谷川岳は魔の山〜それって過去の話ではない(山岳事故)
- GPS
- 02:51
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 870m
- 下り
- 1,429m
コースタイム
↓
熊穴避難小屋 10:45
↓
トマの耳(1963m)11:41〜11:51
↓
オキの耳(1977m)11:58〜12:06
↓
トマの耳 12:35
↓
熊穴避難小屋 12:45
↓
ロープウェー土合口駅 12:59
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歩いた距離 9.2km 行動時間2時間51分
天候 | 晴れ 山頂でも10mくらいの風・・暖かく絶好のコンディション |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
★装備 山スキー coomback(K2) TLTラジカル シールは使わずスキーは担ぎ上げた 12爪アイゼンは持って行ったが使わず。 ピッケルは持っていかなかった 危険個所はないように見えたが雪庇の崩落は予想できないので注意必要。 |
写真
感想
☆toitoiさんの報告によりデブリに押し出された1人を含め全員救助との連絡がありました。 全員無事でほっとしました。
登山歴10年にして、とうとう事故現場を目撃してしまいました。
それも雪庇の崩落。
山頂にようやく着いた。その瞬間です。
オキの耳(1977m)を目にしたところ巨大な雪庇が崩落 オキの耳の山頂にいた人は逃げ、雪庇の下にいた人は気がついた様子はなく逃げることもできず2〜3人が巻き込まれたように見えた。
なぜあんな所に人が・・ はじめは理解できなかったが、東尾根(バリルート)にトレースが付いており、そこから登ってきた人のように思われます。
僕はトマの耳で騒いだが周りの人は全く気が付かず 何何?? の状態です。
雪庇が崩れると大きな音がすると思ったらほとんど聞こえません。
2〜3人が巻き込まれたようで暫くしたら2人が這い出てきてトマの耳の人もようやく意味が理解できたようで数人がスコップを片手にオキの耳へ出掛けて行った。
しかし現場は急峻な崖で行ってみると素人には手が出せる範疇ではなく茫然と眺めているだけ・・。
単なる野次馬と化してしまった(すみません)
這い出た人は必死に救助要請をしていますが、詳細を聞くために延々と事情を聞かれます。 「とにかくヘリで来てくれ!!」ではダメなんですね。
咄嗟に逃げた人に話を聞けましたが、上から見ていると今にも雪庇が崩れそうだったということです。 下からでは全く分からないと思います。
救助要請に際して説明している内容はチョッとここでは書けませんが、3人のはずが2人しかいません。
もう少しで、あと10mで谷川岳山頂というころでまさかの雪庇の崩落。そして直撃。無念としか思えません。
衝撃的でしたが、意外にも目撃していないとクールな対応なのですね。 確かに素人は救助要請しかできませんし。。。
山スキーに行ったつもりでしたが、何だがヘコんだ気分で気分で帰ってきました。
谷川岳の山滑走は2度目です。
山頂直下こそ山スキーらしかったですが、尾根は滑りにくく、そして熊穴沢に入ると重パウダーかと思ったらクラストした斜面でした。
ターンも決められず斜滑降・・ こんなものです。
山歴が長くなると僕もそうですが、だんだんと刺激を求めてバリルートに入り込みます。しかし、爽快感と危険とが紙一重では何のための登山かとなってしまいます。 安全登山でこれからも登りたいです。
(滑落した人のその後)群馬県谷川岳遭難防止条例で危険地区に指定されている谷川岳東尾根を登ったようですが、無届登山のようで書類送検されたようす。
http://www.yamakei-online.com/mt_info/info_detail.php?info_id=1010
inoyasuさん、はじめまして。
mikipomと申します。
私も同じ日、1時間くらい前にオキノ耳に立ちました。
自分たちの撮った写真とinoyasuさんの撮った写真を比較して、あったはずの雪庇がなくなっていたので、びっくりしました!
怖いです〜
ロープウェー駅に着き、アイゼンを外しているときに
ヘリの音を聞きました。かなり低空を飛んでいたので、遭難事故でもあったのか、と気になっていました。
それにしても、目撃されたとは!
いや、それは凹みますよ
お疲れ様でした。
mikipomさん こんにちは。
雪庇の崩落は怖いですね。 僕もチョッと甘く見ていました・・。
それより音がしないのには驚きました。
5〜6人がトマの耳にいましたが、誰もが気が付つきませんでした。それに新雪ではないので雪煙もあがりませんでした。
たぶん雪庇が崩壊した雪崩とかは直前まで分からないのでしょうね。
山スキーによく行くのですが、雪崩にあったらビーコンがなかったら捜索のしようがないのかな〜 と思ってしまいました。
これを機に購入を考えるしかなさそうです。
photogさんの写真と比較すると分かりやすいですね 4mくらいの雪庇でしょうか。
安全登山で!
私もこの時谷川岳に登っていて、事故の現場は見ていませんが、大騒ぎになっていましたね。
帰りのロープウェイで救助にきた山岳警備隊の方とお話したのですが、3名のうち2名は稜線に復帰、1名は沢まで下りてヘリで救出とのことで、大事に至らなかったとお聞きしました。大きな事故にならなかったので、報道に取り上げられるかどうかわからないとのことでした。
雪庇には気をつけろ、という話はよく聞きますが、身の引き締まる思いでしたね。
toitoiさん 結果報告ありがとうございます。
ヘリで救出されたということで、ホッとしました。
オキの耳に復帰した2人は確認できましたが、もう一人はデブリに押し流されて下まで落ちて行ったと救出要請の電話から聞き取れました。
山頂からは姿は確認できませんし、どうなったかと思っていました。
さすが山岳警備隊ですね そしてヘリの威力を感じました。
ありがとうございました。
はじめまして。
雪庇崩落のとき、オキの耳(山頂)にいたものです。
安全な場所に立ってたものの、突然のことでかなりビックリしました。
あと1歩前に出てたら自分も落ちてたと思うと・・・
流された方の安否が気になってましたが、こちらでご無事とのニュースを知って安心しました!よかったです。
雪山、始めたばかりで楽しさしか知らなかったのですが今回の事故で、雪山の怖さを身近に感じました。
ayahanaさん はじめまして。
僕も雪庇が崩落したのをみたのも初めてですし、下に人がいるなんて思わなかったですね。
今回は奇跡的に無事で済んだからよかったですが、一歩間違えば大惨事
本当に全員無事でよかったです。
オキの耳の人たちもトマから見ていて逃げたのがよーく見えましたよ。
逃げ足が早いに越したことないですね。
無理せず雪山にどんどん行ってください(安全登山でね )
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