鳥海山ー万助小屋ー
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,503m
- 下り
- 1,483m
コースタイム
17日(日)起床:00−出発4:50ー小屋周辺散策ー万助小屋出発13:20−渡戸14:02−駐車場15:25
天候 | 16日曇り 17日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林内は赤テープで誘導できるがガスられると見失い易いのであてにしないほうがいい。万助小屋(1000m)まではスノーシュウまたはワカンで可能である。しかしそれ以上はピッケル,アイゼン着用。 |
写真
感想
3月16日(土),早朝朝焼けの晴天で観天望気ではいい前兆ではないが風はない。常世宅8時30分集合・出発。白井新田臂曲の最後の民家前から歩き出す。実さんはスキー,田辺さんはワカン,城下さんと私はスノーシュー。団体食料と常世さんからいただいた缶ビールなどを分担したら二十数キロだろうか肩にドシンとくる感じである。でも実さんは私たちの倍近くを背負っている。「背負えばなんとかなる」と彼は言うが献身的な行為に感謝したい。
登山口で腹ごしらえをして杉林を通り赤テープと山スキーの滑走跡が誘導してくれる。しかし晴れているから利用できるがガスったり一度見失うと時間がかかってしまう。だいたい他人の付けたものは当てにしないほうがいい。実さんと城下さんがGPSを持っているので心強い。杉林を抜けると楢枯れが混じった樹林となり,渡戸手前からブナ林になる。スノーシューに難敵な大きな急斜面はない。他の方々は数十メートル先に進んでいる。肩に食い込む痛さに耐えながらそして心拍数を上げないよう黙々下を向いて歩く。顔を上げたら私との距離をあまりあけないように停滞してくれていた。730m付近になるとガスってきて950m付近では完全に濃いガスとなり頭上で強い雷鳴がとどろく。この季節,落雷で命を落としたことは聞いたことがない。1000m付近の万助小屋までもうすぐなのに,と気が焦る。しばらくして右方向に大きく曲がったら赤いトタン屋根がわずかに顔を出している。2階窓の出入れ口前の雪が掘られていた。1階に降りて身支度を整え,雪塊をバケツにとってきて夕食準備にかかる。小屋全体雪に埋もれているので室温は4℃。まずはビールで乾杯。田辺さん持参の暖かいなめこ汁,名シェフ実さんの手料理(サラダ,豚汁と焼き餅,ウドの味噌あじ等)酒,ワインどれも疲れた体を癒してくれる。新会員・城下さんの豊富な山談義を酒肴に酔いもまわり7時すぎ寝袋に入る。
3月17日(日),6時起きて外に出たら快晴。純白の笙ガ岳が朝日に輝く。朝食はうどん。室内を整理整頓して8時前に出発。ここからはアイゼン歩行。私は万助小屋までだろうと思い込み持ってこなかった。1050m付近までスノーシューの爪で登ったがそれ以上は無理だった。キックステップでも行けたかもしれないがピッケルもないので小屋で待機することにした。(このレポートを書いているうち悔しさがつのってくる)小屋に戻ってから周囲の小高いところを散策したり写真撮りで時間を過ごす。
ここからは田辺さんの記録になります。(時間経過は後述)登って1時間後1360mで休憩をとり,9時30分1550m付近に着き月山森に二人の山スキーヤーが立っているのが見えた。そのあと鍋森の西側を通り雪で埋まった鳥海湖を眺め,外輪と新山を遠望しながら御浜小屋に到着した。10分くらい休んで下山し12時25分万助小屋に着く。すぐラーメンで昼食を摂る。
帰り,トレースもはっきり残っている。荷は軽く気分も軽くなった。不思議に思ったのは動物の足跡がほとんど見かけない。この時期でもエサがないことを知っているからだろうか。標高320m付近から杉林に入り込み登山口より約300m下の林道に着いた。車の側で実さんが湯を沸かし待っていた。八森温泉ゆりんこに入浴して帰路につく。
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