鎌倉山〜八丁平〜峰床山〜チセロ山〜三本杉
- GPS
- 08:40
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,233m
- 下り
- 1,160m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:40
ゴール地点は花背農協前バス停です。
天候 | 晴れ/薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 10系統 - 出町柳駅前〜坊村 1050円 京都バス - 32系統 - 花背農協前〜烏丸北大路 800円 京都市営地下鉄 - 北大路〜四条 260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■坊村〜鎌倉山 坊村バス停近くの橋を渡り、少し北にある登山口から入山。 やや急な斜面を少しだけ登り、尾根に乗ります。 この先、地形図では急傾斜ですが、適度なジグザグ道となっています。 林道を越える辺りから傾斜は緩み、ぶな平を経て、植林帯では踏み跡を追うのが難しく感じるけど、特に問題はなし。 その後、基本的に道ははっきりしており、道なりに進むと、鎌倉山山頂です。 ■鎌倉山〜八丁平〜峰床山 支尾根に注意しつつ進む事になり、倒木で微妙に進行方向への注意を逸らされる箇所があるように感じます。 現在位置と進行方向の把握をきっちりとできるようにしておく必要があるでしょう。 オグロ坂峠から六尺道を下り、八丁平へ。 八丁平は周遊路を歩く形になっており、湿原内への進入は禁止されています。 周回を終えて、オグロ坂峠に戻り、尾根を辿って行くと、峰床山山頂へ至ります。 ■峰床山〜俵坂峠〜チセロ山 右側に谷を見つつ進んで行くと分岐があり、左から順に八丁平方面、フノ坂峠方面、俵坂峠方面となっているはず。 俵坂峠方面へは、地形図には表れていないけど、斜面を少し登ってから進みます。 下って行くと林道が交差しており、すぐ近くの『俵坂歩道』と記された標識の地点から山道へ進みます。 P864を経て、俵坂峠に至ります。 林道に出合って、右折。 林道を進んだ後、『こもれびの森歩道』の標識があり、ここから尾根道へ。 アップダウンのある道で、迷い込みそうな支尾根はあまりなさそうだけど、進行方向に注意しつつ進んで行くと、チセロ山山頂に到着です。 ■チセロ山〜三本杉〜大悲山口バス停 チセロ山山頂からは林道のような幅広の道で、東屋を経て、その先で林道に出合い、右折。 すぐ先に標識があり、折り返すように左折。 道なりに進んで行くと、『三本杉歩道』との標識があり、そこで左折して下りにかかります。 急斜面をジグザグに進むようなルートが設けられており、道幅が狭めのトラバース道を主に進むようなイメージなので、足元に注意して下ります。 傾斜が緩んだ辺りには杉の大木があります。 その後も注意が必要な辺りなどを経て下り終えると、沢に出合います。 程なくして、三本杉が目の前に現れます。 その先は主に未舗装の林道歩きとなり、峰定寺の参道前に至ります。 舗装路をしばらく歩いて行くと、大悲山口バス停に到着です。 今回はバスの到着まで時間があり、その先の花背農協前バス停まで歩いています。 |
写真
感想
右膝に不安が発生し、前の週は予定を変更し、近場の山へ。
軽めの山行なら問題は少なそうかなとの感触で、当初の予定通り、今回は峰床山へ。
ここ数年よりは紅葉の進みが早いようで、標高の高い辺りはピークを過ぎていそうだけど、それより下ではまだ見頃かと思われ、それに期待。
愛宕三山や大原の山を除くと、久しぶりの京都北山への山行となり、静かな高揚感を伴いつつ歩いて来ました。
臨時便が出ても立ち客が多いぐらいに朽木方面行のバスは盛況で、平で多くの人が下車した後、坊村に到着です。
準備を済ませ、大半の人の流れとは違い、安曇川の対岸へ。
水神社にて手を合わせた後、すぐ近くの登山口から入山です。
最初の急斜面を登ると尾根に乗り、いつものように登って行きます。
早くも木々の葉は多彩な色付きを見せており、目を楽しませてくれる。
ほぼ見頃と思われ、日光に照らされて輝いているのを見ているだけで幸せな気分に満たされて行く。
ただし、常緑樹との混成林となっていて、写真を撮る際にはどう切り取ると良いのかに悩まされる。
