◆関西鳥よ!金剛山・大和葛城山一周〜水越公衆トイレ基点・青崩道・葛木岳・ダイヤモンドトレール・水越峠・葛城高原・天狗谷道
- GPS
- 06:40
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,369m
- 下り
- 1,377m
コースタイム
10:29 セト
10:58 金剛山山頂の看板のところ 気温マイナス5度
11:23 金剛山転法輪寺
11:44 葛木神社(金剛山山頂)
12:13 一ノ鳥居
13:15 水越峠
14:43 大和葛城山山頂 気温マイナス5度
16:00 水越公衆トイレ前(登山口)
所要時間6時間40分 累積標高差±1257m 移動距離17.05km
天候 | 悲しいほどに雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
御殿場IC→東名道→御殿場JCT→新東名道→浜松いなさJCT→三ヶ日JCT→東名道→ 豊田JCT→伊勢湾岸自動車道→四日市JCT→東名阪自動車道→亀山JCT→新名神高速→ 草津JCT→名神高速→瀬田東JCT→京滋バイパス→久御山JCT→第二京阪道路→門真JCT→ 近畿道→美原JCT→南阪奈道路→葛城IC→県道30号→国道309号経由 休憩なしで9時間くらい |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・ポスト ○水越公衆トイレ前路肩 国道309号線の旧道の路肩に駐車する。お仲間の車がたくさん止まっていますので、直ぐ分かります。 当然無料、トイレは目の前。見た目、20台くらいは止められそう。 ここで車中泊しようと思ったが、傾斜が厳しいので道の駅ちはやあかさかにした。 ポストは付近に見当たらず。 ◆トイレ ○水越公衆トイレ 水越トンネルの西側出口付近から旧道へ入って直ぐ。 路肩駐車スペースの反対側。小屋型水洗式だが、紙切れ気味。 ○金剛山山頂トイレ 詳細不明 ◆危険箇所等 ○水越公衆トイレ〜青崩道〜金剛山頂 徐々に雪が増していきますが、軽アイゼンがあれば十分かと。ついでにストックもあれば、安心。 滑落を心配するような箇所はありませんでした。 平日でも登山者多数なので、トレースもがっちりついています。 ○金剛山頂〜葛木神社〜一ノ鳥居 周辺はロープウェイもある観光地なので道が交錯して、はじめての私には分かりづらかった。 最高所である場所は葛木神社の神域の中なので、立ち入り禁止です。 ○一ノ鳥居〜ダイヤモンドトレール〜水越峠 視界の開かない樹林帯が終わるとガンドガコバ林道とかいう林道歩きです。 ここも雪があっても登山道明瞭でトレース多数で迷うことはないかと思います。 ○水越峠〜大和葛城山 ほとんど、視界の開かない樹林帯の中。登山道は私有地らしいです。 山頂部は、植物が生えていないので、周囲が丸見えです。天気さえよければ。 吹きさらしなので、風があると厳しい感じ。 ○大和葛木山〜天狗谷道〜水越公衆トイレ ここまでくるともう何も見えません。もくもくと下るだけです。 そんなに急斜面というわけでもないですけど、鎖のかかった岩が一箇所ありました。 特別、難しいものでもなかったですけど。 ※見かけた登山者は50人くらい。 ◆温泉 ○リバーサイドホテル金剛乃湯 10:00-23:00 \700 第一火休 ホテル併設の日帰施設 http://www.riversidehotel.co.jp/onsen/index.html ○かもきみの湯 10:00-23:00 \500 土日祝休、日帰施設 奈良県御所市大字五百家333、0745-66-2641 http://www.kamokiminoyu.net/ ◆バッチ ○金剛山頂にある売店 登山記念バッチと、登山回数券を買うと付いてくるバッチの2種。どちらも500円。 |
写真
感想
前日の比叡山に引き続いて金剛山と大和葛城山です。一日で200名山と300名山の2座を周回します。
というわけで、お天気なんですが。おいおい、予報では晴れではなかったのか。
どういうわけだか、道の駅ちはやあかさかから見上げる金剛山の山頂部には、雪雲らしき雲がかかっている。
というわけで、道の駅ちはやあかさかなんですが。
驚いたことに、大阪府に村があったとは。大阪府は全て市街地かと思っていたので新鮮でした。
