北横岳☆山頂は吹雪で顔が痛すぎ〜3月最後のスノーシューハイク
- GPS
- 04:29
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 286m
- 下り
- 280m
コースタイム
10:15散策路分岐(北横岳方面へ)
11:05北横岳ヒュッテ11:24
11:48北横岳南峰11:51
11:57北横岳北峰12:01
12:06北横岳南峰
12:16北横岳ヒュッテ
12:24七つ池
12:31北横岳ヒュッテ12:40
13:39縞枯山荘13:43
14:14ロープウェイ山頂駅
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
04:40JR松本駅前06:51(スーパーあずさ4号) 07:19JR茅野駅07:55(路線バス) 08:50北八ヶ岳ロープウェイ 【帰り】北八ヶ岳ロープウェイ17:00(路線バス) 17:55JR茅野駅18:41(松本行) 19:10JR塩尻駅19:19(ワイドビューしなの24号) 21:21JR名古屋駅21:32(のぞみ129号) 22:08JR京都駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】ロープウェイ山頂駅 【トイレ】ロープウェイ山麓駅、山頂駅、北横岳ヒュッテ前 【危険箇所】特になし 【コース状況】コース上はまだ充分な積雪あり(一部、岩が露出している箇所あり) 雪質は全体的にやや固め。スノーシューの歯が心地よく効きます。 当日降雪があり、2〜3センチほど新たに積もる。 コースには、ポールやテープの目印が随所にあり、迷う余地なし(但し七つ池方面はトレースが複数あり) ※コース状況としてはアイゼンがbetter |
写真
感想
【残雪期の北横岳スノーハイク】
街では桜が綺麗に咲いているこの時期、雪山(雪道)への未練が強く、というか…どうしてもまたスノーシューを履きたくて、プチ遠征を企画。もちろん“パフパフ”“フカフカ”など贅沢な雪はのぞみません。ただただスノーシューで雪道を歩きたいだけ。
ということで、夜行日帰り圏内で、“安全・お手軽・絶景・短時間”スノーハイクを考えていたところ、北横岳がヒット!南八ヶ岳の絶景と、北横岳ヒュッテ、三角屋根の縞枯山荘を楽しみに週末に出かけることにしました。
週間予報では「晴れ」だったのに、2日ほど前の予報では雨マーク。せっかくのプチ遠征なのに…雨降りハイクも覚悟の上で準備を進めます。初心者コースとはいえ、標高2000mを越え、雪も残る山道なので、防寒具、アイゼン等は備えます。
春休みのこの時期、天気予報がコロコロ変わることに期待と不安を感じながら、出発までの日々を過ごします。
春休みのためか、狙っていた松本行きの夜行バスの予約が取れず、仕方なく松本経由、長野行きのバスを予約。
前日、いつものように仕事を終えてから、JR京都駅前から夜行バスに乗り込みます。バスの中は春休みの雰囲気。山に向かうのは我々だけでした。
翌朝、早朝に予定よりも早く4時半頃、JR松本駅前にバスは到着。まだ暗く寒い朝です。この時間、駅の待合室も開いておらず、松本駅お城口に渡り、駅前のマクドナルドで時間調整&朝食とします。(朝マック及び2階席は5時以降となっていました)
マックで一休みしてから、松本駅に戻り、中央本線の電車に乗って、茅野駅に向かいます。
JR茅野駅からは北八ヶ岳ロープウェイ行きの路線バスに乗ります。バス案内所で『蓼科高原ラウンドパス』を購入。1時間ほどで北八ヶ岳ロープウェイへ。ここはスキーリゾートですが今日はまだスキー客がまばら。9時のロープウェイ始発は見送って、山歩きの準備を整えます。準備中、何故だか?名物のカレーパンを頬張り、チケット売り場でモンベルカードを提示して、往復券の割引を受けます。(往復1800円→1620円)
9時20分のロープウェイに乗り込み、山頂駅に向かう途中、なんと雪が。山頂駅に着くと雪が舞ってました。おまけに風もかなり強い!
覚悟を決めてロープウェイ駅から出ると、坪庭のシンボル:ジャンボキツツキ君がお出迎え!一挙に気持ちがほぐれて、カメラにおさめて出発します。
今回はスノーシュー目的?なので、最初からスノーシューを履きます!