林道を横切り、引き続き色付いた木々を眺めながら歩いて行くと、ぶな平に到着です。
名前の印象と違い、ブナは少なそうだけど、木々に囲まれた場所となっており、紅葉もあるので、ここでパンを食べつつの休憩にします。
その後も色付いた木々を眺めながらなのだけど、常緑樹が相変わらず多い。
標高が上がって来ると落葉の進んでいる木が多くなり、見頃は過ぎたよう。
もう晩秋の様相で、青空の下、日光が林床まで届き、明るい雰囲気。
イワウチワやイワカガミの群生地を経て、振り返ると樹木越しに比良の山並みが見えるようになり、すぐに鎌倉山山頂に到着です。
オグロ坂峠に向けて、尾根を辿って行きます。
支尾根が多いし、倒木で進行方向が分かりにくくなっている所もあり、一定の注意が必要なのだけど、もう何回目かになるし、過去に間違えた箇所も含めて記憶されていて、ほぼ迷わなくても済む感じ。
程なくして、3人組のグループに追い付いてしまう。
じっくりと紅葉を楽しみたいので、ある程度の距離を置いて後ろを進む事にする。
緩やかな谷の源頭部やP901に寄り道しつつ歩き、オグロ坂峠に到着。
六尺道を通って南下し、八丁平へ。
八丁平は近畿では珍しい高層湿原との事だけど、外縁を歩くのみなので、湿原らしさはあまり感じられず、周囲の樹木を眺めつつ、ゆったり歩く感じでしょうか。
紅葉は見頃と思われ、様々な色合いに染まっていて、とても美しい。
ちらほらと歩いている人はいるけど、意外と少ないような。
中村乗越方面との分岐地点のベンチが空いており、ここで昼食にします。
食後、引き続き紅葉を楽しみつつ、のんびりと歩く。
久しぶりにぐるっと周回し、キツネの顔を完成させる。
六尺道を辿って引き返し、オグロ坂峠に到着。
尾根伝いで峰床山の山頂へ向かいます。
そろそろ時間管理をしっかりしておく方が良さそうなので、ペースを上げます。
ここを歩くのは久しぶりで、初めて訪れた時の事を思い出し、何だか新鮮な気分。
P895を確認するのを忘れた以外は順調に歩き、峰床山山頂に到着です。
先着の団体さんがおられ、少しだけやり取りを。
ピークハンターさんのプレートが復活しているのに気付き、心の中でガッツポーズ。
ペースを上げた分だけ余裕ができたようで、西側に広がっている展望を楽しみながら、山頂の雰囲気に浸ります。
峰定寺方面へ下山なので、歩き慣れた道を辿って行きます。
しばし歩くと林道となるのだけど、ここでも紅葉が見られるので、あまり退屈せずに済む。
写真68の地点から再び山道となり、すぐに素晴らしい紅葉に出合う。
その後も秋の京都北山らしさを感じつつ歩き、チセロ山山頂に到着です。
一帯は相変わらず荒れているけど、少しずつ和らいでいるような気もする。
山頂近くに好展望の場所があるので、そちらへ立ち寄ります。
峰床山や比良の峰々が見えており、何を考えるでもなく、ただ眺めるのみ。
いや、目の前は崖なので、「何だか落ち着かないなぁ」などと思っていました。
後は下山となり、幅広の道を辿って行きます。
東屋やP826に立ち寄り、ここからは本格的な下りとなる。
階段として整備された際の木杭が浮いていて、それを落ち葉が隠しがちとなっていて、足下に注意が必要な状態となっているので、慎重に下って行きます。
途中の大木やピークハンターさんのレアプレートは以前のままで、安堵する。
最後は少し高度感のある道となり、下り終えると小さな沢に出合う。
その先は以前と違って迂回路となっており、花脊の三本杉が視界に飛び込んで来る。
所定の場所に着いて改めて見上げると、相変わらずの存在感で鎮座しており、本当に素晴らしく、この上なく美しい。
案内板によると、右側の木が日本一の高さのよう。
下山完了となり、この先は林道歩き。
もう谷間には日は射さず、所々の紅葉も淡い色合いとなっている。
峰定寺の山門を離れた位置に見て、すぐに参道入口に到着。
BSプレミアムで放送されていた美山荘はすぐそこにあり、見に行ってみたいけど、いつも通りに遠めに眺めるだけにしておく。
川沿いの舗装路歩きとなり、山里の秋の風景を眺めつつ歩いて行きます。
対岸の斜面が崩落している所があり、まだ崩れて来そうにも見えるけど、重機が工事を行っています。
その影響で下流は水が濁っており、残念な感じ。
