雪洞構築 快晴だった春の谷川岳
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 669m
- 下り
- 669m
コースタイム
2日目 ビバーク地点 7:30− オキの耳 9:30 − ビバーク地点 − 山頂駅 12:00
天候 | 二日とも快晴 ただし夜は冬に逆戻りのホワイトアウト |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ロープウェイ駅は屋根付き1日1000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
みなさんが、かかれているので省略します。 が 一つだけ 天神尾根は広い尾根です。 ホワイトアウトになると尾根を間違って降りる危険性があります。 わかっておられる方々は赤旗を持っていました。 ちゃんと装備しておく方が安心です。 あとは、雪庇があちらこちらでみられトレースを外すなら気をつけてください。 人がたくさんいて安心と思いきや 雪山の最低限の装備と技術は必要です。 腐れ雪で歩きにくいです。 |
写真
感想
今回は某岳連の講習の最終回 雪洞構築でした。
(雪洞構築)
雪洞をどんな斜面に掘ったらいいのか。どのように構築するのかは全く分からない中やってみてなるほどなぁと思う点がたくさんありました。(^^)
今回は、緊急ビバーク用ではなくどちらかというと計画ビバーク対応の雪洞で6人が中でゆっくり寝れるものを作ることに
時間は、約4時間を要しました。あつかったです。汗だくでした・・・ビニ手必携です。
雪洞タイプ的にも 入口が広いもの・・自分たちのように入口を狭くするもの いろんなやり方があるようでした。ビバーク用はまた違うものになります。
もし天気が悪いようなら開口部は広く設定し後でブロックや埋め戻しするのも手だなと思いました。
入口はツェルト等でふさぎます。
最初のうちはスコップで掘れるのですが 途中から硬くなるのでスノーソーの出番。イメージとしてはブロック状にして切り出したいのですができない場合は四角に刃を入れ斜めに刃を入れて升状にして取り出す。
かたい雪は取り出すのはつらいが雪は解けず天井も下がりにくくて良いのでがんばれば朝まで安心して寝れます。
入口にはステップを掘っておけば靴を脱ぐのも楽だし、わかんもアイゼンも置くことができて便利。そしてなにより二酸化炭素をそこにためることができるので洞内の呼吸確保のために大切でした。
雪洞は高さもそこそこ必要。あとは定番キャンドルラックも作っておくと便利。そしておシェレです。ビールも冷やしやすい。この日は、ワイン、バーボン、ビールなど盛りだくさんでした。
時々、入口の雪をどけてやらないと外にでれなくなってしまうので、スコップで作業が必要。今回は夜に外は完全にホワイトアウト・厳冬期モードだったので 2,3回は必要だった。
時々洞内で垂れてくる水滴はこっふぇるでまるごととってやればOK。
洞内は暖かいと思いきやあったまらない(テントみたいには)。
銀マットとスリーピングマットは必須。
思ったよりイゴゴチがよかったのが本音。テントより風の影響を受けないので外でビュービュー状態なのに宴会を楽しめました。
(食事)
みんなで珍しいつまみをもちよりました。
カリフラワーのピクルス、にんにくのボイル焼き、給食ナンバーワンメニューの豆の焼き物、オランダのチーズにスペインのアヒージョ・・・バケットはあまると思ったのですが大人気であっという間になくなりました。
みんなで珍しいつまみをつまみながら山の話をするのは楽しかったです
メインはおでん・・食べきれないと言っていたのに無くなりました(笑
翌朝は乾麺のどんべえ・・・これがうまかったです。今後使えると思いました。
