるらしい(ちなみに、ここまではそれほど不明瞭というわけではありませんでした)。ひとりでも反対がいれば周回はやめるつもりでしたが、全員一致で周回にチャレンジすることになりました。なお、ぺこぽんたさんとはこの後もご一緒することとなりました。
さて、ここからは標識はなくなりますし、テープもあまりない道になります。ただ、基本的には尾根を辿っていくので、支尾根に迷い込まなければとりあえず大丈夫。でも、手練れのパーティだけに、要所要所でテープを指摘してもらったり、本当に助かりました。ただ、ここからは下るだけかと思ったら、結構えぐい登りもありました。
ようやくショウジ山に到着。ここが今日最後の山頂ですが、ここからどっちに降りるか協議。山と高原地図ではここからモノレールに沿って北に降りるルートが破線で書かれていますが、レポートではほとんどの方が西への尾根を辿っておられるようです。距離自体はモノレール沿いの方が短いとはいえ、それは急坂であることの裏返し? あまり急なところを降りるのはやめましょう、と尾根沿いに降りていくことにしました。
ただ、ここからは比較的幅のある尾根を降りる箇所も多く、一箇所うっかり大きめにルートを外してしまいました。また、斜面を降りるパートに入ってから、曲がるところをまっすぐ行ってしまい、指摘して頂いて復帰しました。本当にパーティの有り難みを実感しました。ここから下も結構な激下りで、やっとのことで林道まで下山。距離は12km前後なのに、20km歩いたくらい疲れました。なお、のさんから見せて貰った分県登山ガイドでは、この周回ルートの逆回りが紹介されていました。しかし、逆回りすると山頂も眺望もないままに急登をこなしていかなければならないので、テンション維持に難があるのではないかという気がしました。
いずれにせよ、今日はいいパーティを組むことができました。感謝。
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