大悲山口バス停に到着したものの、バスの発車時刻まで時間があるので、パンを食べつつ休憩した後、さらに歩く事に。
歩いているうちに次第に暮れて行き、薄暗くなって来る。
大イチョウ前に来た時には暗くて良く分からない状態で、フラッシュ撮影した写真はさらに訳が分からない出来で、がっくり。
すっかり暗くなった中を歩き、花背農協前バス停でゴールとし、心を温かくしてくれる何かを飲みながらバスを待つ事にします。
秋の峰床山は2018年以来で、あの時は痛い目に遭い、山の厳しさの一端を思い知る事になったのです。
今回は歩き慣れたルートだけを辿っているし、天候にも恵まれ、秋の京都北山を堪能する山行となりました。
今年は年初に思い描いていたようには歩く事ができていないけど、出かけられない時期を経たのもあり、こうして山へ身を置く事ができるのを改めてありがたく思いますね。
コメント
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峰床山山頂のプレート、もう復活することはないのかな、と思っていました。11/3には、多分無かったと思います。おそらくこの10日ほどの間ですね。また行くのが楽しみです。チセロ山のプレートも復活するかもしれませんね。ところで以前は、969.9mではなく970.0mだったような..
michikusa78さんにお会いするかも知れないと思いながら、八丁平を巡っていました。
ちらほらと歩いている方はおられたけど、意外と人は少なかったように思います。
峰床山山頂のピークハンターさんのプレートの復活は嬉しかったです。
いつ頃に失われたのかは把握していないのだけど、僕が最後に確認したのが2019年4月28日で、その次に訪れた2020年1月25日には見かけていません。
改めて日付を確認すると、この間が9か月で、今回との間隔が10か月近くなので、随分と足が遠ざかっていたんだなという感じです。
標高の数値が変更されているとの事で、僕が11月8日に訪れた十方山でもそうでしたが、標高値が更新されれば、それに則してプレートも変更という流れになっているんでしょうね。
新設されても短い期間で失われてしまう場合もあるようで、そうならないように願いたいですね。
チセロ山には旧プレートが残っているようなのだけど、見つけられず、落ち込んだままの下山となりました。
まだ一帯は荒れていて落ち着かない雰囲気でもあり、希望の光となるべく、新たなプレートの設置に期待したいですね。
素晴らしい紅葉を眺めながらといいずいぶんな距離を歩かれましたね
京都バス32系統もう少し便数が多いと便利なのにといつの思います
思っていたよりも紅葉が残っており、楽しく歩かせてもらいました。
昨年の秋はあまり紅葉を楽しむ事ができなかったように思われ、それも手伝ってか、秋の山の素晴らしさを改めて実感しています。
歩く距離については、どうしても長く歩きがちなので、これぐらいになってしまうのは普通ですね。
でも、右膝に不安が発生しており、当面は抑えられる時には短めにしたいと思っていますが。
歩く距離に関して言えば、olddreamerさんも山行を再開されて早くも長い距離に挑まれているようで、頭が下がります。
先日の大台ヶ原への山行で久しぶりに両親と歩いたのですが、かなりのお疲れだったので、新型コロナウィルスの影響で家の中で過ごす時間が増えた影響はやはり大きいのだと感じていました。
ここに来ての感染の拡大など、先を見通しにくい状況だけど、適切に配慮した上で体を動かす時間を持つのは、心身両面にとって大事だと思います。
愛しの京都バス32系統。
僕の京都北山歩きには必要不可欠な存在なので、ありがたく利用させてもらっています。
山行を終えてバス停で待っている際にあのメロディが聞こえて来た時の安堵感、olddreamerさんには分かってもらえると思います。
ご指摘のように、便数がもう少しあればと思いますね。
2便目を1時間遅くし、3便目をその1時間半後、4便目を新設してその1時間半後ぐらい。
秋冬は1時間繰り上げれば、実用的になりそうな。
これを実現するためには、利用者がもっと多くなる必要があり、限りなく難しそう。
僕も今年はあまり利用できなかったですしね。
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