コース最初は散策路歩き、岩いわを見ながら歩きます。途中から北横岳への登山道に進みます。
坪庭の岩地帯を出てからは、少しずつ山登りらしくなります。少し下ってから、登りがきつくなっていきます。いわゆるつづら折りの雪道です。コースの幅がやや狭く、スノーシューで登るのはちょっときびしくなります。
途中、霧氷を見ながら(本当は休憩)ゆっくりゆっくり登り、三ツ岳分岐に到着。北横岳方面に進みます。ここからは傾斜はゆるくなり、歩きやすい道となり、間も無く北横岳ヒュッテに到着。小屋の前には雪にもかかわらず、数組のパーティが休憩されています。
楽しみにしていた小屋にお邪魔しようとしましたが、入口がよく分かりません。あたりを見回して戸口を発見。中に入ると右手にすぐお土産コーナー?あの金色の山バッジを見つけ、オリジナルの手ぬぐい、バンダナも買ってしまいました…。
天気も安定しないので、すぐに出発します。
北横岳ヒュッテから南峰までは距離はすぐですが、山頂手前に急坂。何とかスノーシューで登りきり南峰に到着…しかし…風が強すぎ!西側から降りつける雪が顔にあたり痛い痛い!ザックに風が当たると、よろけてしまうほどの強い風。山頂標識と三角点をカメラにおさめるのも大変。もちろん、楽しみにしていた南八ヶ岳や蓼科山の展望も全くなし…。
すぐに北峰目指して、先を進みます。途中の小さな木々があるあたりで一旦調子を整え、北峰に向かいます。
南峰から北峰もすぐ。北峰に到着するも、こちらもかなり強い風の中。展望全くなし。写真を撮って直ちに下山します。とにかく風のおさまるところまで…。
南峰を過ぎ、急な道をスノーシューのまま慎重に下って、あっと言う間に北横岳ヒュッテまで戻ってきました。ここまで戻れば強風突風は大丈夫。少し気持ちに余裕が戻り、七つ池方面に。多くの方が歩いている様子なのでトレースもしっかり…でしたが途中から踏み跡が複数あり、迷ったあげく直進するトレースを辿ります。すぐに開けた場所に出て、ここが池だろうと勝手に判断して引き返しました。あとでGPSの地図を確かめると、すでに池の上をあるいていた模様(ルートミス?)
北横岳ヒュッテに戻り、少しの間休憩します。小屋の前でランチパックやsoyjoyなどを口に入れて、次の目的地である縞枯山荘を目指します。三ツ岳分岐までは快適に歩き、その後はつづら折りの雪道をゆっくり下ります。道幅が少し狭いのでスノーシューを引っ掛けてしまいそうになりながら、坪庭あたりまで進みました。
散策路に戻り、左側に進み雪の壁の中をしばらく歩いて、雨池方面の分岐に到着。目的の縞枯山荘は雨池方面なので、また左側に進みます。ほぼ平らな道をしばらく歩いて、一気に広場みたいな場所に出ると、前方に青い三角屋根が!暖かいぜんざいと山バッジを求めて、小屋に向かいます。そして小屋にお邪魔しようすると…無情にも「本日休業」の掛札が!!
今日はここを楽しみに、山頂での強風にも耐えてきたのに…残念…
とてもガックリして、縞枯山荘をあとにします。歩いてきた道を引き返し、五辻/麦草方面分岐を越えて坪庭に戻ると、やはり、あのジャンボキツツキ君が再び迎えてくれて、少し気持ちが晴れて今回の山歩きを終えました。
雪が降り続け身体が冷えそうになったため、ロープウェイ山頂駅併設のレストランに立ち寄りました。特産品『こけもも大福』ーとても美味!ーとコーヒー、ぜんざいをいただき、最終バス時間に余裕を持ってロープウェイで下山しました。
下りのロープウェイは貸切かと思いきや、観光で来られた親子と、黒百合方面から雪の中歩いて来られた若いお二人組とご一緒し、ロープウェイ係員の方含めて、とても楽しくお喋りしながら山麓駅まで降りました。そして荷物の整理を終えて、まだ時間に余裕があったので、センターハウス内レストランでコーヒーブレイク。およそ6時間の帰路に備えました。
今回は雪の北横岳をスノーシューで登り下り、短い行程ではありましたが、悪天候にもかかわらず、とても楽しく歩くことができました。南八ヶ岳や蓼科山の展望こそ望めませんでしたが、いろいろな方と出逢え、今年度最後のプチ遠征を無事に終えてとても満足です。
また、あのジャンボキツツキ君に会いに行きたいです!
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