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Yamareco

記録ID: 276370
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越

バリエーション・島の谷山〜野熊の池〜恵那山

2013年03月10日(日) ~ 2013年03月11日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.6km
登り
1,726m
下り
1,707m

コースタイム

3/10(日)
月川温泉6:30〜尾根取り付き6:45〜△1296/8:30〜・1405/10:00〜・1561/11:00
〜1600m付近12:30テント待機〜幕営

3/11(月)
1600m付近幕営地6:30〜1700m付近好展望地7:00〜△1805(島の谷山)8:00〜8:40
〜・1784/9:30〜・1761(野熊山?)10:30〜野熊の池11:00〜・1733昼飯12:00〜
・1992/13:00〜恵那山山頂14:00〜・2071(広河原コース分岐)14:20〜・1864/15:00〜
・1761/15:45〜広河原登山口16:20〜車17:45
天候 3/10(日)曇りのちガス・昼から雨のち霙のち晴れ

3/11(月)終日快晴・ほぼ無風
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
R153昼神〜園原〜月川
コース状況/
危険箇所等
●月川温泉〜島の谷山
取り付き付近は前回(2ヶ月前)に比べ雪も無くスムーズに・・
△1296手前からシャーベット状の雪が、・・・カンジキをつけるものの、
埋まるとこは膝位・・
・1561付近から尾根も複雑になりヤブ・2重・3重の稜線に、
13時頃、天候・視界不良になりテントで待機、
テントを張ると直ちに予報通り大粒の雨になる。3時頃から雨は霙・雪に変わり、
5時頃には回復、風・冷え込みが厳しくなった。

翌朝、快晴・視界も良好・・雪も好く締まり沈むことは無い、
1700m辺りで樹林を抜け視界が開ける。
△1805(島の谷山)までは複雑な尾根だが、気分のよいところ、
視界が利かないときはヤバイかも・・

●島の谷山〜野熊の池
島の谷山は恩田大川入山からの縦走路の合流点、
ここも地形が複雑で、同じような高さのピークが3ヶ所ほどある。
縦走路に入ると樹林帯・疎林帯・・痩せ尾根・・・ヤブ・・・
視界がよければ行く手を確認できるが、
ピークの度に蛇行する尾根、視界不良の時は要注意、
雪は北斜面はカンジキの爪が刺さらない位硬いけど、
日当たりの好い南斜面はシャーベット状態、沈む事は殆ど無い。

●野熊の池〜恵那山
野熊の池〜・1878の尾根までは広大なカラマツ樹林。
登山道にもなっていてピンクテープもあるけど、方向定めて好き勝手に歩く感じ、
カラマツ林を抜けて・1992までは雪庇の上を行く、眺望は抜群。
樹林帯の急登を行くと・2071で広河原コースと合流、
暫く平らな尾根の後再び樹林の登りを過ぎて開けると恵那山山頂、

●恵那山〜広河原
一般コースなので、印もあるけど、・2071の分岐、・1716を過ぎてからの広い斜面の下り、その先の九十九折れの急降下辺りは雪で道も埋まってるので要注意、
最後の急斜面はツボ足で登った人の踏み抜きで道はボコボコ・・・
至るとこに落とし穴状態・・北斜面でカチカチなのでアイゼンに履き替えた。