生めんは煮汁が粉だらけになるので乾麺生タイプはもしかしたら理想かもです。
(登頂)
天神尾根は広いところもあり 間違えて違う尾根に下降することもあります。
赤旗、GPS等ある方がいいと思います。
現に肩の小屋からおりるところは山頂駅へは左に向かいますが何も考えずに、もしくはホワイトアウトの場合右側の尾根に誘導される危険があります。
注意した方がいいです。現に1日目16:00以降は天気は荒れました。
最近はゆるゆるが続きますが、今年は基礎をしっかり復習でき、目からうろこ的に知らなかったことなどが知れて本当によかったです。
たくさんの経験者の先輩方にもお会いしアドバイスをいただき
ガツガツ登る山から少しだけ漸進できたかなとおもいます。
来期に向けてまた勉強し謙虚に山に向き合いたいです。
やらなければいけないことはたくさんあるもんですね。
全然できてない(T_T)
そうそう新アイテムのレビューはまた日記で書きます。
天気よかったからかまさかのサプライズ遭遇もありました。
1日目は マエトモさん、ミキポンさん、フォットグさんに
2日目は ケンガミネさん ロクさんにお会いしました。
たぶん他にも何人かのユーザーさんに会ったと思います。
不思議な縁ですね。みなさん 晴れやかで爽快な顔で山行を楽しまれてるのが印象的でした。お会いできてよかったです。
春山も皆さんご安全に
おわり
追記
小さかった頃、一の倉沢のバットレスの怖い話をきかされこんなとこにいくことはないだろうと思っていた自分が谷川山塊にいるのがなんとも不思議な感じでした。
思ったのは本当にきれいな山だったということ、そして一時代この難しい山に多くの方がチャレンジされたのはやはりこの山のひきつける魅力だったのでしょうか。
谷川は2000mクラスの山ですが山容は見事、何度も訪れたくなる山でした。
そして雪深く雪質も長野あたりとは違う印象を受けました。
ゆっくり準備をしてバリはまだまだいけないので縦走してみたいなと思いました。
まさか土合駅でステビバしているとは思いもしませんでした
こちらは3時頃到着して、その後トイレに行った際に駅舎内で何人もの人がゴロンと横になっているのを確認
あの中にメタさんがいたなんて〜
土曜の夕方、下界は雨で山はどうなのかと思っていましたがやっぱり荒れていたんですね。
雪洞掘りもロープワーク同様、定期的にやらないと忘れてしまいそうですね
こんばんは。
興味深々で見ています。
第一印象、楽しそうでしたね。
雪洞を構築して、その上に何らかのマットを敷き、カバーを装備したシュラフ(シェラフ×)に寝るわけですね?
カバーは水滴あるいは結氷が生じますか?
6人で2m×3mぐらいの広さなんですか?
あと、トイレは埋めていくのでしょうけど、堀った雪洞は、埋め戻す?そのままなんでしょうか?
雪洞作りはやっぱりしんどそうですね・・・
詳しく説明してくれて参考になります!
土曜の夜はやっぱり天気悪くなりましたか。
でも日中は2日間とも快晴でお互い良い山行になりましたね
食べまくったのに、最後に二郎。
私も夜はジロりに行こうと思ったのに、あのオムカレー食べたらムリでした・・・
見習わないといけないですね。
メタさん、さすがです!!笑
メタさん、こんばんは!
レコ、とても興味深く拝見しましたー!
日中は天気がよく、いいなーとただうらやましく見ていたのですが、夜は吹雪いたんですね
いや〜雪山って緊張しますー
詳しいレコ、とっても勉強になりました。
いつか私もトライしてみたいですが、
それ以前にやることが多くて
メタさんに久しぶりにお会いできてとっても嬉しかったです
いつかご一緒させてください
metaさん、こんばんは!
雪洞を作って寝る!凄い講習会ですね
4時間労働の力作、安眠は出来ましたか?
