奥白根山 奥日光を背負って登るマイナールート
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,298m
- 下り
- 525m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
マイナールートはコース詳細はほとんどない。小屋から登山道を外れ尾根を目指すと眼前に大岩が見えてくる。かなり大きな岩に圧倒されるが実際登る高さは見た目より少ない。 ルートは正面ルンゼ状、左壁、右藪急登の3ルート 登りきるとザレた斜面を登り2400mまで上がり崩落地をトラバースする。 ゴーロのルンゼの中を慎重に登るのだが崖により過ぎると落石を受ける危険があるので注意が必要になる。 奥まで行くと深い穴があいたチムニーがある。それを高巻くように登ると山頂はすぐそこだ。 |
感想
何度か訪れ 気になっていた場所があった。
前白根山から見ると大きな薙が正面にある。地形図を見ると上までその左岸はつながっており 登れそうな気がしてくる。
実際、前白根から見てみるとラインは登攀でなくとも繋がるように見えた。
情報は、全く出てこなかった。
これは…どれだけマイナーなのだ??想像もつかない。
初登ということは さすがに今の時代ないのだろうが ここ数年は登られていないんじゃないだろうか?これは興味が沸く!撤退出来るだけの装備を持って挑んできた。
小屋でガチャ類を装備して取り付きまで行く。大きな岩に圧倒されたがやや左に巻き気味に標高を稼げる。地獄薙の押し出しあたりから取り付く。取り付きの大岩左壁が今回のルートとなる。岩の要素というよりは岩と藪の登山。振り返ると真っ逆さまにかなりの高度落ちていく。死ぬなこりゃ。私のあとに登った友人の話によるとルート長で70mくらいあったそうな。
確保なしでも十分に登れるが溶岩なので脆い。ホールド抜けに十分に気をつけて欲しい。
安全に休める場所は取り付き岩場の下、ゴーロルンゼの広場しかない。
ゴーロルンゼから山頂に至るルートももう一つある。そのまま稜をつなぐルートだ。
手立てとしては大岩を巻く。大岩を直登するのどちらかだ。大岩の基部で自信がないようなら巻くといい。大岩自体はホールドも豊富で弱点はすぐ見えるはずだ。見えないのなら巻くべきだろう。
基部の岩を登ると山頂から丸見えになるので一般登山者が間違って入ってこないようにヘルメットとハーネスの装着はお願いしたい。
心得のあるものが知ってはいるのであれば なんてことのないルートだが
そうでないものがここに入ってくると重大な事故になりかねないからだ。
マルチピッチの経験が有り、初級の沢ならば問題なく楽しんであるけるくらいの実力はほしい。撤退を考えると懸垂下降の技術も必要だ。
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