阿智村グラウンドの駐車場に止めさせてもらう。
阿智村グラウンドの駐車場に止めさせてもらう。
正面奥に見える辺りが野熊の池辺りかな・・
かなり遠い。
正面奥に見える辺りが野熊の池辺りかな・・
かなり遠い。
取り付いて振り返る。
前回は真っ白だった・・
取り付いて振り返る。
前回は真っ白だった・・
遠くに恵那山・・
今日の天気はいまいち。
遠くに恵那山・・
今日の天気はいまいち。
1時間ぐらい登ると雪が・・
1時間ぐらい登ると雪が・・
重い雪、深いところは膝まで埋まるのでカンジキに・・
重い雪、深いところは膝まで埋まるのでカンジキに・・
△1296手前の平らなピーク
印は前回僕が付けたもの
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△1296手前の平らなピーク
印は前回僕が付けたもの
2ヶ月前の僕のラッセル跡・・
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2ヶ月前の僕のラッセル跡・・
相変わらずよく埋まります。
相変わらずよく埋まります。
・1561です。
ガスってきました。
この先で尾根はクランク状に・・・
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・1561です。
ガスってきました。
この先で尾根はクランク状に・・・
13:00・・・
・1631付近、複雑な地形に視界不良・・
おとなしくテントで待機
この後雨から霙に・・
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13:00・・・
・1631付近、複雑な地形に視界不良・・
おとなしくテントで待機
この後雨から霙に・・
ラジオ・携帯・・共によく入ります
ラジオ・携帯・・共によく入ります
17:00視界もスッキリ・・青空も・・・
明日は期待できるぞ
17:00視界もスッキリ・・青空も・・・
明日は期待できるぞ
翌朝、快晴
久しぶりに冷え込んだ朝です。
雪はカチカチ
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翌朝、快晴
久しぶりに冷え込んだ朝です。
雪はカチカチ
昨日は全く見えなかったけど、
朝日を浴びる恵那山。
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昨日は全く見えなかったけど、
朝日を浴びる恵那山。
朝日も差して雪も好い状態・・・
テンション↑
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朝日も差して雪も好い状態・・・
テンション↑
縦走路も見えてきました
縦走路も見えてきました
←の続き・・恵那山
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←の続き・・恵那山
←の続き・・・富士見台と御岳
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←の続き・・・富士見台と御岳
←の続き・・・ちょっとだけ中央アルプス
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←の続き・・・ちょっとだけ中央アルプス
ガレの縁
視界が開けてきました
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視界が開けてきました
目の前に恩田大川入山
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目の前に恩田大川入山
その隣、島の谷山(・1805)
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その隣、島の谷山(・1805)
いよいよ縦走路に・・
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いよいよ縦走路に・・
恵那山・・まだ遠い・・・
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恵那山・・まだ遠い・・・
御岳もクッキリ
富士見台の向こうに
御岳・乗鞍・・穂高かな・・・
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富士見台の向こうに
御岳・乗鞍・・穂高かな・・・
恩田大川入山までは前回来たので、
恩田大川入山までは前回来たので、
島の谷山へ・・
ここからは眺望抜群
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ここからは眺望抜群
だけど複雑な地形
だけど複雑な地形
ガスった時は・・
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ガスった時は・・
要注意かも・・・
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要注意かも・・・
波の様な雪庇・・
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波の様な雪庇・・
その上に出ると・・・
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その上に出ると・・・
振り返るとこんな感じの地形
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振り返るとこんな感じの地形
これを登ると△1805島の谷山。
縦走路に合流
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これを登ると△1805島の谷山。
縦走路に合流
同じ高さのピークが3箇所あって、
ここも複雑な地形
どうもあの先が頂の様
同じ高さのピークが3箇所あって、
ここも複雑な地形
どうもあの先が頂の様
少し西のピーク・・・
これは西に下りてる様なので
やっぱり戻って、
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少し西のピーク・・・
これは西に下りてる様なので
やっぱり戻って、
後ろは恩田大川入山
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後ろは恩田大川入山
恩田大川入山から西に伸びる尾根
恩田大川入山から西に伸びる尾根
その先に鯉子山
更にその先は焼山
更にその先は焼山
正面に恵那山、
無事縦走路に乗れました。
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正面に恵那山、
無事縦走路に乗れました。
中央アルプス
南アルプス
・1784です
振り返ると恩田大川入山の向こうに大川入山
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振り返ると恩田大川入山の向こうに大川入山
あのヤブ斜面、サルの群れが・・
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あのヤブ斜面、サルの群れが・・
こんなところもあります
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こんなところもあります
落ちたら行っちゃいますね・・
落ちたら行っちゃいますね・・
昨日登って来た尾根の向こうに南アルプス
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昨日登って来た尾根の向こうに南アルプス
段々近くなってきました
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段々近くなってきました
島の谷山を振り返る。
複雑な地形の感じが・・・・178
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島の谷山を振り返る。
複雑な地形の感じが・・・・178
・1784のひとつ先のピーク
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・1784のひとつ先のピーク
あともうひとつ・1781を越えれば野熊の池
右端のガレの上辺り
あともうひとつ・1781を越えれば野熊の池
右端のガレの上辺り
・1781を越えると穏やかなダケカンバの尾根
野熊谷・・って言うのでしょうか・・