それはさておき。道の駅ちはやあかさかの場所ですが。国道沿いでもなく。
本当にこの先に道の駅があるのか? と思われるような場所にあります。
おかげで、夜間にはひっそりと静まり返っていますので、車中泊にはもってこいです。
敷地内?には、楠木正成公の生誕地の記念碑があります。せっかくだから、見ておきます。
ここ、道の駅ちはやあかさかは「日本一かわいい道の駅」だとかで。
夜に到着したときは、トイレと駐車場しか見当たらなかったのです。
どこに道の駅の建物があるのかと思っていたら、一戸建てみたいなサイズの建物に道の駅の看板がついてました。
確かに小さいです。営業しているところを見てみたかったですが、営業時間が10時からなので、あまりない後ろ髪をグイーーと引っ張られながら、道の駅をあとにしました。
さて、登山口である水越公衆トイレ前の路肩についてみますと。
すでにたくさんの路上駐車が。あいているスペースに車を止めて出発準備。
路面は、前日の雪が融けかかってシャーベット状。
地元ナンバーの車が夏タイヤでホイールスピンをさせながら、坂をあがっていきました。
頼むから私の高級軽自動車に接近するのはやめてくだされよ。
まずは、金剛山へと青崩道を登ります。登山口から雪があったので、チェーンアイゼンをつけて登るも、雪が薄くなる。
はずすのが面倒だから、そのまま雪の多そうなところに足を置きながら登る。
標高の低いお山ですから。ほとんど、視界が開きません。ちょこっとだけ視界が開けて、大阪府やらの市街地が見えたくらいです。
それでも、山頂からは何か見えることもあるだろうと、登っておりますと。
どうにも、雪が降ってくる。風も出てきて、寒いんです。
困った。真っ白けっけで何も見えない。でも、鳥類がいた。
ここでも、ピーナッツでおびき寄せて、写真を撮っている方が。
おお。私も写真撮影に混ぜてくれ。ショボくれたコンパクトデジカメの安っぽいズームの駆動音がしめやかにこだまする。うぃーうぃー。
うまく撮れない。薄暗いのでシャッタースピードが遅くなる。そして、私の人生と一緒で手ブレる。
ああ。車においてきた一眼レフが恋しい。でも、いいや。重たいし。
ここも三角点の場所がどこだかよく分からない。
とりあえず、小高そうな場所へと登ってみるも、そこは違う。
ちょこっと降りると、金剛山転法輪寺へ。売店で初回登山のバッチを500円で買う。
小さなカードみたいなのもくれて、金剛山に登ったら、それにスタンプを押してくれるらしい。
スタンプの数によって、グレードアップしたバッチとか、記念品がもらえるとか。
とりあえず、私は1回登るだけで満足でした。
で。金剛山転法輪寺ですが。ここにどう見ても肌着1枚だけで登っているオジサンがいました。
気温はマイナス5度でしたけど、関西人は寒さに強いですね。へぶるる。
さて、今度こそ三角点はどこかなと。葛木神社のあたりが臭い。
行ってみますと「三角点のある場所は神域なので入ることができません」というようなことが書いてありました。
なんでーこんちくしょー。ま、仕方ないですね。というわけで、下山です。
最初、下山口を間違えてモミジ谷のほうへ行ってしまいました。
下りはダイヤモンドトレールを通って葛城山へ行こうと思っていたのに。
何かしらの分岐まで来て、どうにもおかしいことに気づき、戻る。
一ノ鳥居を過ぎたら。もうあとは視界の開かない樹林帯の下りをひたすらに。
水越峠の車道を横切って、奈良県側に10メートルほど進むと、葛城山への登り口が。
これまた、ほとんど視界の開かない登山道をもくもくと。
途中の視界の開けた箇所からは、奈良の市街地が。
山頂が近づくにつれて雪と風が強くなり。雪の深さは脛あたりくらい。
金剛山山頂よりは、周囲が見渡せました。
下山は天狗谷道を下って、集落に出て路肩に戻りました。
ああ。実は! 無数の鳥たちを見ていたら、無性にヤキトリが食べたくなってしまいまして。
下山後に、近くのスーパーで買って食べてしまいました。それもネギマを2本も!
なんて、罪深いことをしてしまったのだろう。
哀しみを噛み締めながら心憎いほどにうますぎるヤキトリに深い感動を覚えながらも、これが生きるということなのかと、何を示唆するのか分からない思索に富んだ哲学をしながら、気が付けば私は串をしゃぶりあげていた。
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