城山ー発端丈山ー沼津アルプス縦走
- GPS
- 10:10
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 2,031m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR沼津駅 |
感想
今日は、沼津アルプスを歩こうと思う。沼津アルプスだけでは少し距離が短いということで、南にある城山〜発端丈山から登ってみることにした。
大仁駅の手前で車窓から特徴的な山が見える。これが城山か。地形図の等高線がすごいことになっていて気になっていたのだが、近くで見ると迫力がある。
城山の登山口は巨大な案内板があって分かりやすい。沢沿いを登って行くと、すぐにハイキング道とロッククライミング道に別れる。上を見上げると、恐ろしい絶壁が見えた。こんな所を登れる人がいるんだから、すごいものだ。壁に張り付いている人がいないかと探すも、誰も見えず。
ハイキング道は良く整備され、危険な箇所は全くない。快適に登って、稜線から少し尾根を登ると山頂に着いた。東側を見下ろす眺めがいい。
今日はとても暖かい。Tシャツ1枚で登って来たというのに、既に汗だくだ。
発端丈山に向かう道も、とても歩きやすい。なだらかな道を気分よく歩いていると、前から巨大ザックの2人組が。どこかでテント泊したのだろうか。
発端丈山は、少し山頂が広い。頂上に大きな木が一本生えているのがいい。今日は、少し靄がかかっていて、北に富士の頭だけがボォーっと浮かび上がって見えた。
一度、北側に下山。下る途中、湾を見下ろす、とても眺めのいい場所がある。
下山して海沿いの道を歩く。登山の途中で、潮風を感じながら歩けるというのは、なかなか無いことだ。養殖場や小型の船、カモメの真っ白なお腹などを眺めて、春の陽気の中を歩いて行く。
トンネルをくぐると沼津アルプスの登山口のある多比に着いた。少し迷ってから簡易舗装の道を登って行く。道標が見つからず、きょろきょろしていると、道路上に白ペンキで「大平山↑」と書かれていた。急な道を登って行くと、登山口に着いた。
そこから稜線まで巻き気味に登って行く。稜線からは、多くのハイカーとすれ違う。
大平山で、丸太の椅子に座って昼食休憩。南側に少し眺めがあって、江浦湾が見えた。ここにも山頂に特徴的な木が1本生えている。
登山地図では、ここから東に大嵐山まで破線が延びている。道標には「奥アルプス(奥の細道)」とある。疲労の度合いで、行くか決めようと思っていたが、迷わず行くことに。
急坂を下って行くと、なかなかの悪場が続く。岩を登るためのアルミ製の梯子や、ロープが連続する。北側を巻く所は、少し危ない。そこを過ぎれば、後は道もしっかりして歩きやすくなった。
この辺り、緑が多くていい。なんという木か分からないが、様々な低木の間を進んで行く。道標には大嵐山ではなく日守山と書かれている。
最後、少し登り返すと、開けた山頂に着いた。今日は日差しに溢れた穏やかな天気で、大嵐山の名前は似合わない。日守山の呼称の方がぴったりくる。
展望所から、富士がよく見えた。三島方面の町が眼下に広がる。
ここは公園になっているようだ。小さい子供連れの親子が楽しそうにしている。芝生の上で横になってみると、涼しい風が流れて来た。とても気持ちがよく、なんだか眠くなってきた。今日は、ここで2時間くらい昼寝をして帰ろうかという気がしてくる。
しかし、30分ほどウトウトしてから、起き上がった。今日は沼津アルプスを歩きにきたのだから、ここで帰る訳には行かない。
大平山まで取って返すが、大平山への最後の登りで、疲れが出て来た。今日は、気温が高い。水の消費も増えて来た。
時折、涼しい風が吹くのに助けられて、鷲頭山に向かう。途中、岩の尾根を歩く。変化があって飽きることがない。
多比峠から登り返すと、鷲頭山に着いた。南西方面の駿河湾を見下ろす眺めがいい。少し休憩する。
ここからが、思いのほか大変だった。細かいピークが多い。しかし、時々、景色のよいポイントに飛び出すのが楽しい。富士や湾を眺めながら、先に進む。
とても多くの人とすれ違う。地元の方に、とても良く登られているようだ。午後2時を過ぎていても、まだ登ってくる人がいる。
徳倉山、横山の先の急な階段が続いて、疲れた足にキツい。日差しは弱まらず、とにかく日陰で休憩する。靴の中が熱い。
横山の先で、一度車道に降りて、残すは香貫山だけだ。山頂直下まで、車道が延びている。車道から少し山道に入ると、鉄塔の立った山頂に着いた。建物の脇に、山名標がある。
今日は暑くなりそうだと3Lの水を担いで来て、結局2Lを消費した。
沼津アルプスは、低い山ながら眺望がすばらしく、道の変化も多く、とても満喫することができた。
---(下山後)---
沼津駅で着替えてから、boneさんに教えてもらった中華料理屋「華福」に行くことに。駅から15分ほど北に行った住宅街にありました。
boneさんお勧めの青さ塩ラーメンに唐揚(2個)を付けてもらいます。店主はとても快活な親父さん。青さの香りが良く、スープがとても美味い。疲れた体に染み渡る感じのスープで、最後の一滴までおいしく頂きました。超巨大な唐揚げも、とてもおいしい。
今日は、いろんな意味で大満足の山行でした。
コメント
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お疲れさまでした。まさか、城山から歩いちゃうなんて、間違いなく健脚だよ。
デカイザックの人は天泊でクライミングに来た人かも。
まだ行った事ないんだけど、鷲頭山にも城山に負けない位オールジャンルのクライミングルートが揃っているらしいです。
華福疲れた身体に最高だったでしょ?
boneさん、こんばんは。
距離的には、先々週の奥武蔵よりも短かったんですが、気温が高かったこともあって、遥かに疲れました。
沼津アルプスは、急な坂が多くてなかなか大変でした。何故か、2日経っても筋肉痛が残ってます。
鷲頭山には、クライミングの難しいルートもあるようですね。簡単なルートでも怖くて行けないですが...
華福はとても良かったです。無理矢理、沼津に寄る理由を考えてでも、また行きたいです。
華福を気に入ってくれて良かったです。
今度沼津に来る時は愛鷹山の時かな? 愛鷹山は一応、連邦なのでバリエーション次第では何度でも楽しめる山です。
今度のその時はノーマル醤油ラーメンを食べてみて下さい。
追伸 文章が本当に上手でとても魅力的に読みやすいです。
橋丈太郎なんかよりも凄く良い文章に思います。
愛鷹山は、怖い思い出のある山です。4年程前に登ったんですが、位牌岳〜鋸岳の区間、痩せた岩場が続いて、落ちるんじゃないかと震え上がったのを思い出しました。
南アルプスの鋸岳よりも怖かった記憶があります。
愛鷹山も、また行きたくなってきました。
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