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・1781を越えると穏やかなダケカンバの尾根
野熊谷・・って言うのでしょうか・・
境界線はあの笹ヤブを直登・・
ヤブ漕ぎは嫌いじゃないけど、
流石にあれはちょっと無理・・
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境界線はあの笹ヤブを直登・・
ヤブ漕ぎは嫌いじゃないけど、
流石にあれはちょっと無理・・
おとなしく野熊の池経由で・・
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おとなしく野熊の池経由で・・
野熊の池
避難小屋はこの先かな・・・
下りだしたのでパス
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避難小屋はこの先かな・・・
下りだしたのでパス
ここらでお昼・・
上着と手袋は誤って池に落としたので・・
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ここらでお昼・・
上着と手袋は誤って池に落としたので・・
腹も膨れたので先へ・・
広大なカラマツ林を行きます。
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腹も膨れたので先へ・・
広大なカラマツ林を行きます。
やっと抜けて・1876から来る尾根に・・
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やっと抜けて・1876から来る尾根に・・
振り返るとこんな感じ・・
疲れも吹っ飛ぶ眺め・・・
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振り返るとこんな感じ・・
疲れも吹っ飛ぶ眺め・・・
・1876から・1992までは雪庇の尾根を・・
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・1876から・1992までは雪庇の尾根を・・
野熊の池〜の広大なカラマツ林と
その先に昨日登って来た尾根
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野熊の池〜の広大なカラマツ林と
その先に昨日登って来た尾根
その先は島の谷山と恩田大川入山・大川入山
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その先は島の谷山と恩田大川入山・大川入山
・1992です
・1992から・・・恩田大川入山
もう向こうより高いです
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・1992から・・・恩田大川入山
もう向こうより高いです
恵那山も目と鼻の先
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恵那山も目と鼻の先
・2071と帰りに降りる広河原コース
・2071と帰りに降りる広河原コース
富士見台・中央アルプス
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富士見台・中央アルプス
・2071への登りは樹林の中、きつかった・・
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・2071への登りは樹林の中、きつかった・・
・2071から振り返る
・2071から振り返る
3年ぶりの恵那山山頂
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3年ぶりの恵那山山頂
山頂標識・・・殆ど埋まってます
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山頂標識・・・殆ど埋まってます
これじゃ山の神様も冬眠中かな・・
無事到着に感謝のお参り・・・
これじゃ山の神様も冬眠中かな・・
無事到着に感謝のお参り・・・
気持ちは嬉しいけど・・
これくらい登ってもあまり変わりないような・・・
もう少し先に最高点があるけど、今日はここらでもどります。
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気持ちは嬉しいけど・・
これくらい登ってもあまり変わりないような・・・
もう少し先に最高点があるけど、今日はここらでもどります。
帰りは広河原コースで・・・
何処までも続く雪庇ロード
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帰りは広河原コースで・・・
何処までも続く雪庇ロード
神坂コースの尾根の向こうに御岳
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神坂コースの尾根の向こうに御岳
雪庇ロードの先は富士見台・中央アルプス
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雪庇ロードの先は富士見台・中央アルプス
達人尾根!?
亀裂の入った雪庇
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亀裂の入った雪庇
落ちたら!?雪崩になるのかな・・
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落ちたら!?雪崩になるのかな・・
波の様な・・
あの白いとこまで降ります・・・
まだ大分先
あの白いとこまで降ります・・・
まだ大分先
まだまだ続く雪庇ロード・・
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まだまだ続く雪庇ロード・・
その横はダケカンバ並木
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その横はダケカンバ並木
・1716が見えてきました
そろそろこの眺めも見納め
・1716が見えてきました
そろそろこの眺めも見納め
恵那山もこれでお別れ・・
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恵那山もこれでお別れ・・
ツボ足さんの踏み抜きで道はボコボコ・・
ツボ足さんの踏み抜きで道はボコボコ・・
これは派手にやりましたね・・・
底が見えない・・
これは派手にやりましたね・・・
底が見えない・・
最後の急斜面はアイゼンに
最後の急斜面はアイゼンに
雪崩の痕・・
林道が見えてきました
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林道が見えてきました
橋を渡って
無事下山
ここから5kmの林道歩き・・
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無事下山
ここから5kmの林道歩き・・
おっと誰の差し入れか・・・
長い林道歩きのお供
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おっと誰の差し入れか・・・
長い林道歩きのお供
行きの尾根が見えてきました
行きの尾根が見えてきました
春の花桃・・・楽しみですね!
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春の花桃・・・楽しみですね!
ただいま・・・

最後までありがとうございました。
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ただいま・・・

最後までありがとうございました。

感想

2ヶ月ぶりの再チャレンジ、
前回は降りたての深雪の前に、僅か最初の△1296にも届かず敗退。
雪は沈んだものの、前半は相変わらずよく埋まった。

初日は予報でも承知してたけど、昼から複雑に入り組んだ地形で視界不良となり、
テントを張ると同時に雨、のちに霙・・・
こんな時はやっぱり下手に動かなくて正解だった。

夕方からは晴れ、翌日は最高の山日和となった。

このところ暖かい日が続いたので雪の状態も心配だったけど、
稜線に出てからは前回の大川入山〜恩田大川入山の時と然程変わってないように思った。
でも流石に日当たりのよい南斜面は日が昇ってからはシャーベット状態だった。

2度目にして最高の条件で好い山行きになったけど、
やっぱり状況にあった無理の無い行動と、万全の準備は大切だと改めて思った。

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