記録ID: 275229
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越
(山梨百)南尾根から篠井山、帰りは廃道ルートを御堂へ
2013年03月09日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:45
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,532m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
7:14駐車地―8:35東海自然歩道クロス8:45―9:38△910峰―10:03P996峰10:12―11:15ギャップ―12:04篠井山12:15―13:12沢(1040mくらい道標有)―14:20御堂登山口14:25―15:02駐車地
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
向田から登りに使った尾根は地図にある破線道です。道形はありますが、人が通っている感じはしません。 423m峰を越えたコルで林道にぶつかりましたので、これを進みます。(鯨野あたりから入っているのか?。) この林道は東海自然歩道と合わさり、上徳間に繋がっています。 林道途中から△590m峰に登りましたが、消失したのか見つけることができませんでした。 南尾根は東海自然歩道のクロスした所から取り付きます。 全般に道形がありルートファインディングは難しくありません。 909m△点峰までは植林の尾根です。ここを越えると自然林の尾根になります。途中から笹が出ますが、刈り払われていました。(以前登った時はうるさいやブでした。) 1216m峰先のコルはギャップになっていて非常に危険です。ここは鯨野川?を詰め上げた所です。短いですが、ギャップに降りるのにロープを使いました。降りたあとは崩れやすい土質のリッジになっていて、手足を使って通過します。渡り終えたあと崩れの右を登ります。短いですがいやらしい所です。 この個所を巻くためには西側を少し下ったあと、沢を横切り登り返せば通過できるかもしれません。 ここが終わると痩せた尾根の部分はありますがあまり危険ではありません。しかし、篠井山頂上まで意外とアップダウンが多く疲れました。 篠井山から御堂へのルートは頂上の看板には書かれていますが廃道です。分岐ポイントにある道標には赤テープでバッテン印が付いていました。 (2003年3月発行の南部町ガイドマップには奥山口、成島口、馬込口の3コースのみで、御堂口は載っていません。) 以前は登られていた御堂ルートですが、今回下ったルートは間違えてしまいましたのでルート図を参考にしないでください。 以下、概要です。 分岐からはっきりした尾根をトントンと下って行きますがすぐに尾根の分岐があります。右の方がメインの感じですが急です。左のゆるい方の尾根を下りましたが御堂とは、ずれる方向です。途中で右を見ると下りやすそうな尾根だったので、トラバースして右の尾根に乗りました。 家に帰ってから地図を詳細に見たのですが、ここは左の尾根をそのまま下るのが正解で、1250mあたりから右へと分岐すれば1040mあたりで見つかった古い登山道に出るのではないかと思います。 今回はそんなわけで右の尾根に乗ったあと急な尾根を下り、沢で行き詰ると右の尾根へとトラバース気味に乗り移ることを繰り返し、どうにか1040mあたりの沢で道標を見つけ尾根に出るものの、また沢に降りたりすることを繰り返しなんとかすっきりとした尾根の登山道に出て、やがて植林帯に入り、それでも最後はまたわからなくなるようなルートでした。 あまりお勧めしないようなルートです。 |
写真
撮影機器:
感想
2/25から3/7まで風邪にかかってしまい、健康のありがたみを充分感じました。とにかく健康でなくっちゃいけない。
そんなわけで2週間ぶりです。家族はもう一日待ったらと言いますが、待ってはいられません。高齢者にとって、動かないというのは体力の衰えにつながります。少し花粉症にもなってしまい体調は万全ではありません。マスクをつけての山登りでした。
そんな状態なので、単純な標高差は1240mですが、累積標高差は1682m(カシミール3D)、さらに道無しの所を下るという厳しい山行になってしまいました。
下る道が外れたと感じた時は難しい判断ですが、今回はロープ持参だったので何とかなるだろうという気持ちで下りました。一つのルールは沢は下らないということ。
沢に降りるような小尾根は、降りてから右の尾根にトラバース気味に登り返すことを繰り返しました。途中は木の枝を持ったり、滑り降りたり、ロープを使ったりして下りました。(御堂へは右の尾根だという地図を見ての判断から)
1040mあたりで、なんとなく見た景色だな、と思った所で道標を見つけた時には、一応のめどが付き安堵しました。しかし、これからも大変で登山口まで約一時間でしたが結構長く感じ、登山口に着いた時にはヤレヤレという感じでした。
今回は単独行、高齢者、過信とも思える道なき所の強引な下りと遭難の条件がある山行をしのいだわけですが、これがさらなる過信に繋がらないように自重してこれからの山行をしようと思っています。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1759人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
toshi-17さん、初めまして。
篠井山と御堂の文字に惹かれて、記録を拝見させていただきました。
私は、昨年、御堂からのルートで苦労して、篠井山に登りましたが、そのとき思ったのは、ここを下りで使いたくないな、ということでした。道形が無くなっているところが多かったですから、下りだと大変だったと思います。とても急ではなかったですか。
しかも登りも特殊なルートとは、さぞかし登山歴が長いのでしょう。
初めてtoshi-17さんの記録を見させていただきましたが、素晴らしい記録ばかりですね。体力も気力もすごいです。
白水山ー飛行機山ー天子ヶ岳の記録も、懐かしく読ませてもらいました。
johndoeさま
コメントありがとうございます。
昨年の記録を読ませていただきました。
確かにこのルートはわかりにくいですね。
最近は下調べもしなくて出掛けるものですから、いろいろなことになってしまいます。この記録を見ていたらもう少し慎重になり、間違えなくても済んだかなと思っています。
ワタシは出だしの所で、いったんは正規の道に入ったものの、下る方向が少しずれていると思い戻って、まっすぐな急な尾根を下ったものだから大変になったようです。
赤テープなど当然ながら皆無、沢に降りた時に見つけてホッとしました。しかし、その後も苦労しましたが・・・。
johndoeさんのレコは詳しく書かれていますので参考になります。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する