まあ、あれだけストックされた
私はチキンなので、天井がいつ崩れるかを考え眠れそうもありません
絶景の中の講習会と宴会
大勢で雪洞ってのも楽しそうですね。
ビバーク用というよりは宴会用の穴ですね〜〜
掘って掘って食べまくり
そしてピーカンの稜線。
うらやましい限りです。
私もなんかイベント的なことやってみたくなった
自分はじつは車で寝てました。どうもケンサンの車に似てるなぁと寝ぼけてみてたらステッカーで確認できましたよ。白毛門にいってるのは予想外でしたが天気は二日とも行動時間は快晴に恵まれてよかったですね。
夜はそれはそれは谷川岳って感じでしたよ(^_^)
雪洞は一年に一回やっといた方がいい感じですね。
谷川なら雪もアプローチも楽だからがっつりできそうです。
久しぶりにお会いしましたね。鍋割以来でしょうか。
雪洞は広さは6人分なので横はもっとあったような気がします。
縦2m横4m・・・高さが150cmくらい最初はあったような。奥に掘り進めると硬くて時間がかかりますが水滴がたれる不快感を考えたら頑張った方がいいです。
ちなみに一番下には新聞をマットの滑り止めがわりにつかったほうがいいみたいですよ。
雪洞は斜面にほるので基本ふさがないみたいです。次の日には入口がふさがっちゃうみたいです。
楽しかったです。毎回するって感じにはならなかったんですが(笑)
雪洞は一年に一回くらいはほっといた方がよさそうです。
あとはそれと一緒に自分用の緊急ビバーク用の訓練のための小さな雪洞の掘り方も。
今回の谷川の天気をみても天気の急変は大いにありうることを学びましたので
二郎たべてしまいました。汁無しとすごくなやんだんですが
今度時間あったら、藤沢店いってみてください。
なんか味がうすくなったような・・・
こっちのコンディションの問題なのかな
ほんとにお久しぶりでしたね。
フォットグさんとともに厳しい訓練をされているようで
宴会登山ばかりしとる自分はちょっと恥ずかしいです。
雪山 スタートですか(^_^)
緊張感もって登るのはすごい大切な要素だと思います。
その分景色がきれいで夏とはまた違う顔が見えたりして最高だったりしますよね。
お互いに、安全に登山するために良い準備と装備で行きましょう。
経験あるお二人ですから、直感的に危なそうなら気づいたりしそうですが(笑)
機会がありましたらぜひ
雪洞構築 なかなか楽しかったです。
ほぼ宴会用になってましたが・・・
掘っていくとスコップの刃が立たないくらいかたくなるので大丈夫でした。
とはいえ 中で煮炊きするんで天井が下がってくる感じで朝柔らかい雪の部分にクラックが入ってました(笑)
聞くとそのくらいは想定内らしいです。
雪洞内はシェラフで寝るにはとても暖かくて目も覚めず9時から5時まで爆睡でした
tailwindさんも ぜひ
宴会用でした まさしく
てくさんも以前掘られてましたよね。
みんなの勉強のためにぜひイベント仕掛けてあげてください。楽しそう。そして、顔の広いテクさんの場合何人くらい集まるんだろう
自分も一年に一回くらいはやっとこうと思います。
metaさん、おはようございます。
色んな事を学んで、どんどんレベルアップしてますね。
metaさんのこれからが楽しみです。
ヤマレコの縁は不思議だよね。
ところで、30キロのうち山中でどれくらい消費した
のですか。metaさんの場合、飲食用の荷物も重そう
ですからね。
どのくらい消費したんでしょうか。
かなり軽くなった気がします。
お水・お酒で5kg以上はありました。
たべものもいれると・・・どのくらいでしょうか。
食料に妥協はしたくないので もはや訓練しかないですね。
やっぱりミリオンさんみたいに体の管理しっかりやらんといけんですね。
絶景の谷川岳ですねぇ〜
追記に書かれてますが、やはり小さいころから谷川岳の
遭難のことはよく目にしたり耳にしていました。
敷居の高さを感じていました。
無雪期に天神尾根ピストンと馬蹄形縦走をしましたが
感慨深いものがありました。
講習ということで実りのある内容で何よりです。
やるべきことを押さえておけばなにがあっても対応できますし。
私は明日、違う意味で実り多い(?)講習に参加してきます。
楽しんできてください。
自分はコウタクジの岩場でクライミングを学んできます。
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